富士見ファンタジア文庫

火の国、風の国物語11 王都動乱 (富士見ファンタジア文庫)
著:師走 トオル イラスト:光崎 瑠衣

「よかろう、問答など続けても埒が明かぬ。力なき理想など妄言と同じだ、貴様に人を救う力があるというのなら、まず私をこの場にて討ち取って見せるがいい」
「望むところです。両雄並び立たず、ここで雌雄を決するとしましょう」

約7ヶ月半週間の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙はエレナ。
表紙をめくったら、総扉がいきなりジェレイドの盛大な吐血シーンでショッキング過ぎる。
冒頭には簡単な年表が掲載されている。何で今更……?

さて、今回はアレスが再起する少し前、フィリップが何をしていたのかというところから。
フィリップは実に良い悪役に成長したよなぁ。登場初期なんて、そのままポコっと死んでもおかしくないキャラだったのに。
そんなフィリップの前に接近する貴族の娘ルノア。珍しくサービスシーンが劇中にあるという。
大抵、イラストだけの何ちゃってサービスだしな。

ここまできたら、最早サービスシーンなんぞ入れようが入れまいが売上に関係無いと思うんだが、単に担当さんか師走さんの趣味なのだろうか。

アレスが復活したのと入れ替わるようにして、ジェレイドがどんどん窮地に陥っていく。
やっぱり最後は死んじゃうのかな。

物語はアレス、ジェレイド、フィリップの3人を主人公として進行していく……のかと思いきや、ここにきて、すっかり存在を忘れていたエレナが動き出した。
果たして彼女の行動は誰に勝利の鍵をもたらすのか……ってところで続く。

次は後書きでは2011年3月となっているが、実際には4月に12巻『傑士相求』です。

燃:A 萌:A- 笑:C 総:A+

シリーズリンク
火の国、風の国物語10 英雄再起(2010/07)
火の国、風の国物語12 傑士相求(2011/04)

ガガガ文庫,富士見ファンタジア文庫,雑記

最近、仕事帰りに書店に寄る日が2連チャンするとしんどくなってきたので、連チャンする場合は2日目にまとめて購入することにしました。それで売り切れて買い逃したら、物凄く自分を責めるという方向で。

今月は18日が土曜のため、ガガガは公式発売日が17日、ファンタジアは公式発売日自体が繰り上がりで18日。買うもん無かったけど、一迅社はアナウンスは20日で土曜にフライング発売してました。
ブツは、

・放課後あいどる 僕と生徒会長の××
・生徒会の木陰 碧陽学園生徒会黙示録5
・中の下! ランク5.上の下から旅立つオレ
・スノウピー3 スノウピー、恋愛する
・銀の河のガーディアン <3>
・調停少女サファイア <1>
放課後あいどる (ガガガ文庫)生徒会の木陰 碧陽学園生徒会黙示録5中の下! ランク5.上の下から旅立つオレ (富士見ファンタジア文庫)スノウピー3 スノウピー、恋愛する (富士見ファンタジア文庫)調停少女サファイア1 (富士見ファンタジア文庫)

の計6冊。

ガガガでは『あえなく昇天!!邪神大沼』の粗筋に吹いた。かえでの腹パンで生死の境彷徨うとか、どういうことだよw
あえなく昇天!! 邪神大沼7 (ガガガ文庫)

新シリーズ『赤鬼はもう泣かない』『オブザデッド・マニアックス』をスルー。
赤鬼はもう泣かない (ガガガ文庫)オブザデッド・マニアックス (ガガガ文庫)

来月の新刊で気になるのは『RIGHT×LIGHT』でお馴染みツカサさんの新作『九十九の空傘』。
『RIGHT×LIGHT』と世界観が繋がってるんだとしたら、取り敢えず『RIGHT×LIGHT』を優先消化せねばならなくなるわけだが……。
完全新作ってことは違うのかなぁ?

ファンタジアでは新シリーズ『響空のエレメントバレット』をスルー。
響空のエレメントバレット1 (富士見ファンタジア文庫)

『生徒会の一存』は新装カバー版が発売されたようだが、2巻以降のデザインってイラストそのままなのかよ!
てっきり他のところで使われたイラストを持ってくるんだとばかり……。タイトルロゴとかが変わっただけですやん。えらい中途半端な……。

また角川つばさ文庫から発売決定。大分表現を濁さないといけないことになりそうだなw

『いつか天魔の黒ウサギ』は予告映像を見たんだけど、パンチラの安売りとイミフ過ぎる英語のナレーションで、物凄く不安になってきた。センスを疑うレベル。
曲は良いのになぁ。

『これはゾンビですか?』は2期決定。仮タイトルは『これはゾンビですか?地獄変』らしい。
ファンタジア、勢いづいてきたなぁ。

富士見ファンタジア文庫

スノウピー2 スノウピー、憤慨する (富士見ファンタジア文庫)
著:山田 有 イラスト:狐印

「……い、いきなり褒めるんじゃないわよ、ばか!」
「うわぅ?」
「不意打ちみたいに褒めるだなんて、そういうことするのやめてよね!まったくあなたのすることはちっとも予想できないわっ。ばかっ!ばか!ありがと!ばか!」
「ごめん可香谷さん、ほんとにごめん!まさか怒らせるなんて思わなかったんだ」
「ありがとうばか!」

く、可香谷さん可愛いじゃねぇか……。

約8ヶ月4週間の積み。6ヶ月振りの新刊。刊行ペースが遅かったから、1巻でドン滑りしたかとヒヤヒヤしたぜ……。
可香谷さんも登場する表紙がとても綺麗です。
また、総扉のペンギンがやたら可愛くて困る。

さて、今回は雲の精?フローンと転校生ヒノリカの登場で、“僕”の周りは一層騒がしくなる。
スノウピーの声、能登麻美子さんボイスで脳内再生余裕でしたって書こうと思ったら、既に1巻の時点で書いていた件。
いや、読んでると勝手にそうなっちゃうといいますか。

というか、むくれたり、ぷきぷき怒ったり、スノウピーもこれまた可愛くて、ああもう僕はどうしたら良いのかと!
キャラ増やしたり、戦闘したりとか要らないから、ずっと日常を描いてたら良いと思うの。

次は2011年6月に3巻『スノウピー、恋愛する』。完結臭を感じるのは俺だけか。
また、ドラマガ9月号では新作発表らしい。

燃:C 萌:A+ 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
スノウピー1 スノウピー、見つめる(2010/03)
スノウピー3 スノウピー、恋愛する(2011/06)

MF文庫J,アニメ,コミカライズ,ファミ通文庫,メディアワークス文庫,富士見ファンタジア文庫,角川スニーカー文庫,角川ビーンズ文庫,角川文庫,雑記

今回は色々と買ったためにタイトルがえらい長くなったw
発売日狙いはファミ通文庫のみ。30日が月曜のため日曜補正で土曜発売か。もしかしたら金曜には出てたかもしれん。
それに加えて、角川文庫とメディアワークス文庫新刊、更に予約していた限定版を引き取って来たので、ブツは、

・僕は友達が少ない⑥(ドラマCD付き特装版)
・図書館危機 図書館戦争シリーズ③
・涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版
・有川浩脚本集 もう一つのシアター!
・ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc7
・“葵” ヒカルが地球にいたころ……①
僕は友達が少ない6 ドラマCD付き特装版 (MF文庫J)図書館危機 図書館戦争シリーズ3 (角川文庫)涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)有川浩脚本集 もう一つのシアター! (メディアワークス文庫)ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc7 (ファミ通文庫)

の計7冊。『ハルヒ』が上下巻セットのため、2冊としてカウントしてます。

あとはコミカライズを。内訳は、

・俺の妹がこんなに可愛いわけがない コミックアンソロジー
・戦闘城塞マスラヲ <04>
・ミスマルカ興国物語 <Ⅳ>
・神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト <4>
・僕は友達が少ない <2>
・コードギアス 漆黒の蓮夜 <2>
・ロウきゅーぶ! <1>
俺の妹がこんなに可愛いわけがない コミックアンソロジー (電撃コミックス EX 152-1)戦闘城塞マスラヲ (4) (角川コミックス・エース 263-4)ミスマルカ興国物語 (4) (角川コミックス・エース 267-4)神曲奏界ポリフォニカエターナル・ホワイト 4 (プリンセスコミックス)僕は友達が少ない2 (MFコミックス アライブシリーズ)コードギアス 漆黒の蓮夜 (2) (角川コミックス・エース 175-8)
ロウきゅーぶ! 1 (電撃コミックス)

の計7冊。

メディアワークス文庫の折り込みチラシでは『マリシャスクレーム』と『ビブリア古書堂の事件手帖』が猛烈プッシュされてます。
もしかして『マリシャスクレーム』の続編クルー?

ファミ通文庫では『“文学少女”』シリーズの完結から僅か1ヶ月で新シリーズが開始の上に、同時にFBonlineでは別シリーズ『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件』が連載開始。
加えて、この『ドレスな僕』はコミックB’s-LOGエアレイドというwebコミック誌でコミカライズ連載決定までしているという。
B’s-LOG系列でコミカライズをやる割にはイラストが萌え寄りっぽい不思議。

『疾走する思春期のパラベラム 君に愛を、心に銃を』は完結巻か。
『マブラヴ オルタネイティヴ』の公式外伝『シュヴァルツスマーケン 1 神亡き屍戚の大地に』ってTECHGIANで連載してるのかよw
疾走する思春期のパラベラム 君に愛を、心に銃を (ファミ通文庫)シュヴァルツェスマーケン 1 神亡き屍戚の大地に (ファミ通文庫)

来月の新刊では『ななてん。』の藤原健市さんの新シリーズ『彼女も僕もコスを愛しすぎてこまる』がタイトルで気になる。どーしたもんか。まぁ、迷うくらいなら、買っちゃいなYO!ってなるんだけどな。

角川系列の文庫のフライング販売が禁止されるという話を聞いたのですが、まぢですか。俺に関係があるのは角川スニーカー文庫と角川ビーンズ文庫か。ファンタジアはどうせフライングしないしな。
一部例外があり、ファミ通文庫は例外に入っている。
しかし、これは困るな。フライングを予想する必要が無くなるのは助かるけど、スニーカーとビーンズがフライングしないと、HJと一緒に買えなくなって、2日連続で書店に足を運ばないといけなくなってしまう。

今日、本買い過ぎて元バイト先の店長に、まだボーナス前やのに大丈夫なん?って訊かれた。そこまでいっぱい買ったつもりないよ!普通だよ!カウンターの中に積まれてるe-hon袋の山見つけたときはぞっとしたが。

ゆずこさんに聞いたんだけど、『緋弾のアリア』の方が『電波女と青春男』より売れているらしい。何でやねん。
小学校高学年くらいの男子が買っていくんだって。あれか、純真な少年達はあれくらいノリにDOKIDOKIしちゃうんだろうか。

富士見ファンタジア文庫,雑誌

DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2011年 07月号 [雑誌]

『ハイスクールD×D』

表紙。アニメ化企画進行中ということで、巻頭特集はこれまでのストーリーダイジェスト。
ロスヴァイセさんの大きい描き下ろしがあったので満足しました。

キーワードの中に「かわいそうなドライグ」ってのがって吹いた。キーワードじゃねぇだろw

短編はソーナ生徒会長のターン!この人、今までカラーイラストに出て来たことって、あったっけ?あったかもしれない。
あ、間違えた。ミルたんのターンだったわ。

後述する付録文庫えろコメあんそろじーの方にも短編が。サーゼクス様がどんどん自由になっていくなw

コミカライズ出張版を見てると、何か単行本買わなくても良い気がしてくるな……。

『生徒会の一存』

文庫本編の表紙イラストを使用した栞付き。見る角度によって、《企業》編と卒業編の絵柄が変わる仕組み。いやだから、そんなん要らんから一本でも小説を多く載っけてほしいんですが……。

前号で言っていた新装版ってマジだったのかよ!でも、この書き方からすると、全部が全部描き下ろしイラストってわけでもなさそうだな。

『鋼殻のレギオス』

ピンナップ連載はリヴァースとカウンティア。サヴァリス→リンテンス→ティグリス&デルボネ→トロイアット→ルイメイときて、残すところ後4人。
まだなのはカナリス、バーメリン、カルヴァーン、レイフォンか。

コミカライズが久し振りにがっちり掲載だぜうひょぉおおおお!と思ったら、次で終わりっぽいなorz
ハーレイの女装で吹いた。

『いつか天魔の黒ウサギ』

アニメはテレビ埼玉他で放送予定。ん?もしかして自宅で映らないフラグか……?
大兎のキャラ紹介に15秒に7回って書いてある件。強過ぎるだろw

コンプエースではスピンアウト『いつか天魔を斬る魔女(ヘクセン、仮)』が連載決定。鏡さん書き下ろしストーリーの外伝になるらしい。主役はテンペロンクローリーの璃依音。これまた面白いところにスポットを当ててきたな。

更にPSPゲーム化決定。『伝勇伝』のゲームは酷かったらしいが……。

短編はチロルチョコ醤油ミルク味が好きな月光キュン萌え。

『伝説の勇者の伝説』

5月に何かあると思わせておいて、関連書籍連続刊行のキャンペーンだけでした。何だ、2期じゃないのか。

『響空のエレメントバレット』

『かしこみっ!』の尼野ゆたかさんの新シリーズ。イラストはせんむさん。
お試し短編が載っていたけど、うーむ、普通だ……。『ハレルヤ☆バレット』、また書いてくれんかなぁ。

『調停少女サファイア』

瀬尾つかささんの新シリーズ。異種族間のトラブルをバトルではなしに調停で解決するファンタジー。
お試し短編読んだけど、これはちょっと期待。サファイアの喋り方はあんまり好きじゃないけど、ストーリーが面白そうなので6月に出る文庫買います。

『棺のチャイカ』

エースでコミカライズ連載開始というのは既に判明していたが、4コマエースnanoで4コマも始まるらしい。もう、何でもかんでも4コマにし過ぎ……(´・ω・`)

連載再開かと思ったら、文庫2巻冒頭掲載だったでござる。買ってあるのでスルーしました。先行掲載だったら読もうかとも思うんだが。

『フルメタル・パニック!』

著者交代して、本編の10数年後を描く『フルメタル・パニック!アナザー』が8月に始動。それと同時に短編集も刊行決定。
まだ引っ張るとはな……。やるじゃない。
ファンはどういう心境なんだろうな……。

『キミが誘う境界線』

お試し短編は文庫1巻のエピローグ的エピソード。びっくりするくらい、この作品の本質を出してなかった気がするw
バトルしろよ!

『蒼穹のカルマ4コマ』

在紗の飲み残し牛乳で作ったヨーグルトでワロタ
どんどんフリーダムになっていくな……。しかし、下手な本編コミカライズよりも原作が読みたくなるから困る。

『おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!』『正しいアクのすくい方』

どちらも7月始動の新人デビュー作。今回はヒロインのイラストと粗筋のみ紹介。後者は第2回ネクストファンタジア大賞最終選考なんだけど、前者の正体が判らないんだよな。まぁ、タイトルとペンネーム変えられたら判別不能なんだが。

どっちも面白そうだし、文庫買おうかな。

第23回ファンタジア大賞結果発表

結局、読者モニターは出来ず仕舞いでした。抽選で20名を選出したそうな。まぁ、それなら漏れる可能性も十分あるか。くそー、今回は読みたい作品多かったのになぁ。

大賞+読者賞の『凸凹ストレンジャーズ』と金賞『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。』はもう、この時点で買いだと思ってる。
ちなみに大賞受賞の初美陽一さんは第3回GA文庫大賞で奨励賞も受賞してる。

大楽絢太の死ぬ気で萌えます!!

新シリーズじゃなくて、1ページコラムだったでござる。何じゃそりゃ。

えろコメあんそろじー

付録文庫。収録作品は『ハイスクールD×D』『ダークロード』『H+P』『Re:』『だから僕は、Hができない。』。の5本。
いや、『ダークロード』と『Re:』はエロコメじゃないだろ!
『Re:』なんてエロでさえないじゃねーかw

『Re: バカは理性を保てるか?』

案の定、かなり無理矢理な内容でした。何だかんだで光一はリア充だと思うな。
これが短編集出すための数合わせ短編なら、まだ良いんだけど、きっと短編集出ないよね……(´・ω・`)

『だから僕は、Hができない。 -死神と袋とじ-』

文庫も切ったし、もう読まんとこうと思ったんだけど、面白い仕掛けが施されていたので読んじゃいました。
この空間を袋とじとするべきなんだ」で吹いたw
その後、本当にページが袋とじになってるし。最初、印刷ミスかと思ったわw

その他

ひびき遊さんのブログによると、『嘘の上で天使は何冊マンガを読めるか?』は2巻で打ち切りどころか、著者自身も富士見からバッサリ切られたらしいです。
それは『魔銃使いZERO』から連チャンでドン滑りしたからなのか。はたまた他のレーベルで書くというやんちゃをしたからなのか。
よく考えたら、この人、絵師さんは結構良い人と組ませてもらってるよなぁ。

ちなみに、打ち切りが確定していても読者の購買意欲を削がないために情報を意図的に伏せることがあるそうです。
また、普通の思考なら、打ち切りが確定してるのに買おうとは思わんよなぁ。

燃:B 萌:A+ 笑:A- 総:A+

雑誌リンク
ドラゴンマガジン 2011年5月号
ドラゴンマガジン 2011年9月号

富士見ファンタジア文庫

キミが誘う境界線1 そのナマクラはよく斬れる (富士見ファンタジア文庫)
著:八街 渉 イラスト:ぺたんこさいど

「知っての通り、俺はどうしようもねぇロクデナシの怠け者だ。俺にゃ、近くでケツ叩いて背中を押してくれる奴がいねぇとダメなんだよ━━おめぇ、その役目、引き受けちゃくれねぇか?」

約4日の積み。ファンタジア文庫。『ぼくと彼女に降る夜』を9巻で完結させた八街さんが9ヶ月振りに復活して送る新シリーズは以前から仄めかしていた通り、『ぼくよる』と世界観共通のバトルアクション。
イラストはHJ文庫『クロス・リンク~残響少女』でお馴染みのぺんたこさいどさん。

人類の存在を脅かすあらゆる危険存在、『禁機指定(フォビトゥン)』を狩る組織セメタリーの『葬儀屋(テイカー)』であるジンは不思議な刀を持つ少女ヨミと出会い、厄介な事態に巻き込まれる……という導入。

『ぼくよる』のときは魔乖術の属性が目新しいなと感じたけど、今回は一切魔乖術が出て来ないし、よくあるバトルアクションという印象しかないよなぁ。
まあ、チートバトルの片鱗は早くも見えてるし、そこに期待か。

『ぼくよる』との接点は斯界の剣豪や七剣八刀が出て来ることと、シチガイの姓を持つキャラが出て来ることくらいか。
シチガイって七蓋って書くんだったのか……。
シチガイ・キョウスケとシチガイ・キョウシロウの関係は一体……。
時系列を特定出来るものは無かったと思う。

あと、ガチバトルの後なのに、オチひでぇ。

どうでもいいが、『超・禁断指定』と書いて、「ファイナル・エクストリーム・フォビトゥン」と読むのは恥ずかしいと思うw

取り敢えずランクは期待ageで。

燃:B+ 萌:B+ 笑:B 総:A-

シリーズリンク
キミが誘う境界線2 120パーセントの未完成(2011/09)

世界観リンク
ぼくと彼女に降る夜 スピリッツ・サクセサー~後継者たち(2010/08)

著者リンク
バーサス・フェアリーテイル -バッドエンドな運命のヒロインを救い出せ-(ファンタジア文庫、2017/07)

富士見ファンタジア文庫

RPG W(・∀・)RLD8 ‐ろーぷれ・わーるど‐ (富士見ファンタジア文庫)
著:吉村 夜 イラスト:てんまそ

「日本人に偽装するための服があったでしょ。ほら、女の子用のスカートのほうの、セーラー服を……あれをね、選出した子のところへいって、ちょっと借りてきてくれない?」
「それはいいが、借りてきてどうする」
「エルちゃんがそれを来てください!ひと目でいい、そのお姿を僕に見せてくださいっつつつつつつ!頼みます!なんで?とか、どうして?とか理由は聞かないでください!それが世界の選択なんでっつつつつ!」

約1ヶ月半週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
さて、王女様のお靴ぺろんぺろんとか言ってる場合じゃない大ピンチ。希望を捨てずに、バラバラになりながらも奮闘するユーゴ達の姿が描かれる。
逆転の兆しが見え始める展開には燃える。

今回はアークがガイアに居た頃、既にヴァンパイアのハーフだったことが判明する。ガイア側にも不思議設定があったって、一体どういう落とし所になるんだろうなぁ。
まさか現実に侵食する展開があったりするのだろうか。

おいおい、まだ一段落しないどころか、更なる騒乱の種までアダナキア連邦にやって来そうじゃねーか。
最早アニメ化決まってるとしか思えないくらいの引っ張りっぷりな気がするな。

巻末には『ろーぷれ・まにあ』とコミカライズの宣伝が。
次は2011年7月。

燃:A 萌:A 笑:B 総:A+

シリーズリンク
RPG W(・∀・)RLD7 -ろーぷれ・わーるど-(2010/12)
RPG W(・∀・)RLD9 -ろーぷれ・わーるど-(2011/07)

一迅社文庫,富士見ファンタジア文庫,雑記,雑誌

いつも通り、20日発売。ブツは、

・キミが誘う境界線1 そのナマクラはよく斬れる
・棺姫のチャイカⅡ
・カナクのキセキ <2>
キミが誘う境界線1 そのナマクラはよく斬れる (富士見ファンタジア文庫 や 2-2-1)棺姫のチャイカII (富士見ファンタジア文庫 さ 1-3-2)カナクのキセキ2 (富士見ファンタジア文庫 か 9-1-2)
の計3冊。

『だから僕は、Hができない。4 -死神と初体験-』は何かもういいかなと思い、スルーしました。
だから僕は、Hができない。4 死神と初体験 (富士見ファンタジア文庫)

本来なら一迅社文庫も買う筈だったんだが、入荷していなかったので店長に訊いたら、発注しくって発売日に来なかったらしい。客に「しくった」言うなwと思ったのは秘密。
近くの書店も置いてなくて、どーしたもんかと。今月中に買えなかったらe-hon使うか……。

ドラマガも買ってきたので、メディアミックスの話はそっちを読んだときに。
DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2011年 07月号 [雑誌]

それはそうと、例の書店のラノベコーナーが更に拡大してたんだけど、『ロウきゅーぶ!』面陳し過ぎワロタ
なのに『神様のメモ帳』はあんまり目立ってないっていう。ラノベ担当者ェ……。

富士見ファンタジア文庫

フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)
著:賀東 招二 イラスト:四季 童子

「……放さないでね」
「ああ」
「ずっと……そばにいて」
「もちろんだ」
「君さえいれば、武器などいらない」

約8ヶ月4週間の積み。1ヶ月振りの新刊ということで、連続刊行でクライマックスです。
表紙の宗介の戦闘服の手の模様が何だか気持ち悪いと思うのは俺だけか?

さて、最終決戦。ズタボロになりながらも、勝利を掴み取る宗介達。前巻でフラストレーション溜まってたから、スカッとするよね。

で、決戦後のビデオレターが反則過ぎるだろ……。あれは泣ける。
そして、これ以上ないというくらいのハッピーエンド。『続くオン・マイ・オウン』で絶望のドン底に落とされたときはどうなることかと思ったが、よくハッピーエンドに辿りつけたもんだ。

最後の見開きイラストで椿が泣いてるのが印象的だな。

これにてシリーズ完結、さあ総評書くぞと思ったら、まだ短編集が出るようでござる。
取り敢えず短編集は買おうか。

燃:A- 萌:A- 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上)(2010/07)
フルメタル・パニック! マジで危ない九死に一生?(2011/08)

富士見ファンタジア文庫

Re(アールイー):4 バカは世界を救えるか? (富士見ファンタジア文庫)
著:柳実 冬貴 イラスト:一葉 モカ

「……まだ妄想と現実の狭間を行ったり来たりしてる感じ?プリン頭がそれを如実に表してるよね」
「白髪部分が妄想で、黒髪が現実?」

約4週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は広美がメイン。よく見ると、ストッキング脱ぎかけというアレ。

さて、前巻で今の世界が既に《一握りの希望》によって一度巻き戻された世界であることが判明したわけだが、2巡目の世界とかいうと、電撃文庫『アスラクライン』を思い出すよね。

今回は光一が日常の大切さを実感する現代編と1巡目での明日菜の苦闘が描かれる過去編の二部構成。
相変わらず、ぷおぷお鳴くランスロットがメラ可愛いです。

広美のフラグをばしんと立てた光一だったが、その前に全ての元凶らしき人物が現れた。その顔は光一そのもので……。
って、おいおいおいおい、どこで引っ張っとんねん!つーか、ホントに広美は死んじゃったのか

凄ぇ引きだな、と思ったら、次で完結だそうです。5巻か……。どうにも打ち切り完結臭い気がするなぁ。
と言うか、もうちょっと続き読みたかったけどなぁ。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B 総:A+

シリーズリンク
Re:3 バカは世界を救えるか?(2010/12)
Re:5 バカは世界を救えるか?(2011/08)