富士見ファンタジア文庫

RPG W(・∀・)RLD8 ‐ろーぷれ・わーるど‐ (富士見ファンタジア文庫)
著:吉村 夜 イラスト:てんまそ

「日本人に偽装するための服があったでしょ。ほら、女の子用のスカートのほうの、セーラー服を……あれをね、選出した子のところへいって、ちょっと借りてきてくれない?」
「それはいいが、借りてきてどうする」
「エルちゃんがそれを来てください!ひと目でいい、そのお姿を僕に見せてくださいっつつつつつつ!頼みます!なんで?とか、どうして?とか理由は聞かないでください!それが世界の選択なんでっつつつつ!」

約1ヶ月半週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
さて、王女様のお靴ぺろんぺろんとか言ってる場合じゃない大ピンチ。希望を捨てずに、バラバラになりながらも奮闘するユーゴ達の姿が描かれる。
逆転の兆しが見え始める展開には燃える。

今回はアークがガイアに居た頃、既にヴァンパイアのハーフだったことが判明する。ガイア側にも不思議設定があったって、一体どういう落とし所になるんだろうなぁ。
まさか現実に侵食する展開があったりするのだろうか。

おいおい、まだ一段落しないどころか、更なる騒乱の種までアダナキア連邦にやって来そうじゃねーか。
最早アニメ化決まってるとしか思えないくらいの引っ張りっぷりな気がするな。

巻末には『ろーぷれ・まにあ』とコミカライズの宣伝が。
次は2011年7月。

燃:A 萌:A 笑:B 総:A+

シリーズリンク
RPG W(・∀・)RLD7 -ろーぷれ・わーるど-(2010/12)
RPG W(・∀・)RLD9 -ろーぷれ・わーるど-(2011/07)

一迅社文庫,富士見ファンタジア文庫,雑記,雑誌

いつも通り、20日発売。ブツは、

・キミが誘う境界線1 そのナマクラはよく斬れる
・棺姫のチャイカⅡ
・カナクのキセキ <2>
キミが誘う境界線1 そのナマクラはよく斬れる (富士見ファンタジア文庫 や 2-2-1)棺姫のチャイカII (富士見ファンタジア文庫 さ 1-3-2)カナクのキセキ2 (富士見ファンタジア文庫 か 9-1-2)
の計3冊。

『だから僕は、Hができない。4 -死神と初体験-』は何かもういいかなと思い、スルーしました。
だから僕は、Hができない。4 死神と初体験 (富士見ファンタジア文庫)

本来なら一迅社文庫も買う筈だったんだが、入荷していなかったので店長に訊いたら、発注しくって発売日に来なかったらしい。客に「しくった」言うなwと思ったのは秘密。
近くの書店も置いてなくて、どーしたもんかと。今月中に買えなかったらe-hon使うか……。

ドラマガも買ってきたので、メディアミックスの話はそっちを読んだときに。
DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2011年 07月号 [雑誌]

それはそうと、例の書店のラノベコーナーが更に拡大してたんだけど、『ロウきゅーぶ!』面陳し過ぎワロタ
なのに『神様のメモ帳』はあんまり目立ってないっていう。ラノベ担当者ェ……。

富士見ファンタジア文庫

フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)
著:賀東 招二 イラスト:四季 童子

「……放さないでね」
「ああ」
「ずっと……そばにいて」
「もちろんだ」
「君さえいれば、武器などいらない」

約8ヶ月4週間の積み。1ヶ月振りの新刊ということで、連続刊行でクライマックスです。
表紙の宗介の戦闘服の手の模様が何だか気持ち悪いと思うのは俺だけか?

さて、最終決戦。ズタボロになりながらも、勝利を掴み取る宗介達。前巻でフラストレーション溜まってたから、スカッとするよね。

で、決戦後のビデオレターが反則過ぎるだろ……。あれは泣ける。
そして、これ以上ないというくらいのハッピーエンド。『続くオン・マイ・オウン』で絶望のドン底に落とされたときはどうなることかと思ったが、よくハッピーエンドに辿りつけたもんだ。

最後の見開きイラストで椿が泣いてるのが印象的だな。

これにてシリーズ完結、さあ総評書くぞと思ったら、まだ短編集が出るようでござる。
取り敢えず短編集は買おうか。

燃:A- 萌:A- 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上)(2010/07)
フルメタル・パニック! マジで危ない九死に一生?(2011/08)

富士見ファンタジア文庫

Re(アールイー):4 バカは世界を救えるか? (富士見ファンタジア文庫)
著:柳実 冬貴 イラスト:一葉 モカ

「……まだ妄想と現実の狭間を行ったり来たりしてる感じ?プリン頭がそれを如実に表してるよね」
「白髪部分が妄想で、黒髪が現実?」

約4週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は広美がメイン。よく見ると、ストッキング脱ぎかけというアレ。

さて、前巻で今の世界が既に《一握りの希望》によって一度巻き戻された世界であることが判明したわけだが、2巡目の世界とかいうと、電撃文庫『アスラクライン』を思い出すよね。

今回は光一が日常の大切さを実感する現代編と1巡目での明日菜の苦闘が描かれる過去編の二部構成。
相変わらず、ぷおぷお鳴くランスロットがメラ可愛いです。

広美のフラグをばしんと立てた光一だったが、その前に全ての元凶らしき人物が現れた。その顔は光一そのもので……。
って、おいおいおいおい、どこで引っ張っとんねん!つーか、ホントに広美は死んじゃったのか

凄ぇ引きだな、と思ったら、次で完結だそうです。5巻か……。どうにも打ち切り完結臭い気がするなぁ。
と言うか、もうちょっと続き読みたかったけどなぁ。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B 総:A+

シリーズリンク
Re:3 バカは世界を救えるか?(2010/12)
Re:5 バカは世界を救えるか?(2011/08)

富士見ファンタジア文庫

H+P(9) ‐ひめぱら‐ (富士見ファンタジア文庫)
著:風見 周 イラスト:ひなた 睦月

「うわ~~ん!一人じゃ無理です~っ!師匠~っ、ピコルの穴だけでいいから参加してくださいよっ!これまでだって、ストーリーなんて軽~く無視してピコルの穴は続けてきたじゃないですかーっ!寂しいよーっ!」

約4週間の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙はアルト。前巻で、あんな引っ張り方をしておいて、今回はアレスタが楽しかった王宮の日々を思い出す形式で短編集でござる。

中編クラスの書き下ろし付きとはいえ、流石にちょっとマンネリ化してきたかなぁ、もう切ろうかなぁと思っていたら、最後の最後で、ほんのちょっとだけ本編を進行させて、また引っ張るという鬼のような所業。
いや、エロいことはエロいんだけど、それだけだとモチベーションが続かないといいますか。

何故、ウィッチェリア大陸では女性しか魔法を使えないのか?そんな設定、えっちぃことするための適当設定だと思っていたら、何と理由があるようで。それこそがサキュバスの女王レネゲイド。
ファンタジア文庫でサキュバスといえば、『ご愁傷さま二ノ宮くん』だよな、お前等。

巻末には、コミカライズ担当、林さんによる4コマを収録。
ってなわけで、続きが気になるので、もうちょっと付き合います。

燃:C 萌:A+ 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
H+P⑧-ひめぱら-(2010/12)
H+P⑩-ひめぱら-(2011/08)

富士見ファンタジア文庫

いつか天魔の黒ウサギ 紅月光の生徒会室3 (富士見ファンタジア文庫)
著:鏡 貴也 イラスト:榎宮 祐

「クズ狐どもがクズの分際で俺に盾突くとは何ごとだっ!!皆殺しにするぞ!!」

約3週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。短編集は半年振り。
表紙のメインキャラは月光→ヒメアときて、今回は大兎です。あれ、美雷は後回しか……。

さて、いつも通りの短編集ですが。何だかんだで冷徹になり切れない月光キュンに萌えざるを得ないよなって毎回書いてるわけだけど、みんなも月光キュン好きだよな?

ヒメア、美雷、泉も何だかんだで仲良しと言うか何と言うか。泉の、ヒメアと美雷のコントロール技術が凄いのか、2人が単純過ぎるのか。
大兎が絡むと、ヒメアのおつむ弱くなり過ぎだろw

そして、この短編集全体の最後のオチひでぇな。
次は2011年5月に『大伝説の勇者の伝説10 英雄と悪魔』、7月にこっちの8巻です。

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
いつか天魔の黒ウサギ 紅月光の生徒会室 <2>(2010/10)
いつか天魔の黒ウサギ7 二学期でさよなら(2011/01)
いつか天魔の黒ウサギ8 魔女と花火と女学校(2011/07)
いつか天魔の黒ウサギ 紅月光の生徒会室 <4>(2011/09)

富士見ファンタジア文庫

鋼殻のレギオス17 サマー・ナイト・レイヴ (富士見ファンタジア文庫)
著:雨木 シュウスケ イラスト:深遊

「誰かのためにがんばって。誰かのために傷ついて。レイとんはずっとかっこいいよ。みんながレイとんに追いつこうと懸命なだけだよ。レイとんはずっとかっこいいよ」

約1ヶ月4週間の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙でメイシェンが優遇されるのって初めてじゃないか?
いやしかし、このタイミングで優遇されるということは、もう今回の内容でアレがナニするのは火を見るより明らかなわけで……。

冒頭の挿絵でフェリが抱えているくまたんのぬいぐるみがとても可愛い件。

さて、ツェルニでもグレンダンでも、事態は少しずつ進行している。その中で、それぞれの意識も少しずつ変わっていて……。
この重い空気の中、恋話とか出て来ても、どうしてもシリアス成分が多くなって、アレだな……。

で、メイシェンの決死の告白です。こういう展開があると、ああ、本当に終わりに向かってるんだなぁという気がするな。
レイフォンは、自分なんかはメイシェンに相応しくないと言うが、どないせーっちゅーねん。
相手に合わせて、メイシェンがダウングレードすりゃ良いのか?メイシェンからしたら、そんな断り方されても納得出来んと思うのだが。

何にせよ、はっきりと言えることは、今後メイシェンの空気化が益々進むということですね(ぉ
次は『クライング・オータム』。

燃:B 萌:A 笑:C+ 総:A-

シリーズリンク
鋼殻のレギオス16 スプリング・バースト(2010/11)
鋼殻のレギオス18 クライング・オータム(2011/08)

富士見ファンタジア文庫

フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (富士見ファンタジア文庫)
著:賀東 招二 イラスト:四季 童子

「状況は厳しいわ。作戦は困難だし、危機は重大だし、時間もたぶん足りなくなる。でも、実はもっとひどい、とにかく最悪の話があるの。なんだかわかる?」
「?」
「さあ……」
「あんたたちが世界を救うってことよ」

約9ヶ月4週間の積み。2年5ヶ月振りの新刊。出る出る詐欺を繰り返し、どうせ出ないんだろ?と高を括っていたら、上下巻分冊で2ヶ月連続刊行が発表され、そのままトントン拍子で発売されました。
ドラマガに序章が先行掲載されたから、まだ暫くは引っ張ると思ったんだがなぁ。っつっても1年以上延期しているわけだが。

上巻である今回は最終決戦前夜といった感じで。やっぱりクルツ生きてんじゃねーかw

前に賀東さんがインタビューで顔出てない奴は殺しても良いか、みたいなこと言ってたから油断してたら、エド・サックス中尉がさくっと死んで、びっくりした。
メインキャラじゃなきゃ良いかって基準なのか。

あれ、後書きは?
次は2010年8月。

燃:B+ 萌:B+ 笑:C+ 総:A-

シリーズリンク
フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下)(2010/08)

MF文庫J,富士見ファンタジア文庫

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ2 (MF文庫J)ニート吸血鬼、江藤さん1 (富士見ファンタジア文庫)
著:鈴木 大輔 イラスト:閏 月戈/空中 幼彩

「お弁当だけじゃなくて、秋子もたくさん食べてくださいね?」

MF文庫J『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ②』とファンタジア文庫『ニート吸血鬼、江藤さん』1巻のコラボキャンペーン。
新刊の帯に付いているQRコードを読み取ると、それぞれ作品の書き下ろし短編が読め、両方のコードを集めると、Flash待ち受けが貰えるという構成。

短編はお花見に出かけた秋人と秋子、竜之介と江藤さんが出会い、同じ桜の木の下でお花見をすることになるというもの。
これが秋人、竜之介の視点で、それぞれ描かれている。

2本一気に読んだ方が面白さが増すんじゃないかな。2本の短編が鏡合わせのようになっているのがよく判る。
台詞が上手いこと似せてあるんだよな。

流石にレーベルを跨いでいると文庫収録は難しそうだし、キャンペーン期間の今の内に読んでおかないと、危険だな。期間は2011/06/30(木)まで。

Flash待ち受けは別に描き下ろしでも何でもないのね。

燃:C 萌:B+ 笑:B- 総:A-

富士見ファンタジア文庫

ニート吸血鬼、江藤さん1 (富士見ファンタジア文庫)
著:鈴木 大輔 イラスト:空中 幼彩(くうちゅう・ようさい)

「ご飯が無くなったなら炊き直せばいいじゃない!」

約2週間の積み。ファンタジア文庫。『ご愁傷さま二ノ宮くん』でデビューした鈴木さんの3番目のシリーズ。『1×10』5巻からは隔月刊行。
表紙はヒロイン江藤さんのハダワイ全開なのだが、何故か全くテンションが上がらない。精神年齢が幼過ぎるせいか。
MF文庫J『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ②』と合同キャンペーン実施中。

お寺の一人息子、竜之介はひょんなことから自称吸血鬼の通称、江藤さんの面倒を見ることになってしまう。この江藤さん、自分でぱんつも穿けないダメオタヒキニートだったもんだから、さあ大変。
幼馴染みの美園には誤解され折檻を受けまくりながら、竜之介の江藤さん躾ライフが始まった……というお話。

この竜之介、年上好きを公言して憚らないのだが、三十路越えが最低条件とかハードル高過ぎだろ高校生……。
何だかんだ言いつつも、江藤さんとラブコメ展開……かと思いきや、全くそんな展開にならねぇ。
美園も一方的にラブコメしてるだけだしな。

案の定、メインキャラが超人祭りで困る。超人と言うか、一般的な生活能力が高過ぎんだろ、こいつ等……。江藤さん以外の話ですよ。

こんなタイトルとは言え、鈴木さんがコメディだけで終わらせる筈がないと思っていたら、やっぱり最後にはシリアス展開が待ち構えていた。
ここからどこまでも絶望に突き落とす展開だったら嫌だなぁ。

とは言え、読み易いし、伏線は張りまくりだしで、先が気になる出来でした。次も買います。
次は夏頃予定。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
ニート吸血鬼、江藤さん <2>(2011/08)

著者リンク
お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ(MF文庫J、2010/12)