ファミ通文庫,雑記

 先日のファミ通文庫三月の新刊の配本をもって、キラしおり配布キャンペーンが終了した。

 

 最初の半年こそ、配本と一緒にキラしおりも店舗に送られてきていたのだが、終盤の数ヶ月は配送が遅れるということが度々あった。

 

 なかなか良い素材を使っている上に、イラストが全て描き下ろしならコンプリートするしかないじゃないか!ということで、鬱陶しがられるのを理解っていながら、「しおり、まだですか?」って店長さんに訊きまくっていたら、何も買ってないのに貰えるようになってしまいました。有り難う御座居ました。

 

 また、コンプリートに協力してくれたぶぎょう氏に感謝します。

 

 最終月である三月の新刊を買ったときは新人の店員さんがわざわざ栞を入れておきますと断ってから入れていました。

 いちいち断ってからおまけを入れる、そういう時期が僕にもありました。


 で、店員さんはそっちに気をとられて、一緒に買った漫画のスリップを抜き忘れるっていう。

 返しに行った方が良いのかな?後で持って来られて何かの役に立つのかって話だよなぁ。発注したことないし、あの店の発注形態も判らんしなぁ。ま、こっそり店長さんに返すか。

 

 では、どういったキャラが栞に登場したのか振り返ってみましょう。

 

4月→『まじしゃんず・あかでみい』のタナロット

5月→『吉永さん家のガーゴイル』の双葉

6月→『バカとテストと召喚獣』の姫路さん

7月→『狂乱家族日記』の凶華様

8月→『"文学少女"』の琴吹さん

9月→『学校の階段』の九重部長

10月→『吉永さん家のガーゴイル』の梨々?

11月→『"文学少女"』の遠子先輩

12月→『まかでみックス』のクフィール

1月→『バカとテストと召喚獣』の美波

2月→『狂乱家族日記』の月香

3月→『学校の階段』の美冬姉さん

 

 というわけで内訳は、

『まかでみ』…………2回

『ガーゴイル』………2回

『バカテス』…………2回

『狂乱』………………2回

『"文学少女"』……2回

『学校の階段』………2回

 でした。

 

 各シリーズ二回ずつ登場して、キャラ重複は無し。当然のように、全員女性です。

 人気どころを集めたら、こんな感じになるのは判るけど、中堅どころも入れてほしかったなぁ。『トゥインクル☆スターシップ』とか『鋼鉄の白兎騎士団』とか。

 

 また選ばれた六シリーズの中で映像化がされていないのは『"文学少女"』と『バカテス』だけ。『バカテス』は来年一月からアニメって噂だし、やはり『"文学少女"』もくるか!?

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

伝説の勇者の伝説1 (角川コミックス ドラゴンJr. 140-1)

原作:鏡
貴也 作画:長蔵 ヒロコ キャラクターデザイン:とよた 瑣織

 

「私は――…美人だ」

 

 富士見ファンタジア文庫の人気ファンタジーのコミカライズがようやく登場。遅ぇよ!一体今まで何やってたんだよ!

 何かの勢いで買ってきちゃいました。

 

 取り敢えず表紙のフェリスの無駄に露出度の高い格好の意味が理解らん。原作でこんな格好したことあるんだろうか。

 

 ストーリー構成は第0話として、短編一発目のエピソードを配置。その後、長編の流れに入るという、ちょっと工夫の入った展開。

 

 作画はまぁ悪くないんじゃね?といった感じ。高望みさえしなければ十分楽しめるレベル。

 

 結論、続きを積極的に買おうと思うほどではありませんでした。中古で見付けたら買おうかなって程度。若しくは原作がべらぼうに面白かったらとか。

 

燃:B 萌:B- 笑:B 総:B

角川ビーンズ文庫

篁破幻草子 宿命よりもなお深く (角川ビーンズ文庫)

著:結城
光流 イラスト:四位 広猫

 

「未来よりも大事なものが、ここにあるんだ……」

 

 中古。粗筋に新シリーズ登場とか書いてあるけど、実質三巻です。一、二巻はルビー文庫の新装版だから、こう書いてあるんだろうけど紛らわしいなw

 って二巻読んでから十ヶ月以上経ってるのか。

 

 前二冊に比べたら、面白くなったかなという印象だが、やっぱりそれでも今一つだなぁ。

 

 鬱展開なのは『少年陰陽師』と共通。

 

 後書きによると、一時期、篁でタイムパトロールとか考えてたらしい。想像つかねぇ……。

 

燃:B 萌:C+ 笑:C 総:B

電撃文庫

トリックスターズC〈PART2〉 (電撃文庫)

著:久住
四季 イラスト:甘塩 コメコ

 

『いつまでも、みんなと友達でいられますように』

 

 中古。さて最終巻。『PART1』からなるべく間を空けないようにしたつもりだが、それでも一ヶ月半くらいは空きました。案の定、内容を忘れかけている件。

 

表紙の黒髪ロングの女性はもしかして周か?と思ったら、口絵に表紙登場キャラが誰か明記されていてビックリした。

 

 謎解きは全くもっていつも通りか。ただ、一つ解答を示して、それを覆すって展開を繰り返すのはちょっとクドかったかな。

 

 そして周はアレイスターに付いていくことを決意し、第一部完。佐杏冴奈編が終わって、A・クロウリー編が始まるって明記して終了。ちょ、自分で首絞めてる!

 

 巻末にはクロスワードが付いていて、これを解くと次回作のキーワードが判る仕組みのようだが、問題が『トリスタ』関連だったため全く解らず放棄しました。多分、『ミステリクロノ』のことを指してるんだろうから、「時間」とか「天使」とかそんな感じの単語が出て来るんだろうけど。

 

総評

 まだ完全に完結したわけではないけど、『ミステリクロノ』も打ち切られたっぽいし、こっちの第二部が始まる気配も無いし、取り敢えず、まとめ書いておきます。

 

『ミステリクロノ』が面白かったから、こっちにも手を出したわけだが、不思議設定を取り込んでのミステリーという試みが面白かった。それが一般受けするかは別として。

 

 キャラ小説としては微妙かな。名前が奇抜なだけで特にどうということも。周と凜々子の百合っぷりも減衰したしなぁ。

 

燃:C 萌:B- 笑:C+ 総:A

富士見ミステリー文庫

タクティカル・ジャッジメント〈3〉いやがらせのリベンジ! (富士見ミステリー文庫)

著:師走 トオル  イラスト:緋呂河 とも

 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  今回は自称イケメン刑事羽田が身内が被害者の殺人事件をスピード解決する第一部と、いつも通りに山鹿が活躍する第二部とに分かれている。


  いやしかし、相変わらずエンターテイメント性が強いな。こういう部分は榊さんとかとは真逆の作風かな。こっちはこっちでスカッとするから面白い。

  気になるのは、緋呂河さんのイラスト。ちょっと女性陣の胸の描き方おかしくね?どんだけ服が身体に張り付くねんw

  そして後書きで語られる『がらくたのフロンティア』を出す宣言。この時点でタイトルは決まっていないが、確実にアレのことです。師走さんの黒歴史w

燃:A  萌:B  笑:A  総:A

電撃文庫

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈15〉 (電撃文庫)

著:鎌池 和馬  イラスト:灰村 キヨタカ

 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

 表紙は一方通行のみで、ほぼ白黒。これまでの『禁書』と大きく異なるデザインとなっている。灰村さん、センス良いなぁ。

  今回は一切上条は登場しません。ずっと一方通行サイドのターン!!土御門が居たから、『⑭』と同時進行ってわけではないのか。って、本編で一方通行だけの話が出来るんやったら、益々『SS』なんて出した意味が理解らん。

  それはともかく、今回は今まで出し惜しみされていたレベル5が新たに二人登場。早くも退場っぽいけど。

  この二人のレベル5だけじゃなくて、他にも新キャラがいっぱい。何という新キャラ祭り。今巻のみのゲストキャラが殆どやと思うけど、明らかに「これから」っていうキャラも割と居るしなぁ。


  ところで、口絵の背景に『超電磁砲』の佐天涙子がこっそり描かれているんですが。こういう細かい遊びは面白いんで、どんどんやってほしい。

燃:A  萌:B  笑:B  総:A

HJ文庫

たま◇なま 生きている、理由(わけ) (HJ文庫 ふ 3-1-3) (HJ文庫)

著:冬樹   イラスト:魚

 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  さあ、夏だ海だスク水だ!!あれ?

 

  何で由宇がスク水着てないの!?

 

  スク水着てるの、新キャラの愛華だけじゃん!学校の団体で行くんなら、全員スク水着用は義務だと思うんだ(ぇ

  サンオイルの下りは非常にエロくて、大変宜しいのですが、総合的な面白さが一巻から下降の一途を辿っている気がする。

  しかも今回は露骨に四巻以降で活躍するであろうキャラ出してるしな。

  「なま◇くび」は面白かったけど。

燃:C  萌:A  笑:A  総:B

角川スニーカー文庫

薔薇のマリア Ver5 つぼみのコロナ2 (角川スニーカー文庫)

著:十文字 青 イラスト:BUNBUN

何でもいいから、レニィさんにぎゅっとしてもらいたいです。きつく、きつく、これ以上ないくらい、身体中の骨がばらばらになってしまうくらい、抱きしめてもらいたいです。それ以外、何も叶わなくてもいいです。それだけでいいです。あとは何もいらないです。

約1ヶ月半週間の積み。5ヵ月振りの新刊。短編集6冊目はレニィとコロナの物語完結編の連作短編集。
表紙にはレニィも登場。コロナのぱんつが見えそうです。
帯には『いつも心に剣を』1巻の宣伝が。

今回は何だかんだでお互いのことを大切に想っているレニィとコロナが最終的に想いを打ち明けるまでを描く。最後のLOVE寄せがクライマックスで困る。

書き下ろしである最終話では本編3巻でSIXにえらい目にあわされた媚婁(メイルー)と呉戒(ウージェ)や昼飯時を抜けて来た人達がゲストで登場。

『Ver』シリーズは京極さんの『百鬼夜行』みたいにもっとマイナーなキャラにスポットを当てても面白いかもしれんな。

次の『Ver』はまたZOOのメンバーのエピソードか?
次は5月だったかに本編。

燃:B 萌:A 笑:C+ 総:A

コミカライズ,電撃文庫

とある科学の超電磁砲 3―とある魔術の禁書目録外伝 (3) (電撃コミックス)

作画:冬川
基 原作:鎌池 和馬 キャラクターデザイン:灰村
キヨタカ

 

「こんなとこで苦しんでないでとっとと帰んなさい」

 

 レールガンすげー。

 

 九ヵ月振りくらいの新刊か?どうせならもう一月発売を遅くして、帯でアニメ化の告知やれば良かったのに。

 

 さて、『幻想御手』編完結。最後の戦闘はえらいクオリティになっております。やっぱりビジュアル化されると映える作品なんだなぁ。

 アニメは流石に外伝で半年やるとは思えないし、一クールだろうけど、やっぱり『幻想御手』編で終わらせるのかな。

 

『幻想御手』編の後は、日常エピソードと黒子と初春の出会いの物語を収録。

 美琴と黒子の温度差に吹いたw

 

 注目したいのはちょこちょこ本編の脇役が顔を出しているところ。削板軍覇とか一一一とか『アイテム』の女性陣四人とかキャラのチョイスがマニアック過ぎる。

 こういう絡ませ方は上手いと思う。

 

 カバー下には美琴と出会い惹かれていく黒子の日記が。最後の方、病んでるw

 

 というわけで三巻でした。次のエピソードはどうなるんだろう。原作三巻か?

 

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

富士見ファンタジア文庫

SH@PPLE―しゃっぷる―(5) (富士見ファンタジア文庫)

著:竹岡
葉月 イラスト:よう太

 

「もしかして……SH@PPLEを発動させる気ですか!?

「精神崩壊しますよ!」

 

 口絵の阿呆漫画より抜粋。いつにも増して自由過ぎるw

 

 約二週間の積み。三ヶ月振りの新刊。表紙は雪国?舞姫?表情が色っぽいから舞姫?いや知らんけど。

 表紙にはニーソが登場しているわけだが、何か新鮮だなーと思ったら、この作品ってニーソ要員居ないんだな。空船五中も青美女学院もニーソ標準装備じゃないもんなぁ。

 

 口絵ではガンダムホルスタインにGNドライヴ付いてて吹いた。

 

 今回はドラマガ連載分を収録した短編集。各エピソードの一ページ目に小さく連載時の扉絵を収録すると共に、雪国か舞姫、どちらがメインのエピソードなのかを記述。更に、エピソード後には後日談的SSを書き下ろし。

 連載で既に読んでいる身としてはこういう細かい演出が嬉しいわけですよ。

 

 書き下ろし短編は蜜と蝶間林さんの出会いの物語。百合です。

 

 そういうわけで五巻でした。次は波乱の二学期突入編だそうです。

 

燃:C 萌:A+ 笑:B 総:B