電撃文庫

アスラクライン〈7〉凍えて眠れ (電撃文庫)

著:三雲 岳斗 イラスト:和狸 ナオ

「━━元演操者の紋章は烙印よ。愛する者の魂と引き換えに悪魔の能力を行使した、呪われた罪人の烙印なの」

2009年から2010年にかけての年越し読書はこいつでした。
表紙は操緒。多分、描き下ろし。俺の妄想表紙では佐伯妹を推したいところだけど、内容から考えると哀音一択。
新装カバーの帯には何故か一億冊突破の応募券が付いていました。これまでの新装カバーには付いてなかったのに。変なの。

洛高に新キャラ、悪魔の四名家の一つ、鳳島家の蹴策がやって来て騒ぎを起こす。その騒ぎに巻き込まれ、佐伯兄妹は怪我を負ってしまう。
腕の脱臼を我慢して、妹の心配をする佐伯兄が格好良過ぎる。

足首を捻挫した佐伯妹を家まで送っていくことになる智春。一気に佐伯妹がヒロインとしてクローズアップです。佐伯妹可愛いよ佐伯妹。テンプレートなツンツン具合が良い。
彼女の「四十五キロは重くないっ!」は名言だと思うんだ。

副葬処女は代謝が止まっているって記述があるんだけど、でも成長はするのか?操緒にしても哀音にしても、副葬処女になってから成長してると思うんだけど。
そもそも副葬処女になる条件って明言されてないよな確か、誰かが副葬処女になっただけあって美しい、みたいなことを言っていた気がするが。

ヒキコモリから半ば強制的に解き放たれた炫部長は科学実験室登校をしながら、補習を受けているが、この人、いつから魔神相剋者になるべく暗躍したんだろう。機巧師だから科学狂会とは繋がりがあるだろうから、そこから直貴の動向を把握することは出来るだろうが。
アニメでは確か、ヒキコモリから解放されたときに、もう一度運命に抗う、みたいなことを言っていた気がするけど。

で、謎の拡張機能、イグナイターの登場です。第一生徒会と同盟を結んでいる明蓮寺
(みょうれんじ)高校の生徒会が入手した拡張機能だが、どこから入手したんだ?
解析の結果、この拡張機能に適合する機巧魔神は存在しないことが判る。また、何故か奏っちゃん、と言うか悪魔に反応する。
加賀篝はイグナイターは未だ不完全であり、未だ生まれ得ぬ新たな機巧魔神のための拡張機能だと言う。このイグナイター周りの謎って解明されたっけ?
にしても、何であんなに卑猥な形なんだろう。

加賀篝は直貴と接触しており、彼は直貴が一巡目の智春であることを知っているようだ
もしかして加賀篝に《薔薇輝》を与えたのって、科学狂会なのか?

ヅカ王子って、もしかして今でも洛高生なの?普段着てるのはGDの制服なのか。

イグナイターを手に入れるため、修学旅行から帰る途中の洛高二年生全員を人質にとる加賀篝。
それを阻止しようと動く生徒会長達が格好良過ぎる。特に六夏会長が。俺の中で六夏会長の株がストップ高です。

そして、さよなら哀音。『Spiral』聴きながら読むとヤヴァい。
智春は遂に、奏っちゃんが《黑鐵》を使うなと言った意味を知ることになる。だが、操緒の魂の質量は減り、奏っちゃんの非在化は進行するのだった。

アニメで膨らまされた佐伯兄と哀音のエピソード。凄く上手く肉付けされてたんだな。EX013のラスト近辺の佐伯兄の台詞って完全にアニメオリジナルだったのか。
また、原作では哀音は佐伯兄達を助けるために、自ら副葬処女になってるんだな。

ところで、蹴策は何で加賀篝と手を組んでたんだ?単に金目当てだったのか?

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:S-

アスラクライン5(初回限定盤) [DVD]
アスラクライン5(初回限定盤) [DVD]

コミカライズ,電撃文庫

灼眼のシャナ 6 (電撃コミックス)

作画:笹倉 綾人 原作:高橋 弥七郎 キャラクター原案:いとう のいぢ

「ブチ殺しの雄叫びをあげて俺を呼べ。俺の求めを満たす麗しの酒盃(ゴブレット)」

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

半年振りの新刊。遂にマージョリー編完結。相変わらずクオリティが高過ぎて気色悪いです。今回は鳥肌立った。

で、ラミーが去り際に見せた本来の姿“螺旋の風琴”リャナンシー。フィードバックが凄いな。

そしておまけ漫画のチェルノボーグ先輩についてkwsk
次は順番通り、“愛染”の兄妹編か。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:S-

灼眼のシャナ〈2〉 (電撃文庫)
灼眼のシャナ〈2〉 (電撃文庫)

アニメ,電撃文庫

「で、智春(トモ)は操緒と嵩月さん、どっちを選ぶの?」

まさに究極の選択。
さあ、OPカットでいよいよ最終回。年末に放送あるとか凄いな。

激突する《黑鐵・改》と《鋼》。その力はほぼ互角だが、炫部長の側には《翡翠》、《蒼鉛》、《薔薇輝》がある。四体の機巧魔神の力に押される《黑鐵・改》。
だが、そこへ朱浬さんが増援として現れる。やっぱりロングヘアの紫浬さんはカットされたか。
彼女は黒崎朱里として、ヅカ王子に紫浬と共に戦えと告げる。アニメでは、えらく朱浬さんの扱い良いな。

智春達の道を切り開く先輩達が格好良過ぎてチビる。特に六夏会長の「《翠晶》、ショウダウン!」が。

次々と現れる邪魔者にいら立った炫部長は氷羽子の魔力を使い、《鋼》に氷の鎧を纏わせる。何これ、格好良過ぎる!!
智春も対抗して、奏っちゃんの魔力で《黑鐵・改》に炎の鎧を。更に焔月で二刀流。かっけぇええええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
正直、ペルセフォネが梟にされた時点で二刀流とかカットかと思ってたわ。
ここで『Spiral』流してくるとか反則だわ。最早クオリティ高過ぎワロタ状態。熱血王道展開に鳥肌立った。

遂に《鋼》を打ち破る《黑鐵・改》。冬琉元会長は言う。彼女は秋希の魂が残り少ないことを知っていて《黑鐵》を使ったのだと。秋希さんが消えなければ、炫部長は自分を見てくれないと。
しかし、それは間違いだった。秋希さんが消えたことで、より一層彼には秋希さんしか見えなくなってしまった。
魂の質量が無くなり、消えようとする冬琉元会長。智春は《黑鐵・改》に願う。何とかしてくれ、と。アバウト過ぎる!!
すると、《黑鐵・改》は無理矢理《鋼》から副葬処女を引っこ抜いたーーーーーーーーーーーーー!!??何というパワープレイw
まぁ、gdgd説明している余裕が無いと言えば、そうなのだが。

アニアの解説によると、《黑鐵・改》と《鋼》だからこそ出来た芸当だそうな。そりゃそうか。
智春は一巡目の秋希さんから託されたペンダントを冬琉元会長に渡す。

戦闘が終了し、放送開始から十七分が経過して、ようやく操緒が登場。真のヒロインは遅れてやって来るw
点火装置が智春の願いに反応して、三巡目への扉は閉ざされる。それと同時に一巡目から来たものは次々と消えていく。
脱出する前に最後の大仕事。一巡目でアニアが造った分離機で操緒を解放するのだ。魔神相剋者の魔力なら分離機も動かせるんだとか。

分離機を起動する前に、姫笹さんは良いのかという疑問が。そうだ、すっかり忘れてた。六夏会長は解放されたら病気が進行してしまうからと断ろうとするが、姫笹さんは生きたい、久し振りに六夏ちゃんの三つ編みを結びたいと意思表示。
正直、このタイミングで二人にスポットを当ててくるとは思わなかったわ。感動しました。

エピローグ。解放された操緒が奏っちゃんと並んで、智春に選択を迫るシーンは凄く良かった。結局、選べないわけだが。二人ともの手を掴むくらいはやっても良かったのではないかと思う。
智春は奏っちゃんのこと、ファーストネームで呼ぶようになったんだな。

今回だけのEDに合わせて、それぞれのその後の姿が。主だったキャラはほぼ全員出て来たんじゃないかな。
アニアは縮んでました。何……だと……?一巡目での成長は無かったことになったのか。ヴィヴィアンも一緒に縮んでた。機巧魔神は全部消えたから、使い魔もゆくゆくは消えるんだろうか。

氷羽子は洛高の制服を着て、科學部へ入部届けを出しに来る。アニメで氷羽子の制服姿が拝めるのはここだけ。
制服を着た姫笹さんが拝めるのはアニメだけ。

里見はGDの詰め所でマロ眉にしごかれていた。降格処分でもくらったのか。
加賀篝は大切な人達を失ったあの島にまだ居るらしい。弔いなのか。

車椅子生活の炫部長に寄り添う冬琉元会長の姿が。二人で罪を償っていくことになるんだろうか。
律都さんが持ってたのって、もしかして座薬?

通り抜けようとして、壁に激突する操緒。確かに、元に戻ったらやらかしそうなことではある。そういうところを理解してる脚本に感動した。

ラストカットは潮泉老人の邸宅で回り続けるレコード。潮泉老人は消えた臭いな。一巡目から来た人だしね。

エンドカードの用語紹介は「因果律制御装置(イグナイター)」。

総評

というわけで、電撃文庫原作、美少女だらけのハイスクールパンクとは真っ赤な偽り、割とがっつりSFロボットアニメだった、『アスラクライン』一期全十三回、二期全十三回、計二十六回でした。

何と言っても、まずはマッシヴになった機巧魔神の格好良さ。これなら『スパロボ』出れるって!『スパロボ』って、二巡目の世界とか、そういう設定好きそうじゃね?
それと和狸さんのイラストの再現率の高さ。ラノベ原作アニメとしては、かなり高い方ではないかと思うわけですが。操緒可愛いよ操緒。

また二期では若干gdgdしたものの、概ね良かった原作シナリオの再構成。序盤から冬琉会長や里見を登場させて後の展開への布石としたり、佐伯兄と哀音の関係性を深く描いたのが良かった。ああ、使い魔のギミック説明と巡礼者商連合メンバーの登場をまとめたのも上手かったな。
“神”の存在丸ごとカットしたのも結果的に良かった。

正直、最終回が素晴らし過ぎて、途中のちょっとしたgdgdとかどうでもよくなりました。あとは、ともはさんさえ出て来たら完璧だったんだが、それを言うのは贅沢か。

何にせよ、大変綺麗に終わったので良しとしよう。

燃:S 萌:A+ 笑:B+ 総:S

アスラクライン 13 (電撃文庫 み 3-28)
アスラクライン 13 (電撃文庫 み 3-28)

電撃文庫

デュラララ!!×3 (電撃文庫)

著:成田 良悟 イラスト:ヤスダ スズヒト

「ひとつだけ覚えておきたまえ、情報屋」
「なにをです?」
「偶然の連鎖は、決して悪い方向だけに転がるものではないという事をね」

発売は二〇〇六年八月ということで、また一年五ヶ月空いてます。物凄いスパンだなオイ。つーか、二巻のあの引きでこんだけ間空けるとか鬼畜過ぎるw

今回は池袋三大勢力のトップである帝人、正臣、杏里がメイン。もっとこじれていくのかと思っていたら、この巻でケリがつくのね。
実際の時間の流れと同期しなくなったため、時事ネタは無し。それが一番楽しみだったのに……。

後書きは後ろにイラストが印刷されている特殊仕様。また手間掛けてるなぁ……。
と言うわけで、取り敢えず三巻まで読みました。予習はこれで完了ということで。
全然肌に合いませんでした。残念。

燃:C 萌:B- 笑:B+ 総:B

アニメ,電撃文庫

「温泉か~。深夜アニメの定番だよね~。安直だけど欠かせないんだよね~」

そういうわけで、主だったレギュラー、準レギュラーを連れて温泉旅行へとやって来た裕人達。OPカットで開始。

って、何でやねん!!何で最後の最後でサブタイトルが普通になってんねん!!最後までエロさを匂わせるタイトルを貫けよ!!

乃木坂メイド隊の皆さんも休暇扱いで参加。でもみんなメイド服な不思議。私服の設定が面倒だったんですね、分かります。
女性陣がわんさか居て、もうサービスシーンのあざといことあざといことw
だが、それが良い<何なんだ

椎菜はおみくじで来週ラブチャンスが来る!と喜ぶが、来週放送無ぇぇえええええEEEEEEEEEEEEEEEE!!
可哀想過ぎる……(´・ω・`)

可哀想と言えば、お父さんが完全にネタキャラ化していて可哀想だ……。

最後は雪山で遭難して、山小屋でエロイこと五秒前くらいまでいっちゃう裕人と春香。直前で突撃してきた美夏達には「秘密です!」とか言ってたけど、何にもしてないよ!加えて、まだ付き合ってもいないんだよ!そんな馬鹿な!

EDに合わせて、その後の皆さんの様子が描かれる。乃木坂家で建造されていた巨大ロボのようなものは一体……?
冬華やみらんもワンカットだけ登場。

総評

そういうわけで、『乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪』全十二話でした。流石、ディオメディア、萌えアニメ作らせたら半端無いなw
取り敢えず、本編はいいからOPだけでも見てくれと力説したい作品でした。

作画も一定水準を保っていたし、ラブコメとしてはかなり良質だったと思います。
あとはもっと電撃ネタをやってくれても良かったんじゃないかとは思う。一期は結構やんちゃだったしなぁ。

普通に続き作れる終わり方だったけど、ハイクオリティなOP見たさに三期希望です。

燃:C 萌:A+ 笑:A- 総:A+

乃木坂春香ガ全テ
乃木坂春香ガ全テ

アニメ,電撃文庫

「アンタみたいに、過去を捨てる奴に未来は来ない!!」

開かれた三巡目への扉。始まる二巡目の非在化。それぞれの想いを抱え、中央渦界域に集う人達。

六夏会長と真日和の巡礼者商連合は治療費と入院費を請求するために。六夏会長は洛高の制服に眼帯って出で立ちだったけど、似合い過ぎていて吹いた。
ヅカ王子は遂に黒崎姉妹の入れ替わりを知ることに。え、全く知らんかったの?やはりそうか、くらいのことは言うかと思ったが。
佐伯兄もまた、元演操者として戦いの場へ。もう傍らには居ない哀音に声を掛けるシーンは切ない。

自分が朱浬なのか紫浬なのか判らなくなってきた朱浬さんを抱き締める智春。何かフラグ立てに来たーーーーーーーーーーー!!??原作でも、こんな流れだっけ?
アニメでは流石に説明がややこしそうだから、ロングヘアの朱浬さんの出番は無しかな。
アニアからは幸運のキスをしてもらい、一気にハーレムの様相を呈してきました。アニア可愛いよアニア。

魔神相剋者の力をもって、炫部長に対峙する智春。だが、相手は《鋼》に加えて、三体の機巧魔神を用意していた。2Pカラーみたいだな。機巧魔神を操って戦う格ゲーとか出ませんか。

ここで力強い増援が駆け付ける。
智春のお説教タイムは結構燃えるものがありました。「まずはその幻想をぶち壊す!!」って言いそうな勢いだったけどw

エンドカードの用語紹介は「中央渦界域(セントラル・ボーテックス)」。

燃:A+ 萌:A+ 笑:C 総:A+

アスラクライン 13 (電撃文庫 み 3-28)
アスラクライン 13 (電撃文庫 み 3-28)

アニメ,コミカライズ,電撃文庫

「みっともなく泣き叫んでないで、まっすぐ私に向かってきなさい!!」

『幻想御手』編完結。暴走を始めたAIMバーストを倒すため、美琴と初春が奮闘する。J.C.STAFFの本気、クオリティ高過ぎワロタ状態でした。
しかもOPを挿入歌として使う隙の無い熱血展開。イントロが聴こえ始めた辺りからテンション鰻上りですよ。

原作では警備員に連行される木山さんが美琴に妹達の存在を匂わせるシーンがあったが、アニメではカット。全くやらんのかな。
その代わりか知らんが、マーブルチョコを食べる謎の女、テレスティーナが登場。

また『アイテム』の四人がワンカットだけ登場。出したってことは今後出て来るってこと?

EDは特別バージョン。次回予告の「一山越えたら水着回とか安くない?」に吹いた。
現OPには『幻想御手』編の情報しかないけど、やっぱりOP変わるのかな。

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

とある科学の超電磁砲 3―とある魔術の禁書目録外伝 (3) (電撃コミックス)
とある科学の超電磁砲 3―とある魔術の禁書目録外伝 (3) (電撃コミックス)

電撃文庫

アスラクライン〈6〉おしえて生徒会長! (電撃文庫)
著:三雲 岳斗 イラスト:和狸 ナオ

「そうなの……うちの部長は、ヒキコモリなのよ」

この巻だけ書影が旧カバ-な不思議。表紙は奏っちゃん。描き下ろしじゃないかなぁ。
俺の中での表紙ベストチョイスキャラは冬琉会長だと思うの。今まで、「冬流」って書いてたけど、「冬琉」だったワナ。全然気付かなかったんだぜ。

今回は表題作を含む連作短編集。後書きに書かれているが、脇役総出演らしい。

『王様遊戯』

これは樋口が主役と言って良いのか?

智春のスク水エプロンとか見たくなさ過ぎるw
ここで、ちゃんと男子用を着用するのが『アスラクライン』クオリティ。これが『いぬかみっ!』なんかだと、平然と女子用を着るからなぁ。

『コンプレックスπ』

杏のターン。豊胸のため、奏っちゃんの生活パターンを真似するって、似たような展開をつい最近、どっかで読んだなと思ったら、『かぐや魔王式! 第5式』で読んだんだった。刊行はこっちの方が先だが。

さらっと操緒が姉が居ることを話しているが、環緒さんの存在が言及されたのって、ここが初めてだよな?

『おしえて生徒会長!』

表題作。兄の居場所を知るため、第三生徒会会長、橘高冬琉に会いに行く智春達。彼女自身は直貴の居場所を知らなかったが、条件付きで科學狂会に訊いてもらえることに。
その条件とは冬琉会長の幼馴染みであり、科學部の部長でもある炫部長を学校に登校させることだった。

と言うわけで、一巻から、その存在は判明していた炫部長が満を持しての登場です。入院中というのは対外的な理由だったらしく、いたって健康。

冬琉会長は元GDで《黑鐵》の先代演操者。副葬処女を失った今、彼女はあらゆる魔力を無効化する元演操者となっていた。四巻あたりから少しずつ、魔力の代償が見え始めているな。

ひかり先輩と由璃子さんがゲストとして、ちょろっと登場。ひかり先輩可愛いよひかり先輩。アニメでカットされたのがつくづく惜しまれる。

『アスラクライン・P ウィズ・ユー(with you)』

電撃hp掲載の短編を特別収録。「P」は「ポータブル」と読みます。
アニメのEX018って短編を下敷きにしてたのか。全然記憶に無かったんだぜ。

二人三脚の練習中、ハプニングにみまわれ、脚を結んだひもがほどけなくなってしまう智春と奏っちゃん。操緒が完全に賑やかしと化していて泣ける。

少しだけだが、和葉が登場している。後書きによると和葉はちょっとワケありで、本編ではもう少し話が進まないと登場させられないと言っているが、結局、彼女が本編で登場するのは『⑬』の最後。もう少し?
と言うか、この時点で咲華は居たのだろうか。

まとめ

コメディ成分多めの一休み的な短編集でした。次巻以降はアニメで言うなら、OPが変わる感じだそうな。
奇しくも、アニメでは次巻までのエピソードを消化して一期が終わっているから面白いな。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

電撃文庫

タロットの御主人様。〈8〉 (電撃文庫)

著:七飯 宏隆 イラスト:YUKIRIN

「……あたしもいい加減、逃げてちゃいけないのかもしれないにゃあ……」

約一週間半の積み。五ヶ月振りの新刊。表紙は前回、秋人が封印した“力”の真行寺さやかさん。現役警察官なので、制服で登場です。表紙に全身が登場したのって、一巻の結夏以来だよな。
まぁ、タイトスカートでパンチラやろうと思ったら、これしかないというような構図だが。帯で隠れてます。
口絵では並び立つヒロインがちょっと格好良い。

さて、今回は順当に文化祭の出し物でトップを取った御褒美として、オープン前の拡張現実を応用したテーマパーク、ワールドアヴァロンに遊びに行くお話。
ワールドアヴァロンの技術凄ぇぇぇええええええええええ!!これは遊びに行ってみたい。
前巻の八久住さんの告白でギクシャクしまくりの人間関係。秋人は全てのタロットを封印するまでは、そんなことは考えられない。俺が先に幸せになってはいけないという考えで、答えを保留。これでアニメ化でも決まっていたら、引き伸ばしキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!と言うところだが、生憎何一つメディアミックスしていないので、まぁ、これはこれでアリな答えかなぁ。

そんな中、ワールドアヴァロンという施設の特性を利用して、“魔術師”が襲いかかってくる。完全に秋人の敵というよりは、秋人に成長を促してくれた感じ。タロットと『憑依』された女の子達も絆を強めたようだし、一段階パワーアップ出来たか。

“魔術師”によると、“白”というのは“世界”のことらしい。彼女と言っていたので、どうやら女性らしい。
また、彼女は“時忘れの魔女(リトル・エンドレス)”を傍から離してはいけないという助言を残していく。これって確かアメジスティアのことだけど、折悪く、この戦いの後、アメジスティアは秋人への想いを絶ち切ろうとするんだよな。
彼女は秋人にとっても、「あの男」にとっても切り札となるらしいが……。
“魔術師”はこの巻で封印出来たので、残り六枚。

そのときがくるまで、結夏に関する占現を行ってはならないとは一体どういう意味なのか。
そして、真冬が辿り着いた四季ばあちゃんの過去に見えた双子の弟、久遠とは?全てはばあちゃんの掌の上なのか?
うぉぉおおおおおおお、テンション上がってきたぜぇぇぇぇええええええッ!!!!

ところで体育祭とかは、ばっさりカットされたみたいだけど、『ぷちふらぐめんと。』二巻用に回されたとかだろうか。それとも別に語ることもないや、みたいな?

というわけで八巻でした。さやかさんのフラグ立ちの早さは異常。籐子様は更に強固なフラグが立ったみたいだし。
滅多に顔が出て来ないから忘れがちだけど、秋人ってイケメンなんですよね。

そろそろメディアミックスの一つや二つ、あっても良いと思うんだ。正直、これがアニメ化決まったら狂喜乱舞する。
次は二月に『放課後限定勇者さま。』二巻。いや、それよりもこちらをですね……。

燃:A- 萌:A- 笑:C+ 総:A

アニメ,電撃文庫

「構わん。そのための乃木坂だ」

お父さんwwwwwwww
裕人の見せ場の直後にやらかすから、全部持っていかれた印象。中の人、本物じゃねーかw

さて、茅原の企みに騙された裕人は春香から距離を取ろうとする。そんな彼に一歩を踏み出す決意を固めさせてくれる周囲の人々。
姫宮みらんがここまでキーパーソンとして絡んでくるとは思わんかった。
裕人を春香の元へと向かわせる椎菜に泣ける。

で、オーディション会場で、「傍に居てほしいんだ!誰よりも傍に!!春香!!」などと叫ぶが、彼等の認識ではこんだけ言っても告白じゃないよ!
どないなっとるんだw

てっきりアイドルデビューの話で最終回までやるんだと思ってたんだけど、終わっちゃったね。最後はエピローグ的なエピソードになるんだろうか。

そうそう、『れでぃ×ばと!』の文庫CMが始まりましたが、ナレーションはセルニア嬢なのかよw
ちょっとは朋美にヒロインらしい役回りをですね……。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

乃木坂春香ガ全テ
乃木坂春香ガ全テ