作:椎橋 寛
「そうだ、京都に行こう!!」
「言いたかっただけだろ!?」
表紙は若かりし頃の爺ちゃんと珱姫。ぱっと見、リクオが重複したのかと思って、焦った。
って、また人間出て来た!まぁ、妖怪の伴侶になったからアリと言えばアリか。
九巻の表紙のキャラが既に見切れていますが誰か判んねぇや。
気の早い話だが、最終巻は人間モードのリクオで決まりだと思うんだ。
さて、過去編後半戦。この時代の雪女は雪麗(せつら)というらしい。下の名前って言ってたけど、じゃあ「雪女」が名字なのかw
宴会のときに、「何代かけてもあの人の口唇を奪ってやる」と発言していることから考えても、つららのお母さん若しくはおばあちゃんである可能性が高いと思うが。
というか、つららがリクオにべったりなのは教育の賜物なんだろうか。
珱姫は生き胆狙いの羽衣狐に拉致されてしまう。この拉致された姫君の中に、こっそり苔姫が混じっている件。おまけ漫画で解説されているが、羽衣狐が倒された後、奴良組にくっついて関東へとやって来たらしい。元々は人間だったのね。
何故、一ツ目に懐いたのかが謎だ。
爺ちゃんVS羽衣狐では、花開院家十三代目当主、秀元が乱入。まさかのここで破軍出て来たーーーーーーーー!!??
これは過去の花開院家当主を呼び出せる式神らしいが、どうも式神多重起動が可能な者にしか使えない様子。だからこそ、現代ではゆらに託されてるんだろうけど、近々発動の機会は巡ってくるのだろうか……。京都妖怪幹部クラスを一体くらいは撃破してくれるよね?ね?
いやしかし、上手いこと過去編の要素を現代にフィードバックさせてくるな。
というわけで、過去編終幕。珱姫可愛いよ珱姫。
戻って現代では、新たな依代を得た羽衣狐が復活していた。クールビューティーっぽい女子高生キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!また黒髪!黒髪!しかもストレート!
ロリ担当、狂骨も人気出そうだな。
リクオは京都へ行くと決意を固めるが、爺ちゃんに止められてしまう。どうも、これまで一切触れられなかったリクオの父の死には羽衣狐が絡んでいるようなのだが……。
つーことで、奥州遠野で修行でござる。
巻末おまけ漫画での爺ちゃんと珱姫のイチャイチャっぷりが半端ない件。
カバー下のおまけ漫画くらいでしか目立てないカナちゃんが不憫です。
ところで前から、やたら「ドギャァァァン」だの「ズギャァァァン」だのといった擬音を使うなと思っていたんだが、荒木飛呂彦さんのアシスタントだったのね。
燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+