電撃文庫

ロウきゅーぶ!〈4〉 (電撃文庫)

著:蒼山 サグ イラスト:てぃんくる

さあ、反撃開始。━━絶対女王政(アイスエイジ)の開幕だ。

何、この恥ずかしいルビw
約4日の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙は順当に紗季。バスケットボールは帯で隠れる隙の無さw
構図的に帯を外したら絶対ぱんつが見えると確信を抱かせておいて特に見えないワナ。期待した奴は2、3時間正座な。

帯には何と『アクセル・ワールド』でお馴染み川原さんからの推薦文が。《ニュー「ロリ」ンカー》で《ランドセル・ワールド》に直滑降(フルダイブ)!!とか書いてあって吹いた。何だ、川原さんも変態か。

さて、第4巻。毎度のことながら、もっかん可愛いよもっかん。
硯谷女学園へと遠征にやって来た昴達一行。途中、ミホ姉が盲腸になったり、宿泊場所が無かったりとハプニングに見舞われるが、概ねいつも通りの展開。
一応、紗季のメイン回なのだが、そこまでプッシュされているわけでもなく。

やっぱり葵は出て来なくて良い気がするなぁ。愛莉が一歩を踏み出すのに必要だったってのは良いんだけど、だからって準レギュラー化しなくても良いと思うんだ。

他校との練習試合ということで、大量にロリキャラが増えるかと思いきや、はっきりと登場したのは一人だけで、あとはほぼモブ扱いでした。

前巻がサービス的にはかなりのとこまでいってたので、今回はちょっと落ち着いた印象。ただ、スパッツ好きには堪らないごちそうと思われ。

次はまほまほの別荘で夏合宿だそうで。これは早くも2回目の水着回クルー?

燃:A- 萌:A+ 笑:B 総:A+

アニメ,ファミ通文庫

「女子更衣室なのに━━女子が更衣してない!?」

ストライカーシグマVって、何か巨大ロボでも出て来るのかと思いきや、サイコロ鉛筆のことかよ!

お宝争奪オリエンテーリング開催。最早、原作にあるエピソードをやるつもりは一切無いのか。
ムッツリーニのS.E.E.D.発動は面白かったけど、ちょっとしつこかった気がする。

秀吉のチャイナドレスとかにしても、受けそうな要素をがっつり放り込んでる感じだな。どっから出て来たんだ、チャイナドレスw

シークレットアイテムとして、明久は教師が居なくても召喚が可能になる黒金の腕輪を手に入れたけど、今後ストーリーに絡んでくるんだろうか。

燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A

バカとテストと召喚獣 (1) (角川コミックス・エース 256-1)
バカとテストと召喚獣 (1) (角川コミックス・エース 256-1)

電撃文庫

アスラクライン〈14〉The Lost Files (電撃文庫)
著:三雲 岳斗 イラスト:和狸 ナオ

「その日まで、さよなら。和葉の大好きなお兄ちゃん━━」

約3日の積み。3ヶ月振りの新刊。表紙は操緒と奏っちゃん。新装カバー対応表紙。しかし今巻は何とリバーシブルカバーで、裏面は旧装丁のイラストになっている。色合いが綺麗です。しかし、

何故『』だけ仲間外れにしたし!!

総扉は和葉。
さて、今回は行方不明になっている兄、智春を追って洛高に入学した和葉の物語と文庫未収録の短編が交互に語られる。短編の一部は扉絵がカバー裏面に載ってます。

『小猫をめぐる冒険』

佐伯妹メイン回。猫に「ナツメ」とかつけちゃう佐伯妹が可愛くて困る。でも、智春は夏目漱石が元ネタだと思い込んでいるという。佐伯妹……(´・ω・`)
口絵の佐伯妹の太股が気になって仕方がない。

『のろいのふりま』

何で2本連続で、おしっこを我慢する話なんだろうw

『In My Friends』

操緒と奏っちゃんの魂が入れ替わってしまうお話。185ページの挿絵はズルイと思うんだ。この挿絵って電撃文庫MAGAZINE掲載時にあったっけなぁ。手元にモノが無いから判らん。

『The Lost Files』

今巻の肝。各短編の間の幕間では和葉が洛高の様々な人に出会うのだが、その辺の感想もここで書きます。

新年度を迎え、当然、皆進級しているわけで、各生徒会も顔触れが変わっている。
第一生徒会副会長には佐伯妹が就任。これは1年生では生徒会役員が出来ないからなのか、それとも何か心境の変化があったのか。

第二生徒会では、ひかり先輩が会長になっていた。まさか、この人が会長とはな……。
真日和はまたもや留年したそうで。合唱。会長がひかり先輩になったんだから、今度こそ進級出来るだろう。六夏元会長に学外から呼び出されたら知らんが。

第三生徒会は朱浬さんが会長に。炫元部長や冬琉元会長や氷羽子はどうなったんだろう。その辺の人達のその後は一切語られなかったけど……。
アニメでは最後に縮んだアニアでしたが、原作ではそのままだった。惜しいロリを亡くしたな……(ぇ

お遊び要素として非公認の第四生徒会が登場。三つの公認生徒会以外にも生徒会があるというのは前から言われていたけど、実際に出て来たのって初めてだよな。

一方、智春は操緒とペルセフォネと共に、時間軸の定まらないどことも知れない世界に居た。帰れなくなっている割にはあんまり悲壮感が無い不思議。二巡目では3ヶ月以上が経過しているけど、智春達の体感時間はそうでもないのか。

で、時間軸がおかしくなっており、智春は過去の和葉と出会うことになる。これこそが和葉が言っていた、親が再婚する前に智春に会ったことがあるということだったのだ。
咲華の正体は一巡目でしか生まれることの出来なかった和葉の双子の姉妹だった。彼女は一巡目では《玻璃珠(カルセドニー)》とかいう機巧魔神の演操者だったとか。

咲華は和葉を助けてくれた借りを遠くない未来に返すと言う。
そして、咲華は兄の足取りを追って科學部へと辿り着く――――というところで今回は終了。
おお、15巻は一体どうなるんだと思わせておいて、今回で終わりってどういうことだよ!!和葉の物語や他のキャラの話もいずれ書きたいって、その言い方は絶対書かないよね!
関連書籍の発売もポシャったらしいし、やっぱりアニメ効果薄かったのか……(´・ω・`)

せめて智春の帰還までは読みたかったぜ……。

総評

そういうわけで、ハイスクールパンク『アスラクライン』全14巻、全然信じたくないのだが、これにて完結。ちっくしょぉぉぉおおおおおおおおおおおおお!!
最初はタイトルの雰囲気に釣られて読み始めただけだったのに、気付けば、凄い好きな作品になっていた。

複雑に絡み合った二つの世界と機巧魔神と悪魔のギミック、魔神相剋者という存在となるための選択と決意。
そういう重い側面を見せたかと思えば、美少女あり笑いありの愉快な展開にもなったりして。楽しかったなぁ。

和狸さんのイラストがまた良いんだよなぁ。美少女美少女し過ぎず、でも男女問わず魅力的なキャラ造形。画集出たら、ガチで買うんだけどなぁ。

まだ未収録の短編もある筈だし、後何冊かは出てほしいけどなぁ。『スパロボ』に参戦すれば、その影響で新刊出さしてもらえるかもしれんか。ということは、取り敢えずの目標は『スパロボ』参戦だな。内容的には楽勝で出れると思うんだけどなぁ。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
アスラクライン⑬ さくらさくら(2009/11)

著者リンク
ストライク・ザ・ブラッド1 聖者の右腕(2011/05)

スーパーダッシュ文庫

小学星のプリンセス☆〈3〉わたしたち、けっこんします!! (集英社スーパーダッシュ文庫)
著:餅月 望 イラスト:bb

ほら、よく、言うじゃないか。バカップルは死んでもなおらない、ってさ。

約8ヶ月2週間の積み。5ヶ月振りの新刊。サブタイトルから何とんなく予想はつくと思うが、最終巻です。表紙はウェディングドレス姿のルリス。2巻がスク水だったから次はブルマだと思ったんだがなぁ。

さて、周囲に結婚を認めてもらうため、一時帰星したルリス。しかし、そんな彼女は政略結婚を企む中学星の王子ヘロデアに攫われてしまう。
様々な人々の助けを得て、ルリスを助けに宇宙へと飛び立つ貢。
普通に二人が地球でイチャイチャしてた方が面白いんじゃね?戦闘要るかなぁと思ってたんだけど、MB(マーチング・バンド)装甲とか黒い三年生とか、よくよく読んだら頭おかしかったw

で、最終的に両親への紹介から、結婚式、二人目の子供の妊娠までと、ラノベのカップルの中でも、かなりのところまで進んだ印象。

総評

そういうわけで、『小学星のプリンセス☆』全3巻でした。ガチで頭のおかしいタイトルと設定の割には、まともな異種族間恋愛ものだった不思議。

内容が内容だけに、あんまりずるずると引っ張るものではないかなぁ。
最後はやっぱり戦闘多めよりはLOVE多めでお送りしてほしかったが、ラストが綺麗だったので、終わり良ければ全て良しかな。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B+

アニメ,スーパーダッシュ文庫

「無駄話は終わり。ついでに無駄な生命も……終わり」

ヴォルケェェェェェェェェェェェェェェェェン!!!!

さあ、『戦う司書と追想の魔女』クライマックス。武装司書と神溺教団の関係を知らされ、茫然としているところを殺されるとか可哀想過ぎる。彼の生き様を信じた同僚達に弔いの鐘を鳴らしてもらえたのがせめてもの救いか。

後半はシガルやアルメも再登場し、人間関係の絡み合い具合が凄い巧み。否応なく盛り上がる。
チャコリーがちょっとだけ登場。

原作換算すると後5冊ある筈なんだけど、ちょっと尺が心配になってきたな……。
次回からは『戦う司書と荒縄の姫君』編です。

燃:A- 萌:B- 笑:C 総:A+

戦う司書と追想の魔女 BOOK5 (集英社スーパーダッシュ文庫)
戦う司書と追想の魔女 BOOK5 (集英社スーパーダッシュ文庫)

雑記,電撃文庫

今月は10日が水曜なので、2日フライングして月曜。そこから日曜補正がかかって最速4日フライングで6日発売。今月は『アスラクライン』と『ロウきゅーぶ!』の新刊が出るぜ!修論なんぞ書いてる場合じゃない!<書け
ブツは、

・アスラクライン⑭ The Lost Files
・世界平和は一家団欒のあとに⑨ 宇宙蛍
・アクセル・ワールド04 -蒼空への飛翔-
・ロウきゅーぶ!④
・放課後限定勇者さま。 <2>
・ご主人さん&メイドさん 父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります
アスラクライン〈14〉The Lost Files (電撃文庫)世界平和は一家団欒のあとに〈9〉宇宙蛍 (電撃文庫)アクセル・ワールド〈4〉―蒼空への飛翔 (電撃文庫)ロウきゅーぶ!〈4〉 (電撃文庫)放課後限定勇者さま。〈2〉 (電撃文庫)ご主人さん&メイドさま―父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります (電撃文庫)

の計6冊。
メディアミックスの話とかは電撃文庫MAGAZINE読んだときに書きます。

スーパーダッシュ文庫

パパのいうことを聞きなさい! (集英社スーパーダッシュ文庫)

著:松 智洋 イラスト:なかじま ゆか

「ようじょおおおおおおおっ!ようじょおおおおおおおっ!」

約1ヶ月1週間半の積み。スーパーダッシュ文庫。『迷い猫オーバーラン!』でお馴染みの松さんの新シリーズ。『迷い猫』の7巻から連続刊行。凄ぇ執筆速度だな。
イラストのなかじまさんが同人界では超有名な人で商業誌には初登場だそう。それはメチャンコ凄いことらしいのだが、同人は全く知らんので凄さが判らない……。
取り敢えず、表紙を見て、「あ、ハルヒ」と思った人、挙手。
帯に付いてる応募券みたいなのは一体何なのさ。

さて、ストーリーは主人公の大学生、祐太は姉夫婦が飛行機事故で行方不明になり、成り行きで忘れ方見の三姉妹を引き取ることになってしまう……というもの。
テーマは家族で、基本的には『迷い猫』と同じハートフルな内容となっている。ただ、あちらのヒロイン勢が殆ど主人公の巧と同じ年代なのに対し、こちらは祐太と歳が離れているヒロインの方が多いという対比に注目したい。三姉妹なんて、上から14歳、10歳、3歳だからな。

あれ、『迷い猫』より、こっちの方が面白くね?ハートフルな展開がグッときた。最後のお遊戯会のシーンは軽く涙腺にキたぜ……。大切な人達をごく最近に喪失したってのは涙腺粉砕要素として非常に大きいです。
でも、きっと姉夫婦生きてるだろうな。それで、生きてることが判って、家族一緒に再び暮らせるようになって、祐太との別れが来るみたいな。

後書きによると、ぺこさんとのスケジュール調整で『迷い猫』は年3、4冊の刊行になるそうな。え、アニメ放映を控えて、今一番出さなきゃいけないときじゃね?

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
パパのいうことを聞きなさい! <2>(2010/02)

コミカライズリンク
パパのいうことを聞きなさい! <1>(2011/12)

パパのいうことを聞きなさい! ~小鳥遊の陽だまり~(2012/02)
パパのいうことを聞きなさい! 路上観察研究日誌 <1>(2012/01)
パパのいうことを聞きなさい! 美羽様のいう通り! <1>(2012/03)
パパのいうことを聞きなさい! うさぎのまぁく(2012/03)

パパのいうことを聞きなさい! -空色の響き- <1>(2012/03)

アニメリンク
パパのいうことを聞きなさい! 第1話「パパと呼ばないで」

著者リンク
迷い猫オーバーラン!7 拾ったらいいじゃないですか!(2009/11)

オトメ3原則!(2012/07)
はてな☆イリュージョン(ダッシュエックス文庫、2014/11)
異世界家族漂流記 不思議の島のエルザ(ダッシュエックス文庫、2016/01)

イラストリンク
甘城ブリリアントパーク #01(ファンタジア文庫、2013/02)

アニメ,電撃文庫

「宇宙人だったら、どうしよう」
「セルティ……それは笑うところかい?」

ナレーションは正臣。サムいトークが炸裂するのかと思いきや、ナレーションはごくごく普通でした。

話が進まないのは相変わらず。どうも原作一巻二巻三巻のエピソードを同時に進行させるつもりのよう。罪歌と沙樹が出て来たしな。
那須島先生のセクハラも始まってます。

ところで、『ひだまりスケッチ☆☆☆』をちらっと見たんだけど、キャラの立ち姿のカットの切り方が『絶望先生』と全く一緒でした。新房さんって、自分の監督作品全部であの演出使ってるんだろうか。

燃:C 萌:B 笑:C+ 総:B+

デュラララ!!×3 (電撃文庫)
デュラララ!!×3 (電撃文庫)

スマッシュ文庫,雑記,電撃文庫

スマッシュ文庫はワンコインってまぢか。ラノベレーベルでワンコインって強みになりうるの?話題性はあるかもしれんけど。
大体、ワンコイン出して弱小レーベルの本買うくらいだったら、100円200円足して、適当に電撃文庫買った方が楽しめる気がするぞ。

だって、高いからって理由でラノベを買わない人がワンコインで買えるからって、スマッシュ文庫を買うか?
まさかページ数がかなりあったりするんだろうか。口絵が多いとか。そんなことあるかなぁ。

採算合わなくなって休刊するか、ワンコインを無かったことにするか。

電撃文庫

九罰の悪魔召喚術 2 (電撃文庫 お 13-2)

著:折口 良乃 イラスト:戌角 柾

「悪役がいねェと始まんねェだろォが。正義の味方の活躍はよォ」

約二ヶ月四週間の積み。半年振りの新刊。タイトル「Ⅱ」は「ドゥ」と読みます。電撃で賞を取らずにデビューした人達の消滅具合は結構なものなので、打ち切りかなと思い始めた頃に二巻が登場。
表紙のアイムが可愛くて困る。

今回は九罰の親友、羽堂(はどう)が悪魔召喚者で、人々の生気を奪っているのではないかと疑われて……という話。
前回、共に闘うことになったルカは殆ど出番無しで彼女の後輩である柴燐(しば・りん)という少女と共闘することに。え、この人要るか?ただ、美少女増やしたたかっただけとしか思えん……。
かと思えば、七罪は生気を吸われて意識不明になり、ほぼ出番無しという。何でやねん。
某感想サイトに書いてあったけど、異形は転校してくるの法則が本作にも適用されてます。いやまぁ、そりゃ転校してこないと話進め難いしなぁ。

最後に、教皇が呟いていた「コドク」という言葉が気になる。これって、やっぱり蠱毒のことか?悪魔召喚者同士で殺し合わせて最強の悪魔を造り出そうとしてるとか。

ストーリー全体としては特に盛り上がりを感じなかったので切ろうかと思ったんですが、3月に3巻、そして4月に新シリーズという、よく理解らん刊行形態なんで、どーしたもんか。打ち切りが決まってんのかなぁ。それとも単に2本同時進行にするつもりなのか。
取り敢えずは様子見か……。

燃:C+ 萌:A 笑:C+ 総:B