【ラノベ】ゲームで不遇職を極めた少年、異世界では魔術師適性MAXだと歓迎されて英雄生活を自由に満喫する/スペルキャスターLv100【1巻/感想/ネタバレ】
著;あわむら 赤光 イラスト:ミチハス
「日本のオタクの殿方、生意気な小娘を見ると股間がイライラしてくるのでしょう?」
理解らんでもない。
GA文庫2023年3月の新刊。約2日の積み。『転生魔王の大誤算』5巻から5ヶ月、あわむらさんがまたしても新作をスタート。
タイトルがどちゃくそダサくて全く食指が動かないんだけど、あわむらさんがバトル要素の作品を出すならチェックせねば……と。
表紙のおっぱいどうなってんの……。
さて、大人気MMORPGアローディアで不遇職の魔術師を極めた少年、道成寺九郎はある日、アローディアにそっくりな異世界へと召喚される。実はこのゲーム、魔術師適正のある人間を選別するために女神が作ったゲームなのであった。
見出された九郎は究極魔法を生み出すために異世界の探索に乗り出して……。
世界よ、これが売れ線だと言わんばかりの設定ですよね。その中にあわむらさんの持ち味を要所要所に入れていくという構成。やっぱりあわむらさんの文章のリズム、特徴あるよな。
で、締めるところはきっちり締めてくるという。ただ、どうしてもパッケージングの所為で薄味になってしまってるのが勿体無いな~。俺は全身にあわむらさん成分を浴びせかけられたいんや……。
魔術の詠唱は音声入力でのみ受付というゲーム、とんがっていて良いよな。ちょっとやってみたい。
呪文って何か法則性があるものなのかな。呪文によって結構雰囲気が違うもんな。
ヒロインは年上のからかい上手なメイド、セイラさん。これはチンチンイライラ必至のシチュエーションである。
それだけに女騎士さんの登場に尺が割かれてしまったのが惜しい。セイラさんとの関係性だけに焦点を絞ってほしかったかな。
そんな具合で新シリーズです。う~ん、かなりノンストレスに近いつくりになっているけど、今後もこれくらいの緊張感でいくのかしら。もうちょいシリアスに振るくらいで良い塩梅になると思うんだけど……。
あれ、もしかして『ルーン帝国』打ち切り……か……?
燃:A- 萌:A 笑:A- 総:A
シリーズリンク
・ゲームで不遇職を極めた少年、異世界では魔術師適性MAXだと歓迎されて英雄生活を自由に満喫する/スペルキャスターLv100②(2023/09)
著者リンク
・聖剣使いの禁呪詠唱(2012/11)
・我が驍勇にふるえよ天地 -アレクシス帝国興隆記-(2016/07)
・百神百年大戦(2018/06)
・黄昏の騎士団、蹂躙、蹂躙、蹂躙す(2019/04)
・ルーン帝国中興記 ~平民の商人が皇帝になり、皇帝は将軍に、将軍は商人に入れ替わりて天下を回す~(2021/12)
・宰相の器を持つ小役人の、辺境のんびりスローライフ ~出世できず左遷されたはずが、なぜか周りから頼られまくっています~(DREノベルス、2024/09)
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ゲームで不遇職を極めた少年、異世界では魔術師適性MAXだと歓迎されて英雄生活を自由に満喫する/スペルキャスターLv100 (GA文庫)
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