電撃文庫

境界線上のホライゾン4〈下〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)
著:川上 稔 イラスト:さとやす(TENKY)

「行くぞ世界征服。来いよ世界全体。俺達はもう負けねえ。そのつもりで相手してくれ」
「夢を叶えに、━━行こうぜ皆」

2011年12月の新刊。約4日の積み。隔月刊行。
上巻、中巻と薄めが続いたので、下巻も大したことないかなーと思ってたら、1000ページだったでござるの巻。
シリーズ10冊目にして、2番目に分厚い巻になったな。

流石に、1000ページともなると、持ち運ぶのも手間だし、電車の中で読むのもしんどい。座れない場合、両手で本をキープするので完全にバランスゲーム状態ですw
かと言って、家でしか読まないと1週間かかっても読み終われなそうだったし、背に腹は代えられんということで。

表紙は政宗。青系のカラーリングで今回も大変美麗な仕上がりになっております。
口絵のキャラ紹介はマルファと本庄・繁長。もう、キャラ紹介は最低でも4ページは要ると思うの。

さて、今回のエピソードは中盤戦一発目ということで、武蔵勢が再起する話なので、再び全員集合6ページブチ抜きイラストがあります。集合っつっても、みんな別々の場所に居るんだけどね。
トーリは油断すると、すぐメチャンコ格好良くなるから困る。あれ、今回あんまり全裸になってなくね?女装という新ジャンル開拓してたが。

ウルキアガは見事、未来嫁獲得。やっぱり上巻の表紙担当は武蔵アリアダスト教導院所属になるのか。
ってか、これまでのウルキアガの素っ気ない態度ってツンデレ作戦だったのかよ!

成実が告白から5分と経たずして、全裸に剥かれて吹いた。おっぱい!おっぱい!
成実さん大サービスだな!

嫁をゲットしたのはいいけど、半竜ってどうやってエロいことすんの?って思ったら、まさかの中の人登場ですよ。そんなアホな。

遂にP.A.Odaの創世計画の正体が明らかに……みたいな流れで、焦らしに焦らしておいて、結局判らず仕舞いなのかよ!
多少のヒントは残されたけど、読者としては全然わからんちんだよ!

勿論、ギャグもフルスロットル。土下座滑走とか正純の股間チェック継承とか狂気抵抗値とか触手とか飛ばし過ぎだろw
あと、必ずカレーの活躍シーンがあって吹く。

やっぱり近い内に修学旅行編があるみたいだな。この世界観で修学旅行って、全然イメージが出来ない……。
いやしかし、この分量なら、いずれ4分冊になる日も近い気がするぜ……。

燃:A+ 萌:A+ 笑:A 総:S-

シリーズリンク
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅣ〈中〉(2011/10)
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅤ〈上〉(2012/08)

ガガガ文庫,雑記,GA文庫

今月はいつも通り1日フライング。取り敢えず、会社近所の書店でフライングを確認した。
ブツは、

・俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる <4>
【Amazon.co.jp限定カバー】俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 4 (GA文庫)

の計1冊。
新人デビュー『双子と幼なじみの四人殺し』はスルー。
双子と幼なじみの四人殺し (GA文庫)

榊さんと神奈月さんの新作キネティック『葬送鬼レギナルト』の情報が出始めてきたけど、キャラ紹介に思いっきりフォロン居るじゃないですか。
コーティもぐいぐい出て来そうな気配だけど、これで果たして完全新作と言えるのか……。
って、また双子キャラ居るかよ。榊さん、ほんと双子好きだなw

ところで、ガガガ文庫の2011年11月の新刊『最弱の支配者、とか。』のイラストが酷いと噂になっていたので、ぱらぱらーっと見てきたんだけど、確かにこれは酷いわ。
明星かがよさんなんだけど、まともなイラストが表紙にしかねぇ……。
口絵は文字と表紙イラストを加工しただけで、挿絵にはラフ絵が適当に載っているだけ。

体調不良か何だか知らないが、別にメディアミックス絡みの作品でもあるまいし、発売延期にするべきだろ……。
無理矢理発売して誰か得すんのか?

アニメ

「タギル、俺達、スーパースターになるんだろ!一緒にトップ取ろうぜ、タギル━━━━っ!!」

いきなりアバンが導入された意味が理解らない。

さて、今回ゲストデジモンはフレイウィザーモン。初めて見たって思ったけど、『フロンティア』の映画にモブとして出てるのか。
彼によって、人々はやる気を奪われ、無気力状態に。

タギルもやる気を奪われ、ガムドラモンは超進化出来なくなってしまう。
それでも何とかデジクオーツへとやって来たタギルとガムドラモン。どうにもならないかと思われたそのとき、ガムドラモンの叫びがタギルのやる気を呼び起こし、ガムドラモンはアレスタードラモンへと超進化を遂げる。

パートナーデジモンとの絆を深めて、進化に繋ぐ演出は古き良きデジモンアニメの王道展開ですげー燃えるよな。
くるぞくるぞキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!って感じで。やっぱり、設定以前に演出と脚本って大事なんだな。

何だかガムドラモンが可愛く見えてきたわ。

燃:A+ 萌:B+ 笑:B- 総:A+

エピソードリンク
#64「香港上陸!超美少女アイドルを守れ!!」
#66「おいしい?まずい?デジモン・ラーメン勝負!」

アニメ,電撃文庫

「俺がオマエらの不可能を受け止めてやる!だからオマエらは可能の力を持っていけ!」

ホライゾンを救うため、王を彼女の元へと行かせるため、あっちこっちで戦闘が。
ネイトとか直政とかノリキとかウルキアガとか。
いやしかし、ネイトの髪のボリューム凄ぇなw

で、トーリの契約。哀しみの感情を得たら即死亡とかハードル高過ぎる。でも、この人、油断すると、滅茶苦茶格好良い主人公になるんだよな。

良いように振り回され始めたインノケンティウスのテンションがアレ。ってか、大人気ねぇw

EDは久し振りに暗い方。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第10話「スタートラインのラッパ吹き」
第12話「平行線上への相対者」

ソフトリンク
境界線上のホライゾン <Ⅵ>(初回限定版)

アニメ,電撃文庫

「我等、ここに淑乳同盟を締結する!」

出たぜ、淑乳同盟!
さて、アリスの残した不穏な言葉通りに事件が発生。春亮達はそれを追って、アリスと激突することに。
アリスの使う禍具《食人調理法(カニバルクッカー)》のデザイン格好良いな。

で、春亮はいんちょーさんの抱える秘密を知る。文章で読んだときは、ただただグロいだけだったけど、映像になると、新しい性癖に目覚めそうになるから困るわ。

次回のサブタイは『狂信者は何処かにいる』なんだけど、これ、原作にないタイトルなんだよなぁ。
オリジナル展開にでもなるんだろうか。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第九章「帰還者は何処か不思議な Welcome home, the troubled little girl」
第十一章「狂信者は何処かにいる Mother’s warm hospitality, and the lovely crash」

コミカライズ,GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ ザ・ブラック ③ (フレックスコミックス)
原作:大迫 純一 漫画:米村 孝一郎

「見えなかったのかもしれない。気付かなかったのかもしれない。けれど━━」
「貴方は望まれて、ここに生きている」

2011年11月の新刊。1年振りの新刊なのか。そら内容も忘れるわ(ぉ
元から終わるつもりだったのか、大迫さんが亡くなったことで続けるのが難しくなったのか、最終巻です。

レオンとの決着がつくが、どうにも最後がバタバタっと終わったというか。
で、マティアのストッキングが気になって仕方が無いというか。

総評

ってなわけで、渋い作画が味のあるコミカライズ『神曲奏界ポリフォニカ ザ・ブラック』全3巻、これにて完結です。
この作風なら、青年漫画誌とかで連載したら、新しい客層が開拓出来たのでは……と思わないでもない。

大迫さんが大好きなシェリカが出て来なかったのは、そこまで話が進められなかったからかな。

燃:B 萌:B+ 笑:C 総:B+

シリーズリンク
神曲奏界ポリフォニカ ザ・ブラック <2>(2010/11)

シェアードワールドリンク
神曲奏界ポリフォニカ カーディナル・クリムゾン <7>(2011/11)
神曲奏界ポリフォニカ ネバーエンディング・ホワイト(2011/11)

コミカライズ,GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ カーディナル・クリムゾン ⑦ (フレックスコミックス)
原作:榊 一郎/ocelot 漫画:緋呂河 とも

「人違いなんてしませんよ。あなたが忘れてしまっても…」
「私たちは頑張っている生徒のことは忘れませんからね」

2011年11月の新刊。
「最強無敵のツンデレ美少女精霊反撃開始!!」って帯ダサ過ぎるだろ……。しかも「ツンデレ」のフォントェ……。

ってな具合に、パッケージングがちょっとアレですが、中身はしっかり面白いです。
冒頭では、いきなりフォロンの神曲に「悔しい!けど感じちゃう!」状態のプリネシカが。

コミックスにまとめたら、いきなりオッサンとジジイの話になったから描き足したらしい。英断だわw

今回はドミティエムに掘り下げエピソードが。これは今後キネティックの新作が出たときにイジってもらえるフラグでは?
また、キネティックにフィードバックされたからか、ユズリハが再登場。
ユズリハ可愛いよユズリハ

今回でキネ3話がようやく終了。次巻からは、いよいよ完結に向けて進んでいくことになるのか……。

巻末には『クリムゾンS』5巻収録の短編『RASH MARAUDER』を漫画化したものが収録。
ちゃんとティアンとレナには「デザインみかきみかこ」って書かれてるw
しかし、何故漫画化したし。いや、サプライズで面白かったけどさ。
ティアン、トルバス神曲学院の制服似合わねぇなw

燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
神曲奏界ポリフォニカ カーディナル・クリムゾン <6>(2011/02)
神曲奏界ポリフォニカ カーディナル・クリムゾン <8>(2012/07)

シェアードワールドリンク
神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト <5>(2011/10)
神曲奏界ポリフォニカ ザ・ブラック <3>(2011/11)

漫画

よつばと! 11 (電撃コミックス)
作:あずま きよひこ

「すごいおいしかったからいっぱいたべたからはいた」
「吐くなよ」

2011年11月の新刊。やはり刊行ペースは1年か。もうちょっと薄くして刊行ペース上げた方が儲かる気がするのだが……。

さて、ジュラルミン可愛ぇええええええええええええええ。
ジュラルミンって、あれだけよつばに色んな所を連れ回されてるのに、全然ボロボロにならないな。
多少汚れる描写はあっても、すぐ復活してるし。
犬のよだれでベトベトになったジュラルミン、ちょっとイケメンでワロタ

今回はいつにも増して、よつばの顔芸シーンが多かったような気が。風香がスベったときの顔酷いなw

そして、あさぎさんの緩い三つ編みにDOKIDOKIした人は正直に先生に言うように。

燃:C 萌:A 笑:A- 総:A

シリーズリンク
よつばと! <10>(2010/11)
よつばと! <12>(2013/03)

コミカライズ,GA文庫

神曲奏界ポリフォニカエターナル・ホワイト 5 (プリンセスコミックス)
原作:高殿 円 漫画:藤丘 ようこ

「…シラユキ。いつか、君のそのぬるさが君自身を貫く刃になる」
「いちばん愛する人間と対峙したとき、君は初めて世界が自分を裏切ったと思うだろう。そのときになれば君にも僕の気持ちがわかる」

2011年10月の新刊。原作が終わりそうだからなのか、こちらも『インフィニティ・ホワイト』編をもって完結だそうで。
『インフィニティ』っていうか、実質は『ミッシング・ホワイト』編だよな。原作2巻と3巻で上下巻構成みたいなもんだしな。

さて、ブランカに契約解除を言い渡したスノウだったが、心のモヤモヤは晴れなくて……。
伏線張るだけ張っておいて、なかなかの投げっ放しエンドです。いやまぁ、原作を普通に再現したら当然そうなるわけだが。
後書きで堂々と伏線投げっぱ宣言はどうかと思うが。

総評

ってなわけで、何故プリンセスで連載したのか最後まで、よく理解らなかったコミカライズ『神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト』全5巻でした。
足掛け約2年か。

作画のクオリティがもうちょっとあればなぁ、と。キャラでも戦闘描写でも音楽描写でも良いから、何かしら特化している部分があれば良かったんだけど、どれも平凡というか何というか。突出したものが無かったような印象。

ああ、こうしてまた『ポリフォニカ』が終わりに近付いていく……。

燃:C 萌:B 笑:C+ 総:B+

シリーズリンク
神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト <4>(2011/05)

シェアードワールドリンク
カントクイラストレーションズ -神曲奏界ポリフォニカ エイフォニック・ソングバード-(2011/09)
神曲奏界ポリフォニカ カーディナル・クリムゾン <7>(2011/11)

アニメ

「私、もうパパに愛されてないなんて思わない。大好きよ、パパ」

かつてのダストゾーンの住人トレイルモンに連れられて、やって来たのは香港。そこではネネさんがアイドルとして大活躍中だった。
アイドルになったのは、まぁ良いとして、何故香港なのか……。

ユウもアカリもネネも、前作から引き続き登場しているキャラはみんな髪型が変わってるのに、何でタイキだけそのままなのだろうか。

どうでも良いけど、サブタイの「超美少女」とかハードル高い煽りだな。まぁ、作画のクオリティが上がると、けしからんエロさを発揮するけど。
ってか、たった1年でネネさんの胸、えらい育ってない?

トレイルモンにクロスハートを連れて来るよう依頼したのはネネ。彼女は最近遭っているストーカー被害にデジモンが関わっているようだと話す。

ストーカーに力を与えているのはハーピモンだった。シャウトモンが知ってたってことはヘブンゾーンの住人だったってことか。

ハーピモンの速度に対抗するため、ネネもジェットメルヴァモンで参戦。このノリだと、近い内にキリハも再登場するのかな。

だが、ハーピモンが思いの外強く、ジェットメルヴァモンは敗退。
ネネのデジモンがやられてブチ切れたタギルはアレスタードラモンとスパロウモンをデジクロスさせる。
タギルが燃えて、『タギルチカラ』が流れるのは良い演出。
何か1分間くらいハイクオリティな作画になったんだがw

あくまでも主人公はタギルと位置付けている展開が良いよな。クロスアップの演出自体は今一つだけど、クロスアップアレスタードラモンのデザイン自体は毎回格好良いんだよな。
ってか、デジクロスした状態ってクロスアップ〇〇モンって呼び方をするのか。

ネネさんのライブシーンではキャラソンでも流れるのかと思ったら、2期と3期の主題歌を歌ってました。
これってCD音源あるのかな。

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

エピソードリンク
#63「狙われたタイキ!超セレブ・スターの雄たけび!」
#65「タギルがふにゃふにゃ!? ガムドラモン大ピンチ!!」