【ラノベ】シャーロック+アカデミー Logic.3 カラスが虹に染まる時【3巻/感想/ネタバレ】
著:紙城 境介 イラスト:しらび
俺にとって、探偵とは━━
「━━最後まで、考えることを諦めない人間のことです」
2024年3月の新刊。約4日の積み。7ヶ月振りの新刊。このボリュームと密度、他シリーズも同時進行なら刊行に時間が掛かるのはやむを得ないんだろうけど、ヒットを狙う上ではマイナスだよなぁ。
表紙はカイラとこよみ。毎回、誰か2人が登場、重複は無しってことなのかな。
さて、今回は総合実技テスト。退学の危機に陥らないように気合を入れる未咲だったが、彼を狙う昔の因縁が牙を剥いてきて……。
お、今回はちゃんと学園ものらしいネタですね。
開幕早々見事にミスリードに引っ掛かっちゃった、どうも私です。犯人は水に浮かんで脱出したと思った?プークスクス!
もっと深く思考するようにならないといけないんだねぇ。
1巻から登場しているクラスメイト達や前回登場したヒロイン候補っぽいロナの出番は非常に少なく、一方で同学年の新キャラ達が続々登場。結構しっかりキャラを作ってあるようで今後も出番がありそうなので、群像劇っぽい方向性にシフトしていくつもりなんだろうか。
長く続けて良いとお達しが出たのかなぁ。帯に『ダンガンロンパ』でお馴染みの小高和剛さんから推薦文を貰っているので、これもシリーズ長期化するからと解釈出来る。打ち切りの危機にあるタイトルにこんなにコストを掛けるとは思えない。
未咲を執拗に敵視する男、穂鶴(ほづる)。傲岸不遜な態度から高身長イケメンみたいな風貌を想像したんだが、意外と女顔寄りなんだね。
こいつが良い悪役っぷりでねぇ。今回は未咲VS穂鶴の構図が強調されており、前巻よりも大分理解り易くなった印象。
ヘンペルのカラス、対偶論法の話はとても興味深かった。
穂鶴は未咲に敗れてこのまま退場かと思いきや、全てを失った彼は無敵の人と化した模様。
その裏で更に大きな何かが暗躍しているよう。総合実技テストの影に隠れた本当の事件もあるみたいだし、次巻ではそこがフィーチャーされるんだろうな。
えっ、この世界って探偵Vtuberがいっぱいいるのか……。探偵が当たり前にいる世界観だから別におかしくないのかな……w
しゃもじが似合う「もじ姉」って一体何者なの?いずれ出て来るっぽい?
燃:A 萌:A 笑:B 総:A
シリーズリンク
・シャーロック+アカデミー Logic.2 マクベス・ジャック・ジャック(2023/08)
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