電撃文庫

世界平和は一家団欒のあとに〈9〉宇宙蛍 (電撃文庫)

著:橋本 和也 イラスト:さめだ 小判

「あんたらもう結婚しちゃいなよ……」

約2ヶ月の積み。半年振りの新刊。今回は七美メイン。そう言やこの人って、存在感あるけど、メイン張ったことって1回も無かったんだな。

七美が偶然拾い、ナナと名付けた少女を預かることになった軋人と柚島さん。本筋は取り敢えず置いといて、2人の夫婦っぷりにニヤニヤが止まらねぇw

ストーリー自体は普通。山場前に割とシリアスな話を振ってくるところはいつも通り。
事件解決後、七美は宇宙の果てへと旅立って、暫く帰ってこないと宣言。また、後書きでも意味深なこと言ってるし、次で史上最大の危機が訪れて完結なのか?
一応、家族と柚島さん、それぞれが1回ずつメインを張ってるし、終わり時と言えばそうかもしれんが……。

燃:B- 萌:A 笑:B 総:B+

電撃文庫

くるくるクロッキー (電撃文庫)

著:渡部 狛 イラスト:茨乃

「お前も気苦労が耐えんな」
「いや気苦労というか……まぁ、種を蒔いた覚えはないんだけど」
「かと言って、自ら蒔いた種だけでは生きてはいけんだろ?素直に諦めることだ」

何か良いこと言ってる気がするけど、誤字……(´・ω・`)
「耐える」じゃなくて「絶える」だろ……。

約3ヶ月3週間半の積み。電撃文庫。茨乃さんのイラストに釣られて買ったんだけど、どうも著者名に見覚えが。調べたら、『ペイン・キャプチャー』の人かよ……。
まぁ、あれから3、4年経ってるから、前作が面白くなかったからといって、今回も面白くないとは限らない……と期待したけど無理だった……orz

女の子の肌に絵を描くと、その絵が生命を持ってしまう高校生、或瀬(あるせ)の物語ということで、やらしい展開を期待させといて、肩透かしというのは前作通り。前振りが無かったら、もうちょっと楽しめたと思うだんけどなぁ。

あわよくばラブコメやってやろうと、女の子を多めに配置するのは理解るんだけど、あんまり魅力を感じれないんだよなぁ。
加えて、文章が読み難い。

次は5月だけど、もうこれは切りだな。絵は良いんだけどなぁ。
そうそう、流石にこちらの絵師後書きには「『あかてん☆ナイツ』よろしくお願いします」とは書いてなかった。

燃:C 萌:B+ 笑:C+ 総:B-

イラストリンク
ペンギン・サマー(一迅社文庫、2009/04)
あかてん☆ナイツ(ファミ通文庫、2009/11)
いつか仮面を脱ぐ為に ~嗤う鬼神と夢見る奴隷~(スニーカー文庫、2019/09)

ペイン・キャプチャー (電撃文庫)
ペイン・キャプチャー (電撃文庫)

コミカライズ,ノベライズ,漫画,画集,角川つばさ文庫,雑記,電撃文庫,GA文庫

先日、帰宅途中の電車内で角川つばさ文庫を読んでいる女の子を発見しました。椋本さんのイラストが表紙っぽかったので、多分『死者の学園祭』じゃないかな。
ちゃんと売れてんだなぁ……(ぇ
死者の学園祭 (角川つばさ文庫)


予約していたものを取ってきました。


・神奈月昇イラストレーションズ -神曲奏界ポリフォニカ-
・アスラクライン <3>
・機動戦士ガンダムOOP <上>
・機動戦士ガンダムOOP <下>
神奈月昇イラストレーションズ -神曲奏界ポリフォニカ-機動戦士ガンダム00P(ダブルオーピー)〈上巻〉機動戦士ガンダム00P(ダブルオーピー)〈下巻〉
アスラクライン 3 (電撃コミックス)

小説関係じゃないから挙げてないけど、これ等の他に『ガンダムウェポンズ 機動戦士ガンダムOOV編』というを買ったら、何か合計金額7000円オーバーしました。すごい!ふしぎ!
ガンダムウェポンズ 機動戦士ガンダム00V編 (ホビージャパンMOOK 336)
高額商品1時期に集中し過ぎだと思うの。

『OOP』はまだムック最終巻を読んでなかったりします。って言うか、読み易いサイズにまとめ直して書き下ろし追加するとか何なの。
これで現在、『OO』関係の本、7冊積んでることになるぜ……

ところで、以前記事を書いた『朝まで授業Chu!』ですが、きっと元バイト先には入荷してないだろうとe-hon使ったのに、入荷してたってどういうことなの。
で、記事を見た先輩が5冊追加発注して、結果、3冊売れるってどういうことなの……?あからさまな萌え系は売れないと思ってたのに……。理解らない……。
って言うか、あの感想文で何故追加したし!?
おのれディケイド!

電撃文庫

ソードアート・オンライン〈3〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫)
著:川原 礫 イラスト:abec

━━ね、お兄ちゃん。もう、あたしも知ってるんだよ。
兄妹、から従兄妹、になって、何がどう変わったのか直葉(すぐは)にはまだよく解らない。
でも、たった一つだけ変わったことがある。今まではまったく考えもしなかったけれど、胸の奥で、いつも確かに瞬き続けている小さな秘密。
それは、もしかしたら、兄のことを好きになってもいいのかもしれない、ということ。

うわぁあああぁあああああああ。

約3ヶ月3週間の積み。4ヶ月振りの新刊。『アクセル・ワールド』3巻から2ヶ月振りということで、隔月刊行第6弾。
緑鮮やかな表紙が素敵。

さて、ヒースクリフを倒し、デスゲームをクリアしたキリトは現実世界へと帰還を果たしたが、最愛の人、アスナは未だ目を覚ましていなかった。
ということで、今回からは現実世界と仮想世界を行ったり来たりの展開。現実サイドでは以前から話には出ていた和人(キリトの本名)の妹、直葉が満を持して登場。
まぁ、妹とはいうものの、ほんとは従兄妹なんだけどね!

( 0M0)<ヤハリソウイウコトカ!

そんな折、VRMMOアルヴヘイム・オンライン、通称ALO内でアスナらしき少女の姿が目撃された。アスナへの手掛かりと信じ、和人は再びVRMMOの世界に身を投じる……という流れ。

このALOの世界観が良いんだよなぁ。緑に溢れてそうというか。まぁ、HPがゼロになっても、デスペナルティがあるだけだから、殺伐とした雰囲気にならない世界観に憧れるのかもしれんが。

プレイヤーにはナビゲーション・ピクシーという妖精がガイド役として付くが、キリトの場合はこの役が前巻で登場したユイに与えられた。こういう形で再登場するのは面白いな。ユイ可愛いよユイ。
俺もナビゲーション・ピクシー欲しー。

で、ALOの世界でキリトを導く役割を担うリーファというプレイヤー。彼女の正体が直葉であるというのはさっくり読者には明言されるが、もうちょっと隠しておいても良かったんじゃね?
須郷がALOの黒幕というのもさっさと明らかになっちゃったしな。
展開早い。

そしてALOの世界には存在しない筈の二刀流スキルの発動。SAOでの経験が活きて、こういう形に繋がるのは燃える。

リーファはキリトの正体を知らずに彼に惹かれていくが、これって真実を知ったときにとんでもない絶望に変わるんじゃ……。
直葉の登場により、ラブコメ的に面白くなってまいりました。

にしても、舞台がALOに移ったのにタイトルは変わらないのね。もしかして、もう一度SAOの世界に行くことになったりするのか?

巻末には『アクセル・ワールド』4巻の予告が。多分、描き下ろし。
次は2月に『アクセル・ワールド』4巻。これは発売済み。で、夏に『SAO』4巻と書いてあるけど、4月発売なワナ。いつまで続くのか、隔月刊行。

燃:A+ 萌:A 笑:B- 総:A+

シリーズリンク
ソードアート・オンライン002 アインクラッド(2009/08)
ソードアート・オンライン004 フェアリィ・ダンス(2012/04)

コミカライズリンク
ソードアート・オンライン フェアリィ・ダンス <001>(2012/10)

著者リンク
アクセル・ワールド03 -夕闇の略奪者-(2009/10)
アクセル・ワールド04 -蒼空への飛翔-(2010/02)

MF文庫J,コミカライズ,雑記,雑誌,電撃文庫,GA文庫

予約していた諸々を取ってきました。ブツは、

・神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト <2>
・えむえむっ! <3>
・狼と香辛料 Ⅳ
・GAマガジンクリエイターズ Vol.1
神曲奏界ポリフォニカエターナル・ホワイト 2 (プリンセスコミックス)
狼と香辛料 4 (電撃コミックス)
えむえむっ! 3 (MFコミックス)GAマガジン クリエイターズ Vol.1 (SOFTBANK MOOK)

です。

あと、『とある科学の超電磁砲』5巻の限定版を予約してきました。特別冊子となると、買い逃すわけにはいかねぇな。

ラノベ関連本,電撃文庫

DVD付き限定版 アニメ『灼眼のシャナII』ノ全テ(DVD付)

編:電撃文庫編集部

「また、あの娘、勝手なことしてる。中の人が同じだからって……」

アニメ2期のガイドブック。原作を積めば、必然的にこちらも積むことになるわけで。買ったのは2009年の10月下旬です。ちなみに1期のガイドブックDVD無しの廉価版が同時発売。需要あるんだろうか……。
『アスラクライン』もこんな感じのガイドブック出してくれんかなぁ。

基本的に、こういうアニメの関連書籍には手を出さないんだけど、このシリーズは設定が結構ややこしいので、理解の助けになるかと。
史菜の存在理由や終盤の展開がよく理解らなかったので、助かりました。

要するに3期やる気満々の構成になっていたことが判る。いつでも原作準拠の展開に軌道修正出来るようになっていたのね。

巻末には短編『ジャグル』が収録。“壊刃”サブラクと“戯睡郷”メアの出会いを描いた短編。確か、1期のガイド本の短編も敵側を描いてなかったっけ。

付録DVDには『灼眼のシャナたん れべんじ』とOVAの先行特別映像を収録。
いきなり『ハヤテのごとく!』になってて吹いた。
5分ちょっとの間に畳みかけるように細かいネタがあるんだけど、最後のインデックスたんwwwwwwwwwwww
本物じゃねーか。
それで終わりかと思ったら、エンディングクレジットの後に手乗りタイガーがコキュートス咥えてるとかズルいわw

燃:C 萌:A+ 笑:A 総:A

アニメ,電撃文庫

「今のパンチは誓いの口づけの代わり、な」

そういや、前回ってナレーション無かったんだっけ。で、今回はエピローグにセルティが。もう重複するとかそんなの関係無いのか。

さあ、ようやく原作1巻のエピソードがクライマックス。実質の盛り上がりどころは前回で終わっているので、今回は殆どエピローグか。

次からは罪歌編なんだろうか。

燃:C 萌:B+ 笑:C+ 総:B+

エピソードリンク
第11話「疾風怒濤」
第12.5話「天網恢恢」
第13話「急転直下」

電撃文庫

司書とハサミと短い鉛筆〈5〉 (電撃文庫)

著:ゆうき りん イラスト:トモセ シュンサク

「出版不況だの、読書率の低下などが叫ばれている昨今にあって、これだけの人間が自ら本を作って集まっているのじゃぞ!?さらにそれを買おうと外には何十万人もの感心な者たちが集まっておる!しかも恐ろしいほどの早朝から!なんという熱意!なんという感心者たちじゃ!そうじゃ。褒美に拙がほっぺたにちゅーをしてやろう!」

約3ヶ月2週間の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙は前巻に引き続き、ネコミミフィフ。帯があっても、はいてないのがぎりぎり判る構図。

さて、コミエス編後編。初めて作った仕掛け絵本を携えてイベントに参加する文人。苦労して作ったものが誰かに認めてもらえる喜びが凄い伝わってきて良かった。
彼の仕掛け絵本の内容は丁寧に描写されているが、これは是非実物を見てみたいと思わされる。

雲木さんはえっちぃコスプレで果敢に臨むが、もう文人の心は殆どフィフに向かっている始末。しかも、《マイスター》としての技能を磨けば、傷ついたフィフの修復も可能になるので、ちゅーもし放題だそうで。ああ、浮かばれねぇ……(´・ω・`)

また、ここにきて夏宰さんがただの女狐でなかったことが判明する。でも、文人の前では女狐になっちゃんだよなぁ。凄い損してるんだな、この人。

で、コミエス風景が面白かっただけに、戦闘要るかなぁという印象。そりゃ戦闘しないと話畳めないんだけどさ。
絶体絶命かと思われたそのとき、仕掛け絵本が《禁書》化し、心強い仲間が現れる。見た目は萌え萌えなネコミミ娘だろうと、このタイミングで新しい仲間が登場するのは燃える。

そして物語は佳境に突入。前巻でちょっと盛り下がったから、今回が面白くなかったら切ろうと思ってたんだけど、巻き返しましたね。

燃:B+ 萌:A 笑:C+ 総:A-

シリーズリンク
司書とハサミと短い鉛筆 <4>(2009/08)
司書とハサミと短い鉛筆 <6>(2010/06)

アニメ,コミカライズ,電撃文庫

「私が飛ばせるのはコインだけじゃない!これが私の全力だぁぁああああああッ!!」

OPカットで最終回開始。婚后さんの増援登場タイミングが格好良過ぎる件。って言うか、相当強いのな、この人。

で、リアルロボットアニメに出て来そうなパワードスーツの強化版みたいなので襲いかかってくるテレスティーナ。
2ndOPに合わせて戦闘するとか、何という熱血展開。

前半で倒しちゃったから、後半はしっかりエピローグをやるのかと思いきや、もう一戦ありました。
施設全体に効果を及ぼすキャパシティダウンの所為で戦闘不能に陥る美琴達。受ける影響は能力のレベルに関係無いようで、初春も行動不能に。
そこで佐天さんが大活躍。みんなに万遍無く活躍どころを用意しているところが憎い。
で、1stOPに合わせて今度こそテレスティーナを撃破。盛り上げ過ぎやろ……。

そして感動の再会。はいはい涙腺崩壊涙腺崩壊。
最後は1stEDで。エピローグには上条さん、インデックス、姫神、小萌先生も登場。
ミサカと一方通行が出て来るかと思ったけど、そんなことはなかったんだぜ。

総評

そういうわけで、本編よりも圧倒的に面白かった『とある魔術の禁書目録』外伝『とある科学の超電磁砲』全24回でした。

とにかく原作の再構成が上手かった。『幻想御手』編を本当の意味で完結させたアニメオリジナルストーリーは最早正史扱いで良いんじゃないかと思うほど。これって鎌池さんはノータッチなのかなぁ。

ちゃんと#1から#24まで一連の流れがあるのが良い。『禁書目録』の方はエピソードが1つ終わる度に盛り上がりがリセットされてたからな。

放送終了と同時に本編2期発表かと思ってたけど、何にも無かったな。
後番は『Angel Beats!』かな?

燃:S- 萌:A 笑:C 総:S-

エピソードリンク
#23「いま、あなたの目には何が見えてますか?」

シリーズリンク
とある科学の超電磁砲S #1「超電磁砲」

世界観リンク
とある魔術の禁書目録Ⅱ #01「8月31日」

電撃文庫

Kaguya〈5〉月のウサギの銀の箱舟 (電撃文庫)
著:鴨志田 一 イラスト:葵 久美子

「僕はひなた一筋だよ。おかげで、つばめ先輩からは、ストーカー扱いだ」
「……ご、ごめんなさい」
「だから、謝らなくていいって。こうして思い出してくれたんだ」
「でも……」
「でもじゃない」
「だ、だったら……」
「だったらでもない」
「……そ、その、何かでふさいでくれないと、また謝ってしまいそうです」

うわぁあああぁあああああああ。

約6ヶ月2週間の積み。4ヶ月振りの新刊にして最終巻。表紙は殆どベッドシーン、半裸のひなた。何この露骨な釣り表紙。本編と全然関係無いじゃん。

読むのが10ヶ月振りくらいなので、内容を殆ど忘れているのは秘密です。
最終巻ということで、アルテミスコードが何なのかが明かされる。決着をつけなければいけないからなのか、あまり鬱方向に話が触れなかったのは良かったか。
ラブコメパートは安心して読めます。

最後は一応ハッピーエンドかな。

総評

そういうわけで、実は結構鬱な『Kaguya ~月のウサギの銀の箱舟~』全5巻でした。ラブコメ多めの異能力バトル程度に留めておけばよかったのに、がっつり鬱展開になる所為で、そこがあまり楽しめませんでした。
ズルズル買っている内に完結してしまうという一番質の悪いパターンになってしまいました。
うーん、最終的には地雷認定……かなぁ。

実はもう鴨志田さんは次のシリーズを開始しています。『さくら荘のペットな彼女』ってやつ。

燃:C 萌:A- 笑:C+ 総:B

さくら荘のペットな彼女 (電撃文庫)
さくら荘のペットな彼女 (電撃文庫)