富士見ファンタジア文庫

ぼくのゆうしゃ (7) (富士見ファンタジア文庫)
著:葵 せきな イラスト:Nino

ボクは最終的にきっとトオル君を━━怒りに任せて殺すよ。

2015年4月の新刊。約1ヶ月3週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。『ゲーマーズ! 雨野景太と青春コンティニュー』からは連続刊行。
帯の「勇者VS人類VS魔王」なんて1巻のときからは想像もつかないほどシリアスなアオリである。

なのに、ここにきて口絵がまさかのサービスカット。このシリーズ、そんなのやらないと思ってたわ……。
まぁ、だったんですけどね。

さて、ルゥの死により人類からの離反宣言をしたトオル。三つ巴の戦いを制する者は……ということで一気にどシリアス展開です。
章の間では、いよいよトオルの義母ミユキさんの描写がなされていく。最早、児童書っぽい雰囲気とか微塵も残ってないw

気になるのはヨルの小噺の中に『生徒会の一存』を想起させるネタがあったり、意味深なことを言うタクシードライバーのおっちゃんが登場したりするところ。
『生徒会の一存』にタクシーの運ちゃんが出て来たことがあったような気がするんだけど思い出せない。

何やら次巻でラストだそうで。主人公が死んで最終巻へ引くって、葵さんのデビュー作『マテリアルゴースト』と同じだな。

次は2015年7月にこちらの2巻『天道花憐と不意打ちハッピーエンド』。

燃:A- 萌:A 笑:B 総:A+

シリーズリンク
ぼくのゆうしゃ <6>(2014/12)
ぼくのゆうしゃ <8>(2015/09)

著者リンク
ゲーマーズ! 雨野景太と青春コンティニュー(2015/03)
ゲーマーズ!2 天道花憐と不意打ちハッピーエンド(2015/07)

アニメ,メディアワークス文庫,雑記,雑誌,電撃文庫

電撃文庫MAGAZINE買ってきました。

1話を視た後、長らくHDDの肥やしになっていた『獣装機攻ダンクーガノヴァ』をこの度、まとめて全話消去しました。
流石に、ここまで放置したらもう視れる気がしないわ……。

ファミ通文庫

転醒のKAFKA使い (ファミ通文庫)
著:比嘉 智康 イラスト:ぜろきち

「NO卑猥NOライフ?」

ファミ通文庫2014年4月の新刊。約11ヶ月半週間の積み。
MF文庫Jでデビューした比嘉さんがファミ通文庫に登場。当初はノーチェックだったんだけど、どこかでラノベ作家が主人公の異能力バトルだという話を聞いて買ってきました。
イラストのぜろきちさんは『お嬢様が、いけないことをたくらんでいます!』でファミ通文庫登場済か。

主人公の周防崇は昔から頭の中にあった物語を書き出した小説でデビューした高校生ラノベ作家。
作家であることを隠して高校生活を送っていた崇はある日、不思議な力に目覚める。それは別の星で生きた前世の崇が持っていた変身異能で……というお話。

比嘉さんの独特なノリは健在。健在なのは良いんだけど、サイコパス臭い敵が出て来るところまで健在じゃなくてもw
MF文庫J『神明解ろーどぐらす』を思い出したわ。

様々な能力者が入り乱れてバトルするのかと思ったけど、登場人物は限られていて崇とヒロインである瀬名さんの関係に焦点が当てられている。
予想していた雰囲気とは違ったけど、前世からの因縁にどう決着をつけるのかが気になって引き込まれる。
特にサイコパスが出て来たあたりから、これちゃんと収拾つくんだろうな……と不安になってくるわw

軽いミステリー要素も入っているので、富士見ミステリー文庫から出ていてもおかしくない。懐かしいな、富士ミス。

ストーリーはこれ1冊で綺麗に完結しているけど、続巻が出せそうな終わり方でもある。ただ、1巻の刊行から1年以上経過しているけど何の音沙汰も無いので普通に売れなかったんだろうな……。
そりゃ売れる要素皆無だもんな……。たまにはこういう単発ものも良いと思うんだけどな。

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A+

著者リンク
神明解ろーどぐらす(MF文庫J、2010/03)

泳ぎません。(MF文庫J、2011/09)
覚えてないけど、キミが好き(一迅社文庫、2012/04)
たまらん! メチャクチャな青春ラブコメに巻き込まれたけど、生まれてきてよかった。(MF文庫J、2015/05)
キミは一人じゃないじゃん、と僕の中の一人が言った(ファミ通文庫、2017/08)

コミカライズ,電撃文庫

ロウきゅーぶ! (9) (電撃コミックス)
原作:蒼山 サグ 作画:たかみ 裕紀 キャラクターデザイン:てぃんくる

(やっぱり━━うどんは小学生に限るな)

何言ってんだこいつ。
2015年4月の新刊。
表紙はまほまほと紗季か。今回から3巡目なんだけど、これは次巻が愛莉とひなたで、最終巻がもっかんピンって構成になるのかしら。

さて、今回はもっかんとすばるん、それぞれのお誕生日回ということで、これまたハートフルな展開を見せる。

もっかん達が可愛いのは最早言うまでもないことなんだけど、もっかんのお母さんこと花織さんの可愛さにも注目していただきたい。ぶっちゃけ俺のツボにどストライクでござる。
前にもどっかで書いた気がするな。

そして、予想外のところからもたらされた6年生チームと5年生チーム対決の場。そこにはあの硯谷も参加してきて……。
このまま最終巻まで駆け抜ける感じかしらん。

燃:A- 萌:A+ 笑:A- 総:A

シリーズリンク
ロウきゅーぶ! <8>(2014/09)
ロウきゅーぶ! <10>(2015/11)

GA文庫

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 7 (GA文庫)
著:裕時 悠示 イラスト:るろお

「気づいてないのかい?鋭太の周りには、たくさんの地雷が埋まっているんだよ」

2014年2月の新刊。約1年3ヶ月2週間半の積み。5ヶ月振りの新刊。本編進行は1年1ヶ月振りか。どんなところで終わったか憶えてるわけないよ!やったー!<威張るな
表紙は鋭太とヒメか。

さて、真涼不在のまま開幕する文化祭。ヒメの奮闘もあり、戻ってきた真涼と共に、自演乙の文化祭は成功に終わる。
あっさりと文化祭が終わってしまって拍子抜けっちゃー拍子抜け。ラブコメで文化祭と言えば一大イベントというイメージがあるけども。

鋭太と別れたと公言し、彼と千和の仲を応援するというスタンスを取り始めた真涼さん。しかし、鋭太への想いは抑えきれず、自宅ではアレなことに。お脳を病んでらっしゃるのかな?
言動が大分末期なんだが……。

一方、大勝利さんは鋭太と千和の絆の強さを実感していなかったために、ここにきて大ダメージを負ってしまう。
大勝利さん切ないな……。大勝利への道は遠いか。

そこへ姿を現す鋭太の母親。彼の両親なんて、すっかり忘れていたわ。出て来ることなんてないんじゃないかと。

最後にはカオルと真那の短編が載ってるんだけど、これってGAマガジンにでも掲載されてたのかしら。
今回は章の間に『艦これ』風パラメータが掲載されている。これ、担当さんの趣味なんだろうか。

後書きのテンションが妙に不安定なんだけど大丈夫かw
次は2014年5月に『踊る星降るレネシクル』5巻、7月にこちらの8巻、2015年1月に9巻、7月に『るるル』6巻。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる <6.5>(2013/02)
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる <8>(通常版)(2014/07)

著者リンク
踊る星降るレネシクル <5>(2014/05)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「君にとっての平和が苦痛と感じる者も居るということだ」

イッセー達の目の前で消滅したアーシア。悲嘆にくれるオカ研メンバー。その中、赤龍帝の力が暴走し、イッセーは『覇龍(ジャガーノート・ドライブ)』を発動させる。
その姿、禍々しき巨龍なりということで暴走モード展開は燃えますね。

ただ、この後の展開が大分原作と異なるんだよなぁ。ヴァーリの『覇龍』公開とか、おっぱいドラゴンの歌カットとか、倒れるイッセーとか。
暴走モードは普通に部長の涙で解除されたけど、アニメではおっぱいドラゴンの歌出さないのかな。あれ、最高に頭悪くて素晴らしいのになぁ。

しれっとロリドラゴン少女オーフィスが初登場。アニメから入った人は、彼女の胸周りのデザインを見てビビったんじゃね?

燃:A+ 萌:A 笑:C 総:A+

エピソードリンク
第8話「アーシア、救います!」
第10話「オカ研消失!?」

アニメ,GA文庫

「俺は俺達から奪っていく奴を、絶対に許さねぇぇええええええッ!!」

最終回ということでOPが短縮バージョンになってるんだけど、もうちょっと縮め方あっただろw
尺が足りない分を適当にぶっちぎった感が凄い。

さて、エンシェントドラゴンとの激闘。瓦礫の下敷きになった万里お姉ちゃんの代わりにトランスポータルの詠唱を引き継ぐ摩耶のシーンでもう泣きそうな俺です。

サツキと静乃を奪われたと思った諸葉は暴走モードに。それ自体は問題無いんだけど、暴走状態の諸葉のビジュアル、明らかにおかしいだろw
小学生が描いたスーパーサイヤ人みたいになってるぞ……。

そして挿入曲有での最終決戦。やっぱり綴るッ!の演出好きだわ。これで作画がもっと頑張っていれば、なお良かったんだが。

エピローグではエドワードがフランス支部には気を付けろと忠告を残していく。これって原作での今後の展開に繋がってるんだろうな。
ラストの灰村諸葉の帰還を祝って酒池肉林ワロタ

総評

そんなわけで前世共鳴の学園ソード&ソーサリィ、GA文庫原作『聖剣使いの禁呪詠唱』全12話でした。

悪い意味で話題になっていた印象が強い本作だけど、正直シナリオと設定は凄い俺好みなんだよなぁ。あとBGM。
あー、原作買ってしまいそうだわー。困るわー。

2期はどうだろうなー。個人的にはあったら、また楽しめると思うんだけども。

燃:A+ 萌:A 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
11話「悪夢は前世より -Karma-」

ガガガ文庫,コミカライズ

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic 5 (サンデーGXコミックス)
原作:渡 航 作画:伊緒 直道 キャラクター原案:ぽんかん⑧

「比企谷、違うよ。仲良くする必要はない。私はうまくやれと言っているんだ」

2015年5月の新刊。
表紙は小町か。
さて今回は1冊丸ごと使って原作4巻のキャンプ編です。水着やらコスプレやらで。やっぱりビジュアルが付くと華々しくて良いですね。

葉山達が怖い人の演技するシーンが何故だか好きな俺です。留美の周辺の人間関係がぶっ壊れるのが気持ち良いからかしら。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic <04>(2014/11)
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic <06>(2015/11)

ファミ通文庫

ココロコネクト クリップタイム (ファミ通文庫)
著:庵田 定夏 イラスト:白身魚

「くっそ!最近はマシになったとはいえまだデレばん症候群は健在か!どこをどうやったらそんな解釈になるのさ!」
「どうって、『恋』という変数で物事を解釈すれば当然じゃないか、えへっ」
「スイーツ脳やべぇ!?」

2011年5月刊行物。約2年10ヶ月1週間の積み。 4ヶ月振りの新刊。
さて、タイトルの法則性が変わって短編集です。新入生の千尋と紫乃を大きく扱った表紙となっている。
太一以外の既存メンバーは表紙から消滅か。

今回はFBonlineに掲載された短編3本と新入生加入を描く書き下ろし『ペンタゴン++』を収録。
うーむ、基本的にFBonline掲載の短編は〈ふうせんかずら〉は現れず、文研部の日常絵が描かれるんだけど、深刻なトラブルが起こらないと今一つだな……。

『ペンタゴン++』では太一と恋人関係になった稲葉んのデレ具合が尋常じゃない。というか脳味噌蕩けてるんじゃないのかw
いやしかし、こんなデレ具合を至近距離でされたら太一も参ってしまうな。

新たなメンバーを加え、パワーアップした文研部。しかし、早速〈ふうせんかずら〉の魔の手が迫ってきて……。何、この不穏な引き。

次は2011年11月に『ニセランダム』、2012年2月に『ユメランダム』、6月に『ステップタイム』、9月に『アスランダム 上』、2013年3月に『アスランダム 下』、9月に『プレシャスタイム』、2014年8月に新シリーズ『アオイハルノスベテ』、11月にその2巻、2015年5月に3巻。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
ココロコネクト ミチランダム(2011/01)
ココロコネクト ニセランダム(2011/11)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「名付けて『乳語翻訳』━━パイリンガル!!」

アーシアを救うため、ディオドラの眷属との戦いが始まる。かつての宿敵フリードも再登場し、アツい戦いが繰り広げられる。

イッセーの新たなる力『乳語翻訳』。アホ過ぎるけど、その効果は絶大で。原作では、この力が目覚めたのはシトリー眷属とのゲームのときだった筈だけど、そこはカットなのかしら。

フリードにキレる木場も格好良いけど、その後のディオドラをフルボッコにするイッセーの格好良さといったらない。
ブーストしまくりの『赤龍帝の籠手』の音声がクソ格好良いんだよなぁ。

燃:A+ 萌:A 笑:A 総:A+

エピソードリンク
第7話「対戦前夜です!」
第9話「ドラゴン・オブ・ドラゴン」