一迅社文庫

ANGEL+DIVE〈3〉LOVENDER (一迅社文庫)

著:十文字 青 イラスト:青稀 シン

「待っててくれてもいいし、待っててくれなくてもいいです」
「俺は勝手に追いかけますから」

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。
第三巻にして第一部完結巻。表紙は夏彦の義姉、春。普通の表紙と見せかけて、着ているパジャマがボロボロなワナ。
十文字さんはクライマックスになると、暴走するのか450ページもあります。

さて今回は夏彦の出番は大分減り、春と夏彦のクラスメイトの桜慈(おうじ)がメイン。二人がお互いを想い合う描写は十文字さんらしく、延々心理描写が続く構成。
春が長い間、闘病中だから最後の最後で死ぬことになるのかと思いきや、それを更に上回る絶望展開に戦慄した。
ディジェネレーターとして覚醒した春は義理の両親と妹を殺害、更に自分自身も左腕だけを残して行方不明に。何、この救いようのない展開。
こんなことがあったから、夏彦は数年後に、あんなに荒んでいたのね。
ちょっと幸せ漂う展開だなと思った途端にこれだよ。突き落とし過ぎですって。

というわけで、第一部「1990年久堯(くだか)市編」これにて完結。トワコが未来からやって来たとか、エンジェルダイブとディジェネレーターの関係とか、多少は判ってきたこともあるものの、依然謎だらけ。
ちょっとだけあったジャックのシーンも意味不明だったしな。

最後に予告が載ってるんだけど、『ANGEL+DIVE CODEX』ってのが第二部全体のタイトルなのかな。
そうそう、他レーベルで書くことに味を占めたのか、二月にMFに十文字さんが登場します。

燃:B 萌:B+ 笑:C 総:S-

GA文庫

らじかるエレメンツ 3 (GA文庫 し 4-3)
著:白鳥 士郎 イラスト:カトウ ハルアキ

「焦ることはないさ。有限とはいえ、時間はまだまだ残されている急ぐ必要はない」
「ま、ひっついたらひっついたで、逆に退屈になりますもんねえ」
「何となく……寂しくも……なりますし……ね……」
「ああ。ゆっくりと、みんなで楽しみながら距離を縮めていけばいいのさ」

ティーガー、凄い良い事言った!!
過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

表紙はまた羽卵。表紙をめくると、半裸のアルミが。いや、この絵でサービスカットとかやられてもですね……。
さて、今回は短編集。相変わらずカオスな笑いが楽しい。羽卵の暴れっぷりと鉄太郎のツッコミが。いまだかつて主人公の股関節を脱臼させるヒロインが居ただろうか。ちなみにドクロちゃんの場合は治せること前提で撲殺しているので、また別だと思います。
最後はちょっと羽卵と接近するも、結局アルミの乱入の所為でうやむやに、みたいなオチ。
思いの他、売上が良かったから続けられることになっちゃいましたーってな展開を期待していたんだが、残念ながら奇蹟は起こらず、これにて終了。あーあ。

総評

GA文庫だから全く期待していなかったのに、この面白さ。えてしてそういうもんだよな。このノリは五巻六巻くらいまでは読みたかったけどなぁ。
何でだ?『おと×まほ』や『シャムロック』が続いていて、何故こんなに面白い作品が打ち切りなんだ?
判り切っている。絶対にイラストの所為だ!!もし『おと×まほ』と絵師が逆だったら!もしこのシリーズの絵師がQP:flapperさんやさそりがためさんだったら!くっそぉぉぉおおおおぉおおおおぉっぉぉおおおおおおおお!!!!

燃:C 萌:B+ 笑:A 総:A+

ファミ通文庫

まかでみックス さーど 将軍様と呼ぶんじゃねえッ! (ファミ通文庫)

著:榊 一郎 イラスト:BLADE

(何をそんなに嬉しそうなんだ、お前は)
「接続同調率が上がると、千里様を身近に感じられるから、好きです」

クフィール可愛いよクフィール。

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

前回の宣言通り、ブルマです。しかも百合です。

さて、今回はネオ・マカデミボールで大激突。その中で、メタリスがソーラーアクエリオンの無限拳をかましていてびっくりした。
<混沌委員会>では新たに<詐欺師(トリックスター)>という人物が登場。また、<終わりの魔獣(ドラグーン)>も居るようだ。
そして拓人とタナロットとファルチェがちょっとだけ出てキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!ファルチェは魔法機杖状態だったけど。
鈴穂……(´・ω・`)

恒例の次回予告では榮太郎がブシドー仮面付けて「断固拒否する」とか言っていて牛乳吹きかけたwww
ブシドーなんてオリジナルそのものがネタなのに……。今回の予告は『ダブルオー』一色なんだけど、元ネタ知らなかったら何一つ面白くないよな。
今回は新キャラのアイデアを神野オキナさんと有沢さんから貰ったそうな。
勿論、御説教は健在でした。

燃:A- 萌:A+ 笑:A+ 総:A+

ランキング,雑記

あけましておめでとうございます。新年一発目の更新はタイトル通り、2009年読了物のまとめと年間ランキング公開、そして今年の目標決定とします。

まずはどんなジャンルの本をそれぞれ何冊読んだかの集計です。

ライトノベル:356冊
ボーダー  : 12冊
ラノベ関連本: 12冊
児童書   : 11冊
美少女文庫 : 1冊
一般小説  : 4冊
コミカライズ: 76冊
漫画    : 61冊
雑誌    : 21冊
その他   : 2冊

総計    :556冊

ボーダーは普段のランキング集計の際にはラノベとして扱っていますが、集計の際はバラしました。
コミカライズはラノベ関連のみならず、あらゆるコミカライズがカウントされています。
その他はラノベ以外の関連本です。
やってみて判ったことは一月毎に集計しておかないと、カウントが大変ということですね。

ボーダー込みでギリギリ一日一冊ペースか。総計でも一日二冊ペースに届かないとはな……。おのれドラクエ!


ランキングは月毎のものよりも順位数を増やし、またコミカライズ部門も設置。ランキング全てを記載すると、阿呆みたいに長くなるので、別ページを設けました。
基本的に、各月のランキングを元に年間順位を作成。四月以前のものはありませんが、ちゃんと作成した上で順位付けしています。
「総」部門はトップ20とワースト1、それ以外はトップ10までを出しています。コメントも含めて別ページで。

「燃」部門
「萌」部門
「笑」部門
「総」部門
「コミカライズ」部門

この一年で印象深かったことと言えば、

・『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン』のスケールのデカさ
・『ハイスクールD×D』の半端無さ。
・『アスラクライン』フルスロットルクライマックス
・『神曲奏界ポリフォニカ』シリーズ五十冊到達

あたりでしょうか。


2010年の目標は、

・ラノベを400冊以上読む。
・読了物を600冊以上にする。
・ランク付けをもうちょっとだけ厳しくする。(総合でB-以下が殆ど無かったため)
・ブログのアクセス数を増やす。
・麻雀のレベルアップ。
・今より面白い文章が書けるようになる。
・クビにならない程度に仕事を頑張る。

としたいと思います。優先順位は記述順です。春休みにちゃんと読めば達成可能だと思うけど、おのれドラクエ!というオチが待っているのは目に見えているw
それでは皆さん、今年も宜しく御願い致します。

ランキング,雑記

今月は出だしは良かったんだが、第四週がイベント尽くしだったため、そこで大幅ペースダウン。
何だかんだで、また部誌の原稿にも時間使っちゃったしなぁ。

購入冊数:33冊
読了冊数:33冊

まさかのプラマイゼロ。しかし、読了の中には借り物が混じってるので実質増えてる。一向に買うもん減らせねぇ。貯金は減っていく一方なんだぜ……orz


「燃」部門

1位:ハイスクールD×D5 冥界合宿のヘルキャット

ハイスクールD×D5 冥界合宿のヘルキャット (富士見ファンタジア文庫)

燃:A+ 萌:A+ 笑:A+ 総:S-

凄く王道なの。それが素敵なの。オイラも変身したい!

2位:魔法の材料ございます2 ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚

魔法の材料ございます2 ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚 (GA文庫)
燃:A+ 萌:A+ 笑:C 総:A+

三代目の勇姿に惚れ惚れする。

3位:ストレイト・ジャケット10 ニンゲンのオワリ -THE DEATH BELL 1st.HALF-

ストレイト・ジャケット10 ニンゲンのオワリ  THE DEATH BELL 1st.HALF (富士見ファンタジア文庫)
燃:A+ 萌:A 笑:B- 総:S-

設定燃えの定番。


「萌」部門

1位:ハイスクールD×D5 冥界合宿のヘルキャット

ハイスクールD×D5 冥界合宿のヘルキャット (富士見ファンタジア文庫)
燃:A+ 萌:A+ 笑:A+ 総:S-

小猫ちゃんの可愛さは反則だと思うの。

2位:三流木萌花は名担当!

三流木萌花は名担当! (MF文庫J)
燃:B+ 萌:A+ 笑:A- 総:A+

エロ含みで萌花さん可愛いよ萌花さん。

3位:魔法の材料ございます2 ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚

魔法の材料ございます2 ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚 (GA文庫)
燃:A+ 萌:A+ 笑:C 総:A+

健気なサシャが可愛いです。


「笑」部門

1位:ハイスクールD×D5 冥界合宿のヘルキャット

ハイスクールD×D5 冥界合宿のヘルキャット (富士見ファンタジア文庫)
燃:A+ 萌:A+ 笑:A+ 総:S-

乳語翻訳』の発想が天才的。

2位:三流木萌花は名担当!

三流木萌花は名担当! (MF文庫J)
燃:B+ 萌:A+ 笑:A- 総:A+

計画タイプと変態タイプw

3位:東京皇帝☆北条恋歌 <3>

東京皇帝☆北条恋歌 3 (角川スニーカー文庫)
燃:B 萌:B+ 笑:A- 総:B+

文章自体が笑える。


「総」部門

1位:ハイスクールD×D5 冥界合宿のヘルキャット

ハイスクールD×D5 冥界合宿のヘルキャット (富士見ファンタジア文庫)
燃:A+ 萌:A+ 笑:A+ 総:S-

『境界線上のホライゾン』と並んで、出れば確実にトップというような状態になってきました。この勢い、いつまで続くか?

2位:ストレイト・ジャケット10 ニンゲンのオワリ -THE DEATH BELL 1st.HALF-

ストレイト・ジャケット10 ニンゲンのオワリ  THE DEATH BELL 1st.HALF (富士見ファンタジア文庫)
燃:A+ 萌:A 笑:B- 総:S-

最終章ということで、盛り上がらずには居られない。

3位:三流木萌花は名担当!

三流木萌花は名担当! (MF文庫J)
燃:B+ 萌:A+ 笑:A- 総:A+

MFの黄金パターンと最近流行りの作家モノを融合させた良作。

4位:魔法の材料ございます2 ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚

魔法の材料ございます2 ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚 (GA文庫)
燃:A+ 萌:A+ 笑:C 総:A+

純粋に面白い。良作。

5位:ラッキーチャンス! <6>

ラッキーチャンス!〈6〉 (電撃文庫)
燃:B+ 萌:A+ 笑:B 総:A+

鬱要素が垣間見えて盛り上がって参りました。

最下位:集団美少女戦士キューティ・パンツァー

集団美少女戦士キューティ・パンツァー (メガミ文庫)
燃:C 萌:B- 笑:B+ 総:B-

ある意味、みんなに読んでほしいw


既刊を三冊読んだので、今月も『アスラクライン』無双となるかと思いきや、全くランクインしませんでした。

それぞれ三部門ずつランクインしている『三流木萌花は名担当!』と『魔法の材料ございます』に注目したい。方向性は違えど、ぐいぐい読ませる作品でした。

『ハイスクールD×D』は全部門トップというパネェことになっとります。ランキング開始以来、初めてのことだよ、オイ……。


今月の結論

『ハイスクールD×D』がガチで

パネェ!!

今年の更新はこれで最後です。ブログを始めたり、麻雀を憶えたりと充実した一年でした。それでは皆さん、良いお年を。

アニメ,電撃文庫

「で、智春(トモ)は操緒と嵩月さん、どっちを選ぶの?」

まさに究極の選択。
さあ、OPカットでいよいよ最終回。年末に放送あるとか凄いな。

激突する《黑鐵・改》と《鋼》。その力はほぼ互角だが、炫部長の側には《翡翠》、《蒼鉛》、《薔薇輝》がある。四体の機巧魔神の力に押される《黑鐵・改》。
だが、そこへ朱浬さんが増援として現れる。やっぱりロングヘアの紫浬さんはカットされたか。
彼女は黒崎朱里として、ヅカ王子に紫浬と共に戦えと告げる。アニメでは、えらく朱浬さんの扱い良いな。

智春達の道を切り開く先輩達が格好良過ぎてチビる。特に六夏会長の「《翠晶》、ショウダウン!」が。

次々と現れる邪魔者にいら立った炫部長は氷羽子の魔力を使い、《鋼》に氷の鎧を纏わせる。何これ、格好良過ぎる!!
智春も対抗して、奏っちゃんの魔力で《黑鐵・改》に炎の鎧を。更に焔月で二刀流。かっけぇええええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
正直、ペルセフォネが梟にされた時点で二刀流とかカットかと思ってたわ。
ここで『Spiral』流してくるとか反則だわ。最早クオリティ高過ぎワロタ状態。熱血王道展開に鳥肌立った。

遂に《鋼》を打ち破る《黑鐵・改》。冬琉元会長は言う。彼女は秋希の魂が残り少ないことを知っていて《黑鐵》を使ったのだと。秋希さんが消えなければ、炫部長は自分を見てくれないと。
しかし、それは間違いだった。秋希さんが消えたことで、より一層彼には秋希さんしか見えなくなってしまった。
魂の質量が無くなり、消えようとする冬琉元会長。智春は《黑鐵・改》に願う。何とかしてくれ、と。アバウト過ぎる!!
すると、《黑鐵・改》は無理矢理《鋼》から副葬処女を引っこ抜いたーーーーーーーーーーーーー!!??何というパワープレイw
まぁ、gdgd説明している余裕が無いと言えば、そうなのだが。

アニアの解説によると、《黑鐵・改》と《鋼》だからこそ出来た芸当だそうな。そりゃそうか。
智春は一巡目の秋希さんから託されたペンダントを冬琉元会長に渡す。

戦闘が終了し、放送開始から十七分が経過して、ようやく操緒が登場。真のヒロインは遅れてやって来るw
点火装置が智春の願いに反応して、三巡目への扉は閉ざされる。それと同時に一巡目から来たものは次々と消えていく。
脱出する前に最後の大仕事。一巡目でアニアが造った分離機で操緒を解放するのだ。魔神相剋者の魔力なら分離機も動かせるんだとか。

分離機を起動する前に、姫笹さんは良いのかという疑問が。そうだ、すっかり忘れてた。六夏会長は解放されたら病気が進行してしまうからと断ろうとするが、姫笹さんは生きたい、久し振りに六夏ちゃんの三つ編みを結びたいと意思表示。
正直、このタイミングで二人にスポットを当ててくるとは思わなかったわ。感動しました。

エピローグ。解放された操緒が奏っちゃんと並んで、智春に選択を迫るシーンは凄く良かった。結局、選べないわけだが。二人ともの手を掴むくらいはやっても良かったのではないかと思う。
智春は奏っちゃんのこと、ファーストネームで呼ぶようになったんだな。

今回だけのEDに合わせて、それぞれのその後の姿が。主だったキャラはほぼ全員出て来たんじゃないかな。
アニアは縮んでました。何……だと……?一巡目での成長は無かったことになったのか。ヴィヴィアンも一緒に縮んでた。機巧魔神は全部消えたから、使い魔もゆくゆくは消えるんだろうか。

氷羽子は洛高の制服を着て、科學部へ入部届けを出しに来る。アニメで氷羽子の制服姿が拝めるのはここだけ。
制服を着た姫笹さんが拝めるのはアニメだけ。

里見はGDの詰め所でマロ眉にしごかれていた。降格処分でもくらったのか。
加賀篝は大切な人達を失ったあの島にまだ居るらしい。弔いなのか。

車椅子生活の炫部長に寄り添う冬琉元会長の姿が。二人で罪を償っていくことになるんだろうか。
律都さんが持ってたのって、もしかして座薬?

通り抜けようとして、壁に激突する操緒。確かに、元に戻ったらやらかしそうなことではある。そういうところを理解してる脚本に感動した。

ラストカットは潮泉老人の邸宅で回り続けるレコード。潮泉老人は消えた臭いな。一巡目から来た人だしね。

エンドカードの用語紹介は「因果律制御装置(イグナイター)」。

総評

というわけで、電撃文庫原作、美少女だらけのハイスクールパンクとは真っ赤な偽り、割とがっつりSFロボットアニメだった、『アスラクライン』一期全十三回、二期全十三回、計二十六回でした。

何と言っても、まずはマッシヴになった機巧魔神の格好良さ。これなら『スパロボ』出れるって!『スパロボ』って、二巡目の世界とか、そういう設定好きそうじゃね?
それと和狸さんのイラストの再現率の高さ。ラノベ原作アニメとしては、かなり高い方ではないかと思うわけですが。操緒可愛いよ操緒。

また二期では若干gdgdしたものの、概ね良かった原作シナリオの再構成。序盤から冬琉会長や里見を登場させて後の展開への布石としたり、佐伯兄と哀音の関係性を深く描いたのが良かった。ああ、使い魔のギミック説明と巡礼者商連合メンバーの登場をまとめたのも上手かったな。
“神”の存在丸ごとカットしたのも結果的に良かった。

正直、最終回が素晴らし過ぎて、途中のちょっとしたgdgdとかどうでもよくなりました。あとは、ともはさんさえ出て来たら完璧だったんだが、それを言うのは贅沢か。

何にせよ、大変綺麗に終わったので良しとしよう。

燃:S 萌:A+ 笑:B+ 総:S

アスラクライン 13 (電撃文庫 み 3-28)
アスラクライン 13 (電撃文庫 み 3-28)

雑記

コミケでの戦いが終了しました。
現場からの声によると、過去最高の売上を叩き出したそうで、良い年越しを迎えられそうです。

来てくださった方、有り難うございました。

アニメ,漫画

「増えてる……未確認生物増えてるぅぅぅううう!」

サブタイトルの「水着軍団」は「ナミギワ」と読みます。
こっそりヒヨコがニワトリに進化していて吹いた。

さて、いきなり桜井家の茶の間に現れたロリ担当ニンフ。イカロスが無表情なのに対し、こっちはツンツン。
彼女も引きつれて海水浴に行くことに。というわけで、折り返し地点で水着回です。

いやいやニンフにはスク水だろ、常識的に考えて。まぁ、今後スク水喫茶なるものがあるらしいので、それに期待しろということなのか。
エンジェロイドの各パーツの黒いスリットに走る光のラインって、もしかして彼女達の心の動きに反応してるのかな。

帰りの電車の中ではイカロスが抱いているスイカがとっくに腐ってると指摘される。帰宅後、墓作るのかよw
また、天麩羅食べたら油さしたことになるの!?

燃:C+ 萌:A 笑:B+ 総:A

そらのおとしもの 1 (角川コミックス・エース 126-6)
そらのおとしもの 1 (角川コミックス・エース 126-6)

MF文庫J

銃姫 10 (MF文庫J た 4-10)

著:高殿 円 イラスト:エナミ カツミ

誰もが、そのときの自分を映す鏡だった。会う人会うひと、誰もがただ一人として同じ生まれでも血縁でも幼なじみでもなかったけれど、どこか僕に似ていて、僕の内面を映し出し、僕を傷つけ、僕を救った。
そして、その喜びの一歩、苦節の一歩をつなぎ合わせて、僕はここまで来た。

約一週間の積み。一年九ヶ月振りの新刊。間空き過ぎて内容全然憶えてないんだぜ。
二冊同時刊行で遂に完結です。同時刊行は高殿さんの意向だそうで。
表紙はウェディングドレス姿のアンブローシア。前巻がエルウィングだったから、そりゃそうだろうな。
MF文庫Jの装丁が変わってからは背表紙のタイトルと著者名の間に細い白線がひかれるようになったが、『銃姫』にだけは付いていない。これは既刊と並べたときのことを考慮してるんだろうか。『パラケルススの娘』もチェックしてみよう。
口絵のピンナップは最終巻と繋がるのかな。

内容を忘れているとは言っても、読んでいる間にある程度は思い出してきました。最終章ということで否応なく盛り上がっちゃう。
セドリックが父から母親の話を聞くシーンは良いシーン。

で、明かされそうで明かされない銃姫の真実。最終巻まで焦らすか……。くそう、すぐ続きが読みたいぜ!って最終巻に飛び付くほど読みたいかと訊かれれば、そうでもないという中途半端な状態。まぁ、二月に『白ポリ』が出るなら、それまでには読むことになるんだけどさ。

山奥の村で一時の幸せを噛みしめるセドリックとアンブローシア。だが、残酷な運命がようやく再会出来た二人を再び引き離す……というところまで。泣いても笑っても、次でラスト。果たしてハッピーエンドは迎えられるのか?

燃:B 萌:B- 笑:C 総:A-

パラケルススの娘 9 メフィストフェレスは踊る (MF文庫J)
パラケルススの娘 9 メフィストフェレスは踊る (MF文庫J)

雑誌,GA文庫

GAマガジン Vol.3(DVD付) (SOFTBANK MOOK)
著:榊 一郎、高殿 円、大迫 純一、あざの 耕平、加納 正顕 イラスト:BUNBUN

「双子の癖に入れ替わりのトリックも使えないとは。無駄な属性を持っているな」
「別に入れ替わりトリックをする為に双子に生まれてきたんじゃありません!」

GAマガジンVol.3の付録。最近流行りの文庫が丸々一冊付いてくる!というやつです。じゃあ、普通に文庫で出せよ!と言いたい。
だって、口絵と後書きが無いくらいで、後は普通の文庫ですよ。装丁とか見ても。

イラストは毎度のことながら、BUNBUNさんの描くデフォルメキャラのみ。せめて各短編に一枚ずつくらいは挿絵が欲しかった。

『rite de passage』

遂に語られるプリネシカの専門課程進級試験通過エピソード。てっきりキネでやるんだとばかり……。
最初の二十ページで、「なんだ『まかでみ』か」と思ったのは俺だけではない筈だ。

プリネシカが試験を合格出来るようにと、あれこれ考えるフォロン達。その中で、コーティがたとえ双子でも場合によっては殺し合うことだってあると言っている。これって、もしかしてアンジェロとアンジェリカのことか?
『ポリフォニカ』で双子と言ったら、ユギリ姉妹かあの人達しか思い浮かばないんだが。確か、アンジェロとアンジェリカって戦争で死んだことは判ってるけど、具体的にどう死んだかまでは語られてなかったよな。
それとも今後への伏線なんだろうか。

プリネシカが試験で召喚した中級精霊の名はユズリハルルカ・ナ・ダフニーフィラム。この長ったらしいネーミングが凄ぇツボです。
このユズリハは学院外の仕事も請け負っているとのことで、今後へのネタ振りとしか思えません。
外見の描写からすると、この精霊って『赤』のコミカライズ一巻で、食堂の掃除をするためにユフィンリーが召喚した精霊じゃね?確か、『クリムゾンS』四巻の後書きでフィードバックさせたいと言ってたから、その可能性は高いと思うが。

『賢者の贈り物』

ずっとジョッシュのターン!!スノウはほぼ出番無し!!
ジョッシュは順調にリシュリーとササラのフラグを立てていくなぁw
二人とも可愛いです。

『さじぇすてぃぶ・ぶらっく』

シリーズ一巻『インスペクター・ブラック』のゲストキャラ、ニウレキナがまさかの再登場。『黒』は毎巻、何かしらの事件解決に乗り出すから、ゲストキャラの数は相当数居るんだよな。
だから、こういう形でキャラの再利用をしてくるのは面白い。

時系列はどうなってるんだろう。『アドヴェント・ブラック』以前なのか。

『ダン・サリエルと女神の気まぐれ』

ダン・サリエル、スランプに陥るの巻。って、こんなガチシリアスのエピソード、『まぁぶる』でやっちゃ駄目だろ!
いつもの連作短編集の最後に持ってくるべきじゃね?

オチのサリエルの行動に、うわぁあああぁあああああああってなります。

『ヤワラベ兄妹の平穏とは言いがたい一日』

だから掲載準を考えてあげてってば!大御所四人の後にトリとか可哀想過ぎる……(´・ω・`)
って、今よく見たら、BUNBUNさんのイラストの中に『TRPG』チーム居ねぇじゃん……。

内容はタイトル通り、ティアンとレナのエピソード。何という妹萌え短編w
名前さえ出て来ていないローゼリエが不憫。ミリエーヌは名前出てるのに……。あれ、いつの間にかティアンの周り、凄いハーレムになってる!?
そう言や、レナってまだイラスト未登場なのか。

まとめ

というわけで、『まぁぶる すぺさる』でした。これは良い付録。何度も言うが、文庫で出してくれれば、なお良かったわけですが。
執筆陣も増えてきたことだし、大分『まぁぶる』は出し易くなった筈……と思いたい。設定の整合性をとるのは大変になっただろうけど。
また、『ぱれっと』も読んでみたいなぁ。

裏表紙折り返しには文庫シリーズ一覧が載っているんだけど、何故か『エイフォニック・ソングバード』も載ってる不思議。だから早く文庫化してくれよう!

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

神曲奏界ポリフォニカ ぱれっと 神曲奏界ポリフォニカ シリーズ短編集 (GA文庫)
神曲奏界ポリフォニカ ぱれっと 神曲奏界ポリフォニカ シリーズ短編集 (GA文庫)