富士見ファンタジア文庫

ライジン×ライジン RISING×RYDEEN (富士見ファンタジア文庫)
著:初美 陽一 イラスト:パルプ ヒロシ

「大丈夫、信じてる。おじちゃん信じてるよ!それで隆良くんはそのゲルが出た朝、お母さんかお父さんにそれが何か、ちゃんと聞いてみたのかい?」

ファンタジア文庫2012年1月の新刊。約2ヶ月2週間の積み。
第23回ファンタジア大賞大賞+読者賞ダブル受賞作品。応募時タイトルは『凸凹ストレンジャーズ』。
これまた、えらい格好良い具合に改題したな……。

粗筋の時点で買うつもりだったんだけど、タイトルを見て、益々読みたくなった。いや、このタイトル、超かっけーじゃん。
内容と合ってるからって訊かれたら、首を傾げざるを得んけど。

初美さんは既にGA文庫から『優等生以上、フリョー未満な俺ら。』でデビューしている。

さて、ストレンジャーと呼ばれる異能者が稀に覚醒する現代日本。ストレンジャーに憧れる少年、下野根隆良(しものね・たから)が目覚めたのは全身から白く濁ったゲルを放出出来るという能力だった。

隆良はこの残念異能を使って、仲間達と共に異能を悪事に使うアウトローと戦っていくことに……というお話。
今回は導入編ということで、チーム結成までが描かれている。
何はともあれ、どう見ても精子です。本当に有り難う御座居ました。全身コンドームとか、概念が新し過ぎるw

基本的に延々ゲルを撒き散らしている。あと、たまにラブコメ。そもそも主人公の名前からして、「下のネタから」だしなぁ。
この作品がいかにして生まれたかを意味しているとしか思えねぇ。
まぁ、そのしょうもない下ネタが面白いんだけど。

ただ、ヒロインがデレるのが早過ぎじゃね?1巻の時点で既に4人デレてれるとか、どんだけ。しかも、このテの主人公としては、ちょっとご都合主義な気がする。

ふと思ったんだけど、同レーベル『ハイスクールD×D』の主人公イッセーと隆良が組んだら最強なんじゃね?
『洋服崩壊』でヒロインを剥いて、ゲル塗れにした上で、『乳語翻訳』を使う、みたいな感じで。

何故、肝心のゲル塗れの挿絵が1枚も無いのか。いや、隆良の身体から吹き出てる挿絵はあるが。誰得なんだよw

そんなわけで、『ライジン×ライジン RISING×RYDEEN』でした。GA文庫の方が今一つだったから心配してたんだけど、こっちは順調な滑り出しだったので嬉しい。問題はこのままの路線でいくのかどうかってとこだけども。
次は2012年4月に2巻。

燃:B 萌:A 笑:A- 総:A

シリーズリンク
ライジン×ライジン2 RISING×RYDEEN(2012/04)

コミカライズリンク
ライジン×ライジン RISING×RYDEEN <1>(2012/09)

著者リンク
優等生以上、フリョー未満な俺ら。(GA文庫、2011/10)
異世界で最強の装備は、全裸でした どうか私に全裸を教えてくださいっ!全裸でなく【世界】だ!(ファンタジア文庫、2020/10)

イラストリンク
出番ですよ!カグヤさま(GA文庫、2015/10)
僕の軍師は、スカートが短すぎる ~サラリーマンとJK、ひとつ屋根の下(GA文庫、2020/10)

第23回ファンタジア大賞リンク
勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。(金賞、2012/01)
いもうとコンプレックス! -IC-(銀賞、2012/01)
絶対服従カノジョ。 1.いいか、魔眼はつかうなよ?(銀賞、2012/01)

 ファンタジア大賞大賞リンク
ロクでなし魔術講師と禁忌教典(第26回冬期、2014/07)
アサシンズプライド 暗殺教師と無能才女(第28回、2016/01)
通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?(第29回、2017/01)
カネは敗者のまわりもの(第30回、2018/01)
撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ -弾丸魔法とゴースト・プログラム-(第31回、2019/01)

スポンサーリンク



富士見ファンタジア文庫

ハイスクールD×D 11 進級試験とウロボロス (富士見ファンタジア文庫)
著:石踏 一榮 イラスト:みやま 零

『……うへへへ、おっぱい、たのちーなぁ』

2012年1月の新刊。約2ヶ月1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙はオーフィス。普通の表紙と見せかけて、乳首バンソーコー的な。表紙だけの格好かと思いきや、デフォでこんな出で立ちなのかよ!恐ろしい子!

さて、中級悪魔への昇級試験を打診されたイッセー、木場、朱乃さん。中間テストも同時期にやって来て、イッセーは勉強に忙殺される。
そんな折、兵藤家にラスボスかと思われていたオーフィスがやって来る。ついでに彼女を狙って『禍の団』英雄派の方々も。

中盤までは進行するハーレム化やら何やらで、微笑ましい雰囲気だが、英雄派が乱入してきてからは殺伐とした展開に。曹操強過ぎワロタ状態。

そんな中、新たなる乳力が発動する。歴代の赤龍帝とアザゼル先生まで、イッセーを唆し始めて吹いた。ビームとバッテリーって。これは酷いw
アニメ効果で、皆の声が脳内再生出来るようになったから、更に酷く感じるわ。特にドライグが……。

何とかシャルバを倒したイッセーだったが、龍喰者(ドラゴン・イーター)の力を受けた彼は生命を落としてしまう。
部長達のところへと戻って来たのはイッセーの悪魔転生のときに消費された8つの兵士の駒だけだった……という激動の引きで、次回、第3章完結

今回、13種の神滅具の内訳が全部確定したけど、使い手の中に刃狗(スラッシュドッグ)の異名を持つ者が。もしかして『電蜂』だけじゃなくて、『SLASH/DOG』も取り込むつもりか?

次は2012年4月に12巻『補習授業のヒーローズ』、9月に13巻『イッセーSOS』。

燃:A+ 萌:A+ 笑:A 総:A+

シリーズリンク
ハイスクールD×D10 学園祭のライオンハート(2011/09)
ハイスクールD×D12 補習授業のヒーローズ(2012/04)

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

生徒会の一存 乙 (1) (角川コミックス・エース 220-5)
漫画:水島 空彦 原作:葵 せきな キャラクター原案:狗神 煌

「宣誓」
「我々は、ストーカーに非ず!」
「我々は!宗教に非ず!!」
「我々は!政党に非ず!!」
「また我々は!椎名真冬を守護する聖騎士たらんことを!」

2012年2月の新刊。
『生徒会の一存にゃ☆』に続き、コンプティークで連載中のコミカライズ。作画は引く続き、水島さん。
アニメ2期に向けた単なる宣伝用コミカライズだったらスルーしたんですが、何と真冬の所属する一年C組編のコミカライズだというじゃないですか。
ってか、タイトルから全く判らねぇw

というわけで、『碧陽学園生徒会黙示録』の方で描かれているシリーズにオリジナル要素を交えたコミカライズとなっている。
まぁ、取り敢えずリリ姉可愛いよリリ姉ということで。そら、葉露も悶々とするわな。

全2巻らしいけど、どこまでやるつもりなのか。駆け足でいけば、最後までやれそうだけども。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A-

シリーズリンク
生徒会の一存 乙 <2>(2012/12)

原作リンク
生徒会の水際 碧陽学園生徒会黙示録4(2011/02)

コミカライズリンク
生徒会の一存 <01>(2009/05)
生徒会の一存にゃ☆(2010/01)
生徒会の日常(2012/07)
新生徒会の一存 <1>(2013/07)

メディアワークス文庫,雑記,雑誌,電撃文庫

電撃文庫MAGAZINE買ってきました。
電撃文庫 MAGAZINE (マガジン) 2012年 05月号 [雑誌]

先月買ったドラマガをまだ読み終わっていないとか気のせい過ぎて困る。

富士見ファンタジア文庫

生徒会の十代 碧陽学園生徒会議事録10 (富士見ファンタジア文庫)
著:葵 せきな イラスト:狗神 煌

「なんか……ザ・テンプレですよねー」
「ぐ。そんな……そんな言い方って!」
「キー君、逆に訊くけど、そんな終わり方読んで貴方だったらどう思うのよ」
「え。……『さて、次はデート・ア・ライブの新刊読もぉっと』かな」

涙・腺・爆・発

これは『仮面ライダーフォーゼ』の感想ではありません<言わなくても理解る

2012年1月の新刊。約2ヶ月1週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。本編進行は実に1年2ヶ月振りです。これまた、えらい間が空いたな……。
表紙は予想通り過ぎる会長。流石に全裸の杉崎なんて贅沢は言わないから、生徒会メンバー集合とかにしてほしかったぜ……。

初回生産限定リバーシブルカバー仕様。一瞬、裏表同じに見えたんだけど、よく見ると、表は新装カバー版と裏は旧カバー版になってるのか。
そういや、無意味としか思えない新装カバー版とか出したんだったな……。

さあ、いよいよ本編最終巻。今回はいつもの会議の合間に卒業式のシーンが挿入されていく構成。
生徒会メンバーが1人1人、壇上に上がっていくんだけど、涙腺にガッツンガッツンくる。

16冊目ともなると、もう感情移入の度合いがアレなことになっていて、もう誰が何言っても涙出て来るレベル。

最後の生徒会のシーンなんか、アニメ版のOP『Treasure』を脳内再生したら精神がえらいことになった。
これで泣かない奴とか存在すんの?

は2012年5月に何やらガイド本、それから『黙示録』の最終巻、続いて新生徒会の面々を描く外伝が最低2冊と続くそうです。
そういうわけなので、総評を書くのは、まだ大分先のことになりそうだぜ……。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:S-

シリーズリンク
生徒会の九重 碧陽学園生徒会議事録9(2010/11)
生徒会の金蘭 碧陽学園生徒会黙示録6(2011/10)
生徒会の土産 碧陽学園生徒会黙示録7(2012/07)

ガイド本リンク
生徒会の図鑑 碧陽学園生徒会活動記録(2012/05)

MF文庫J

ミカヅチ 5 (MF文庫J)
著:榊 一郎 イラスト:中村 龍徳

「ミカヅチ。鬼を喰う━━修羅さ」

2012年1月の新刊。約2ヶ月1週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
気付けば最終巻です。

組織としてのミカヅチは壊滅し、生き残った紅蓮達は何とか体制を立て直すべく、奔走する。
そんな折、琴音が行方不明になったと知らされて……という展開。
裏表紙に書いてある粗筋から漂う絶望感が半端無い。らめぇぇえええぇぇえぇぇぇええええぇぇええええって感じ。

結果から言うと、琴音は利用されていただけで、ヤドリギにはなっていなかった。まさか耐えるとは……。粗筋見た時点で絶対無理だと思ったのに……。
よくよく思い出してみると、黒榊さんとは言うものの、シリーズのラストは結構希望の見える終わり方なんだよな。

後書きで若干駆け足気味って言ってるけど、打ち切り完結なのかなぁ。どうともとれる終わり方だけど。
ラストシーンなんかはベッタベタだし、予定調和にも見える。

今更気付いたけど、逆木さんの下の名前って慎一郎っていうんだな。『アウトブレイク・カンパニー』の主人公と大分名前が被り気味なんだけど、そういうって、あんまり気にしないもんなのかなぁ。

総評

ってなわけで、売れ線どころか、そもそもMF文庫Jのカラーから全力で逆走するダークヒーローアクション『ミカヅチ』全5巻、これにて終了です。足掛け1年11ヶ月か。
『イコノクラスト!』が4年くらいやってたから、さくっと終わった印象。巻数も丁度半分だしな。

折角、変身ヒーローネタをやったんだから、もっとあからさまな内容でも良かったかと思わんでもない。
まぁ、活字媒体でストレートにやったらドン滑りしそだけど。ってか、MEの編集は何を思って、このシリーズにGOサインを出したのか。いや、好きなんですけど。

個人的には、もうちょっと読みたかったかな。7巻くらい。
お説教、もっと読みたいです(^q^)

燃:A+ 萌:B+ 笑:C 総:A+

シリーズリンク
ミカヅチ <4>(2011/09)

MF文庫J,コミカライズ

変態王子と笑わない猫。2 (アライブ)
作画:お米軒 原作:さがら 総 キャラクター原案:カントク

(この手を離さない。ぼくの魂ごと離してしまう気がするから)
(…かっこいいセリフだけどパクリだった)

2012年3月の新刊。
順調に原作を消化しています。不意打ちの『ICO』ネタワロタ
原作にもあったっけ。というか、ゲームやったことないけどな!

相変わらず作画のクオリティ凄ぇ。
そして、まさかの月子の半乳首券発行でござるの巻。アライブ掲載時から見えていたのだろうか……。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
変態王子と笑わない猫。 <1>(2011/08)
変態王子と笑わない猫。 <3>(2012/10)

コミカライズ,GA文庫

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる(1) (ガンガンコミックスJOKER)
原作:裕時 悠示 漫画:七介 キャラクター原案:るろお

「夏川の髪の毛、トーンはるの大変なのよ!ハゲろ!!」
「春咲さんこそ、その首輪を描くの手間がかかりすぎます!首もげて下さい!!」

2011年12月の新刊。
最早アニメ化確定と思われるGA文庫の人気作のコミカライズがガンガンJOKERで連載開始。
基本的にスクエニ系列の漫画雑誌でコミカライズが連載されたら、アニメ化までいける気がする。

内容は、ほぼ原作通りかな。時々、真涼さんがジョジョ立ちしてるのがアレだなw
ってか、こっちだとジョジョって伏せ字にしないと使えないのか。GA文庫だと、そのまま出てるのにw
鋭太の黒歴史ノートも忠実に再現されている。

後は作画のクオリティがなぁ。作画レベルだけで見ると、ハズレなのは間違いない。
まぁ、細かいネタが面白いし、暫くは様子見かな。あるあぴょんはちょっとワロタ

巻末には裕時さんの描き下ろしショートショートを収録。まぁ、毒にも薬にもならないような内容なのだが。

ランクは期待ageかな。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる <2>(2012/04)

原作リンク
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる(2011/02)

コミカライズリンク
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる+H <1>(2012/07)
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 4コマ <1>(2012/07)
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 愛(2013/10)

MF文庫J,コミカライズ

僕は友達が少ない 4 (MFコミックス アライブシリーズ)
作画:いたち 原作:平坂 読 キャラクター原案:ブリキ

「あはは、お前たちは本当にクズだなー!!」

2011年12月の新刊。表紙は順当にマリア。
コミカライズ版の特徴としては、細かいパロディイラストが凝っていることだよな。今回だったら、裏表紙のドット絵風味のイラストとか、カバー下の『サザエさん』とかアルトアイゼンとか。
『かぐや魔王式!』とか懐かしいな。まぁ、原作2、3冊積んでるけども。

リレー小説の回では、発売中の『ラノベ部』のコミカライズ1巻の表紙が。
ロマンシング佐賀編では、VS魔王戦の演出がちょっと格好良いから困る。

いやしかし、この絵柄で読むのが、もう4冊目ともなると、みんな段々可愛く見えて来る不思議。

燃:B+ 萌:A- 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
僕は友達が少ない <3>(2011/09)
僕は友達が少ない <5>(2012/04)

MF文庫J,コミカライズ

ラノベ部 2巻 (ガムコミックスプラス)
原作:平坂 読 漫画:もずや 紫 キャラクター原案:よう太

「例えばCO2…これは炭素くんが、双子の酸素くん兄弟に二股をかけています。そしてO3。これは三つ子の酸素兄弟がが三人でまぐわっています。即ち3P…ああ、なんという淫乱兄弟でしょう!」

2011年11月の新刊。順調に原作1巻のエピソードを消化し、2巻に突入。
話の筋自体は原作通りだけど、原作が刊行されていた頃には世に出ていなかった作品のネタもビジュアル方面で取り込まれている。
キュアメロディを出したことは評価する。

雪華は、カバー下でどんどん酷いことになっていく……w

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
ラノベ部 <1>(2011/05)
ラノベ部 <3>(2012/08)