GA文庫

聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク> 15 (GA文庫)
著:あわむら 赤光 イラスト:refeia

頂へと手を伸ばそうとする、その美しさよ。
尊さよ。
それらの前に理由は要らない。
がむしゃらになって駆けてくる、真に迫るその姿に、心打たれずにいられない。

2016年2月の新刊。約4ヶ月1週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
ドラマCDには特に興味が無かったので通常版をチョイス。限定版の表紙は露出度の高い格好をしたサツキと静乃なんだけど、今回ばかりは通常版の表紙の方が良くないか?
ピースをキメるサツキとモモ先輩が元気可愛い。

さて、亜鐘学園新体制始動。新たに設けられたリーグ戦に出場し、Aランク昇格を目指すサツキとモモ先輩。そんな彼女達のひたむきな姿勢に感銘を受けた石動新校長は……というお話。

やっぱり石動先輩にスポットが当たると俄然面白くなるな。ただ生真面目なだけでなく、貪欲なまでに強くなることを求める姿勢がアツい。
前巻の予告が不吉だったから、まさかの六翼会議入りかと思ったけど、そんなことなくてホッとしたわ。

諸葉を支えるために強くなろうと奮起するサツキと静乃だけど、マヤがどんどん幼妻化していってますよ……。これ、完全に数年後に寝取られるやつですわ。

諸葉達が進級したということは当然、新入生が入ってくるということで。しれっと六翼会議の1人、天木空穂(うつほ)が入学してきてるんですが……。これは亜鐘学園生全員、《異端者》化待った無しじゃねーか。

田中先生の息子はどう繋がってくるのだろうか。そもそも田中先生が所属している組織って、全然出て来ないな……。

そして熾場と接触するカティアの狙いとは……。
このシリーズで俺の好きなところのひとつに、次巻への振りっぽい展開をやっておきながら、次巻では一切触れない焦らしプレイってのがある。
やっぱり振りはちょっと溜めてから使うからこそ輝くんだよなぁ。
天使級とか安東の前世とか掠りもしないw

次は2016年6月に16巻、7月に新シリーズ『我が驍勇にふるえよ天地 ~アレクシス帝国興隆記~』、8月に17巻、9月に『我が驍勇』2巻、10月に18巻。

燃:A+ 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
聖剣使いの禁呪詠唱 <14>(2015/10)
聖剣使いの禁呪詠唱 <16>(2016/06)

アニメ

「俺はドッグ。またの名をフィッシャーマン!」

OPの甲徹陣七竃のシルエットが開放。
さて、これまでもふざけた行動をとっていたドッグがいよいよミュトスの元から離反。

室長のウィルウェア、プリマヴェーラパンテーラが初登場。名前もデザインも格好良過ぎでしょ……。
戦闘が完全にナイトメアフレームのそれで吹く。スラッシュハーケンみたいなのも出て来たし。

生徒会長は何かに気付いたらしく、何とかそれをダイハチに伝えようとする。同じ生徒会に所属する室長の妹ちゃんから辿れば、すぐにでも繋がるのだが……。
と思いきや、彼こそがロゴスのバードだったのか。あれ、これはダイハチ、結構ヤバくね?

あ、EDもちゃんと本編に登場したウィルウェアが追加されていくのね。ちゃんと1話からこの演出をやれていれば徐々に増えるウィルウェアにワクワク出来たんだろうになぁ……。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
File8「アルティメイドロンド」
File10「姿なき征服者」

アニメ

「あのひと、ちょっと変わった性癖みたいですね……」

OPのメーティストラクチャーibukiのシルエットが開放。
さて、冒頭でいきなり舩坂さんのウィルウェア、甲徹陣七竃(こうてつじんななかまど)が登場。
特にシナリオ的な盛り上がりとか関係無く登場するのかよw
いやしかし、舩坂さん良い身体過ぎでしょ……。

今回は統合自衛隊の試作型ウィルウェア、閃舞改(せんぶかい)が登場。装着者は瀬名の元恋人、凡河内(おおしこうち)みほ。
シリアスな話なんだか、そうでないんだからよく理解らんな……。

EDも完成版に。走っているLikoが曲に合わせて色んなアクションをするのが可愛いですね。

燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
File7「ロングレールライフ」
File9「ロゴスの名のもとに」

アニメ

「誰かを想って流す涙は別だ」

ジンネマンのおっさんと砂漠を横断することになるバナージ。何この男臭い展開……。やだ、ジンネマン×バナージ本出来ちゃいそう……。ほんとにありそうだから困る。
バナージさん、目的地に着く頃にはすっかり心を許してしまってはるやないですかー。

EDで蒸発する人で、すっかりお馴染みとなったロニさんが本格登場。と言っても、多分次か次の次くらいで蒸発するんですけどね。

燃:A 萌:B+ 笑:C 総:A

エピソードリンク
第10話「灼熱の大地から」
第12話「個人の戦争」

電撃文庫

アクセル・ワールド (20) ―白と黒の相剋― (電撃文庫)
著:川原 礫 イラスト:HIMA

「敵でなければ、何だと言うんだ!」
「友達さ、無論」

2016年6月の新刊。約1週間半の積み。8ヶ月振りの新刊。『SAO』17巻からは隔月刊行。
公開まで1ヶ月を切った『インフィニット・バースト』が原作よりも未来の話ということだったので優先消化しました。

MF文庫J

異世界ならニートが働くと思った? (2) 魔族の姫を従者にして姫ハーレムを作ります。 (MF文庫J)
著:刈野 ミカタ イラスト:ねこめたる

「ディズニー〇ー!?」

2016年1月の新刊。約5ヶ月半週間の積み。5ヶ月振りの新刊。
表紙は〈幻魔族〉の姫レウ。うーん、この露出度はちょっといただけませんなぁ……。隠すからこそ美しいってこともあるんですよ。

さて、今回は太公望を名乗る少女に〈海精族(シーレーナ)〉との同盟を持ちかけられることに。しかし、その裏には複雑に入り組んだ思惑があって……。

口絵で、いきなりの触手調教にはガッツポーズと言わざるを得ない。何なら口絵8ページ、全部触手調教で良かったまである。

俺が長いこと積んでいたのが悪いんだけど、刊行間隔が5ヶ月空いているなら、もう少し1巻のおさらいがあっても良かったのではないかと思う。

今回は従来のルールに加えて、種族旗って設定も出て来たから余計に最初のルールを把握しておかないと理解り難くなってる。
ゲームのルールを理解した上で読まないと楽しめないからなぁ。

挿絵には何故かやたら描き文字が入るように。
次は2016年6月に3巻なんだけど、サブタイが最終巻っぽくて草。打ち切り完結かな?

燃:B+ 萌:A+ 笑:A- 総:A

シリーズリンク
異世界ならニートが働くと思った? エルフの姫を奴隷にして世界を支配させます。(2015/08)
異世界ならニートが働くと思った?3 エルフの姫を調教して世界最強を倒します。(2016/06)

電撃文庫

やがて魔剱のアリスベル (6) さらば妖刀 (電撃文庫)

著:赤松 中学 イラスト:閏 月戈

「これも、歴史の復元力なのかもな。この想いは、歴史に強いられているのかもしれない」

2016年1月の新刊。約5ヶ月の積み。実に1年振りの新刊。そんなに空いてたのか。
サブタイは「コンティニュー」と読みます。
総扉がいきなりオカマのドアップで吹く。こんな酷い扉絵、なかなかないぞw

さて、ようやく現代へと戻ってきた静刃達。後回しになっていた龍の欠片を揃えるための戦いが始まる。
『緋弾のアリアAA』でお馴染みの桜がちょろっと登場。挿絵には登場しないので存在感は薄いけど、遂にスピンオフコミカライズとも絡んできたか。

仲間達と共に総力戦で挑む戦い。流石に静刃の500%は無茶苦茶過ぎるw
山手線を使った荷電粒子砲もトンデモ技だけどな。

あれほど異能を手放すことを求めていた静刃が、やるべきことをやるまでは戦い続けることを決意するのは重たいなぁ。
しかも、それはこの時代から消える決意であるわけで。親しい人達とは離れ、傍らに残るのは暦鏡を使える鵺だけ。

折角、両想いになれたアリスベルとも離れ離れなんだぜ……。そんなアリスベルは遂にタイトルに繋がる魔剱集めへと。
まさか「剣」ではなく「剱」と書く理由がちゃんとあったとは。
この後、静刃は『緋弾のアリア』ⅩⅩⅠ巻のラストの時間に行き着くのかな。

総評

そんなわけでモーレツな異能力バトルアクション、電撃文庫『やがて魔剱のアリスベル』本編6巻+短編集1巻の計7冊でした。足掛け3年4ヶ月か。

最初こそ、ありきたりな美少女異能バトルものって感じだったけど、過去に跳んで『アリア』とリンクした辺りからグッと面白くなった。
ちょっとヒロインが多過ぎた感はある。もう2、3人少ないくらいで丁度良かったんではなかろうか。

一応、後書きでは書きたいことは全部書けたって言ってるが、静刃達が現代に戻ってくるシーンが駆け足気味だったようには感じるんだよな。
早く畳もうとしたのかなーとは感じましたね。

うーん、このまま静刃とアリスベルが再会出来ないままってのは悲しいし、『アリア』の方でも良いから、再会出来るように取り計らってほしいな。

燃:A 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
やがて魔剱のアリスベルⅤ 必殺の時刻(2015/01)

世界観リンク
緋弾のアリアⅩⅩⅠ 秋霜烈日の獅子(MF文庫J、2015/08)
緋弾のアリアⅩⅩⅡ 彗星よ白昼夢に眠れ(2016/04)

アニメ

「力を合わせるって意味が理解らないなら━━」
「「教えてあげるわ!」」

ふたりが手を繋げば。

特撮

「さっきあんなに怒ったのは、君の信念がまだ消えてない証拠だ」

特撮

「本当の君は俺達と戦いたいなんて思ってない。それだけは絶対に信じられる!」