「えろかっこいいって何?」
サブタイは「ハウンドドッグ」と読みます。
さて、前方のヴェントと猟犬部隊に、それぞれ苦戦する上条さんと一方通行。未だ反撃の糸口は掴めず……。
ダブル主人公がピンチに陥っているっていうのに、時折挿入される黒子のシーンのテンションw
燃:B+ 萌:A+ 笑:B 総:A
ラノベやニチアサその他諸々の感想。改名しました。毎日更新!わんだふる~!
「えろかっこいいって何?」
サブタイは「ハウンドドッグ」と読みます。
さて、前方のヴェントと猟犬部隊に、それぞれ苦戦する上条さんと一方通行。未だ反撃の糸口は掴めず……。
ダブル主人公がピンチに陥っているっていうのに、時折挿入される黒子のシーンのテンションw
燃:B+ 萌:A+ 笑:B 総:A
作画:冬川 基 原作:鎌池 和馬 キャラクターデザイン:灰村 キヨタカ
「お願いだから!アイツの夢を……守ってあげて…っ」
「…分かりま、せん…。その言葉の意味は分かりかねますが…」
「何故だか……その言葉はとても響きました…」
本格的に原作3巻のエピソードに突入。必然的に上条さの出番の激増するわけだが、基本的に彼の視点では描かれず、大抵は美琴か一方通行の視点になっている。
上条さん視点で読みたければ、原作かもうひとつのコミカライズをどうぞってことで。
今回も色々と原作からのリンクが。インデックスとか姫神とか美鈴さんとか天井とか。
一番嬉しいのはアニメのオリジナルキャラ春上衿衣の存在が言及されたことですね。確か、原作22巻ではテレスティーナっぽい人の存在が匂わされたんだよな?
決着ギリギリ手前で続いてるんだけど、これ、今のエピソードが終わったら、どうなるんだろう。終わらせるには惜しい良コミカライズだと思うわけだが。
燃:A+ 萌:A- 笑:B 総:A+
シリーズリンク
・とある科学の超電磁砲 <05>(2010/06)
・とある科学の超電磁砲 <07>(2011/12)
優先消化対象多過ぎワロタ
表紙。
特集ページでは映画に対するファンの感想が載ってるんだけど、ちゃんと否定的な意見も載っていて感心した。
って、みんな「嘘だけど」って書き過ぎw
アニメはMBSでも映るそうで。もう、そういう焦らしプレイやめてくれよな。DOKIDOKIしたじゃねーか。
4月には本編8巻と同時発売で、1巻を再構成した『電波女と青春男 SF(すこしふしぎ)版』が出るそうで。
これは面白い試みだなぁ。
アニメ化決定。よっしゃあぁぁああああああああああ、大勝利キトゥアアアアアアアアアアッ!!
キャストはドラマCDからスライド。
制作はどこだろうなぁ。AICかディオメディアあたりか。
ってか、これはもう『びじゅあるロウきゅーぶ!』が書籍化すると思って良いんだな?
短編は、女バスの面々のエピソードを一通りやったから、どうなるかと思ったら、まほまほと紗季のエピソードでした。ラストの作文が泣かせやがるぜ。
にしても、時々言葉のチョイスが素敵なまでにイカレるよな。世紀のヴィンテージに吹いたw
「ぽわわわわ~ん」は『ハートキャッチプリキュア!』ネタですね、分かります。
アニメ化決定。もう電撃なら何でもアニメ化出来るな、と思っちゃった。
って、何で連載終わってから発表すんだよ。発表と同時に連載開始しろよw
電撃マ王にて、コミカライズ決定。今更!?
『神様のメモ帳』のアニメ化の宣伝のためか?
サンライズ制作でアニメ化決定。以前に『終わクロ』がアニメ化って噂が流れてたけど、『境ホラ』の方だったようで。
どっちにせよ、こっちも大勝利キタキタキタキタキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡(゚∀゚≡(゚∀゚≡(゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡(゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
サンライズがラノベ原作のアニメやるのは史上初か。『星海』シリーズは厳密にはラノベじゃないと思うし。
もう内容がぐっちゃぐちゃになろうが、サンライズが作ってくれるってだけで嬉しいわ。構成に関してはぐんにょりしないように今からハードル下げときますw
連載の方は伏字でアニメ化トークとか、完全にいつも通りでしたw
次号からはアニメ情報ページになるとか何とか。
第17回電撃小説大賞電撃文庫MAGAZINE賞受賞作品。
服が1枚分透けて見えるとかいう阿呆な設定の割に、ストーリーがちゃんとまとまっていて驚いた。まぁ、特別面白かったわけではないのだが(ぇ
何故か勢いづいて連載決定。
そう言えば、去年の電撃文庫MAGAZINE賞の『精恋三国志』ってどうなったの?
サブタイ通り、仁さんメインの短編なんだけど、前号の七海メインの短編と文庫4巻とリンクしているという面白い構成。
また、本編では名前のみの登場だった留美さんとはうはうが初登場。短編という舞台を上手く活用しているという印象。
まさかのセンターカラー。いや、面白いんだけれども。
看護婦さんが素敵ですよね(ぉ
こっちより先に同期の『ロウきゅーぶ!』のアニメ化が決まったわけだけど、こっちは『禁書目録』と同じで、焦らしに焦らしてからJ.C.STAFFでアニメ化なのかなぁ。
お試し短編掲載。本編もこれくらいの軽さなら良かったのに……。
アカンわ、頭おかし過ぎて何て感想書いて良いか理解らへんw
賢者コスの委員長がエロ可愛くて困る。だから、こっちは面白いんだよなぁ。何故本編はあんな残念なことに……。
どうも椎名と同じ学校っぽいな。
お試し短編。ただのイチャラブ話だった件。
え、本当に最終回なの?早く書籍化しろ!
お試し短編。オッパイって片仮名で書くより、おっぱいって平仮名で書いた方がエロいと思うんだ。
何にせよ、良いスク水でした。
最終回ということで、高橋弥七郎さんといとうのいぢさという『灼眼のシャナ』コンビ。何故、ここに鎌池さんと灰村さんの『禁書目録』コンビを持って来ない……。
どうせ『シャナ』はそんなすぐ出ないんだから、次号でも良いだろ……。
終わる終わる詐欺するんじゃないかと思ってたけど、ちゃんと次で完結って明言されていて安心したわ。
にしても九垓天秤とか言っても、半分以上の読者は知らんと思うんだが。
受賞作品の内、電撃文庫サイド6作品が早くもオーディオドラマ化。電撃だからこそ出来る壮大な仕掛け方だよなぁ。
いくら大賞とは言え、『シロクロネクロ』が約30分って優遇され過ぎじゃね?小林ゆうさんがやんちゃしてたけれどもw
メディアワークス文庫3月の新刊、野崎まどさんの『小説家の作り方』と三上延さんの『ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~』が気になるので買います。
『よめせんっ!』4巻が延期しているマサト真希さんですが、どうもMWの方で歴史系の何かを書いているらしいね。
ブシロード制作のカードゲーム、ヴァンガードとヴァイスシュヴァルツのトライアルデッキにそれぞれのPRカードを封入するとか、あくど過ぎるだろ……。
あと、一切情報載ってませんが、『魔界探偵 冥王星O ヴァイオリンのV』がマガジンイーノでコミカライズされているようです。
どうもストーリーが大きく変わっているようで。
燃:A 萌:A+ 笑:A- 総:A+
「いいか勇者エミリア、俺は、この世界で正社員になってみせるぜ」
約2週間半の積み。第17回電撃小説大賞銀賞受賞作。
異世界で勇者との戦いに敗れた魔王は、日本のファーストフード店で働いていた。全ては元の世界に戻り、世界征服をなすため……というお話。
と見せかけて、どんどん庶民じみていく魔王様の姿と女勇者と一般市民の女子高生とのトライアングルラブコメ……というほどでもなく、単なるコメディです。
うん、出だしは面白かったんだ。好青年過ぎる魔王とか、何だかんだで魔王と仲良くしちゃう勇者とか。
ただ、中盤以降の若干シリアスな雰囲気がどうもなぁ。オチに持っていくために、ある程度のシリアスが必要なのは理解るんだけど、そんなガチ戦闘とか要らないと思うんだよな。
その辺を抜けば、お間抜けで面白いんだけども。
口絵の履歴書は折角凝ってるっぽいのに、手前にキャラが描かれていて、ちゃんと見れないのが残念だなと思っていたら、巻末に全文読めるように掲載されていて吹いた。
暫くは様子見ですかね。
燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B+
アニメリンク
・はたらく魔王さま! 第1話「魔王、笹塚に立つ」
イラストリンク
・異能バトルは日常系のなかで(GA文庫、2012/06)
第17回電撃小説大賞リンク
・シロクロネクロ(大賞、2011/02)
・アイドライジング!(金賞、2011/02)
・青春ラリアット!!(金賞、2011/02)
・アンチリテラルの数秘術師(銀賞、2011/02)
・雨の日のアイリス(4次選考、2011/05)
電撃小説大賞銀賞リンク
・ロウきゅーぶ!(第15回、2009/02)
・ご主人さん&メイドさま 父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります(第16回、2010/02)
・勇者には勝てない(第18回、2012/02)
・塔京ソウルウィザーズ(第19回、2013/02)
・キラプリおじさんと幼女先輩(第23回、2017/03)
・インフルエンス・インシデント Case:01 男の娘配信者・神村まゆの場合(第27回、2021/03)
「俺はお前の兄貴だからな。ま、しょーがねぇ」
2週間限定で分岐ルートの配信が始まりました。てっきりDVDに収録されるだけのOVA扱いだと思ってたんだけど、15話まで全部、月一ペースとは言え、配信してくれるのは嬉しい。
『GOOD END』からの、大まかな変更としてはOPとBパート。ただし、Bパートは完全新規というわけではなく、一部は『GOOD END』のものが流用されている。
OPでは何で麻奈実、一瞬眼鏡外してんだw
見所としては謎の痛チャリオーナーの存在が挙げられるだろう。尺の関係であんまり出番無いんだけど、今後の活躍が期待出来る。
そしてアメリカへと旅立ってしまう桐乃。口では強がっていても、相当なダメージを受ける京介。
季節は過ぎて、出会いの季節がやって来る……ということで、黒猫が京介達の通う高校に入学してきたところで続く。
エンドカードはコヤマシゲトさん。
次の配信は3月だそうで。
燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+
今月は28日までしかないので、ファミ通文庫は28日が公式発売日。そこに日曜補正がかかって、26日発売。もしかしたら、いつものフライングも合わせて金曜に出ていたのかもしれん。
同様の理由でスニーカーも発売。買うもんなかったけど、HJも出てました。
ブツは、
・ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! addon シルバーブレット <2>
・犬とハサミは使いよう
・魔よりも黒くワガママに魔法少女は夢をみる
・円環少女 ⑬荒れ野の楽園
ファミ通文庫では新シリーズ『Zぼーいず/ぷりんせす』『死神少女と1/2アンデッド』『魔術師たちの言想遊戯Ⅰ』をスルー。
今月、新人賞発売月間とは言え、新シリーズ多いな。
『ナイツ・オブ・ザ・フリークス』は3巻で完結か。
『ココロコネクト』はキャンペーンでPVをプレゼントするらしいが、アニメ化フラグかなぁ。
角川スニーカー文庫では新シリーズ『ジュエルガール 1.眠り姫と心の玉座』と『シャドウ・ネゴシエイター 神魔の交渉人』をスルー。
『R-15』のアニメは夏放映だそうで。『ダンタリアン』の方はいつまで企画進行中なんだよw
そしてザスニ休刊という残念なお知らせ。まぁ、ラノベ雑誌でどれが一番ヤヴァいかと言えば、ザスニだったわけだけども。
あとは漫画を色々と。コミックは
・ONE PIECE 巻六十一 “ROMANCE DAWN”
・会長はメイド様! <12>
の小計2冊。
コミカライズは、
・妖界ナビ・ルナ <7>(特装版)
・神曲奏界ポリフォニカ カーディナル・クリムゾン <6>
・えむえむっ! <5>
・“文学少女”と恋する詩人
・とある科学の超電磁砲 <06>
の小計5冊の計7冊。
「さあ、久方振りの楽しい楽しいショウタイムだ」
サブタイは「けんきゅうしゃ」と読みます。
さて、にやにやラブコメ展開から一転、事態は一気にシリアスに。
学園都市に侵入した『神の右席』の1人、前方のヴェント。彼女を迎撃するため、利用されそうになる打ち止め。打ち止めを捕獲するため、現れた木原数多率いる猟犬部隊(ハウンドドッグ)。
木原のキャストは藤原啓治さんということで、これまた格好良いんだよなぁ。声が。キャラクターは別に格好良くないですよ。
木原の姓と言えば、アニメから入っている人には既に『超電磁砲』のテレスティーナでお馴染みですよね。
この2人はどういう関係なんだろうか。『超電磁砲』の方にも鎌池さんの監修は入ってる筈だから、ただ苗字が被りましたってオチは無いと思うが。
燃:A 萌:A- 笑:C 総:A+
「……雪名(せつな)。俺がお前を殺してやるよ」
「不老不死だから死ねないって、言ってたよな。なら俺は必ず見付けるよ。お前を死なせられる方法を。お前の不老不死を終わらせる方法を。お前が心の底から願うのなら、俺はどんな手段を使ってでもお前を必ず殺してやる。だから頼む━━━━殺してやるから生きろ」
約2週間半の積み。第17回電撃小説大賞銀賞受賞作品。タイトルの「数秘術師」は「アルケニスト」と読みます。何だか早口言葉みたいだ。
イラストは角川スニーカー文庫『菜々子さんの戯曲』でお馴染み、笹森トモエさん。いや、俺の記憶からは抜け落ちてましたけどね。
さて、5年前に東京内戦という事件が起こった世界。主人公、誠一は妹が怪人に攫われたことをきっかけに、数を操る者達の戦いに巻き込まれていく……というお話。
冒頭にデルタtの狭間とかラノベでは滅多に見ない言葉が出て来たから、ちょっと期待したんだけど、全体的にはごく普通のシリアス寄りの学園異能バトルという印象だった。
兎月さんがそもそも理系人間みたいなんだけど、どうせならもっとガガガ文庫『されど罪人は竜と踊る』みたいに、ガッチガチに理系要素を突っ込んだ方が良かった気がするなぁ。
理系バトルと言えば、同レーベル『ウィザーズ・ブレイン』がそうだった気がするけど、あれって、どれくらい理系要素入ってたかなぁ。読んだの5、6年前だから全然憶えてないや。
あと、ラブコメパートがとってつけたような感じというか。入れとかないと売上に響くから、取り敢えずテンプレートをそのまま使いました、という印象を受ける。
同期の『シロクロネクロ』『アイドラジング!』『青春ラリアット!!』が良作だっただけに辛いよなぁ。
折角、わざわざノンブルに特殊なフォントを使ったりして、演出を工夫してるのに勿体無い。
燃:B- 萌:C+ 笑:C 総:B
イラストリンク
・脱衣伝(ガガガ文庫、2013/02)
第17回電撃小説大賞リンク
・シロクロネクロ(大賞、2011/02)
・アイドライジング!(金賞、2011/02)
・青春ラリアット!!(金賞、2011/02)
・はたらく魔王さま!(銀賞、2011/02)
・雨の日のアイリス(4次選考、2011/05)
電撃小説大賞銀賞リンク
・ご主人さん&メイドさま 父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります(第17回、2010/02)
・はたらく魔王さま!(第17回、2011/02)
・勇者には勝てない(第18回、2012/02)
・塔京ソウルウィザーズ(第19回、2013/02)
・思春期ボーイズ×ガールズ戦争(第20回、2014/02)
・キラプリおじさんと幼女先輩(第23回、2017/03)
・インフルエンス・インシデント Case:01 男の娘配信者・神村まゆの場合(第27回、2021/03)
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「俺も!おまえを!愛してるぞコノヤローッ!」
約2週間の積み。第17回電撃小説大賞金賞受賞作。同期の『アイドライジング!』と並んで、タイトルの勢いが凄い。
イラストは富士ミス『マルタ・サギーは探偵ですか?』、ファンタジア文庫『黄昏の刻』『東京レイヴンズ』でお馴染み、すみ兵さん。電撃文庫には『君のための物語』で登場済み。
本作は何と裏表紙にも粗筋が書いてある。どういう手法なんだろう。これならシュリンクされていても、どんな内容か、ある程度判るけど、今更こんなことする意味あるのかな……。
さて、常識人の主人公、宮本とその友人、月島。月島にZOKKONな少女、みずぴー☆の3人が織りなす青春模様を描く本作ですが。
不思議設定とか一切無し。イカレ具合がもっとマシだったら、メディアワークス文庫行きかなぁという印象。
まぁ、宇宙刑事を伏線にしている時点でMW文庫はないか。いや、キュアアリガ!とか言っても、MWはOK出すから判らんな。
これぞ青春!という展開がアツいよね。何で、コイツ等、こんなにまっすぐなの?ってくらいにまっすぐ。
突き進む青春。振り返らない青春。それが超気持ち良い!
で、月島は報われない恋のため、みずぴー☆も報われない恋のため。そんな2人に振り回されておきながら、主人公であるところの宮本は最終的に幼馴染みの小学6年生のおにゃのことカップルになるという勝ち組過ぎワロタ状態。何それ、馬鹿なの?死ぬの?超羨ましい!
そんなわけで、喰らえ!これが俺達の青春ラリアットだぁぁあああああああッ!!な『青春ラリアット!!』でした。
是非、2巻では宮本の恋人の出番をですね……。
燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・青春ラリアット!!②(2011/07)
コミカライズリンク
・青春ラリアット!! <1>(2012/08)
第17回電撃小説大賞リンク
・シロクロネクロ(大賞、2011/02)
・アイドライジング!(金賞、2011/02)
・はたらく魔王さま!(銀賞、2011/02)
・アンチリテラルの数秘術師(銀賞、2011/02)
・雨の日のアイリス(4次選考、2011/05)
電撃小説大賞金賞リンク
・あなたの街の都市伝鬼!(第18回、2012/02)
・明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。(第19回、2013/02)
・運命に愛されてごめんなさい。(第21回、2015/02)
・豚のレバーは加熱しろ(第26回、2020/03)
『今の時代のアイドルは、戦うものなのです。夢も未来も欲望も……望むものなにもかもをその手に掴むために!』
約2週間の積み。第17回電撃小説大賞金賞受賞作。タイトルの勢いが良いよね。
イラストはMF文庫J『この中に1人、妹がいる!』、ガガガ文庫『うちの魔女しりませんか?』などでお馴染み、更にファミ通文庫『ココロコネクト』のコミカライズも担当しているCUTEGさん。
図らずも今週、CUTEGさんがイラストを担当しているラノベ3冊目です。
表紙は帯を外せば、間違い無くぱんつが見えるであろう構図でありながら、見えません。絵師が女性だからかとも思ったんだけど、普通にエロ同人描いてるっぽいしなぁ。
時はアイドルが戦う時代。各企業の技術力を集めて造られたバトルドレスをその身にまとい、華やかに激突する美少女達。それこそがアイドライジング。
これは、とある目的のため、大金が必要になった女子高生アイザワ・モモがアイドライジングにデビューし、その頂点へと駆け上がっていくシンデレラストーリーである。
いやぁ、面白かった。アイドライジングのバトルシステムが絶妙に俺の中二スピリットを刺激しやがるぜ。
一度の試合で3回しか放てない共通技《アクセルスマッシュ》とバトルスーツ固有の特性、そしてそれらを組み合わせて発動させる固有必殺技。しかも発動の度に音声が流れるというギミックがツボ過ぎます。
モモのバトルスーツの特性がキャンセル系というのも、いかにも主人公っぽくて良い。
今回はモモの固有必殺技は使用されなかったけど、《アクセルスマッシュ》を貫通して、相手に届く攻撃とか、そんなんだろうか。
ノリがどうにも少女漫画っぽい気がするのは俺だけか?偏見かなぁ。いや、別に悪い意味で言ってるわけではないんですが。
ただ、ちょっと簡単に強敵に勝ち過ぎかなぁ、と。相手が凄い強い奴ってアピールされる割には、さくっと倒しちゃってると思う。
まぁ、その勝ちっぷりを楽しめば良いのだが。
一方、モモにデビューのチャンスを奪われる形となったもう1人のヒロイン、オリン。初登場時はすんげー嫌な奴って印象しかなかったんだけど、中盤から良い味出してくるんだよなぁ。
いずれ、モモと激突する日が来るんだろうけど、アツい戦いになりそうだぜ……。バトルスーツの特性も成長性が高そうだしな。
劇中漫画〈コハクのなゆた〉という作品が登場するが、「なゆた」と言えば、本作の3週間程前にファンタジアから出た新人賞受賞作品『ヘルカム!』のヒロイン、近村那由多を思い出すな。
同時期にこんな珍しい固有名詞が重複するというのは興味深い。
最後の挿絵に文章が入ってる演出は同期の『シロクロネクロ』と共通なんだけど、偶然か?
つーわけで、『アイドライジング!』でした。これは映像映えしそう。是非アニメ化してほしいな。
燃:A 萌:A 笑:B- 総:A+
シリーズリンク
・アイドライジング!②(2011/06)
コミカライズリンク
・アイドライジング! <01>(2013/05)
・アイドライジング!外伝 オリンライジング! <01>(2013/05)
著者リンク
・私とあなたの青春革命。(2012/07)
イラストリンク
・この中に1人、妹がいる!(MF文庫J、2010/08)
・うちの魔女しりませんか?(ガガガ文庫、2011/01)
・ココロコネクト <1>(ファミ通クリアコミックス、2011/05)
・彼女がフラグをおられたら 俺、この転校が終わったら、あの娘と結婚するんだ(講談社ラノベ文庫、2011/12)
・マジカル・デスゲーム1 少女は魔法で嘘をつく(ファンタジア文庫、2014/03)
・誉められて神軍1 新宿市国(講談社ラノベ文庫、2016/11)
・完璧美少女な天才ショタがダダ甘お姉ちゃんと業界仰天のゲームを創りながらゲーム作りの怖いお話を聞かされています!(講談社ラノベ文庫、2019/08)
第17回電撃小説大賞リンク
・シロクロネクロ(大賞、2011/02)
・青春ラリアット!!(金賞、2011/02)
・はたらく魔王さま!(銀賞、2011/02)
・アンチリテラルの数秘術師(銀賞、2011/02)
・雨の日のアイリス(4次選考、2011/05)
電撃小説大賞金賞リンク
・あなたの街の都市伝鬼!(第18回、2012/02)
・明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。(電撃文庫、2013/02)
・韻が織り成す召喚魔法 -バスタ・リリッカーズ-(第20回、2014/02)
・運命に愛されてごめんなさい。(第21回、2015/02)
・豚のレバーは加熱しろ(第26回、2020/03)