【児童書】世々と海くんの図書館デート② 夏のきつねのねがいごとは、だいすき。だいすき。だいすきです。【2巻/感想/ネタバレ】
著:野村 美月 イラスト:U35
「ずぅぅぅぅっと海くんと、図書館デートできますように。」
2020年10月の新刊。約1週間半の積み。1巻と同時刊行。まーたサブタイが甘々なんだなこれが……。
さて、季節は移り替わって夏。海くんは世々を夏祭りに誘ってくれた。世々は浴衣姿に化けられるように練習を重ねるが……。
図書館の外に出る図書館デートとは一体……と思わないでもないが、後半はちゃんと図書館に戻ったので安心しました。どれだけ図書館の中で物語を動かせばこのタイトルで許されるのか、なかなか難しい問題である。
いやしかしランタンを浮かび上がらせるシーン、ウルトラロマンティックシチュエーションで辛い。
1巻からチラついていた海くんの家庭の事情が見えてきて、え、これ大丈夫?お別れしないといけなくならない……?
青い鳥文庫でそんなビターな展開要ります……?
「ぴるぴる震える」とか「しょんもり」っていう表現、可愛らしくて良いな。世々の小動物感が鮮明に出ていて癒される。本人はそんな呑気なこと言ってられる状態じゃないんだけども。
一方、海くんの友人の吉鷹と相沢さんの恋模様も動き出して、こちらも気になる。相沢さん、ツリ目美人でキツそうなのに実はめっちゃ世話焼きなのが良い……。野村さん、こういうキャラ好きなんかなw
今回も世々のお姉ちゃんズの出番は少な目。まぁ出番が増える理由が無いからな……。海くんの品定めをする名目とかで出て来てくれんか……。
後書きが無いのはページ数の都合なのかしらん。
そんな具合で、ただずーっといちゃいちゃだけしていてほしい『世々と海くんの図書館デート』シリーズでした。
続きが出るようにも思えるし、この2冊だけで終わりともとれる……。売り上げ次第なのかしら……。
燃:C 萌:A 笑:B- 総:A
シリーズリンク
・世々と海くんの図書館デート 恋するきつねは、さくらのバレエシューズをはいて、絵本をめくるのです。(2020/10)
・世々と海くんの図書館デート③ ハロウィンのきつねは、いたずらな魔王様といっしょにいたいのです。(2021/04)
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