スーパーダッシュ文庫,雑記

今月はいつも通り、25日発売。ブツは、

・パパのいうことを聞きなさい! <2>
・アスカ -麻雀餓狼伝-

パパのいうことを聞きなさい 2 (集英社スーパーダッシュ文庫)
アスカ―麻雀餓狼伝 (集英社スーパーダッシュ文庫 よ 2-1)

の計2冊。

そう言や、『紅』のコミックスに特典として、今度は『紅』のOVAが付くらしいですね。キャラデザを一新したファンムービーっぽいものになるとか何とか。どこまでホンマか知らんが、どんだけ『紅』で稼ぐつもりなんだ……。

アニメ,映画,角川スニーカー文庫

「全宇宙をひっくり返してでも、必ずお前を取り戻す!」

2期の終了と共に公開が発表された劇場版です。同じ研究室グループのなみ氏に誘っていただいたので、俺、なみ氏、優秀な後輩2人という構成で行ってまいりました。

発表当初は2010年春予定と言っていたので、良くて年内だろうと高を括っていたら、予定より早く2/6公開というワナ。
原作者である谷川さんも噛んでいるらしく、脚本協力とED主題歌の歌詞原案を担当してました。歌詞原案とか初めて見たぜ……。

尺は何と2時間半。原作が300ページある『憂鬱』がテレビ放送6回分、つまりおよそ20分ちょい×6=120数分にまとまってるのに、何で250ページしかない『消失』がそれより長いんだよw
とは言っても、無駄な部分があるというわけではないのでダレる心配は無し。

出だしはいつも通り。キョンの騒がしい日常から始まる。OPは『冒険でしょでしょ?』。内容が内容だけに、もっと静かに始まるかと思ったが。
時期が12月中旬ということで、皆、冬服装備なわけですが、朝比奈さんの黒タイツが見慣れてないので、凄ぇ違和感。『サムデイインザレイン』のときって、どうなってたっけな。

世界が改変された直後のキョンの絶望感が凄い。身体に不調をきたすほど。だからこそ、巻き返しのときの盛り上がりがあるんだが。
BGMの使い方が効果的でなぁ。ここぞというときに、物凄い音量でくるのよ。

全世界の長門ファンが期待していたであろう文学少女モードの長門ですが、確かに可愛かった。ただ、そこまでクるものがあったかというと、そうでもないと言うか。目が肥えてきてるんだなぁ。
なつゆきさんは「あんなの長門じゃないやい!」みたいなことを仰ってましたが。
ただ、キョンが初めて文学少女モードと遭遇して、勢い余って迫っちゃったときの長門さんは大変エロかったです。

原作を忠実に再現したため、伏線もがっつり張られました。予定は未定だろうけど、これはこれからも『ハルヒ』でがっつりお前等から金を毟り取ってやるぜという、角川からのサインに違いないw
キョンの携帯の画面が映るカットがあるんだけど、ちゃっかりアドレス帳に佐々木の名前が入ってるんだよな。

修復された世界で目覚めたキョンを見て、ボロボロ泣く朝比奈さんだけで俺の涙腺が大変なことに。周りに人居なかったら楽勝で泣いてた。

真のヒロインは長門なので、最後はキョンと長門のシーンに。何だか、お姫様と騎士みたいになってたぞ。
EDは長門のアカペラ。アカペラ……だと……?

クオリティは言うまでもなく。時々、3Dっぽくなるのは好みが分かれそうだな。結構、3Dになった瞬間に違和感あるからなぁ。
あと、モブが凄い動くわ喋ってるわ。

そういうわけで、『涼宮ハルヒの消失』でした。今後、テレビシリーズで新作が放送されるのであれば、観ておかないと困ったことになりそう。観て損ってことはないと思う。
映画公開と同時に3期発表、そう思っていた時期が俺にもありました。

そして4月末発売のザスニにて、『驚愕』一部先行掲載らしい。文庫の実物が店頭に並ぶまで、俺は発売を信じない!!
と言うか、今更発売されてもモチベーションだだ下がりなんだが、どうしたらいいんだろうか。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:S-

涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)

ファミ通文庫

バカとテストと召喚獣7 (ファミ通文庫 い 3-1-9)
著:井上 堅二 イラスト:葉賀 ユイ

どうしよう。姫路さんがなにかよくない頭の病気を患っている気がする。

約2ヶ月の積み。4ヶ月振りの新刊。本編は8ヶ月振り。表紙は姫路さん。

何でやねん!!

まだ表紙に出たことない女性キャラ、何人か残ってるやろ!葉月とか小暮先輩とか高橋先生とかさあ!もう1回言うぞ?何でやねん!!
いやまあ、1巻の表紙は若干2巻以降のフォーマットと違うから、今巻が姫路さん初登場巻と考えられなくもないが……。

さて、今回は体育祭ということで、持ち物検査で没収された私物を奪還するべく、学生VS教師陣という構図が出来あがる。
お馴染みのメンバーが活躍するのは勿論なんだが、今回のメインは雄二と霧島さん。だから2人はさっさと婚約すれば良いと思うの。
霧島さん可愛いよ霧島さん。

問題は引き伸ばされ過ぎて、ちょっと質が落ちてきたということ。これはMFでも言えることだけど、ラブコメのウェイトが大きい作品は長期化するとダレる傾向があるからなぁ。
次はまさかのまたもや短編集で、7.5巻。2月発売なので、もう出てるかも。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A-

MF文庫J,ファミ通文庫,講談社BOX,講談社ノベルス,雑記

今月も1日フライングで24日発売。ブツは、

・かぐや魔王式! 第6式
・Xの魔王 <2>
・鳳凰堂みりあは働かない! <3>
・ゴミ箱から失礼いたします <2>
・ミカヅチ
かぐや魔王式! 第6式 (MF文庫J)Xの魔王 2 (MF文庫J)鳳凰堂みりあは働かない!3 (MF文庫J)ゴミ箱から失礼したします 2 (MF文庫J)ミカヅチ (MF文庫J)

の計5冊。

今、折り込みチラシを見てたら、『竜王女は天に舞う』2巻の表紙に吸引されそうです。
竜王女は天に舞う 2 (MF文庫J)

『姫宮さんの中の人』がコミックガムで連載中……だと……?いつの間に……。つーか、何故『かぐや』の方をやらないんだ……。

来月の新刊で気になるのは2点。まずは『二人ではじめる世界征服』のおかざき登さんの新作『図書館迷宮と断章の姫君』。何か色々な作品が混ざってね?
もう1本は『ギャルゴ!!!!!』の比嘉さんの新作『神明解ろーどぐらす』。
前者は購入決定として、後者は粗筋とイラスト次第だなぁ。
で、やっぱり2巻多過ぎワロタ

『えむえむっ!』は来月、文庫とコミカライズ新刊発売と共に重大発表だそうで。アニメ化くるか……?


2009年下半期ライトノベルサイト杯が終了しました。初めての参加だったので、判らないことも多かったのですが、主催者の平和さんの心優しい応対のお陰もあり、無事投票することが出来ました。有り難うございます。

結果は順当かと。え、こんなんが上位に入んの!?というのは無かったと思います。


FBonlineが更新されてたんだけど、そこでえんため大賞の最終選考まで残った人が連載という形でデビューされてました。
webでデビューってラノベ業界では異例なんじゃね?そうでもないんだろうか。コストが安そうだから、色んなことが出来るのかな。


ネットで拾った噂なんだけど、リクナビの講談社のページに「講談社は2010年、本気でライトノベル分野へと進出します。」と書いてあるらしい。
編集の経験者を募集してるって話も聞いたし、ガチなのかなぁ。単に、講談社ノベルスと講談社BOXのラインナップを強化するってだけのオチなのか……?
これで、越前魔太郎のことでしたとかいうオチだったらずっこけるな。


一迅社文庫

フォルマント・ブルー―リミックス (一迅社文庫)

著:瑞智 士記 イラスト:むらた たいち

「生身の演奏家だからこそ、作曲家や指揮者の意志を超えることができるんです!昔……お父さんが云ってました」
「何が……何が云いたいんだ?」
「わたしが、あなたの意志を超えてみせます」

約6ヶ月半週間の積み。一迅社文庫。2005年に富士見ミステリー文庫から、木ノ歌詠名義でデビューした瑞智さんの原点がこの度、新装版で登場。今は亡きファンタジアバトルロイヤル掲載の短編も収録という隙の無さ。
ある程度の巻数が出せなかった作品の雑誌掲載短編が文庫に収録されるなんて、もう奇蹟と言っても良いと思う。

イラストはスーパーダッシュ文庫の『アリフレロ』やファミ通文庫の『バトルフィールドは空騒ぎ!』のむらたたいちさん。
ミヤスさんのままが良かったなぁ。

ストーリーは不治の病に冒された主人公、春希が自らをシンセサイザーを思い込んでいる少女、伽音と出会ったことで変わっていく……というもの。
ラブコメでもなくバトルでもない青春小説。

何と言っても5年前の作品なので、殆ど内容憶えてないから、どの程度改稿されているのかがよく判らん。家のどっかにはオリジナルがあるんだけど、発掘出来ねぇ……orz
後書きではなるたけ改稿しないようにしたって書いてあったけど。

5年前っていったら、まだ富士ミスが辛うじてミステリーの要素を残していた頃だと思うんだけど、そう考えると、所々ミステリーと言い張れないこともない部分があるな。

いずれにせよ、この新装版が出たという奇蹟を喜びたい。この調子で色んな作品の新装版出してくれないかなぁ。

燃:C 萌:B 笑:C 総:B+

カラっぽの僕に、君はうたう。―フォルマント・ブルー (富士見ミステリー文庫)
カラっぽの僕に、君はうたう。―フォルマント・ブルー (富士見ミステリー文庫)

アニメ,漫画

「厄払いって後でやっとけば良かったーと思いますよー」

サンシュートチャージ率は38%。もうチャージし切れる筈がないって思うようになってきたw

本編はいつも通り。ウサの可愛さは異常。

燃:B 萌:A 笑:B+ 総:A-

天体戦士サンレッド 10 (ヤングガンガンコミックス)
天体戦士サンレッド 10 (ヤングガンガンコミックス)

一迅社文庫

ANGEL+DIVE CODEX 3 (一迅社文庫 し 1-8)

著:十文字 青 イラスト:青稀 シン

「人間ってさあ、死ぬときは死ぬじゃん?わたしらに殺されたやつらみたいに。何が起こるかわかんないわけじゃん?だったらさあ。やりたいことやんなきゃ損だよね!一番気持ちいいこと、いっぱいやんなきゃ!もったいないでしょ?だって、せっかく生まれてきたんだもん!」

約4ヶ月の積み。3ヶ月振りの新刊。第1部が3冊で終わったので、2部も3冊で終わるかと思いきや、そうでもなかったんだぜ。
総扉を見ると、依慧がネコミミカチューシャを付けて恥ずかしがってたりするから、萌え萌えな内容もあるよ!的な展開かと思いきや、全然そんなことなかった。

今回はひたすら殺伐とした展開。準レギュラーにも死者が出て、重苦しい雰囲気に。
また、1部で登場していたキャラクターも多数が再登場し始めて、クライマックスが近いことを予感させる。

これまではほぼ3ヶ月スパンで出ていた本シリーズですが、しばらくお休みを頂戴して構想を練るそうです。
え、止めるタイミングおかしくね?

燃:B 萌:B+ 笑:C+ 総:A-

アニメ,コミカライズ,電撃文庫

「さあ、私達も花火のように燃え上がりましょう!!」

サブタイトルは「ポルターガイスト」と読みます。

初春達の通う中学校に、春上衿衣(はるうえ・えりい)という少女が転校してきた。この少女こそ、#17で鉄装先生が出会った人物である。
語尾に「なの」を付ける喋り方、どっかで聞いたことあるぞ、能登麻美子さんが演ってたキャラだ!というところまではすぐに判ったんだけど、何のキャラだったかが全然思い出せなくて、視てる間ずっとモヤモヤしてました。ネットで調べて、『CLANNAD』のことみだと判明。居たなぁ、そんなキャラ。

初春は風紀委員ということで、衿衣とルームメイトになり、色々と教えてほしいと大圄先生に頼まれる。先生はちゃっかり結婚指輪をしてます。

一方、その頃、巷では能力の暴走を引き起こすRSPK症候群なるものが流行していた。この能力の暴走が複数の能力者によって起こされた場合に発生するのが乱雑開放と呼ばれる現象なんだとか。
警備員と風紀委員の合同会議では先進状況救助隊のテレスティーナが説明に参加。一見、良い人そうに見えるが、多分敵側だろうなぁ。今回の最後の笑みを見る限りでは。

美琴達は衿衣も誘って花火大会を見に行くことになるが、初春と衿衣は浴衣の着付けに苦戦。それを難なく助ける佐天さん。何気に、佐天さん凄ぇ万能じゃね?良いお嫁さんになりそうですね。

屋台の中にはカナミンの綿菓子を売っている店が。こういう背景に細かいネタを仕込んでくるの良いね。

固法さんは花火大会にも行かず、一人で乱雑開放のことについて調べ物をしていた。ムサシノ牛乳を飲んでるのが、また細かい演出だなぁ。
彼女が調べたところ、RSPK症候群はAIM拡散力場への人為的な干渉によって起こる可能性があると判明。

不気味な笑みを浮かべるテレスティーナ、再び姿を現す木山先生。おおおおおおおおお、盛り上がってきたぜぇぇええええええ!!

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+

とある科学の超電磁砲 1―とある魔術の禁書目録外伝 (電撃コミックス)
とある科学の超電磁砲 1―とある魔術の禁書目録外伝 (電撃コミックス)

アニメ,ファミ通文庫

「俺はお前の夢を笑わない」

原作3.5巻収録の雄二と霧島さんがメインの短編をほぼ忠実に展開。でも、何で遊園地の名前を「如月ハイランド」から「如月グランドパーク」に変更したんだろう。
パーク内のシーンでは背景に『フルメタル・パニック!』のマスコット、ボン太くんらしきシルエットが。

で、霧島さんがとても可愛い件。雄二はさっさと婚約すれば良いのに……。

EDは特別バージョン。女性陣がセーラー服を着て歌います。ナチュラルに秀吉混ざってて吹いたw
しかも、通常バージョンの全員集合カット
と立ち位置一緒だし。
あと、ババアのセーラー服自重。

燃:A- 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

バカとテストと召喚獣3.5 (ファミ通文庫)
バカとテストと召喚獣3.5 (ファミ通文庫)

コミカライズ,トクマノベルスEdge

クラック・ハウンド 3 (ジェッツコミックス)
原作:榊 一郎 作画:前川 かずお

「…亜麻音ちゃん、本気にしちゃいけねぇ…」
「俺は<詐欺師>。騙すのが商売さ」

3巻にして完結巻。打ち切りのようにも見えるし、予定通りの完結のようにも見える。どっちなんだろうなぁ。

存在破綻者を個々に撃破していても埒が明かないどころか、亀裂は広がるばかりとの判断は状況を黒衣の未亡人との直接対決へと導く。

ちゃんと黒衣の未亡人は倒せたし、露骨な俺達の戦いはまだまだ続くエンドではなかったので、まあいいか。
何にしても、登場人物がバサバサ死ぬので否応なく盛り上がっちゃう。

総評

そういうわけで、まさかのコミカライズ『クラック・ハウンド』全3巻でした。トクマノベルスEdgeで1冊出したきりで止まっていたシリーズをこういう形で一応とはいえ、完結まで漕ぎつけたことに感動した。
しかし、一体どういう事情で、こんなことになったんだろう……。

燃:B 萌:B- 笑:C+ 総:A-

クラック・ハウンド 聖人の条件 (トクマ・ノベルズ EDGE)
クラック・ハウンド 聖人の条件 (トクマ・ノベルズ EDGE)