「全宇宙をひっくり返してでも、必ずお前を取り戻す!」
2期の終了と共に公開が発表された劇場版です。同じ研究室グループのなみ氏に誘っていただいたので、俺、なみ氏、優秀な後輩2人という構成で行ってまいりました。
発表当初は2010年春予定と言っていたので、良くて年内だろうと高を括っていたら、予定より早く2/6公開というワナ。
原作者である谷川さんも噛んでいるらしく、脚本協力とED主題歌の歌詞原案を担当してました。歌詞原案とか初めて見たぜ……。
尺は何と2時間半。原作が300ページある『憂鬱』がテレビ放送6回分、つまりおよそ20分ちょい×6=120数分にまとまってるのに、何で250ページしかない『消失』がそれより長いんだよw
とは言っても、無駄な部分があるというわけではないのでダレる心配は無し。
出だしはいつも通り。キョンの騒がしい日常から始まる。OPは『冒険でしょでしょ?』。内容が内容だけに、もっと静かに始まるかと思ったが。
時期が12月中旬ということで、皆、冬服装備なわけですが、朝比奈さんの黒タイツが見慣れてないので、凄ぇ違和感。『サムデイインザレイン』のときって、どうなってたっけな。
世界が改変された直後のキョンの絶望感が凄い。身体に不調をきたすほど。だからこそ、巻き返しのときの盛り上がりがあるんだが。
BGMの使い方が効果的でなぁ。ここぞというときに、物凄い音量でくるのよ。
全世界の長門ファンが期待していたであろう文学少女モードの長門ですが、確かに可愛かった。ただ、そこまでクるものがあったかというと、そうでもないと言うか。目が肥えてきてるんだなぁ。
なつゆきさんは「あんなの長門じゃないやい!」みたいなことを仰ってましたが。
ただ、キョンが初めて文学少女モードと遭遇して、勢い余って迫っちゃったときの長門さんは大変エロかったです。
原作を忠実に再現したため、伏線もがっつり張られました。予定は未定だろうけど、これはこれからも『ハルヒ』でがっつりお前等から金を毟り取ってやるぜという、角川からのサインに違いないw
キョンの携帯の画面が映るカットがあるんだけど、ちゃっかりアドレス帳に佐々木の名前が入ってるんだよな。
修復された世界で目覚めたキョンを見て、ボロボロ泣く朝比奈さんだけで俺の涙腺が大変なことに。周りに人居なかったら楽勝で泣いてた。
真のヒロインは長門なので、最後はキョンと長門のシーンに。何だか、お姫様と騎士みたいになってたぞ。
EDは長門のアカペラ。アカペラ……だと……?
クオリティは言うまでもなく。時々、3Dっぽくなるのは好みが分かれそうだな。結構、3Dになった瞬間に違和感あるからなぁ。
あと、モブが凄い動くわ喋ってるわ。
そういうわけで、『涼宮ハルヒの消失』でした。今後、テレビシリーズで新作が放送されるのであれば、観ておかないと困ったことになりそう。観て損ってことはないと思う。
映画公開と同時に3期発表、そう思っていた時期が俺にもありました。
そして4月末発売のザスニにて、『驚愕』一部先行掲載らしい。文庫の実物が店頭に並ぶまで、俺は発売を信じない!!
と言うか、今更発売されてもモチベーションだだ下がりなんだが、どうしたらいいんだろうか。
燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:S-
涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)