【映画/Vシネマ】仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング【感想/ネタバレ】

「目の前の小さな幸せを守れないで何が守れんだ!!」

概要

2024/03/08、期間限定上映。あれ、『ギーツエクストラ』名義じゃないのか。基準が理解らないw
サブタイはテレビシリーズの法則性を引き継いでほしかったな。
去年のVシネは2/10公開ということでほぼ1ヶ月遅い形。これは『555』のVシネがあったから、その兼ね合いかしら。

今年は去年との差別化の狙いもあってサブライダーを主役に据える形ではなく、『ギーツ』の最後の物語という位置付けになっているよう。
キャスト陣で杢代が主演なんじゃないの~と冗談交じりに言っていたら簡君が主演で、あれ?ってなった話すき。

撮影順で言うと冬映画より先だけど、劇中の時系列は公開順通りでこちらの方が後になるっぽい?

スタッフ

坂本監督、悠也さん脚本という布陣。この二人、仕事し過ぎだろ……。

導入

1000年後、デザグラ運営がいる時代。宇宙に築いたメタバースに移住した人々は、ゴッドジャマトの侵略を前にして滅亡の危機に瀕していた。
ニラムは英寿をゴッドジャマト発生の起源となる1000年前に送り込んで……。

尺の都合で今回はゲームの体裁が採られてはいない。

ベロバ

どういう理屈で復活するんだろうと思っていたら、そもそもテレビシリーズでは死んでいなかったそうな。未来に帰っただけだったんかいwゴリゴリに死ぬ時の雰囲気出してたのに……w

現代に未来の危機を伝えに来た風を装い、その実は道長との心中を狙うサイコっぷりは相変わらず。
相変わらずと言えば立ち方がほんと綺麗なのよな……。スカートの広がり具合が好きなんだよねぇ。

結局、道長はベロバの思惑を超えてパワーアップしたので、またしてもひとりで消えていくことに。
正直いなくても成立するストーリーだったので、並木さんのスケジュールが合ったから
呼んだとかそういう感じなのかねぇ。

キングとクイーン

大智がジャマトを育てる中で生まれた変異種。やがて人の姿を採れるように。
ジャマトの格付けってチェスモチーフだったのに、まさかキングとクイーンの登場をVシネまで待つことになるとは……w
もしかして最初はテレビシリーズで出す予定だったけど変更になったとかなのかな。
スーツはあまり見覚えないけど、何かの改造なんだろうか。クイーンのアンダースーツがプレミアムベロバっぽくはあるが……。

クイーン=葉月と結婚した人間の男性、宇佐神清春。演じるのは『炎神戦隊ゴーオンジャー』で城範人役を務めた碓井将大さん。何で『爆上戦隊ブンブンジャー』の方がじゃなくてこっちに来るんだよw
しかも早々と死亡退場してしまうという。

葉月と清春の息子、春樹を演じた正垣湊都(しょうがき・みなと)君は『ガッチャード』でサボニードル回に出て来た少年なのか。でも撮影はこっちの方が先という。ややこしいな。
偶然なのか、何かしらの縁が繋がったのか……。

仮面ライダードゥームズギーツ

1000年後のエースがドゥームズギーツレイズバックルで変身した姿。今度は金色の狐というわけね。
スーツはほぼクロスギーツの改造っぽい。

ドゥームズ=滅亡の名を冠しているのでクロスギーツのように英寿の力を利用した悪なる存在なんだろうと思っていたのに、ゴリゴリの本人で驚いたわ。
1000年が経過する内に色々スレていったってことかな……。

仮面ライダーバッファプロージョンレイジ

道長の中に残されていたジャマトの因子をベロバが覚醒させ、そこに道長の思いが入り、英寿の創世の力で形成、プロージョンレイジバックルが誕生。これって何かのリデコなんだろうか。
変身時に閉じられた爪が開くのかっちょよいよな。

テレビシリーズ終盤のタイクーン→ナーゴというプレバンアイテムでのパワーアップの流れの最後に来ると思っていたら来なかったバッファの強化がいよいよ実現。インタビューでは杢代君以外のキャストも言及しており、よっぽど期待されていたんだな……。

ドゥームズギーツとの対比もあるのか、全身が銀色ベースになっており造形はより禍々しい感じに。これは素直に格好良い。
いかつい角はジャマ神フォームの塗り替えか。顎はニンジャフォームのパーツらしい。言われてみれば確かに……。
肩はコマンドフォーム、裏ではライブマーベラスらしい。酷使し過ぎでは?
足はモンスターフォームなのか。凄いな、あの特徴的な星型のパーツがリペイントによって全然違う印象に変わってるじゃん……。

いかつさ全開の巨大な爪を備えた武器がまーた似合ってるのよ。これ、『エグゼイド』のゲムデウスの武器の改造なのか。バッファのために用意されたようなデザインしとるやんw
爪の1本1本がチェーンソーになってたよな。それもまた格好良い。

道長はコマンドフォームも使っていた。おっとこれは嬉しいね。少しでも各フォームに見せ場を作ってくれるのほんとすき。坂本監督の計らいなのか、悠也さんからの指定なのか。

神VS神

Vシネではテレビシリーズの主題歌は使われないと何となく思っていたのに、坂本監督使ってくれるじゃな~~~~~い!好き~~~~~~~!!!!
欲を言えば、挿入歌と挿入歌の間はもう少し時間を空けてほしかったが……。

ダムを前にしたギーツⅨVSドゥームズギーツの戦いは見応えありましたね。神と神の戦いだもんな。中途半端な画には出来ないよねぇ。
敢えてどういう風に決着したかは描かれなかったが、この構図だと明確な答えは出さないのが正解だったように思う。別に未来の英寿も悪人というわけじゃないしね。

決戦

佐藤君は事前にアクション練習を自主的にやってきたらしく、キレッキレの動きを見せてましたね。動くね~!
キングジャマトと決着をつけるのは道長、景和、祢音の3人で。祢音のファンタジーフォームの変身ポーズが奥行きがあって格好良いよな。

トリプルライダーキックでフィニッシュ。蹴り終わった後、何故か変身解除した上でナパーム爆発を背景にキメ。わざわざ高温を浴びてるキャスト陣の画に笑ってしまったわw
ファイナルステージでお披露目されたキャスト陣が歌う挿入歌『CREATORs』、めっちゃかっちょよくて好きなんだが、効果音が大き過ぎてロクに聞こえなかったの俺だけ?あれ、今歌流れてる?ってなってました。

両親の死に絶望し、ゴッドジャマトとして覚醒しかけた春樹を抱き締める道長。彼が春樹を引き取って育てそうな勢いだったけど、落としどころとしては大智のジャマト農園で暮らす感じかな。
それはいいとして、両親が死んだばかりなのに春樹本人も一緒に帰る周りの面子もニッコニコなのおかしない?
実質『ギーツ』という物語のラストなので湿っぽく終われないって事情もあるかもしれないけど……w

まとめ

あんまり高いモチベーションで観に行ったわけではないけど、そこは流石坂本監督、押さえるべきポイントはきっちり押さえた手堅い作りでしたね。
よくよく考えたら、大智のジャマト研究が全ての元凶なのでは……?ジャマト達に愛を学んでほしいという言動のお陰で悪い印象は無いなんだけども。

Vシネの宿命だけど、まぁやっぱり尺が足り苦しいと感じるよな~。ひとつひとつのシーンにもっと尺があればなぁと感じましたよね。シナリオの重さに比べて話のテンポ感が早いのよな。
タイムパラドックスには今回も敢えてタッチしない方針って理解でいい?英寿VS英寿という構図を作ること優先だもんな。

えっ、『ウルトラマンギンガ』主演の根岸拓哉さん出てたの!?って、ゴリゴリのちょい役やないかw何という無駄遣いをw

次は2024/04/07にTTFCで『仮面ライダーゲイザー』。時系列はこちらの方が後で、あちらにはこのVシネに繋がる要素もあるんだとか。そっちも要チェックだね。

燃:A+ 萌:A 笑:A- 総:S-

シリーズリンク
仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦(2023/12)
ギーツエクストラ 仮面ライダーゲイザー(2024/04)

Vシネクストリンク
リバイスForward 仮面ライダーライブ&エビル&デモンズ(2023/02)

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特撮

Posted by お亀納豆