【漫画】文庫版 武装錬金 vol.Ⅱ【感想/ネタバレ】
作:和月 伸宏
「相変わらず偽善者だね」
「なんとでも言ってろ。オレはずっとこのままでいく!」
2017年6月刊行物。
表紙はカズキに続いて斗貴子さん。意外と柔らかい表情しているね。
さて、斗貴子さんの生命が懸かったカズキと蝶野の決戦。蝶野はビキニパンツ一丁+パピヨンマスクというぶっ飛んだ出で立ちなのに目が離せないw
蝶野のお父さん、病魔に侵されて死を待つしかない息子を見捨てたのにファッションセンスは同じなのが物悲しいやら何やら。
斗貴子さんの核鉄を借りてW武装錬金。土壇場での新武装は単純にアツいよな。2本のランスのデザインが微妙に異なるのはどういう理由があるんだろ。カズキの中の斗貴子さんのイメージが混ぜ込まれてるのか。
ってか核鉄って所有者じゃなくても使えるのね。
全ての生命を救うと息巻いたカズキだったが、蝶野を殺すことしか出来なくて。でも蝶野は自身をひとつの存在として認識してくれたカズキに特別な感情を抱いてくれて。
苦さの残る決着となったが、カズキの武装錬金がサンライトハートと命名される幕引きは気持ち良かったな。斗貴子さん、なんちゅーエモいネーミングを……。太陽の光のようって、それはもう実質告白なのでは……?
戦いは次のステージへ。人型ホムンクルスへの転生を求めた蝶野だったが、実は既に多数の人型ホムンクルスは組織だって活動していた。それこそが超常選民同盟L・X・E。
人型ホムンクルスは核鉄を手にして武装錬金も使いこなしてくるのか。
L・X・Eのドクトル=バタフライは蝶野ひいひい爺ちゃん、蝶野爆爵であった。蝶の形になってる髭どうなってんのw
カズキと蝶野の関係性、ここで終わるのは惜しいと思っていたらL・X・Eにスカウトされて早々と復活。生きてると確定するの早過ぎィ!
この危機に錬金の戦士サイドからはカズキと斗貴子さんを指導するためにキャプテンブラボーが新たに登場。
ブラボーの指示で斗貴子さんは学校に編入。動き難いということで、制服はこれまでのセーラー服を継続。扉絵で制服着てる姿も描かれていたけど、全く似合ってねぇな……w
斗貴子さんが学校に通うようになるのは定番のシチュエーションだが、ちゃんと戦いにおいての理由付けがされているのが良いよね。
カズキと斗貴子さんの関係性はずっと疑われ続けるのかな。いちゃいちゃすることをストロベリーって表現するのクセあるなw
L・X・Eの戦士である早坂桜花、秋水の双子の姉弟が登場。桜花さん、黒ストが良いですねぇ。
人間でありながら姉弟ふたりだけで生きていくためにL・X・Eの尖兵となっていた双子の過去が壮絶。断片的にしか語られていないが、かなりキツそう……。
全部の生命を救いたいと主張するカズキ。偽善と言われながら、そのスタンスをどこまで貫けるか。
早坂姉弟もバックボーン的に手を取り合える関係性になれたから良かったが、今後もそうとは限らないもんね……。斗貴子さんはもう絆されてる感あるけどw
燃:A+ 萌:A 笑:A- 総:A+
シリーズリンク
・文庫版 武装錬金 vol.Ⅰ(2017/06)
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