【アニメ】デジモンアドベンチャー：　第１話「東京デジタルクライシス」【感想／ネタバレ】

「僕達はデジタルの中に生きているモンスター、デジモンだよ」

1999年に放送された俺達の世代のレジェンドアニメ『デジモンアドベンチャー』が令和の世にリブート。
ついこの間、映画が公開されて太一達の物語は完結……と思いきや、これである。

映画は結局、コロナの自粛ムードにやられて観に行けず仕舞だったんだよね……。まぁ、全く繋がりが無いから観てなくても影響無いだろうとは思うんだが。

キャラデザはオリジナルと同じく中鶴勝祥さんに戻っているが、他のスタッフは総入れ替え。
キャストも選ばれし子供達は全員変更、パートナーデジモンもテイルモンだけは変更。これは徳光さんがもう無理となったんだろうか。
ナレーションは野沢雅子さん。ギルモンですやんか。

『アプモン』から３年近く経っているから、新作デジモンアニメをやる時期ではあるのだが、わざわざ初代を使い回す必要があったんだろうか。アプモンが奮わなかったこともあり、どうにも過去作の栄光に縋っている印象が拭えないのよねぇ……。
なお、タイトルの「：」は発音しないそうで。区別し難いやんけ。

一番の問題は放送時間が『仮面ライダー』の裏ということなんだよなぁ。流石に初回ということでスーパーヒーロータイムが終わった直後に録画を視聴したが、次回からはすぐには視れそうにないかなぁ。

ＯＰを歌うのは谷本貴義さん。『デジモンテイマーズ』の『One Vision』を歌ってた方ですね。何、ギルモンといい『テイマーズ』からレジェンドを引っ張ってきてるの？
映像的にはオリジナルで印象深かった選ばれし子供達が画面の奥へ落ちていく演出があったのがエモかったですね。

全体的に太一をがっつりフィーチャーした構成となっていて、他の７人は控えめ。既に進化後のデジモンもちらほら映っていて、オメガモンまで出てるやん。映画の要素も含んでいくということなんだろうか。
新規視聴者に対してどこまで情報を伏せていくかが難しそうですね。ヒカリが８人目という追加戦士情報もばっこり出てしまっているが……。

舞台は2020年。サマーキャンプの準備をしていた太一は母と妹が乗った電車がネットワークトラブルで暴走を始めたことを知り……。
いてもたってもいられず、駅へと向かった太一はコロモンと共鳴しデジタルワールドへ。その手にはデジヴァイス。既に紋章も登場。

今回は全体的に設定説明はそっちのけで、考えるな感じろ！といった構成だね。新しいデジヴァイス、随分とさっぱりしたデザインだな。作画コスト……。

単身、ネットワークを乱すアルゴモン？と戦うコロモンは太一との出会いを通じてアグモンへと進化。
更に太一と心を通わせ、グレイモンへと。進化先が変わったりすると面白いかと思うのだが、今のところそういう気配は無い。
あれ、進化バンクも挿入曲も無いの？あれが無いとデジモンアニメとは言い難いのだが……。
俺はアプモンも面白いと思っているが、デジモンアニメとしてはいかがなものか派なので……。

そして太一とアグモンを遠くから見つめるヤマトとガルルモン……。既に活動しているってことか？
次回のサブタイは『ウォー・ゲーム』と明らかに映画を意識しているし、一体どう進行していくのか。初回からがっつりオリジナルとは変えてきましたね。
他のメンバーは光子郎がナビゲートをしていたくらいで、残りの本格登場は次回以降か。

ＥＤはＯＰとは対照的にヤマトにスポットが。
そんなわけで新たなデジモン、スタートです。どういう風にストーリーが変化していくのか楽しみですね。
東映アニメーション制作ということで、コロナの影響が出るかどうかも気になるところ。そもそも何クール予定なんだろう。

燃：Ａ　萌：B+　笑：Ｃ　総：A+

エピソードリンク
・第２話「ウォー・ゲーム」

シリーズリンク
・デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆（2020/02）
・DIGIMON UNIVERSE アプリモンスターズ　＃52「ボクたちのシンギュラリティー」