特装版 “末摘花” ヒカルが地球にいたころ……⑤
「式部さんって、しっかりしているようでいて、詐欺にあいやすいタイプだなぁ」
2012年8月の新刊。約2週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
前にも書いたような気がするけど、ドラマCD付き特装版ってズルいよな。
単品売りなら、後で買うって手が取れるけど、特装版は早めに押さえておかないと品切れる危険性が高いからなぁ。
特装版の内容はドラマCDをメインとして、ポストカード画集、栞、ミニマウスパッドといった具合。
加えて、文庫の表紙が特装版仕様。是光を中心としてハーレムが形成されているような、そうでないような。
さて、今回のヒロインは何と正体不明。是光は、ヒカルがネット上で知り合った少女を捜して奔走することに。
そういうわけで、通常版の表紙は登板ヒロインが花で顔を隠しているという構図。これは面白い見せ方だなぁ。
というか、実績ある作家の人気シリーズでもないと出来ない手法だよな。
夏休みということで、式部さんとしーこは是光とプールに行くんだと大ハシャギ。
今回、式部さん成分多めで嬉しいですね。
また、ドラマCDと連動している部分があり。こっちで詳細が語られていない是光のナンパはそちらで。
ドラマCDの感想は別で。
“サフラン”と名乗る今回のヒロインはモノローグで、ひたすらに自分がぶちゃいくだと言う。
とか言いつつ、実は自分で自分の魅力に気付いていないだけなんだろワロスワロスって思ってたら、ホントに難アリな顔だったでござる。何やこれ、新しい展開やんけ!
結局、どんな顔かはイラスト未登場なので判らず仕舞いだったけど、ある意味アニメ化が楽しみになったな!
まぁ、アニメ化しても尺足りずで出れないかもしれんが。
今回は鬱成分少なめで、ノリが結構はっちゃけていて楽しかったな。ビタースウィートなのも良いけど、俺はやっぱりこれくらいのテンションの方が楽しくて好きだな。
お家騒動ががっちり絡んでくると、感情移入どころの騒ぎじゃねーしなぁ。
ふと思ったんだけど、1巻で1人ずつヒロインを攻略していくのって、ファンタジア文庫『デート・ア・ライブ』と同じ構成なんだな。
ほぼ同時期にスタートしてるのか。もしかして、今後、こういうタイプの作品が増えていく……のか?
お気楽なノリで良かったなーと思っていたら、ラストがクライマックスで。
次はいよいよ朝ちゃんのターン!重そう過ぎる……。
次は2012年9月に『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件』2巻、年末にこっちの6巻『“朝顔”』。
燃:B 萌:A 笑:B+ 総:A+
特典リンク
・FB Collect Drama 06 特装版 “末摘花” ヒカルが地球にいたころ……⑤ 特典オリジナルドラマCD
シリーズリンク
・〝朧月夜〟 ヒカルが地球にいたころ……④(2012/04)
・〝朝顔〟 ヒカルが地球にいたころ……⑥(2012/12)
著者リンク
・ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 <2>(2012/09)
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