【特撮】超速パラヒーロー ガンディーン 第1話「遭遇:encounter」【感想/ネタバレ】

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「その人を見極めなきゃならない。何が出来て何が出来ないのかを」

2021年6~7月にNHKにて放送された特撮ドラマ。特撮というだけで視ていたらキリが無いのでスルーしたが周囲の評判が良かったので、再放送で視てみることにしました。

何やらNHKは昔から障害者さんに関する番組を色々と制作していて、本作もその一環とか何とか。
突如出現した巨大怪獣。空より飛来した謎の青年グーから託された力で車いすレースの選手である森宮大志は異形の姿へと変身して……。

大志役を演じるのは『仮面ライダージオウ』の記憶がまだ新しい奥野壮君。髪型もソウゴと似ている上に強いポジティブシンキングと共通項を多く見い出せる。
辻本貴則監督は奥野君の経歴を踏まえずにロケ地にクジゴジ堂を選んだとのこと。どんな奇跡だよw

ヒロインは大志のコーチを務める大学院生、深井京(けい)。演じるのは小芝風花さん。あれ、小芝さんってこんなに可愛かったっけ?『トクサツガガガ』の時は可愛いと思った記憶が無いんだが……。それだけそれぞれの役での演じ分けが出来ているってことなのかな。
綺麗なお姉さんに沢山シゴいてもらえるとか意味深過ぎるんだよなぁ。

で、この京さん、度々第4の壁を越えて視聴者に話し掛けてくる。これって短い尺で視聴者に状況やキャラの立ち位置を明確に伝えるための手法なのかしら。
いやしかし主人公とヒロインを特撮畑から連れてくるとは偶然なのか狙っているのか。

更に大志の父役としてつるの剛士さんも。こちらは放送中の『機界戦隊ゼンカイジャー』でOP主題歌を担当中。こうなってくると流石にわざとらしさを感じるw

大志に力を授けるグー(仮称)はかなり異質な雰囲気を醸し出しているな。メイクの力なんやろか。ちょっと人間離れしているというか。
京さんにコーチングのアドバイスを授ける役として本物のパラ関係者も出演。テロップで「本人」って出るのシュールだなw

そうだよな、一口に障害って言っても1人1人その度合は違うんだもんな。これもまたぱっと見では判り難い話で難しい。10人の人間がいれば10人の最適があるってやつですね。

怪獣が本格的に登場するのは終盤で、それまでは大志と京さんの交流がストーリーの中心となる。
一番最初に怪獣が大暴れするシーンを先出しして、こういう作品ですよってのをちゃんと提示しているのは良いね。

気になったのは怪獣の瞳や変身アイテムの発光が凄ぇ電飾感あるな、ということ。まんま玩具の光り方というか。
ガンディーンのスーツ造形もデザイン自体は異形って雰囲気で格好良いんだが、ある程度カメラが寄ると何か安っぽく見えるような。この辺はやっぱり東映特撮で目が肥えてしまってるのだろうか……。

なりゆきで変身してしまった大志は怪獣へと果敢に立ち向かっていく。車いすはそのままだった?確か制作発表時には車いすもガンディーンのデザインに合わせたものだったよな?これから更にパワーアップするんかいな。

燃:A- 萌:A 笑:A- 総:A

エピソードリンク
第2話「秘密:secret」

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Posted by お亀納豆