作:小島 あきら
「いい思い出にせよ、悪い思い出にせよ、そのひとつひとつが今の僕を作ってる」
「大切な要素(もの)になってるから…」
「…だから、この自分の性格を嫌だとはあんまり思わないんだ」
表紙は黒崎母娘で、背景に鳴滝荘の住人達。今度は灰原さんも居ます。
今回は珠実による梢に白鳥君が相応しいかチェックから始まり、かくれんぼ、王様権発動という名目のデート、お絵描き大会、黒崎母娘の絆といったエピソードを収録。
徐々に、この作品らしい雰囲気になってきている印象。
鳴滝荘には美少女美女がいっぱいなわけだが、既に白鳥君の気持ちは梢にしか向かっていないし、梢以外の女性陣も特に白鳥君を男性として意識しているわけではない。
ぱっと見は、べったべたなラブコメ作品なのに、実はそうでもないという。
この巻から既に今後へ向けての伏線が張られ始めている。梢の人格の内の一つ、千百合のと海外に居る桃さんの恋人の存在と小夜子さんが学生結婚であることが示唆されるシーンが。
どの伏線も回収は結構後じゃなかったっけ?
ところで、桃さんのスーツ姿はエロいと言わざるを得ない。
燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+