HJ文庫

僕の妹は漢字が読める3 (HJ文庫)
著:かじい たかし イラスト:皆村 春樹

「黒いパンストが白い大根を包みこんで、むしゃむしゃ食べ尽くすのがいいと思ったんだけどね。クールだろ?」

2012年2月の新刊。約2ヶ月3週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。
さて、文化特区が出来る歴史の誕生によって、ギンの実妹を名乗る少女アマネコが現れた。アマネコはクロハと恋の鞘当的なものを繰り広げる……というお話。

今回も出て来るアイテムや劇中作はイカレてるけど、それに対する登場人物の考え方なんかは妙に生々しい。
遂には2.5じげんこという、3次元の人間と2次元のキャラの間に生まれた子供という存在まで登場してしまったしな。
てっきりドリームワールドな設定かと思いきや、3次元の女性に代理出産を頼むという、これまた変に生々しい設定。

だから、どこまで計算で書いてるのかと。
これでラスボスがパンストだったら神ラノベ認定だな……。

毎回次巻へ引っ張るのがデフォなのか……。
次は2012年5月に4巻。

燃:C 萌:A- 笑:A- 総:A

シリーズリンク
僕の妹は漢字が読める <2>(2011/12)
僕の妹は漢字が読める <4>(2012/05)

角川スニーカー文庫

それがるうるの支配魔術 Game3:ファミリアル・リドル (角川スニーカー文庫)
著:土屋 つかさ イラスト:さくらねこ

「しかし、俺の安寧はどこに行ってしまったんだろう……」
「ブロードウェーでスターになるって書き置き残して出てったよ」
「なんて夢見がちな奴だ」
「タマぴょんの安寧だって、夢を見る権利はあるさ」

2011年12月の新刊。約4ヶ月3週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は、るうるに戻りましたね。これがまた可愛いんだな。
口絵も実に素晴らしい仕上がりで、小春さんのエロメイド姿がエロ可愛い。けしからんもっとやりたまえ。

さて、今回は夏休み直前、学園の3不思議を追う欧文研に生徒会の魔の手が迫る。そんな中、言乃さんは重大な決断を迫られて……というお話。

途中までは、ワクワク学園探検って感じなんだけど、生徒会長にハメられたと判ってからはちょっとシリアスムードに。
改めて理操魔術の怖さを思い知らされる感じ。この様子だと、シリーズ終盤に物凄いひっくり返しがありそうだな。

今回の事件を通して、こっそり言乃さんのフラグが立ったような気配ですが、果たして……?というかヒロインがみんな可愛過ぎて辛い。
次は2012年4月に『Game4:ロックドルーム・ゴッデス』、夏に5巻だそうです。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B- 総:A

シリーズリンク
それがるうるの支配魔術 Game2:リメンバランス・パズル(2011/08)
それがるうるの支配魔術 Game4:ロックドルーム・ゴッデス(2012/04)

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

棺姫のチャイカ (1) (カドカワコミックスAエース)
原作:榊 一郎 漫画:茶菓山 しん太(さかやま) キャラクター原案:なまにくATK(ニトロプラス)

「だが勘違いするな?兄様の性欲対象は本来私の立場ということを…!」

2012年3月の新刊。
少年エースで連載中のファンタジア文庫人気シリーズのコミカライズ。原作1巻発売時点でコミカライズが決定していた割には連載開始までに時間があったため、この本が出る頃に、既に原作は4巻が出ている。

帯には「業界震撼の大ヒット王道ファンタジー、究極クオリティで待望のコミカライズ!」
と書いてある。どんだけ煽り倒すねんw

基本的には原作通りの展開なんだけど、作画のクオリティがなかなかに高いので結構楽しめる。漫画になったことで、チャイカが随分と可愛くなった。
一方、戦闘描写がしっかりしている部分もナイス。棄獣の詠唱の演出が不気味で良いな。

あと気になったのは原作では「機杖」と書いて「ガンド」と読んでいるところを「ヴァイス」と読んでいるところ。
何でかしらん。

そんな具合で、良質なコミカライズでした。ただ、これは早めにメディアミックスを仕掛けたものの今一つパッとしていない同レーベル『東京レイヴンズ』の後に続きそうなが気するぞ……。

燃:B+ 萌:A- 笑:B 総:A

シリーズリンク
棺姫のチャイカ <Ⅱ>(2012/08)

原作リンク
棺姫のチャイカⅠ(2010/12)

コミカライズリンク
棺姫のチャイカっか(2014/03)
学園チャイカ! <1>(2014/06)

電撃文庫

アイドライジング!〈4〉 (電撃文庫)
著:広沢 サカキ イラスト:CUTEG

「なんていうか、その……なんだか、照れちゃうね……?」
「あら、別にモモちゃんが照れることないのよ」
「えー、だって……アイドルとプロデューサーで結婚するってことはさ……」
「私もサイちゃんと結婚するかもしれないってことでしょ?」

何でやねん。
2012年3月の新刊。約1ヶ月2週間の積み。5ヶ月振りの新刊。
表紙は相変わらずモモ一択か。そろそろ他のアイドルが出ても良いんじゃないかと思ったり。

さて、今回は年末、アイドラジングオフシーズンのお話。アイドル専用の保養地へとやって来たモモは気付けば、大晦日に新人賞を掛けて、ミジョウ・レンゲと戦うことに……。
エリーのフラグを立てる話でもある。

タキさん、完全に変態という名の淑女やないか!ぱんつを口の中に入れようとするとか、上級者過ぎるぜ……。
一方、オリンはオリンで、モモのこと大好きだし、モテモテだな!ハーレム結成も夢じゃなくね?あ、その場合、タキさんのハーレムと化すのかもしれん。

エリーとの交流を経て、また一歩成長したモモ。次のシーズンで彼女は新たなバトルドレスを纏うことになる……というところで続く。
何その、第3クール突入みたいな展開!?ってか、トリックアーツの固有必殺技は使わず仕舞いなのかしらん。

燃:A 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
アイドライジング!③(2011/10)

著者リンク
私とあなたの青春革命。(2012/07)

コミカライズ,電撃文庫

C3 -シーキューブ- (1) (電撃コミックス)

原作:水瀬 葉月 作画:秋奈 つかこ キャラクターデザイン:さそりがため

「もうひとつ能動的に呪いを解く手段もありますよ」
「乳を激しく揺らすとかか?」

2011年10月の新刊。電撃文庫の人気シリーズのコミカライズ。電撃大王掲載。
基本的には原作通りの展開。コミカルなシーンは多少コミカライズ独自の味付けがなされているか。

作画のクオリティはラノベのコミカライズとしては、まぁマシな方かな。この絵で乳首券発行されても大して嬉しくないけど。

アニメのフィアの変貌っぷりが印象強過ぎて、漫画では今一つに感じてしまうなぁ。
うーむ、これはもう続きを買うのは止めておこう……。

燃:C 萌:B+ 笑:B 総:B+

原作リンク
C^3 -シーキューブ-(2回目、2007/09)

作画リンク
俺と彼女の萌えよペン(ファンタジア文庫、2014/10)

電撃文庫

C3‐シーキューブ〈12〉 (電撃文庫)
著:水瀬 葉月 イラスト:さそりがため

「桜参さんが突然面白くなった!?」

2011年10月の新刊。約6ヶ月2週間の積み。半年振りの新刊。
表紙のフィアは、はだけた浴衣姿。帯を外せば、しまぱんが拝めます。ひもぱんであるかは判別出来ない。

口絵では珍しくヒロイン紹介のページが。フィアのイラストが使い回しなのは判るんだけど、その他はどうなのかしらん。
何にしてもサヴェレンティが可愛いです。

さて、今回は修学旅行編。理事長からの情報で、西に免罪符機構があると聞かされた春亮達は修学旅行を楽しみながら、ブツを探すことに。
そんな彼等が再会したのは、かつて戦ったビブオーリオ家族会のアリスとクルリだった。
一方、このはを執拗に狙う禍具が現れて……というお話。

ここ数巻、過去のゲストキャラが再登場する展開が続いてるな。どんどん新キャラを投入されるより断然良いです。

戦った相手をどんどん味方につけていくことから、いつの間にか周囲からは夜知勢力として認識され始めた春亮達。
現状、まともに活動してる組織って、蒐集戦線騎士領と研究室長国と竜島/竜頭師団の3つだけだっけ。
これからは四つ巴の戦いになっていくのかしらん。

そして、いよいよ事態は動き出す。いんちょーさんの告白、それにショックを受けるこのは。このはを昔の人格に戻そうとするニルシャーキ。
いよいよ完結に向かうのか……?いやいや、その前にアニメ2期をですね……。
最後のいんちょーさんが可愛過ぎて大変なことになってきたぜ。

次は2011年12月に『ⅩⅢ』ですが、短編集。珍しく凶悪な引きをしたと思ったら、これだよ。ってか、何でよりによって、このタイミングで短編集なんだよw
短編集を先に出してから修学旅行編やれば良かったのに……。

燃:A 萌:A+ 笑:B 総:A+

シリーズリンク
C^3 -シーキューブ- ⅩⅠ(2011/04)
C^3 -シーキューブ- ⅩⅢ(2011/12)

富士見ファンタジア文庫,雑記

予約していない分を買ってきました。ブツは、

・ライジン×ライジン2 RISING×RYDEEN
・スカイ・ワールド
ライジン×ライジン2 RISING×RYDEEN (富士見ファンタジア文庫)スカイ・ワールド (富士見ファンタジア文庫)

の計2冊。
新シリーズ『ルースターズ 1.魔法銃とアルフライラのの秘宝』はスルー。
ルースターズ 1.魔法銃とアルフライラの秘宝 (富士見ファンタジア文庫)

富士見ファンタジア文庫

棺姫のチャイカIV (富士見ファンタジア文庫)
著:榊 一郎 イラスト:なまにくATK(ニトロプラス)

「そもそも『人生は限られている。だから俺は前向きに生きるんだ』と捕まえた婦女子の服を破りながら私に教えてくれたのは兄様だぞ?」

2012年3月の新刊。約1ヶ月半週間の積み。5ヶ月振りの新刊。
表紙はいつも通りチャイカと見せかけて、今回初登場となる、紅いチャイカことチャイカ・ボフダーン。

帯には新章突入って書いてあるんだけど、そんなに新章っぽいかなぁ。まあ、2クールアニメの後半戦導入編っぽいと言えなくもないが。

さて、これまでにトール達が集めたガズ皇帝の遺体は3つ。今回は順当に4つ目をゲットだぜ!と思いきや、そうは問屋が卸さない。
彼等の前に現れたのは、紅い装束に身を包んだチャイカと、彼女に雇われた傭兵2人だった。

銀髪紫眼というだけでなく、それ以上に似通ったところの多い2人のチャイカ。もしかしてチャイカというのはガズ皇帝が造り出した戦闘用ホムンクルス的なアレだったりするのだろうか。
もしくは棄獣だったり。

それはそうと、ぼちぼちチャイカが可愛く見えて来た件。やっぱり片言ってのが萌えるのを阻害してる気がするんだよなぁ。

燃:A 萌:A- 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
棺姫のチャイカⅢ(2011/10)
棺姫のチャイカⅤ(2012/08)

ガガガ文庫

うちの魔女しりませんか? 2 (ガガガ文庫)
著:山川 進 イラスト:CUTEG

「……ばか。恋なら、とっくにしているわ」

2011年8月の新刊。約8ヶ月の積み。7ヶ月振りの新刊。
まさか出るとは思ってなかった続編です。まぁ、続編っつっても、世界観共有してるだけで主人公もヒロインも別のキャラだけど。

前回がハートフルストーリーだったのに対し、今回はラブストーリー。目つきの悪い少年、敦也と魔女ヒメの恋の物語。
うーむ、前巻の路線を期待していると、足元を救われる感じかなぁ。これはこれでアリだとは思うんだけど、ラブならラブで、もっとがっつりLOVE寄せしてほしかった。

次は2012年4月。3巻はまた主人公が戻るみたいだけど、これはもう良いかなぁ。

燃:C 萌:B+ 笑:C+ 総:B+

シリーズリンク
うちの魔女しりませんか?(2011/01)

ガガガ文庫

人生 (ガガガ文庫)
著:川岸 殴魚 イラスト:ななせ めるち

「犬の嗅覚は、人の何万倍もあるのだが、なかでも、酢酸の匂いは人間の一億倍まで感知できる。人間の一億倍遠くにある酢飯に気づくんだぞ。食べないのに!かわいいヤツめっ!」

ガガガ文庫2012年1月の新刊。約2ヶ月4週間の積み。
デビューシリーズ『邪神大沼』シリーズを8巻で完結させた川岸さんが3ヶ月振りに復活して送る新シリーズ。
イラストはファンタジア文庫『ヘルカム!』でお馴染みの、ななせめるちさん。

帯には、またもやザ・ギースからの推薦文が。本文中にもギースの相談が登場して、こいつ等、どんだけ仲良いんだよw

これって、もしかしてラノベ史上最短タイトルではなかろうか。最早ジャンルが判らないというレベルを超越して、何一つ理解らないw
このタイトルで買おうと思うのはヘビーなラノベ読みだけだと思うのだが……。

『邪神大沼』は早々と折れてしまったが、まぁ、こんなタイトル付けられたら気になるよね。

内容は九文学園第二新聞部に所属する主人公、勇樹は人生相談コーナーの担当になってしまう。
理系、文系、体育会系、それぞれのエキスパートを集めて、相談に答えていくことになるが……というお話。
お話っつーか、最近流行りの日常系というやつ。

基本的に『大沼』のときと同じノリ。延々シュールなギャグ。『大沼』のときは一応とはいえストーリーがあったけど、今作はもうそれすら無いw
単発だったら、これでもアリかとは思うけど、シリーズもので延々このテンションがキツくないか……。

次は2012年4月だけど、もう買いません。

燃:C 萌:B 笑:B+ 総:B

アニメリンク
人生相談テレビアニメーション「人生」 #01「相談」

著者リンク
やむなく覚醒!!邪神大沼(2009/06)
シスターと触手 邪眼の聖女と不適切な魔女(2024/04)