ガガガ文庫

GJ部(グッジョぶ) (ガガガ文庫)

著:新木 伸 イラスト:あるや

「コーヒー苦くてヤですよね。缶コーヒー甘くておいしいです」
「子供」
「部長に言われると、なぜかたいへん傷つきます」

約1日の積み。ガガガ文庫にファミ通文庫『明るい家族砲計画っ!』でお馴染みの新木さんが登場。
GJ部(グッジョブ)という謎の部活動に所属する5人の少年少女達のゆるふわな日常を描いたラノベ史上初の4コマ小説。
どういう具合に4コマかというと、ショートショートが阿呆みたいに収録されていて、その全てが4ページで終わります。最近、流行りのまんがタイム系の漫画みたいだな。

最初は特に買うつもり無かったんだけど、『家族砲』4巻で関係を匂わせるような記述があったため、気になってしまいました。
実際、同一世界のようで、主人公、京夜の読んでいるラノベの著者は『家族砲』に登場するお兄さんである。京夜のクラスメイトの横溝君というのも他のシリーズに登場しているそうで。

雰囲気としては、完全に『生徒会の一存』、MF文庫J『ラノベ部』です。あっちの方が断然面白いです。これは、ゆるふわし過ぎていて面白味が薄いというか。
各ショートショートの最後にイラストがあるのは面白いと思うけど。

男性向けライトノベルでは、ちゅーが稀という話は興味深い。確かに少ないな。基本的に、ちゅーしたら完結ってイメージがあるよな。

夏頃に2巻の発売予定があるそうで、まぁ、取り敢えずは様子見かなぁ。期待ageでランクは高めにしときます。
あ、紫音さん可愛いよ紫音さん。最近、俺年上スキーだな……。

燃:C 萌:B+ 笑:B- 総:B+

シリーズリンク
GJ部②(2010/06)

アニメリンク
GJ部 第1話「私がグッジョブだ!」

著者リンク
はなぢ店長じゃ、だめですか? <1>(ファミ通文庫、2012/02)

電撃文庫

スイート☆ライン〈3〉オーディション編 (電撃文庫)

著:有沢 まみず イラスト:如月 水(RED FLAGSHIP)

「なあ、あんたさ、何か死ぬほど真剣に物事に打ち込んだことはあるか?」
「は?」
「涙を流すほど、何かに一生懸命になったことがあるか?」
「て、てめえ、なにを?」
「届かない夢に向かって歯がみしたことはあるか?どれだけ頑張ってもなお報われないのにそれでも前に向かって進んだことは?心に描いた理想のために血の滲むような努力を重ねたことは?」
「な!?」
「なら」
「あんたは束になってもその人には勝てないよ!」

約1週間の積み。5ヶ月振りの新刊。3巻目になっても、まだ正午が表紙に居座っているだと……?何という衝撃。
でも、永遠はデフォルメになっても追いやられ、代わりにはるかが登場。まぁ、今巻ははるかメインの部分が多いから仕方ないか。

というわけで、オーディション編です。永遠とはるか、それぞれの決意を抱え、オーディションに臨む2人。舞は出番無し。
何だかんだで、2人をがっつり手助けする正午。着実にハーレム王への道を歩んでらっしゃいます。オーディションのテスター役は代わってください。

2巻を読んだときは各巻によって、メインヒロインが交代していくのかと思ったんだけど、メインヒロインは永遠で固定なのね。
攫われた永遠を助けるために疾走する正午が格好良いんだよなぁ。クライマックスは否応なく燃える。

最後は盛り上がった夏の出来事が羅列されるから、まさかの打ち切りかとヒヤヒヤしたけど、全然そんなことなかったんだぜ。
次巻からはスイート☆ラインメンバー集結編だそうで。

巻末の宣伝では劇中劇「シックスティーン」のことが「セブンティーン」って書いてあって、ぐんにょりした。そういう雑誌があるから間違えちゃったのかな?

燃:A 萌:A 笑:B 総:A+

シリーズリンク
スイート☆ライン2 オーディション準備編(2009/10)
スイート☆ライン4 ユニット結成編(2012/02)

著者リンク
ラッキーチャンス!6巻(2009/12)
ラッキーチャンス!7巻(2010/07)

コミカライズ,電撃文庫

灼眼のシャナ 7 (電撃コミックス)

作画:笹倉 綾人 原作:高橋 弥七郎 キャラクターデザイン:いとう のいぢ

“紅世”真正の魔神“天壌の劫火”アラストール 対 “坂井悠二の母”坂井千草
「『世紀の対決』っていうのは、こういう事を言うんだろうな」

原作を積むと、自然関連書籍も積むことになるという。半年くらい積んでました。
表紙は何故か黒髪モードで全裸に夜笠をまとったシャナさん。贄殿遮那でエロイことしてるのかと思った俺は末期。

さて、原作Ⅲ、Ⅳ巻の愛染の兄妹編に突入。ソラト、ティリエル、シュドナイが新登場か。女性陣が可愛いのは勿論のこと、男性陣が魅力的なのが良質なコミカライズの証。
シュドナイ、かっけーなぁ。池君は池君で凄いイケメンになってるし。悠二は、うん、まぁいいじゃないですか。

シャナさんと吉田さんは可愛いわ、千草さんは素敵だわ、ティリエルはエロいわで、ああもう僕はどうしたら良いのかと!
一方、キスに興味を持ち始めたシャナを見て、保護者として大慌てのアラストールさん萌え。

この頃の『シャナ』ってバトルとラブコメが絶妙のバランスで成り立ってたよな。それが今じゃ……(´・ω・`)

燃:A 萌:S- 笑:B+ 総:A+

電撃文庫

灼眼のシャナ〈19〉 (電撃文庫)

著:高橋 弥七郎 イラスト:いとう のいぢ

「私は、悠二が好き」

「この私の抱く気持ち、愛こそが、最強の自在法」
「私は、この最強の自在法で貴方に挑んで、貴方を倒す」

約半年1週間の積み。7ヶ月振りの新刊。今回の肝はシャナの決意と姐さんの復活と散っていく[仮装舞踏会]の徒達。
ようやく、ようやくサブラクを討滅出来ました。長かった……。プロローグとエピローグは彼がフィーチャーされているが、“戯睡郷”メアの存在に言及するのはファンサービスがきいている。

激化する戦い。サーレとキアラが姿を現すが、いつの間にか恋仲になったそうで。サーレは教え子に手を出すやんちゃをしたということですね。
一方、姐さんと佐藤もエロい展開に。

あっちこっちでLOVE寄せするし、[仮装舞踏会]側の徒は討滅されていくし、ようやく終了の気配が漂ってきたか……。
悠二に関しても、シャナさんが倒して、言うこと聞かせる、みたいな流れになってきたし、何とかなりそうな気がしてきましたよ。

次は4月。

燃:B 萌:B+ 笑:C 総:A-

アニメ,ガガガ文庫,ハヤカワ文庫JA,雑記,GA文庫

ガガガはフライングは無いので、いつも通り。ブツは、

・GJ部
GJ部(グッジョぶ) (ガガガ文庫)
あと、GA文庫の

・這いよれ!ニャル子さん <4>
這いよれ!ニャル子さん 4 (GA文庫)
を購入して、計2冊。ハヤカワ文庫JAの『ザ・ジャグル』2巻も出てる筈なんだけど、見当たりませんでした。何でだ。
毎月後半はよく本屋に行くことになるから、それでも見付けられなかったらe-hon使おう。
ザ・ジャグル 2―汝と共に平和のあらんことを (ハヤカワ文庫 JA サ 9-2)

ガガガは来月の新刊は『ささみさん@がんばらない』2巻が出るんだけど、もういいかなぁ。
再来月は『セク研!』と『ラブコメ禁止ですの!!』がタイトルで気になる。でも、後者は著者が一柳さんなので、恐ろしく斜め上の内容である可能性があるなぁw


この間、教育テレビで放送されている『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』を偶然視たんだけど、キャラデザが萌えを意識し過ぎていて吹いた。まいん可愛いよまいん。


角川スニーカー文庫

ミスマルカ興国物語 IV (角川スニーカー文庫)

著:林 トモアキ イラスト:ともぞ

「お前がゼンラーマンを名乗るなら!俺は自らをこう呼ばねばなるまい……!ザ・リアル・ゼンラー!!そう!俺の名は、ゼンラーマン・カブトだ!!」

何だ、林さんって病院で執筆してるのか。

約10ヶ月2週間半の積み。7ヶ月振りの新刊。『マスラヲ』最終巻からは4ヶ月振り。
表紙はゼピルム共和国の大統領アンディ・J・イエスマンと国防長官セリアーナ・ヴァーゼンシュタイン。またミスマルカサイドじゃない新キャラか……。
と思わせておいて、セリアーナって『お・り・が・み』に出て来たセリアなのか。長命だって言ってるし、関係者とかじゃなくて本人なんだろう。
また、表紙のど真ん中におっさんを配置してくるチャレンジ精神に恐れ入った。しかし、これは人気がある証とも言える。まぁ、セリアーナが萌え要素満載のビジュアルだから、あんまり関係ないかもしれんが。

さて、今回の舞台はゼピルム共和国。2つ目の紋章を巡って、大騒動。民主主義がどうのこうの言ったりで、小難しい政治の話が続いて、やたらとシリアスな雰囲気……と思ったら、2人のゼンラーマンの登場で全部吹っ飛んだ。
前巻の後書きで匂わせていたから、出て来るとは思っていたが、まさか2人出て来るとはな……。

で、聖魔杯の起動紋章は封印されている土地を守るためのものだという話。それを使うときとは、交渉の余地など無い相手と戦うときにこそ使うべきもの。人同士の戦争で使うようなものではない、と。
ってことはいずれマヒロが大陸統一して、魔王と戦う流れになるんだろうか。

ところで、ミニスカートにチラ見禁止魔法が付与されている……だと……?

後書きはまたもや、やたらとテンションが高い。また、『新体操(仮)』の話してるし。『レイセン』の宣伝してると見せかけて、あんまりしてない件w

燃:B+ 萌:B+ 笑:A 総:A

特撮

ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超(スーパー)スピンオフ [DVD]

「大切なのは全身の筋肉に、ぷるぷる震えるまで無駄な力を入れることだ!」

2009年夏、『ディケイド』劇場版と連動してネットで有料配信されたスピンオフネットムービー。「超」は「スーパー」と読みます。
『キバ』の年からやってるけど、これ、毎年やるんだろうか。

基本的には、士、夏みかん、ユウスケ、海東が喋り、別の場所で実況の鈴村さんと解説の鳴滝が裏設定などの説明をする、というもの。
媒体が媒体だけに殆ど子供喜ばせる気ゼロ!裏設定やスーツアクターの話や蔵出しエピソードなかが好きな人には堪らない内容。

タックルがどうのとか、夏みかんが変身したいとか、こっそり完結編に繋がってるようなところも。偶然かもしれんが。

変身ポーズ講座見てたら、一緒にやりたくなってくるから困る。
あ、あと夏みかんが可愛かったです。

燃:B- 萌:A 笑:A 総:A+

映画リンク
劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー(2009/08)

ネットムービーリンク
ネット版 仮面ライダー裏キバ 魔界城の女王
ネット版 仮面ライダーW FOREVER AtoZで爆笑26連発

電撃文庫

輪環の魔導師〈6〉賢人達の見る夢 (電撃文庫)

著:渡瀬 草一郎 イラスト:碧 風羽

「猫は鼠を狩ってくれる。このエルフールのように農業が盛んな国にとっては大切な存在だ。もっとも、最近は鼠どころか、魔族を狩ってくれる驚異的な猫もおられるようだが━━」
「鼠と魔族は似ていますね。必ず、どこかでうろちょろしています。その上、いずれ大発生につながりそうな危機感まで共通しているのが困ったところです」

約8ヶ月1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。読むの、ほぼ1年振りだぜ……。
さて、新章突入。今回は第2部のプロローグ的エピソードといったところか。

ファンダール以外の賢人が続々登場し、一気に世界観が広がった印象。
また、『パラサイトムーン』と繋がりそうな要素が増えてきたのが嬉しい。
まずは、セロが見た不可思議な夢に出て来た女性マリアンヌ。これまで名前しか語られていなかった彼女が夢の中とはいえ、ようやく実体を持った姿で描かれた。これは大きな一歩だと思うんだが、果たして。

それと、大罪戦争の黒幕と言われる魔導師エスハール。これって、星詠みのエスハのことだよな、きっと。彼は神になって、別の世界に渡ったってことなのかな。
いずれ繋がることになるのかなぁ。って言うか、繋がってほしいな。

巻末にはアルカインとフィノ、それぞれの視点による、これまでの旅路の解説が。フィノ、セロのことしか書いてねぇw

次は4月。8ヶ月も積んでたのに、まだ続きが出ていないという。

燃:A 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

角川スニーカー文庫

戦闘城塞マスラヲ Vol.5 川村ヒデオの帰還 (角川スニーカー文庫)
著:林 トモアキ イラスト:上田 夢人

「みんな待っています。さあ、生きなさい。あなたという奇跡を、大切に。幸せあれ」

約1年2ヶ月2週間の積み。5ヶ月振りの新刊。『ミスマルカ』3巻からは3ヶ月振りの新刊。
さあ、書き下ろしで最終巻です。方々で物凄い評価されていたので、正直かなりハードル上がってました。それでも面白かった。

絶望のドン底に叩き落とされたヒデオだったが、仲間達に支えられ、ウィル子との絆が勝利を呼ぶ。ヒデオが再び立ち上がるまでの過程がアツいんだよなぁ。
遂に「戦闘城塞」という言葉も登場し、クライマックスを感じさせる。
大風呂敷は伊達じゃない。ラストバトルに近付くにつれてスケールがえらいことになっていく。

聖魔杯は以降、悪用されないようにセキュリティを強化するという話が出ている。これが『ミスマルカ』で登場する起動紋章なんだろうな。

そして、それぞれの新たな一歩。ヒデオは就職……と思ったら、就職先は宮内庁神霊班精霊課。
今度は翔希の姉、翔香と鈴蘭の妹、睡蓮が登場し、物語は新シリーズ『レイセン』へ。
こういうシリーズ展開は好きです。
最後にヒデオがどういう漢字を書くか判る演出はズルいと思うの。

後書きでテンション上がり過ぎて『新体操(仮)』とか言ってる作者は病気w

総評

というわけで、『戦闘城塞マスラヲ』全5巻でした。『お・り・が・み』からの直接の続編で、鈴蘭達、旧キャラクターも登場させつつ、あくまでもメインは新登場したヒデオ
達というバランスが絶妙でした。

ただバトルするんじゃなくて、知恵と勇気で乗り切れ、みたいなバトルが大好物でした。後半、ガチバトルの方にシフトしかけたのはちょっと惜しかったか。

宇宙人とか登場して、更に世界観が広がったのではないだろうか。と言うか、もう何でもありな気がするw

これ、1クールでアニメやるには丁度良い尺じゃね?

燃:A+ 萌:B 笑:B- 総:A+

電撃文庫

C3‐シーキューブ‐〈9〉 (電撃文庫)

著:水瀬 葉月 イラスト:さそりがため

「ああ。そうか、そういうことか。やってくれたのぅ、鈴如きが━━よもや、妾の持ち物に手を出して生き永らえられると思うておるような阿呆だとは思わなんだわッ!」

ブチ切れたこのはさん、マジオソロシス

約1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。『藍坂素敵な症候群』からは隔月刊行ということで、執筆速度速いな。
表紙のフィアのぱんつ見せっぷりが物凄くおとなしい件。帯があると、もう殆ど見えません。遂に構図がネタ切れなのか……?

さて、今回もVS竜島/竜頭師団かと思いきや、1巻独立の緩めエピソードでした。後3ヶ月で進級ということもあり、新展開に向けての伏線配置なのかなぁ。それとも単に普段と比べて軽めのエピソードをやりたかったってことなのか。

帯に「初詣&巫女さん祭りです!」と書いてある割には巫女さんはゲストヒロインの2人だけという不思議。
何故レギュラーに着せない……。裏表紙でフィアだけは着てるけど。

ところで、冒頭に出て来た《暗黒ファンタジーカルタ》についてkwsk
巻末のお楽しみラフは今回は少なめでしょんぼり。

次は5月に『藍坂素敵』2巻。

燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A-