「馬鹿、泣くな。男の子だろう」
GA文庫原作の人気シリーズがスタッフを一新して二度目のアニメ化。一期は殆ど公式にも黒歴史扱いっぽくなっている模様。でも枠はそのままなんだよなぁ。
厳密には原作はキネティックノベルです。
アバンではフォロンとコーティの出会いが描かれる。その後OPへ。妥当な構成。
OPは安定したクオリティでほっとしました。〈嘆きの異邦人〉のカットを見る限りでは学生編をやり切るくさいな……。取り敢えずイアリティッケは確認出来た。
今回は『赤』五巻『ビギニング・クリムゾン』一冊を大胆にアレンジして一話に収めるという構成。変更点をざっと挙げると、
①
ペルセルテのべとべとが無い
②
レイトスがコーティの封印を解くシーンがある
③
ユギリ姉妹が学院に戻ってくる理由がプリネシカが財布を落としたからに変わっている
④
ユギリ姉妹が戻ってくる時間が早くなっている
⑤
コーティ暴走時にレンバルトやユフィンリーが居合わせる
⑥
暴走コーティVSユフィンリー&ウォルフィスというバトルがある
⑦
フォロンは何もしていないのにコーティの暴走が止まる
⑧
最後にキネティック後半にしか登場しない〈嘆きの異邦人〉メンバー、イツキとその契約精霊ゴリアーデのシルエットが登場しているっぽい。
アレンジ自体には特に文句は無い。どうせキネティック、文庫、コミカライズと三種の媒体で読んだから、もうお腹一杯感あるし。
単身楽団の展開シーンで「ファイナルフォームライドゥ
ワワワワンマンオーケストゥラァ!」と思ったのは俺だけではない筈だ。だって超絶変形だったんだもの!
ユフィンリーが大量のボウライを固めて浮遊椅子を作ってるシーンとかちゃんとスタッフが原作を理解している感じがして良かったです。いや、原作側からのアイデアなのかもしれんけど。つーか原作にもあったかもしれんが。
戦闘を入れてきたのは一見さんのための掴みだろうなぁ。フォロンの神曲演奏でコーティが鎮まるだけでは掴みが弱いか。でもその分、フォロンの見せ場が無くなったのは残念だな。ペルセルテが凄いって言うだけではフォロンの凄さは視聴者には伝わらないだろうし。
コーティの暴走が収まると、何か脱皮みたいな感じで綺麗なコーティが出てきました。何、あの演出w
アホ毛がぴょこぴょこ動いてるのが可愛いです。
ここで流れている曲がEDだと思われ。今回は本編がEDに食い込んだためEDはお預け。このテンポだとダンスじゃないだろうな……。
次回予告はひたすらボウライがぐるぐる回っている映像に真面目な台詞を被せるというもの。シュールだなw
そういうわけで、第1奏でした。この早回しっぷりとOPの〈嘆きの異邦人〉集合から考えると、超圧縮して学生編やり切りそうだな……。
ところで、幼い頃に大人な人外ヒロインに遭遇した主人公が成長して、同年代くらいになったヒロインと再会するって、それ『かんなぎ』じゃねーか!!どっちが先か知らんけど!
DVDのCMのコーティのテンションが完全にナギ様で吹いた。中の人、一緒だしね。
今期は『アスラクライン』とセットでラノベヒロイン@戸松遥さん祭りですね、分かります。
『ストジャ』のDVDのCMがあってテンションが上がったが、GA文庫の『ポリフォニカ』シリーズのCMで『青』だけ紹介されなくてぐんにょりした。
燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+