富士見ファンタジア文庫

スカイ・ワールド2 (富士見ファンタジア文庫)
著:瀬尾 つかさ イラスト:武藤 此史

「おれはこの世界を楽しんでいる。ゲームを心から楽しむのが、ゲーマーの心意気だ」

2012年8月の新刊。約4ヶ月の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙のかすみは1巻に続き、ぱんつが見えそうで大変けしからん。

さて、今回はバッテリー残量の少ないかすみが「蓬莱皇帝の復活」というクエストをうっかり開始してしまった。
クエスト失敗のペナルティは死亡、しかしバッテリー残量の少ないかすみは、もう1回も死ねない状態ということで、ジュンは持てる全てを使って、クエストのクリアに挑む……というお話。

新キャラとして、えっちなおねーさんのユーカリアが登場して、俺のテンションがクライマックスだぜ!嘘です、言い過ぎました<何なんだ

今回の肝は集団戦ということで。利害関係とかをフルに活用して、クエストを突破を狙うジュンだけど、レイドモンスターを倒さないとクリア出来ないクエストなんて、ぼっち泣かせだよなぁ。

いかにもラノベチックな内容でサクサク読めるのは今回も。かすみも実に王道なヒロインでなぁ。チャイナドレスがけしからん。実に、けしからん。

そして解禁されるセカンドクラス。これは盛り上がってきたぞ。3巻開始時点では、ある程度時間が経過していて、ジュンくらいはセカンドクラスになっていたりするんだろうか。
とか思っていたら、3巻で完結したりして。

粗筋が結構ハードだったから、また凄い勢いで完結かと思ったんだけど、ちゃんと続いて良かったよかった。
次は2012年12月に3巻。

燃:A- 萌:A 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
スカイ・ワールド #01(2012/04)
スカイ・ワールド #03(2012/12)

電撃文庫

ソードアート・オンライン プログレッシブ1 (電撃文庫)
著:川原 礫 イラスト:abec

万が一、アルゴがいる間にレイピア使いが出てきてしまった時は━━窓から飛び降りてロバに乗ろう。

2012年10月の新刊。約2ヶ月半週間の積み。4ヶ月振りの新刊。『アクセル・ワールド』12巻からは隔月刊行。
『アリシゼーション』編は一体これから、どうなっていくんだろうとwktkしていら、まさかの新シリーズ始動ですよ。

本シリーズは『アインクラッド』編で、すっ飛ばされまくった各層攻略を1層ずつ順に描いていくというコンセプト。
一部はweb小説時代に発表済みとか何とか。

本編が終わりに向かいつつあるけど、アニメの展開を考えると、サクサク終わらせるわけにはいかないってことなんだろうな。
とはいえ、中身の詰まった引き延ばしなら歓迎です。MFとかの引き延ばしは中身スッカスカになるからなぁ……。

お茶濁し連作短編集と見せかけて、まさかの500ページです。もしかしシリーズ最厚かな?

『星なき夜のアリア』

電撃文庫MAGAZINEの付録に掲載された第一層編。キリトさんとアスナの出会い編でもある。
後書きを見るまで、全く気付かなかったんだけど、2人の出会いの時期が既刊の記述と矛盾するんだそうな。言わなけりゃ気付かねぇのになぁ。
雑誌掲載時には無かったイラストも追加されている……筈。

アスナ以外のヒロインを新規に登場させるって案もあったらしいんだけど、そっちの方が良かった気もするなぁ。
いや、それよりは、その都度の相棒とかでも良かった気もする。後に本編に逆輸入したりしても良いかもな。
アスナは時折顔を出す程度とかにしてさ。

そもそもアスナって、ヒロインとしての吸引力がある方なんだろうか。アニメでは直葉マンセー状態みたいだけど。

『儚き剣のロンド』

第二層編。約300ページ。って長編じゃねーか!いい加減にしろ!!
三層攻略までいくんだとばかり思っていたら、二層のボス撃破で終了してビックリしたわ。

武器強化詐欺をする人達のお話なんだけど、『圏内事件』が似非ミステリー臭いノリでアレみたいなことを言っていたのに、またミステリーみたいなノリじゃねーかw

で、出るわ出るわ、設定の山。設定をガンガン書くのが楽しくて仕方ないんだろうなー。そういうのを許されてる立場だろうし。
いや、俺も設定読むの大好きですけど。こういうの読んでると、スキルを上げる系のゲームがやりたくなってくるよな。

まとめ

ってなわけで、『プログレッシブ』始動です。今後の展開に繋がる要素がちょこちょこ出ていて面白いですね。
キリトさんが左手ソードスキルを練習しようと思っていたり、《ラフィン・コフィン》のPoHっぽい人が出て来たり。
いずれラフコフ討伐編も描かれるんだろうな。本編ではキリトさんの回想だけで済まされた部分も語られそうで楽しみですね。

後書きによると、このシリーズは年に1冊ペースになりそうらしいけど、おいおい、ちょっと待てよ……?
本編で描かれたボス戦は確か3回くらいだろ?ということは、残り72層、それを1巻につき2層ずつクリアしていくと、完結に36年かかることになるんですがw
まぁ、流石に途中で本編にケリをつけて、こっちに専念ってなると思うけど。

次は2012年12月に本編11巻『アリシゼーション・ターニング』、2013年2月に『アクセル・ワールド13 -水際の号火-』、初夏に本編12巻。

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

シリーズリンク
ソードアート・オンライン010 アリシゼーション・ランニング(2012/06)
ソードアート・オンライン011 アリシゼーション・ターニング(2012/12)
ソードアート・オンライン プログレッシブ <002>(2013/12)

コミカライズリンク
ソードアート・オンライン プログレッシブ <001>(2014/02)

著者リンク
アクセル・ワールド12 -赤の紋章-(2012/08)

アニメ,電撃文庫

「決着をつけようぜ。泥棒の王様と鍍金の勇者の」

遂に世界樹へと辿り着いたキリトさん。だが、そこは楽園などではなかった。ユイのお陰で苦も無くアスナの元へ。
感動の再会を果たすも、オベイロンが現れ、管理者権限でキリトさんを圧倒。

子安さん、悪役楽しみ過ぎだろw
どんだけ活き活きしてんだよ。超楽しそうだから困る。原作読んだとき、ここまでぐう畜だとは感じなかったと思うんだけど……。

どうにもならないかと思われたそのとき、システムの中に残っていた茅場の思念がキリトさんに語りかけてくる。
須郷よりも上位の権限を得たキリトさんはペインアブゾーバーのレベルを下げた上で、オベイロンをフルボッコ。容赦無ぇなw
上半身と下半身をさよならさせた挙句、大剣でブッ刺すとか、えげつねぇ。
システム管理権限を持つとか、ある意味、究極の俺TUEEEEEEEEEEだよなぁ。

アスナを救い出したキリトさんは、雪が降り出した街の中、病院へと急ぐ。少しだけ本編がEDに食い込んで終了。
次回、最終回です。

燃:A+ 萌:A 笑:C+ 総:A+

エピソードリンク
#23「絆」
#25「世界の種子」

GA文庫

のうりん 5 (GA文庫)
著:白鳥 士郎 イラスト:切符

「じぁや農。おまえここにウンコしてみろよ」

2012年12月の新刊。約1日の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は、ようやく良田さん。帯は、はいはい『ガンダムZ』『ガンダムZ』って思ったら、総扉まで『Z』で吹いた。まぁ、見開きはもっとマジキチだったけど。しかも劇中に無いフリーダム過ぎる絵面w

さて、今回は満を持しての畜産編。我々に生命を提供してくれる動物達に、どう向き合っていくべきか。耕作達の覚悟が試される。

とは言うものの、そういうガチで重い話は中盤以降のことで、それまでは勿論いつも通りですよ。
未だかつて、これ程劇中で長々とウ〇コの話をしたラノベがあったろうか。

最近は特に何にも言ってないけど、しれーっとGA文庫マガジン掲載の短編を収録してるんだよな。

今回は章毎に、良田さんの「牛はかせに聞いてみよう」のコーナーがあるんだけど、何で前シリーズ『滄海ガールズ!』のシューにゃんから質問が来てるんだよw

そして、今回もイラストと本編のシンクロ具合が神ががってる。最後の「殺さないで」のところは、最早文章で説明してないもんな。
というか、イラストが抜けると成立しないレベルになってる。まぁ、それは前からだけども。

マジキチのギャグを平然とやっておいて、締めるところはきっちり締める。それが『のうりん』の凄いところ。

そして、いよいよ以前から存在だけは示唆されていた最後の寮生ナタリーが帰って来た!というところで続く。

燃:B+ 萌:A 笑:A+ 総:S-

シリーズリンク
のうりん <4>(2012/08)
のうりん <6>(2013/04)

 

コミカライズ,講談社ラノベ文庫

彼女がフラグをおられたら(3) (ライバルKC)
漫画:凪庵 原作:竹井 10日 キャラクター原案:CUTEG

違います、東京こうていわのパクリじゃないです。何度言ったら分かるんですか、もうっもうっ。

 

パクリじゃなくてセルフオマージュだよなw
東京こうていわ。2012年12月の新刊。表紙は、やはり原作と同じで恵。

 

またしても、応募券の所為で買わざるを得なかったわけだが、まさか、これからも毎巻キャンペーンをやるつもりなのであろうか……。

 

今回も原作3巻を丸ごと1冊コミカライズ。1冊にまとめられるのは、原作では、すぐ地の文で脱線する部分をカットしているからだろうか。
いや、カットというか漫画でやりようのない部分ではあるが。

 

折角の水着回なんだけど、いかんせん絵柄がなぁ。もっと美少女チックな作画に出来なかったのか……(´・ω・`)

 

前巻で、3巻からはコミカライズオリジナル要素も入ってくるみたいなことを言ってたけど、どっかにオリジナル要素があったのだろうか……。
七徳院のナンバー0のビジュアルは初登場だと思うけど、それを指してオリジナル要素と言っているとも思えないし……。

 

コミックスの刊行ペースからしても、原作開始段階からアニメ化を想定して動いていたとしか思えないのだが、何故よりにもよって、これを選んだのか……。謎だわ……w

 

燃:C+ 萌:B+ 笑:B+ 総:B+

シリーズリンク
彼女がフラグをおられたら <2>(2012/08)
彼女がフラグをおられたら <4>(2013/04)

KAエスマ文庫,アニメ

「無いものは無いんだよ!!」

サブタイの「堕天使」は「フォーリン・エンジェル」と読みます。サブタイに「…」が入っていないのは初めてか。

さて、勇太に眼帯を取れと言われた六花は眼帯を取るどころか、中二病を卒業してしまった。
それが六花のためになると自分に言い聞かせる勇太だが、誰もがこのままで良いのかと疑問を抱いていた。

案の定、六花の普通の私服はモッサリしてるのな。
必死に六花を元に戻そうとする凸守が見ていて辛い。不可視境界線なんか存在しない、それでも。っていうノリが……。

そんな凸守を抱き締める丹生谷さんマジ聖母。
え、もう次回ラストなの?その後、番外編とかあったりするのかな……。

燃:A 萌:A 笑:C 総:A+

エピソードリンク
EpisodeⅩ「聖母の…弁当箱」
Last Episode「終天の契約」

コミカライズ,漫画,角川スニーカー文庫,講談社ラノベ文庫,雑記,GA文庫

色々引きとってきました。ブツは、

・ソードアート・オンライン011 アリシゼーション・ターニング
・なれる!SE8 案件防衛?ハンドブック
・魔法科高校の劣等生8 追憶編
・シスターサキュバスは懺悔しない
・のうりん <5>
・ある日、神様がスマホにおわしまして

それから、見送っていたものの、早く押さえないと初版が消えそうな、

・聖断罪ドロシー02 魔神と少年とかわいそうな魔法使い(スニーカー文庫)

で、計7冊。
電撃文庫のメディアミックスの話は電撃文庫MAGAZINEを読んだときに。年内に読めるかな……。
コミカライズは、

・彼女がフラグをおられたら <3>

の計1冊。
漫画は、

・聖☆おにいさん <8>(通常版)

の計1冊。

ところで、e-honで頼んだ本のパッケージングなんだけど、今回頼んだ『がをられ』のコミカライズが中で更にビニール袋に入っていた。
防護力を上げたのかしらん。

MF文庫J,アニメ

「君と友達になりたいんだ」

サブタイは「銀兵衛って名前だからまぁ男の子だと思われるよね」の意。某アニメ作品を意識してのタイトルと思われ。

さて、今回は前回の振り通り、秋人とぎんぎんの出会いが、彼女の口から語られる。これって、原作だと結構、最新刊に近いところでやってた話じゃないの?よく知らんけど。
で、過去編が終わるまでOPがお預けなので、流れるの遅ぇ!10分以上経過してたぞw

後半はまた、秋人の看病編。相変わらず、会長の萌えキャラじゃなさ加減が凄い。どういう人種が好みなのであろうか。

何故か、このタイミングでEDに、ありさが追加。更にデフォルメキャラの動きも一部変更。ホントに何でこのタイミングなんだ……。

最近思うんだけど、SILVER LINK.って、もっと映像のクオリティ高くなかったっけ?イジメコネクト事件が影響してたりするんだろーか。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B+

エピソードリンク
第9話「にーにー」
第11話「はかない」

このライトノベルがすごい!文庫

オレを二つ名(そのな)で呼ばないで! (このライトノベルがすごい! 文庫)
著:逢上 央士(あいうえ・おうじ) イラスト:COMTA

「オレを、二つ名で呼ぶなぁぁぁぁぁぁああああああ!!」

このライトノベルがすごい!文庫2012年10月の新刊。約1ヶ月3週間の積み。
第3回このライトノベルがすごい!大賞優秀賞受賞作。
タイトルの「二つ名」は「そのな」と読みます。別に、素直に「ふたつな」で良かったと思うのだが。
二つ名とか言われたら買うしかない。

イラストはスーパーダッシュ文庫『はっぴぃセブン』やファンタジア文庫『影執事マルク』等でお馴染みのCOMTAさん。

さて、舞台は二つ名(エリアス)を自ら申請すると、それに合った異能力が得られる学園で、不本意な二つ名を得てしまった少年、新(あらた)が、その二つ名を返上するために奮闘する……というお話。

不思議なバトルを試験的に運用しているという点は、ファミ通文庫『バカとテストと召喚獣』を彷彿とさせる。
面白いのは、発現した異能力に合わせて、二つ名が与えられるのではなく、申請した二つ名に合った異能力が発現するという点。
俺も格好良い二つ名考えたいです(^q^)

あくまでも学園内で運用されているシステムなので、基本的には殺傷性は無い。そのため、どちらかというと、一風変わったスポーツものみたいな印象。

新の二つ名は《噛ませ犬》。自分以外の対象の能力を増幅させることが出来るということで、これは面白いな。
確かに噛ませ犬って、そういう役割だよな。

もっと背筋がZOKUZOKUするような二つ名が出て来たら、なお良いのだが……。色んな方面からネタを引っ張ってきてるみたいだから、期待ですね。
次は2012年1月に2巻。

燃:A- 萌:A- 笑:B 総:A

シリーズリンク
オレを二つ名で呼ばないで! <2>(2013/01)

著者リンク
なぜ異世界ダンジョンでスマホがつながるのか 竜胆遥人の迷宮攻略(このライトノベルがすごい!文庫、2014/07)
建築士・音無薫子の設計ノート 謎あり物件、リノベーションします。(宝島社文庫、2015/12)

第3回このライトノベルがすごい!大賞リンク
ドラゴンチーズ・グラタン 竜のレシピと風環の王(編集長の隠し玉、2013/02)

このライトノベルがすごい!大賞優秀賞リンク
ヒャクヤッコの百夜行(第4回、2013/10)
非モテの呪いで俺の彼女が大変なことに(第4回、2013/10)

電撃文庫

断章のグリムXIV ラプンツェル・上 (電撃文庫)
著:甲田 学人 イラスト:三日月 かける

「……だったら、わたし、かみさまをゆるさない」
「あのときも、ずっとわらってみてたんなら…………ぜったいに、ゆるせない」

2011年3月の新刊。約1年9ヶ月半週間の積み。5ヶ月振りの新刊。積んでる間に完結しちゃったでござるの巻。

さて、前巻で意図せず、各地のロッジが世話になっていた《葬儀屋》滝を殺してしまった蒼衣。
滝の断章のお陰で、復活していた死者達は一瞬にして灰になり、蒼衣はその責任を追及されることに。

既に、蒼衣は悪夢によって追い詰められており、いつ何時アレな展開に雪崩れ込むか分かったもんじゃない。

何だかんだ言いつつ、童話を紐解いて考察していくシーンが好き。誰が、どの配役になっているのか、とか。

そして、加速する〈泡禍〉に紛れて、あいつがやって来る……というところで続く。また、厄介なタイミングで出て来たなぁ。

次は2011年8月にⅩⅤ巻『ラプンツェル・下』、12月にⅩⅥ巻『白雪姫・上』、2012年5月にⅩⅦ巻にして最終巻『白雪姫・下』、そして12月に新シリーズ『ノロワレ』。

燃:C 萌:B+ 笑:C 総:A

シリーズリンク
断章のグリムⅩⅢ しあわせな王子・下(2010/10)
断章のグリムⅩⅤ ラプンツェル・下(2011/08)