━━男は胸のある女を押し倒したいと思うものだが、尻の良い女には敷かれたいと思うものだ。本能的に。
HJ文庫2011年1月の新刊。ネットの感想を見て買ってしまいました。
著者は『カッティング』でデビューし、これが3番目のシリーズとなる翅田大介さん。3番目つっても、前作『相克のフェイトライン』は1巻しか出てないけどな。
くそっ、なかなかシコルスキーさんの挿絵が付いている作品をスルーし切れない……!
つーわけで、イラストはMF文庫J『暗闇にヤギを探して』『オウガにズームUP!』、電撃文庫『十三番目のアリス』、ファミ通文庫『ほおむステイ☆でい~もん!』、スーパーダッシュ文庫『カンピオーネ!』、GA文庫『パラレルまりな~ず』『くれは×リミテッド!』などでお馴染みシコルスキーさん。
HJ文庫には『アイドルマスターXENOGLOSSIA 伊織サンシャイン!+』で登場済み。
さて、神々が実体化することが当たり前となった世界。主人公、惟月は自分を不治の病から救ってくれた通りすがりの女神に再び会うため、探偵のバイトをしていた。
そんな彼が警察の神群活動保全課、通称カミカツに所属する魔王の娘、サキと出会ったことで物語は動き出す……というお話。
スーパーダッシュ文庫『カンピオーネ!』も絵師が同じシコルスキーさんで、様々な神々が登場するという共通点は面白い。
と言うか、意図的に被らせるための絵師チョイスなのだろうか。
で、内容ですが、うーむ、メイド喫茶のバステトさんとかホストのガブリエルとかの本筋と関係無い要素は面白いんだが、いかんせん本筋がなぁ。
アクションコメディってことらしいんだけど、真面目なシーンをスベってるギャグで壊している感じがする。
いやほんと、バステトさんはエロ可愛くて良いと思うの。出番、超少ないけどな!
これはもう地雷認定で。やっぱりシコルスキーさんのイラストは鬼門だったか……。
燃:B- 萌:A- 笑:B- 総:B