富士見ファンタジア文庫

SH@PPLE―しゃっぷる―(5) (富士見ファンタジア文庫)

著:竹岡
葉月 イラスト:よう太

 

「もしかして……SH@PPLEを発動させる気ですか!?

「精神崩壊しますよ!」

 

 口絵の阿呆漫画より抜粋。いつにも増して自由過ぎるw

 

 約二週間の積み。三ヶ月振りの新刊。表紙は雪国?舞姫?表情が色っぽいから舞姫?いや知らんけど。

 表紙にはニーソが登場しているわけだが、何か新鮮だなーと思ったら、この作品ってニーソ要員居ないんだな。空船五中も青美女学院もニーソ標準装備じゃないもんなぁ。

 

 口絵ではガンダムホルスタインにGNドライヴ付いてて吹いた。

 

 今回はドラマガ連載分を収録した短編集。各エピソードの一ページ目に小さく連載時の扉絵を収録すると共に、雪国か舞姫、どちらがメインのエピソードなのかを記述。更に、エピソード後には後日談的SSを書き下ろし。

 連載で既に読んでいる身としてはこういう細かい演出が嬉しいわけですよ。

 

 書き下ろし短編は蜜と蝶間林さんの出会いの物語。百合です。

 

 そういうわけで五巻でした。次は波乱の二学期突入編だそうです。

 

燃:C 萌:A+ 笑:B 総:B

富士見ファンタジア文庫

幻想譚グリモアリスIII 誓えその名が朽ちるまで (富士見ファンタジア文庫)

著:海冬 レイジ イラスト:松竜

「そうとも」
「君は自由だ。アコニット」


約二週間の積み。五ヵ月振りの新刊。
囚われの身となったアコニットさんを救うべく冥府へと乗り込む誓護。次々と立ちはだかる強敵に苦戦するも、心強い仲間を得て、彼はアコニットさんの元へと向かう。

最早、富士ミス時代のミステリー要素は影も形も無く完全に異能力バトルものです。能力が進化する麗血開花(アーマメント)とかモロやんw
バトルに次ぐバトル。このシリーズでそういうのやられてもなぁ。

今回、アコニットさんは最後まで捕まりっぱなしだし、いのりは攫われたまま出て来ないので、アコニットさんのツンツンも誓護の変態シスコンっぷりも拝めない。この二つが無いと『グリモアリス』が成り立たないじゃないか!

ところで、〈下の口〉が下ネタにしか見えなかったのは俺だけですねそうですね。

燃:B+ 萌:A 笑:C 総:B+

アニメ,角川スニーカー文庫

コードギアス 反逆のルルーシュ―STAGE‐3‐SWORD (角川スニーカー文庫)

ストーリー原案:大河内 一楼/谷口 悟朗  著:岩佐 まもる  イラスト:木村 貴宏/toi8

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

 今回は大体STAGE17からSTAGE20くらいまでのエピソード。かなり丁寧に描いている。特に楽しみなのは、アニメでは語られていないシーンや設定。ナイトオブラウンズという固有名詞が出ているあたりから考えると、『R2』への伏線なんかも張られてそう。ただ、情報が断片的過ぎて考察出来ん。僕の脳味噌がしょぼいだけですかそうですか。

  前巻で、どうなったか判らなかったヴィレッタとシャーリーですが、彼女達に関わる記述がほんの少しだけあった。まぁ、この二人を無視すると、後々話が破綻するやろうしなぁ。


  そしてスザクとユーフェミアのLOVE寄せが、やはり凄い。

  次巻で、いよいよ前半完結。結構巻数割いたな。

燃:A  萌:A  笑:B  総:A

ドラマ,電撃文庫

「どこの世界でも変わり者は消されるってことさ」

 

 人間の運命を変えてしまったモモは罰を受けることになり、ダニエルは別の真っ当な死神の使い魔の任に就くことに。

 

 今回はこれまでにモモとダニエルが関わってきた人達のその後が回想シーンを交えながら描かれる。

 消化不良気味のエピソードが多かったけど、ここで上手いこと補完してきたな。

 

 そしてダニエルは真っ黒になり、死神の職務を忠実に遂行しているモモの姿を目撃する。

 

 次回いよいよラスト。盛り上がってまいりました。

 

燃:C 萌:B 笑:C+ 総:A

コミカライズ,角川ビーンズ文庫

彩雲国物語 第4巻 (あすかコミックスDX)

作画:由羅 カイリ 原作:雪乃 紗衣

 

「今年で暗い夏は終わりってことだよ。周りに心配かけるなんざまだまだ子供だ。オレに甘やかしてもらったからもう出来るだろ?」

 

 燕青格好良過ぎるだろ……。

 

 今回のメインは小説でもアニメでも描かれなかった黄奇人の素顔初公開だろう。帯にも「初公開!!」って書いてあるし。

 確かに美しいかしらんが、明らかに他のキャラと作画違うんですがw

 秀麗さん達も褒めるというかビックリ超人を見た、みたいな評価だし。

 

 秀麗さんの気配を鋭く感じ取る劉輝は変態ですね、分かります。

 

 何故か第13話は雑誌掲載時には二回に渡って掲載されている。突発事態で二回に分けざるを得なかったとかかな。

 

 ところで、初出一覧に後書きって書いてあるんだけど、どこに後書き載ってるんだ……?

 

 今巻で『黄金の約束』編は完結かな?

 

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:A

角川ビーンズ文庫

翼よいま、天(そら)へ還れ―少年陰陽師 (角川ビーンズ文庫)

著:結城 光流  イラスト:あさぎ

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  後一冊で珂神編完結というところで、ゲーム関係のノベライズが登場するというワナ。珂神編終わってからにしようよ……。時期的に、このタイミングしかなかったってのは理解るけどさ。

  PS2ゲームと同タイトルで、設定と登場人物は同じだが、ゲームとは違った筋らしい。まぁ、ただノベライズするよりはそっちの方が試みとして面白いかなという気はする。でも、ちょっとゲームがやりたくなってしまったから困る。だって、十二神将との会話とか見たくね?

  これ一冊で話がまとまっている上に、外伝なので、いつもの鬱及び絶望展開は控えめ。ゲストキャラは割と悲惨なんだけど、所詮ゲストだからなぁ。

  こういうスペシャルエピソードならではのイベント、窮奇編に登場した敵の復活。ある意味お約束ですね。

  神将達に万遍なく出番があったのが良かったな。天空も異界からとはいえ、戦闘に参加してたし。

 

燃:A  萌:A  笑:C  総:A

MF文庫J

ラノベ部〈2〉 (MF文庫J)

著:平坂 読 イラスト:よう太

「……特別すぎて、いまさら恋人になんてなれないよ」

うわぁあああぁあああああああぁぁぁあああぁぁん、竹田あぁぁぁああぁぁああああああああ!!
そこはシリアス要らねぇぇえええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!

約2ヶ月1週間半の積み。4ヵ月振りの新刊。間に『ねくろま。』6巻が挟まっていることを考えると執筆速度は速い。

表紙は文香単独に続き、暦。ぱ ん つ は い て な い
と言うか冗談抜きで、はいてないと見えないような部分まで見えている気がするんですが……。

著者紹介では「俺がライトノベルだ」とか書いてあって吹いた。意味理解らんw
口絵でドクロちゃんのコスプレとかロケットスタート過ぎる。せめて同レーベル内にしとけば良いのにw

今回は新キャラ、アメリカからの留学生リア・アルセイフが登場。アルセイフは『空ノ鐘の響く惑星で』のフェリオ・アルセイフからですね、分かります。いや、ほんとは『鋼殻のレギオス』のレイフォンからだろうけど。

ネタのチョイスが相変わらずマニアックで素敵。同レーベル作品とはいえ、『フレンズ×ナイフ』とか『ぴにおん!』とか『魔界ヨメ!』とか「性剣の刀鍛冶」とか『ビター・マイ・スウィート』とか。
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』は多方面でネタにされ過ぎw

『BLEACH』で新設定が出たときに使われる「なん……だと……!?」は是非使ってみたいです。
そして本棚を3重構造にすると仕切り板が重さに負けるという話を読んでガクブルです。

というわけで、ラノベ厨には堪らない『ラノベ部』2巻でした。次は『ねくろま。∞』が4月だっけ?

燃:C 萌:A+ 笑:A 総:A+

MF文庫J

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈4〉 (MF文庫J)

著:三浦 勇雄 イラスト:屡那

 

「彼こそが正真正銘の――」

「俺は――」

「「聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)だ」」

 

 約二ヶ月一週間半の積み。四ヵ月振りの新刊。うわぁあああぁあああああああぁぁあああああああ、地雷認定した途端にアニメ化きたあああぁぁぁああぁぁぁ!!!!

 これで切り捨て不可能です。本当に有り難う御座居ました。

 同時にコミックアライブでコミカライズ連載決定。確か三月末発売号から始まってる筈。

 

 いや、そりゃ売れてるとは聞いてたけど、まさかこんなに早くアニメ化するとは……。一巻発売から一年二ヶ月でアニメ化発表とか早過ぎる……。まぁ、『生徒会の一存』は丸一年でアニメ化決まったけど。

 しかしこれがアニメ化するということは、これと同じような売り出し方をしている『緋弾のアリア』もアニメ化が控えてるのか……?

 

 さて、アニメ化も決まって、話を引っ張らなければならない時期だと思うんだが、結構話が進んでます。ヴァルバニルの復活まで一年を切ってるけど、この一年を引き伸ばして展開するつもりなんだろうか。

 で、途中で、不意打ちでいきなり短編集出す、みたいな。

 

 やっぱりセシリーの熱血展開が今一つぱっとしないなぁ。ルークとセシリーの性別が逆だったら感情移入出来て、もっと面白くなるんじゃないかと思うんだけどなぁ。

 

 今巻で一番面白かったのは後書きで、『丸鍋ねこ』二巻の後書きの内容全肯定の下りですね。

 

 次は三月。って言うかもう出てるよ!

 

燃:B 萌:B+ 笑:C+ 総:B

富士見ファンタジア文庫

オール・オブ・レギオスI 鋼殻のレギオスワールドガイド (富士見ファンタジア文庫)

編:ファンタジア文庫編集部

 

「モテなんて汚染獣に喰われて死滅してしまえばいい」

 

 アニメ放映に合わせて、お約束のガイド本が登場。ただ、これまではガイド本というとB6サイズだったわけだが、これは普通にファンタジア文庫扱い。続刊前提であることと目につき易さを重視した結果なんだろうか。

 文庫サイズでないと、店頭で文庫と離して置かれる可能性あるしな。つーか機械的に陳列してるところは確実にそうなると思う。

 

 内容は基本的にこれまでのラノベのガイドブックと大差無し。キャラ紹介、世界観説明、既刊のプレイバック、書き下ろし小説等々。

 

 キャラ紹介のコーナーでメイシェンのページが二ページしかなくて全俺が泣いた。ハーレイやナルキでも四ページあるのに……(´・ω・`)

 現在のツェルニの制服をデザインした服飾科のミ・ユーさんって誰やねんって思ってたけど、深遊さんのことなのね。全然気付かんかった。

 

 文庫未収録短編もさらっとではあるが、解説されているのが嬉しい。結構溜まってるんだな。

 

 非モテ代表エドが活躍?する企画があって感動しました。そんなに初期から居るキャラでもないのに愛され過ぎてるw

 

 インタビューでは、ニーナの武器が鉄鞭になったのは打撃武器を持ってるラノベヒロインがドクロちゃんくらいしか思いつかなかったからいけると考えたためらしい。

 そんな理由かw

 いや、ちょっと待て!『銀鎚のアレキサンドラ』があるじゃないか!知りませんよねそうですよね。

 また、天剣授受者の顔ぶれが代わるかもしれないらしい。サヴァリスあたりが抜けるんだろうか。

 

 書き下ろしは以前にドラマガに付いた小冊子掲載の短編に加筆修正を施したもの。

 

 そういうわけで、『オール・オブ・レギオス』一巻でした。今回は本当に触り部分だけ。五月発売予定の二巻では設定周りに切り込んでいくらしいが……。

 元々世界観が複雑な方だと思うので、ガイドブックを買って損はないかと。

 

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「レイフォンはもうここには戻ってこれないんですか」

 

 原作四巻『コンフィデンシャル・コール』に突入。ディンとダルシェナが本格登場。サリンバン教導傭兵団のハイアとミュンファも。

 

 エピソード的には特に気になるところはないが、ゴルネオがシャンテのお父さんみたいになってて和んだ。

 

 EDはリーリンバージョン。シノーラさんが復活したっぽいけど、もしかしてそもそも消えてなかったとか?

 今回登場組が追加されるかと思ったけど、そんなことはなかった。

 

燃:B+ 萌:A- 笑:B 総:A