角川文庫

豆腐小僧その他 (角川文庫)
著:京極 夏彦

「いや、怖がって豆富小僧なんか思い出す奴はいないと思うな。だからまあ、お前は吃驚させる━━こともないなあ。お前は、どうにもならない」
「はあ。まあ、お化けのクズでございますねえ」

クズてw

3DCGアニメ映画『豆富小僧』の公開に合わせて角川文庫から発売されたものです。そのためか、表紙イラストは映画のキャラデザのものとなっている。いつもの京極さん作品のおどろおどろしい妖怪の方が良かったんですが。
ちなみに総扉はいつもの雰囲気です。

基本的に内容は全て再録となっていて、メインの『小説 豆富小僧』は少し前に角川つばさ文庫から出たものを再録している。
なぁんだ、じゃあ、つばさ文庫版は読まなくても良いのかというと、あっちは角川スニーカー文庫『ばけてろ』やMF文庫J『みにくいあひるの恋』でお馴染みのみことあけみさんのイラストが付いてんだよなぁ。いや、それだけで買おうとは思わないけれどもさ。
後半には『京極噺六儀集(だいほんしゅう)』から狂言台本や落語を収録。

『小説 豆富小僧』

子供にも理解り易いように舞台を現代に映しているものの、大筋の流れは『豆腐小僧双六道中ふりだし』を踏襲している。
豆腐の漢字が違う理由は劇中でちゃんと説明されているけど、やっぱり映画でやるにあたって、「腐」という感じが入っているのはイメージが悪いってことなのかなぁ。
映画の内容はこっちに近いのかなと思ったけど、全然関係無さそうなんだぜ。

『落語 死神remix』

まぁ、買った以上は一通り読むか、くらいの気持ちだったんだけど、予想外にポップで面白かった。笑えました。
着火マンで生命の蝋燭灯すなwwwwww

まとめ

まぁ、後は映画がどんな出来かという話なのですが。黄金週間中に観に行きたいところではあるが、はてさて。

燃:C 萌:C 笑:A- 総:A-

角川ビーンズ文庫

彩雲国物語 蒼き迷宮の巫女 (角川ビーンズ文庫)
著:雪乃 紗衣 イラスト:由羅 カイリ

「━━よいか、そなたらが各社寺を拠点に築いてきたものの真価が問われる時じゃ。人里に降り、人を助けよ。━━縹家の誇りを、忘れずにあれ」

約1年1ヶ月の積み。4ヶ月振りの新刊。通算20冊目。

さて、多少元気になった秀麗さんは蝗害の対処法を探して縹家を大捜索。秀麗さんの根性が瑠花を動かすシーンは燃える。これで最悪の事態は何とか避けられるか……?
ただ、それは彩雲国全体にとっての危機の回避というだけで、劉輝がこれからも玉座に座っていられるかどうかとは別問題。

と言うか、もう劉輝はボロボロじゃねーか。どうすんだ。
ボロボロと言えば、悠舜が身体的にボロボロ過ぎます。何だこれ、あっちでもこっちでも死にかけてる人多過ぎだろ……。
完結までに後何人死ぬんだよ……。

前巻で遂に姿を現した朔洵は殆ど出番無いんかい。メチャンコ暗躍してそうですが。

次は2011年6月に21巻『紫闇(しあん)の玉座(上)』、7月に最終巻『紫闇の玉座(下)』。
後書きでも次はお時間を頂くって言ってるけど、焦らし過ぎだろ……。

燃:A 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
彩雲国物語 暗き黄昏の宮(2009/12)
彩雲国物語 紫闇の玉座(上)(2011/06)

アニメ

勇者警察ジェイデッカー DVD-BOX I

「たまには姉さんって呼んでよね、マ・コ・ト?」

今回はマクレーンメイン回。とある科学者の研究所で眠っていた人造生物の輸送が今回の任務。
しかし、途中で防衛軍とのいざこざが。まだ5回目だけど、結構組織内や組織間の軋轢みたいなものが見えているのが面白いな。

ガワンが市街地に侵入しかけたのは勇太と防衛軍の責任、みたいな結論だったけど、横から割り込んできてガワンを起こしちゃったのは防衛軍なんじゃ……。
まぁ、副総監はイチャモンつけたいだけなんだろうが。

エピローグでは防衛軍の尾上せいあ一等陸佐がやたら可愛かった件。素敵なお姉さんは素晴らしいですね。

燃:A 萌:A- 笑:C 総:A

コミカライズ,メディアワークス文庫,漫画,角川文庫,雑記,電撃文庫

取り敢えず新刊は、

・豆富小僧その他
・図書館戦争 図書館戦争シリーズ①
・図書館内乱 図書館戦争シリーズ②
・大正二十九年の乙女たち
豆腐小僧その他 (角川文庫)図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)図書館内乱 図書館戦争シリーズ(2) (角川文庫)大正二十九年の乙女たち (メディアワークス文庫)

の計4冊。

それから前から買おうと思っていた、

・舞面真面と仮面の女(メディアワークス文庫)
舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)

を購入。
コミカライズは、

・狼と香辛料 <Ⅵ>
狼と香辛料 6 (電撃コミックス)

漫画は、

・ONE PIECE 巻六十二 “魚人島の冒険”
ONE PIECE 62 (ジャンプコミックス)

を購入。

『図書館戦争』は2冊同時刊行から一気呵成の5ヶ月連続刊行の文庫落ち。この勢いでドラマ化くるで!と言いたいところだが、どうだろうな。
十分可能だとは思うんだけど。

アニメ,ソフトカバー

「そんなピッチャーは居ないんだ!フォアボールを出したくて出すピッチャーなんて居ないんだ。そんなことをするピッチャーはウチのチームには1人も居ない!!」

部員達の本音を引き出す夕紀のお見舞い面談が始まった。今回はそんな部員達の本音を重ねながら、秋の大会の大敗北が描かれる。

中盤までは監督ののらりくらりとした態度にイラつかされるが、最後の一喝がアツいよね。
程久保高校の新生がいよいよ始まるって感じで、今回までがプロローグといったところか。

燃:B+ 萌:A- 笑:B- 総:A

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

アニメ,電撃文庫

「ようこそ、宇宙人の見守る街へ!」

電撃文庫原作の人気シリーズがまさかのシャフト制作でアニメ化。シャフトが純正ライトノベルのアニメを手掛けるのは初。くどいようだが、俺は『化物語』を純正ライトノベルとは認めない。
こっちも放送開始時期が地震の影響で遅れてるんだっけか?

OPは安心のシャフトクオリティでした。曲はかなり電波なのだろうが、放送開始前から聴いていたので感覚が麻痺してるw

両親が海外赴任することになり、父方の叔母の家に世話になることになった高校生、真(まこと)は引っ越し初日に叔母の家で謎の布団簀巻き女と出会う……というお話。

真のキャストは入野自由さんということで、同レーベル原作のアニメ『アスラクライン』と『オオカミさんと七人の仲間たち』でも主役を演じている。電撃アニメで主演3回目とかどんだけ。まぁ、どっちもぱっとしないまま終わったんですけどね!今回は3度目の正直となりそうだが。

また、父方の叔母こと藤和女々(めめ)さんのキャストは野中藍さんということで、奏っちゃん!奏っちゃんやないか!
取り敢えず39歳自重しろw

もっと奇抜な色遣いの演出を覚悟してたんだけど、割かし普通。エリオが動いても布団の柄が動かないところなんかは『絶望先生』を思い出すが。
エリオのぱんつが規制されていて、ぐんにょりした。規制するんだったら、そもそも映してほしくねぇ。おのれMBS。

今回は真がエリオの素顔を目撃するところまで。
EDのクレジットで入間父に吹いたw
アンタ、確か『みーまー』の映画にも出てたらしいじゃねーか。

劇中であんまり青春ポイントの話が出ないなと思っていたら、次回予告が今回の青春ポイント総括だったでござる。
あれ、シャフト制作なのにエンドカード無いの?

テンポ良くて、なかなか良い導入だったのではないかと。原作を読んでるかの差もあるとは思うけど、同時期スタートの『緋弾のアリア』よりは好印象かな。
と思ったら、次の放送は5/12ってどういうことなの……。年末年始以外は休まないのが深夜アニメじゃないのか。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
二章「失踪する思春期のレヴェリー」

電波女と青春男 (電撃文庫)
電波女と青春男 (電撃文庫)

ゲーム,一迅社文庫

五年二組の吸血鬼 (一迅社文庫)
著:糸緒 思惟(いとお・しい) イラスト:小路 あゆむ(しょうじ)

『どうー?翔くん、私たちのおしっこの音、聞こえてるー?』

何これこわい。

約1ヶ月1週間半の積み。一迅社文庫。何で買ったか、よく思い出せない。
著者の糸緒さんはHJ文庫から『突然騎士になってムフフな俺がいる』で持ちこみデビューした人。同人ゲームとかを作っているらしい。
帯には、その『ムフフ』の宣伝が載ってます。

タイトルの「吸血鬼」は「ヴァンパイア」と読みます。
表紙はぱっと見そうでもないんだけど、帯を外してから、よく見ると結構エロい気がします。俺の基準では帯装着状態では大してエロく見えません(ぉ

小学5年生の翔は隣に住んでいた吸血鬼、桃子に吸血鬼にさせられてしまう。更に桃子は小学校の人間全員を吸血鬼化させてしまい、大変なことに。
元々は18禁同人ゲームだった『となりのヴァンパイア』を加筆修正したものだそうで。

口絵が全裸祭り過ぎて引くわw
スク水の日焼け跡なんて、どうでも良いんだよ!スク水を出せスク水を!

本編は終盤近くまでは桃子の命令により、いやらしい遊びに興じる小学生達を描き、最後は何だかよく理解らない敵とバトルしちゃいます。
ようじょのおしっこシーンが挿絵付きで2回もあったりと、エロ方面には随分とはっちゃけていますが、正直、ストーリーがびっくりするくらい詰まらなかったです。

素直にジュブナイルポルノにして、もっとエロくしといた方が良かったのでは……?と思わざるを得ない。

燃:C 萌:A- 笑:C+ 総:B-

アニメ,電撃文庫

「オナニー作品が詰まらないとい言うのなら、超凄いオナニーを見せつけてやるだけのことよ!!」

ちゃんと1ヶ月毎に定期的に配信してくれるのが良いよね。

相変わらずOPの構成が上手くて困る。手間暇かかっていて好きです。麻奈実が京介の魂を引き戻してるカットが特に良い。

さて、黒猫とのゲー研入部編後編です。黒猫と瀬菜は自分の作りたいゲームのプレゼンを行い、勝者のゲームを2人で制作することに。

瀬菜のプレゼンがレベル高過ぎて吹く。大学でもこんなレベルのプレゼンやったこと無ぇよ……(´・ω・`)
いやしかし、アレでナニな単語が飛び出しまくってビビる。「アナルファック」とかアニメで初めて聞いたわw
これ、テレビ放送だったら引っ掛かってたのかな。

それはともかく、黒猫可愛いよ黒猫。あの可愛さはアカンやろ……。

どうでも良いが、俺の使ってる携帯って京介のとモデルが同じな気がする。

EDはまさかの京介と黒猫のデュエット。京介がEDを歌うのは初めてか。
EDイラストは『Steins;Gate』のキャラデザ等でお馴染みのhukeさん。

次回はいよいよラストですが、そこで2期発表とかでも驚かない。

燃:C 萌:A+ 笑:A 総:A+

エピソードリンク
第13話「俺の後輩がこんなに腐ってるわけがない」
最終話「俺の妹がこれで最終回なわけがない」

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈5〉 (電撃文庫)
俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈5〉 (電撃文庫)

コミカライズ,角川ビーンズ文庫

彩雲国物語 第5巻 (あすかコミックスDX)
作画:由羅 カイリ 原作:雪乃 紗衣

「女官に選ばれるのは相当な美少女ばかりなのだろう?だから初めて秀麗を見た時はあれ?と思ったのだ」
「えっ」
「でも、その笑顔はこの世で一番可愛かった━━」

この世界では、秀麗さんは特別美少女じゃない設定なんだよな。と言うか、劉輝は失礼だなw

原作を積むと必然的にコミカライズを積むことに。
さて、原作3巻『花は紫宮に咲く』突入と思ったら、そもそもまだ2巻『黄金の約束』編が終わっていなかったでござる。どうして勘違いした俺……。

今回は影月と玖琅が初登場。胡蝶姐さんって登場済みなんだっけ。

この頃はお腹痛い要素殆ど無くて楽しかったよなぁ。秀麗さん、躊躇なく金的キックかましたり、フラグブレイクしたりとアグレッシブ過ぎるだろ……。

描き下ろし短編『ひとつの小さな願い事』は秀麗さんが生まれた直後のエピソード。
少年時代の玖琅がイケメン過ぎるw
邵可と薔君はイチャイチャし過ぎだと思うの。

本編より、おまけの特別編の方が面白い気がしてきたな。
実はもう7巻まで出てますぞ。

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:A

アニメ,ソフトカバー

「野球部をマネジメントで甲子園へ連れていきます!」

ラノベっぽい萌え絵の表紙で話題となったビジネス書紛いの小説が勢いづいて、Production I.G制作でアニメ化。
ラノベ業界から見ても、見逃せないなと思い視聴。

放送形態はまず帯枠で全10話を2週に渡り放送。その後、週1回のレギュラー放送を行うという、よく理解らん形式。
本来は3月中旬に始まる予定だった地震の影響で大幅に予定が変わり、結果、1ヶ月以上開始が遅れることとなった。

OPはまぁ、NHKっぽいおとなしさだったと思う。みなみ以外の女性陣出てなくね?気のせいか?

ゆきうさぎさんのイラストに比べて、みなみが吊り目君になってると思う。いや、吊り目大好きなんで全然構わないんですが。
みなみの生足ペロペロ(^ω^)

映像になったことで、全体的に取っ付き易くなったんじゃないかな。デフォルメ顔が頻繁に出て来るのも好印象。可愛いしね。

また、みなみが幼馴染みの次郎のことを「ジロちゃん」と呼んでるのってアニメオリジナルだよな?
スカっとまろやかスイカミルクのイミフっぷりと言ったら……。

EDも実におとなしいものでした。
さてさて、残り9回どうなることやら。

燃:C 萌:A 笑:C+ 総:A-