MF文庫J

図書館迷宮と断章の姫君 (MF文庫J)

著:おかざき 登 イラスト:ちゅ

「それにしても、貴様ッ!よ、よりにもよって九八ページを開いて凝視するなど、は、破廉恥にもほどがあるわッ!」

約1週間の積み。MF文庫J。デビューシリーズ『二人で始める世界征服』を5巻で完結させたおかざきさんの新シリーズ。何か色んな作品がごちゃまぜになったかのようなタイトルということで気になりました。

舞台は魔法が実在する現代日本。その中でも『書物』と呼ばれる本を用いて使用する読書魔法(リーディング・ソーサリー)にスポットを当てたラブコメ冒険ファンタジー。
冒険というのは図書館迷宮に入るのがダンジョン探索っぽいから。TRPG好きとかは結構ツボなんじゃねぇかな。

人化した『書物』イクミと出会った主人公、刻馬(こくま)は幼馴染みの少女、美々子と共に失われた彼女の記憶探しに協力することになる。
ぱっと見はMF大好きラブコメテンプレートっぽいんだけど、細かく作り込まれた世界観と普通に死人が出る展開がテンプレからは一線を画している。

どう考えても噛ませ犬なんだけど、刻馬と美々子の関係性が良いんだよなぁ。美々子可愛いよ美々子。

今回の敵ウィーゼルの正体なんかは中盤で大体予想がついちゃうけど、別に謎解きを楽しむ作品じゃないから、問題は無いかなぁ。
身近なところに敵が居るというのは同レーベルの『ダブルアクセス』もそうだったな。

MFは基本的に3巻までは出させてもらえるから露骨に引っ張るんだろうか。まぁ、露骨に続いてなくても、このクオリティなら2巻は読むけども。

燃:B+ 萌:A- 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
図書館迷宮と断章の姫君 <2>(2010/06)

著者リンク
この部室は帰宅しない部が占拠しました。(2011/05)

二人で始める世界征服〈3〉 (MF文庫J)
二人で始める世界征服〈3〉 (MF文庫J)

MF文庫J

神明解ろーどぐらす (MF文庫J)

著:比嘉 智康 イラスト:すばち

「こらっ、女の子は人前で無闇にペロペロしちゃダメだ!」

約6日の積み。MF文庫J。デビューシリーズ『ギャルゴ!!!!!』を6巻で完結させた比嘉さんが8ヶ月振りに登場。タイトルは「しんめいかい」と読みます。
表紙は帯を外すと、ぱんつが見えているようなそうでないような。

主人公、十勝は小学校中学校と自宅から徒歩1分で通える環境にあったので、友人達と喋りながら帰ったり寄り道したり、ということをしたことが無い。そんな彼はわざと家から遠い高校に入学し、下校ライフに情熱を燃やすのであった……という話。
下校という部分にスポットを当てているが、要するに最近流行りの日常モノです。

男性主人公1人に対してヒロインは3人。MFテンプレートですね、分かります。
1巻からいきなり水着とか出て来ると、この先大丈夫かと不安になる。確か、同レーベルの『まよチキ!』もいきなり水着だったな。

ストーリーは短編連作形式となっており、下校のときにすることに焦点が当てられていく。1人で荷物持ちとかあったなぁ。
下校にスポットを当てるって発想は面白いけど、これ、すぐネタ切れすんじゃね?いや、そんな長々と続けるようなタイプの作品ではないと思うけど。

少しだけ不思議要素のようなものがあり、それが今後どういう具合に話に絡んでくるか。今回はその片鱗が見えただけ。MFお得意のちょっと不思議要素ありのラブコメに落ち着くか。取り敢えずは様子見。

一人称文体はまぁ普通か。たまに『ギャルゴ!!!!!』を思い出させるノリになる。

タイトルの「ろーどぐらす」って要するに道草のことなんだろうけど、「神明解」って何だろう。辞書の「新明解」と関係ありそうだが……。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B+

シリーズリンク
神明解ろーどぐらす <2>(2010/06)

著者リンク
ギャルゴ!!!!!6 -地上波初登場大全-(2009/07)

泳ぎません。(2011/09)
覚えてないけど、キミが好き(一迅社文庫、2012/04)
転醒のKAFKA使い(ファミ通文庫、2014/04)
たまらん! メチャクチャな青春ラブコメに巻き込まれたけど、生まれてきてよかった。(MF文庫J、2015/05)
キミは一人じゃないじゃん、と僕の中の一人が言った(ファミ通文庫、2017/08)

MF文庫J

天川天音の否定公式〈3〉 (MF文庫J)

著:葉村 哲 イラスト:ほんたに かなえ

「相変わらず瑛子にゃん侮れないにゃ。雪道にゃんのこと理解しまくりにゃ……っていうか、あれだけ理解しててどうして関係が前に進まないにゃ」
「相手が雪道だからでしょ」

約2ヶ月1週間の積み。3ヶ月振りの新刊。表紙は順当にシロコ。
口絵が4ページは最早デフォルトなのか……(´・ω・`)

さて、夏休みということで瑛子の別荘に遊びに行く雪道達。そこで彼等は『領域』の人形であるコッペリアと出会うことに。
雪道相手に恋心を学ぼうとするコッペリアの出現でラブコメがブーストする。いやしかし、雪道の天然タラシっぷりは異常。翻弄される天音と瑛子が可愛いです。

あくまでもコッペリアはゲストヒロイン扱いということで一安心。これ以上ヒロイン増やされてもなぁと思うし。

人間らしさを少しずつ得ていくコッペリアだったが、それは御堂叶流の罠だった。やっぱり設定部分が理解ったような理解らんような。
でも、これで雪道が叶流を倒すべき理由が出来たか?

次は4月。今巻発売時点で既に発売が決定していたそうなので、勢いは衰えずか。

燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A-

MF文庫J,雑記

定期券を買いに京都駅まで行ってきたんですが、ついでにリニューアルオープンした三省堂書店に寄ってきました。
そこで、ようやく探していた、

・竜王女は天に舞う One-seventh Dragon Princess
竜王女は天に舞う―One-seventh Dragon Princess (MF文庫J)

を発見、購入しました。
でも、やっぱり全体的なラノベの品揃えは微妙なんだよなぁ。新刊台なら新刊台って、はっきりしてほしい。取り敢えずアニメ化した奴を目立つように置いときゃ良いんだろオーラを凄い感じる。
まぁ、今後利用頻度が上がるだろうからポイントカード作ったけどさ。

MF文庫J,コミカライズ,雑記,雑誌,電撃文庫,GA文庫

予約していた諸々を取ってきました。ブツは、

・神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト <2>
・えむえむっ! <3>
・狼と香辛料 Ⅳ
・GAマガジンクリエイターズ Vol.1
神曲奏界ポリフォニカエターナル・ホワイト 2 (プリンセスコミックス)
狼と香辛料 4 (電撃コミックス)
えむえむっ! 3 (MFコミックス)GAマガジン クリエイターズ Vol.1 (SOFTBANK MOOK)

です。

あと、『とある科学の超電磁砲』5巻の限定版を予約してきました。特別冊子となると、買い逃すわけにはいかねぇな。

MF文庫J

えむえむっ! 9 (MF文庫 J ま 1-13)
著:松野 秋鳴 イラスト:QP:flapper

「俺は、結野のことが━━好きだ」
「…………」
「……わたしも」
「え?」
「わたしも、タローが好きです。大好き」

うわぁあああぁあああああああ。

積んでねぇ!4ヶ月振りの新刊。本編は実に8ヶ月振り。今回もいつも通り、連作短編形式。
口絵は本編と全く関係の無いサービスカット集。いいぞ、もっとやれ。

『秘密を込めたサプライズデート』

嵐子の可愛さMAXでお送りします。8巻の出来事を通して、晴れて恋人同士となった太郎と嵐子だったが、嵐子の男性恐怖症と美緒様による第二ボランティア部追放が2人の心にしこりを残していた、という話。

もう太郎の叫び声が人語の域を軽く突破してるなぁw
お姉ちゃんとお母さんはエロを通り越して、ただただ発言が下品になってきてる気がする。あの頃のお姉ちゃんは何処へ……(´・ω・`)

巻数を重ねても店長はびっくりするくらいそのままだよね。今回は『リリカルなのは』のフェイトでした。モロに劇場版の影響だな。

『暴走気味のワンワンエクスタシー』

幕間扱い。ノアの作った薬で、犬になってしまった太郎と日村。もう何でもありじゃねーか。前巻の時点で判ってたけど。

『命賭けのラストスパート』

遂に美緒様も自分に素直に。引き伸ばし易い展開キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!そりゃ今のタイミングで終わったら、びっくりするけどな!
嵐子が告白したときはどうなるかと思ったけど、これならいくらでも続けられんじゃん!その分、当初より多少面白くなくなってるけどな!

まとめ

というわけで、ここ暫く漂っていた鬱の気配も払拭されて良かった良かった。アニメ化も決まったことだし、暫くはサービス満載のラブコメでうふふきゃっきゃしてれば良いと思うの。
多分、次は9.5巻なんじゃね?

そうですよ、遂にアニメ化ですよ。1巻の発売から3年1ヶ月。長かった……。アニメ化を信じて、布教を続けていた俺はアルティメット勝ち組と言わざるを得ないな。

燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A

MF文庫J,雑記

一昔前なら、今月みたいな日程だと20日には出てたんだがなぁ。1日だけフライングで24日発売。まぁ、早いとこでは連休前に出ていたみたいだけど。
ブツは、

・烈風の騎士姫 <2>
・えむえむっ! <9>
・IS<インフィニット・ストラトス>④
・僕は友達が少ない③
・三流木萌花は名担当! <3>
・機巧少女は傷つかない2 Facing “Sword Angel"
・神明解ろーどくらす
・図書館迷宮と断章の姫君
烈風の騎士姫 2 (MF文庫 J や 1-24)えむえむっ! 9 (MF文庫 J ま 1-13)IS〈インフィニット・ストラトス〉 4 (MF文庫 J ゆ 1-4)僕は友達が少ない 3 (MF文庫 J ひ 2-21)三流木萌花は名担当! 3 (MF文庫 J た 5-10)機巧少女は傷つかない 2 (MF文庫 J か 8-2)神明解ろーどぐらす (MF文庫 J ひ 3-7)図書館迷宮と断章の姫君 (MF文庫 J お 8-6)
の計8冊。固まり過ぎワロタ

『えむえむっ!』はアニメ化決定!!よっしゃぁぁああああああああああああ!!待っていたぜ、この時を!!きっと、これはメディアファクトリーからの就職祝いに違いない(ぉ
まぁ、制作会社がどこだ、とか、そもそも家で映るのかとか色々不安要素はあるんだが、今は取り敢えず喜ぼう。

『IS』、『僕は友達が少ない』、『機巧少女』は一気にアライブ誌上でコミカライズ決定。最近、MFはちょっと人気出ると、すぐコミカライズやる傾向にあるから、このままトントンとアニメ化までいけるかは微妙なところ。

『IS』はつい最近、中文版出版に関して揉めたので、まさかの打ち切りかとヒヤヒヤしたんだけど、和解したそうで。た え た!
こういう悪い話も聞こえる一方で、『イコノクラスト!』の新装版は利益無しでやったって話も聞くしなぁ。うーむ……。

『けんぷファー』12巻は完結か?表紙からすると、紅音の勝ちみたいだけど。
けんぷファー 12 (MF文庫 J つ 2-15)

来月は七月隆文さんとあきさかあさひさんが登場。

そういや、『ぷりぷり!!』って3巻で打ち切り完結したらしいね。あんなに冊数出しといて、最後打ち切りとか……(´・ω・`)

MF文庫J

ゼロの使い魔 18 滅亡の精霊石 (MF文庫J)

著:ヤマグチ ノボル イラスト:兎塚 エイジ

「貴族じゃなくたっていい。名前もいらない。だって、それはわたしが選んだものじゃないもの。感謝はしてるし、愛してもいる。でも、サイトはわたしが自分で選んだ唯一だから」

約2ヶ月の積み。7ヶ月振りの新刊。『烈風の騎士姫』からは3ヶ月振り。
泥沼化するかと思われたガリアの王位乗っ取りだが、それを上回る事実が判明したために、意外とあっさり解決。解決というよりは、それどころではなくなったと言うべきなのか。
エルフの新キャラも登場し、いよいよ聖戦が本格化か。

その一方で、才人とルイズはひたすらイチャイチャするのでありました。2人の絆が強固になり過ぎていて、今更ラブコメに絡んできたタバサが可哀想過ぎる。

これだけ巻数出してるのに、全然ダレないのが凄いよなぁ。ちゃんと話サクサク進んでるもんな。

燃:B 萌:A 笑:B+ 総:A

MF文庫J,ハヤカワ文庫JA,一迅社文庫,富士見ファンタジア文庫,雑記

今月は公式発売日通りの発売。一迅社はもしかしたら1日くらいは早く出ていたかもしれん。ブツは、

・ぼくと彼女に降る夜 アビリティー・ゼロ~からっぽの未来
・火の国、風の国物語9 黒王降臨
・生徒会の火種 碧陽学園生徒会黙示録3
・ハイスクールD×D6 体育館裏のホーリー
・スノウピー1 スノウピー、見つめる
・シオンの血族1 魔王ミコトと千の花嫁
ぼくと彼女に降る夜 アビリティー・ゼロ‾からっぽの未来 (富士見ファンタジア文庫)火の国、風の国物語9 黒王降臨 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の火種 碧陽学園生徒会黙示録3 (富士見ファンタジア文庫)ハイスクールD×D6 体育館裏のホーリー (富士見ファンタジア文庫)スノウピー1 スノウピー、見つめる (富士見ファンタジア文庫)シオンの血族 1 魔王ミコトと千の花嫁 (一迅社文庫 す 1-5)

あと、発売日に何故か置いていなかったハヤカワ文庫JAの

・ザ・ジャグル 汝と共に平和のあらんことをⅡ
ザ・ジャグル 2―汝と共に平和のあらんことを (ハヤカワ文庫 JA サ 9-2)

の計7冊を購入。あと、ドラマガ買ってきました。
DRAGON MAGAZINE ( ドラゴンマガジン ) 2010年 05月号 [雑誌]

連休の関係でMFがフライングしていたら、えらいことになるなと戦々恐々していたんだが、幸いセーフ。ご丁寧にMFは24発売と新刊台のスペースを空けて紙が貼ってありました。こういう処置は有り難い。

『ザ・ジャグル』は会計中に失念していたことに気付き、店長にペコペコしながら別で会計してもらいました。

『まぶらほ』はもう切りの方向で。
『レジェンド・オブ・レギオス』は存在を忘れてましたが、折り込みチラシで表紙イラスト見ると、欲しくなってくんだよなぁ。何で最初から文庫で出してくれないんだよ!
『風の聖痕』は長編7巻の冒頭、つまり遺稿を収録だそうで。
まぶらほ じょなんの巻・ろく (富士見ファンタジア文庫)レジェンド・オブ・レギオスI リグザリオ洗礼 (富士見ファンタジア文庫)風の聖痕 Ignition 6 ヒミツのカンケイ (富士見ファンタジア文庫)

メディアミックスの話なんかはドラマガを読んだときに。

一迅社の来月の新刊にはまさかの続編『ある秋の卒業式と、空を見上げるアネモイと。』が登場。今更……!?
まぁ、買うけど(ぉ

MF文庫J,雑記,電撃文庫

今月は電撃文庫が4日フライングする可能性がある日程だったんだけど、土曜発売は無し。となると、月曜入荷ってこともないだろうから、多分3/9(火)発売だろうと思ってたんだが、いざ問い合わせてみると、10日発売とのことで。またまたぁ、店長じゃないから10日発売と勘違いしてるんだろ?と舐めてかかってたら、本当に出てなかったorz

取り敢えず、気になってたMF文庫Jの『竜王女は天に舞う』を2冊買おうと思ったら1巻無かったorz
仕方なく2巻だけ購入。このままだと積み本の山の下の方にいっちゃうぞ!
竜王女は天に舞う 2 (MF文庫J)


何がきっかけだったか忘れたけど、最近『狼と香辛料』の著者、支倉凍砂さんのブログをちょくちょく見ています。『狼』は肌に合わなかったから早々と切ったんだけど、ブログは面白い。

リア充爆発しろ!