富士見ファンタジア文庫

フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)
著:賀東 招二 イラスト:四季 童子

「……放さないでね」
「ああ」
「ずっと……そばにいて」
「もちろんだ」
「君さえいれば、武器などいらない」

約8ヶ月4週間の積み。1ヶ月振りの新刊ということで、連続刊行でクライマックスです。
表紙の宗介の戦闘服の手の模様が何だか気持ち悪いと思うのは俺だけか?

さて、最終決戦。ズタボロになりながらも、勝利を掴み取る宗介達。前巻でフラストレーション溜まってたから、スカッとするよね。

で、決戦後のビデオレターが反則過ぎるだろ……。あれは泣ける。
そして、これ以上ないというくらいのハッピーエンド。『続くオン・マイ・オウン』で絶望のドン底に落とされたときはどうなることかと思ったが、よくハッピーエンドに辿りつけたもんだ。

最後の見開きイラストで椿が泣いてるのが印象的だな。

これにてシリーズ完結、さあ総評書くぞと思ったら、まだ短編集が出るようでござる。
取り敢えず短編集は買おうか。

燃:A- 萌:A- 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上)(2010/07)
フルメタル・パニック! マジで危ない九死に一生?(2011/08)

ガガガ文庫,雑記

いつも通り18日発売。ブツは、

・RIGHT×LIGHT12 ~繋がる声と届く指先~
・こうして彼は屋上を燃やすことにした
RIGHTLIGHT 12 (ガガガ文庫)こうして彼は屋上を燃やすことにした (ガガガ文庫)

の計2冊。ホントは『RIGHT×LIGHT』だけ買うつもりだったんだけど、応募券2枚でブックカバーが貰えるというのに釣られて、適当に新シリーズの内の1冊をチョイス。

『セク研』は何かもう良いかなーと思いスルーしました。
セク研!3 (ガガガ文庫)

新シリーズ『装甲のジェーンドゥ!』と『ハレの日は学校を休みたい!』はスルー。
装甲のジェーンドゥ! (ガガガ文庫)ハレの日は学校を休みたい! (ガガガ文庫)

『とある飛空士への追憶』が映画公開に向けて、一般で新装版が出るそうです。
映画の主演キャストがまさかの非声優という。一体どうなることやら……。
また、『AURA』に何か動きがあるようで。今更?
更に田中ロミオさんの新作『灼熱の小早川さん』が発売決定。ちょっとタイトルに惹かれてしまう。

来月の新刊では鴨志田一さんの『放課後あいどる 僕と生徒会長の××』を購入予定。


今潤君の要望で、本の感想から前後の巻へリンクを貼ったというのは以前お伝えした通りですが、少しずつ映像作品の方も、まとめページを設けて一覧を作り始めています。まとめて読むなんて、奇特な人が居るのかどうか分かりませんが。

富士見ファンタジア文庫

Re(アールイー):4 バカは世界を救えるか? (富士見ファンタジア文庫)
著:柳実 冬貴 イラスト:一葉 モカ

「……まだ妄想と現実の狭間を行ったり来たりしてる感じ?プリン頭がそれを如実に表してるよね」
「白髪部分が妄想で、黒髪が現実?」

約4週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は広美がメイン。よく見ると、ストッキング脱ぎかけというアレ。

さて、前巻で今の世界が既に《一握りの希望》によって一度巻き戻された世界であることが判明したわけだが、2巡目の世界とかいうと、電撃文庫『アスラクライン』を思い出すよね。

今回は光一が日常の大切さを実感する現代編と1巡目での明日菜の苦闘が描かれる過去編の二部構成。
相変わらず、ぷおぷお鳴くランスロットがメラ可愛いです。

広美のフラグをばしんと立てた光一だったが、その前に全ての元凶らしき人物が現れた。その顔は光一そのもので……。
って、おいおいおいおい、どこで引っ張っとんねん!つーか、ホントに広美は死んじゃったのか

凄ぇ引きだな、と思ったら、次で完結だそうです。5巻か……。どうにも打ち切り完結臭い気がするなぁ。
と言うか、もうちょっと続き読みたかったけどなぁ。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B 総:A+

シリーズリンク
Re:3 バカは世界を救えるか?(2010/12)
Re:5 バカは世界を救えるか?(2011/08)

富士見ファンタジア文庫

H+P(9) ‐ひめぱら‐ (富士見ファンタジア文庫)
著:風見 周 イラスト:ひなた 睦月

「うわ~~ん!一人じゃ無理です~っ!師匠~っ、ピコルの穴だけでいいから参加してくださいよっ!これまでだって、ストーリーなんて軽~く無視してピコルの穴は続けてきたじゃないですかーっ!寂しいよーっ!」

約4週間の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙はアルト。前巻で、あんな引っ張り方をしておいて、今回はアレスタが楽しかった王宮の日々を思い出す形式で短編集でござる。

中編クラスの書き下ろし付きとはいえ、流石にちょっとマンネリ化してきたかなぁ、もう切ろうかなぁと思っていたら、最後の最後で、ほんのちょっとだけ本編を進行させて、また引っ張るという鬼のような所業。
いや、エロいことはエロいんだけど、それだけだとモチベーションが続かないといいますか。

何故、ウィッチェリア大陸では女性しか魔法を使えないのか?そんな設定、えっちぃことするための適当設定だと思っていたら、何と理由があるようで。それこそがサキュバスの女王レネゲイド。
ファンタジア文庫でサキュバスといえば、『ご愁傷さま二ノ宮くん』だよな、お前等。

巻末には、コミカライズ担当、林さんによる4コマを収録。
ってなわけで、続きが気になるので、もうちょっと付き合います。

燃:C 萌:A+ 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
H+P⑧-ひめぱら-(2010/12)
H+P⑩-ひめぱら-(2011/08)

アニメ

「ネネがやってくれた!ここで燃えなきゃ男じゃないぜ!!」

ザミエールモンを撃破し、次の国へ。と、その前にキリハが見たという少年を探すことに。
ネネはそれがもしかしたらユウではないかと考える。その通り、ユウだったのだが、彼はネネの知っているユウでなくなっていた。
デジタルワールドへ来る前のユウは虫の死にも涙を流すような心優しい少年だったが、ネネと一緒にデジタルワールドへ召喚されたときに、おかしくなってしまったらしい。
どうも、ダークナイトモンに操られているわけではないみたいなんだけど、じゃあ彼自身が変質を望んだってことなのかなあ。

2人をデジタルワールドへと喚んだのはダークナイトモンみたいだけど、クロスローダーの力を利用するためなのか?
そういやキリハはどうやってデジタルワールドへ来たんだろうな。

トワイライトは各ランドに配下を隠れさせているようで、ハニーランドにはドウモンが。こいつは『テイマーズ』でお馴染みタオモンの色違い。

必死にユウに呼び掛けるネネだったが、彼はデジタルワールドの戦いをゲームとしか認識していない。
捕えられてるネネさん、超作画でムチムチ過ぎるだろ……。作品が作品なら、凌辱展開直結ですがな……。

クロスハートが合流してからはダークナイトモンも現れて総力戦。
ユウはダークナイトモンをクロスオープンし、ツワーモンとデッドリーアックスモンをデジクロス、デッドリーツワーモンに。
このデッドリーツワーモン、強さもそこそこながら、まさかのオープンゲットまで。

シャウトモンX5Bとメタルグレイモンが立ち向かうが、ドウモンの幻術に苦戦。
更に、駆り出されてきたリリスモンがブラストモン+イビルモンズとのデジクロスでパワーアップ。見た目は一昔前の悪の女幹部みたいな格好になったが、クロスの素体が良かったのか、なかなかの戦闘力を発揮。

ドウモンの幻術に惑わされ、大苦戦のクロスハート。
そこへ以前ネネに励まされたメルヴァモンが今度はネネを励まし返す。ここで『WE ARE クロスハート!』に入るのは実にアツい展開と言える。

新たなるデジクロス、メルヴァモン+ワイズモン+ハイビジョンモニタモン=メルヴァモンワイドハイビジョンソードに。
更に、オメガシャウトモン、ジークグレイモンと、立て続けに超進化してダークナイトモン+ツワーモン=ムソーナイトモンへと突撃するのがアツ過ぎる。
結局、盛り上がらない回ってのは作画がどうのと言うより、シナリオが悪いのかなぁ。

やっぱりデジクロスしまくった方が燃えるし、盛り上がるよなぁ。油断すると、急激に面白くなるから困る。
今回はハニーランドがクロスハートの統治下になったことにより、遊びに来ていたユウが帰れなくなったため、ダークナイトモンが迎えに来たという構図。よって、向こうも本気で戦うつもりは無かったようで。

ところで、本編後のデジモンデータコレクションで流れるデジメロディって、テレビのスピーカーに玩具のクロスローダーを近付けるとデジモンをリロード出来るんだな。知らなかったぜ……。
面白い試みだと思うけど、果たして実際に利用している人がどれくらい居るのか……。

燃:S- 萌:A+ 笑:C 総:A+

エピソードリンク
#36「笑う狩人!木精将軍ザミエールモン」
#38「謎のサイバーランド!鋼の街の美少女」

デジモンクロスウォーズ デジモンクロスフィギュアシリーズ11 ツワーモン
デジモンクロスウォーズ デジモンクロスフィギュアシリーズ11 ツワーモン

富士見ファンタジア文庫

いつか天魔の黒ウサギ 紅月光の生徒会室3 (富士見ファンタジア文庫)
著:鏡 貴也 イラスト:榎宮 祐

「クズ狐どもがクズの分際で俺に盾突くとは何ごとだっ!!皆殺しにするぞ!!」

約3週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。短編集は半年振り。
表紙のメインキャラは月光→ヒメアときて、今回は大兎です。あれ、美雷は後回しか……。

さて、いつも通りの短編集ですが。何だかんだで冷徹になり切れない月光キュンに萌えざるを得ないよなって毎回書いてるわけだけど、みんなも月光キュン好きだよな?

ヒメア、美雷、泉も何だかんだで仲良しと言うか何と言うか。泉の、ヒメアと美雷のコントロール技術が凄いのか、2人が単純過ぎるのか。
大兎が絡むと、ヒメアのおつむ弱くなり過ぎだろw

そして、この短編集全体の最後のオチひでぇな。
次は2011年5月に『大伝説の勇者の伝説10 英雄と悪魔』、7月にこっちの8巻です。

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
いつか天魔の黒ウサギ 紅月光の生徒会室 <2>(2010/10)
いつか天魔の黒ウサギ7 二学期でさよなら(2011/01)
いつか天魔の黒ウサギ8 魔女と花火と女学校(2011/07)
いつか天魔の黒ウサギ 紅月光の生徒会室 <4>(2011/09)

ファミ通文庫

まかでみックス えいす 周防千里と呼ぶんじゃねえッ! (ファミ通文庫)
著:榊 一郎 イラスト:BLADE

「いけません明人様」
「ウンウンの場合は一秒を争います!」
「おしっこらくらく三回吸収の高分子吸水樹脂でも、ウンウンは━━」
「ウンウンまではどうにもならないんだよ!?放置するとウンウンはオムツの中で潰れてそれはそれは恐ろしいことに!」

約1ヶ月2週間の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙は帯を外すと、クフィールのストッキング越しぱんつが拝めます。

さて、絶体絶命の中、暁美と再会した千里。彼は暁美と彼女のアジャスタント、ウェルキンの協力を得て、クフィールを治療する中で、自分に隠された秘密を知ってしまう……というお話。

随所にギャグは盛り込まれているが、基本はどシリアス展開です。それでも難なく読ませちゃうのが凄いところ。
よく、感想でノリが変わって面白くなくなったって書いてるけど、榊さんの作品って、どっちに振れても読み易いんだよなぁ。根幹にあるお説教がブレないからなのか。

で、前巻の鈴果に続き、鈴穂、アレフ、タウなんかも登場。後ろ2人は実際に出て来るまで、存在さえ忘れてたわw

いつの間にか〈混沌委員会〉のメンバーって全員出てたのね。
ちなみにシャノンとラクウェルは別作品から来ているという扱いらしい。原作とアニメ版とかかなぁ。

次々と謎が明らかになり、ラスボスっぽいのも見えてきて、どうやら次で完結っぽいです。
ただ、後書きの言い方からすると、『まかでみックス』は終わっても『まかでみ』は終わらなさそうですが。

次回予告は『魔法少女まどか☆マギカ』+『STAR DRIVER 輝きのタクト』+『IS〈インフィニット・ストラトス〉』+『海賊戦隊ゴーカイジャー』+『スイートプリキュア♪』と盛り沢山過ぎだろw
次は『魔法少女と呼ぶんじゃねえッ!』。

燃:A 萌:A- 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
まかでみックス せぶんす お兄ちゃんと呼ぶんじゃねえッ!(2010/11)
まかでみックス ないんす 王子様と呼ぶんじゃねえッ!(2011/07)

富士見ファンタジア文庫

鋼殻のレギオス17 サマー・ナイト・レイヴ (富士見ファンタジア文庫)
著:雨木 シュウスケ イラスト:深遊

「誰かのためにがんばって。誰かのために傷ついて。レイとんはずっとかっこいいよ。みんながレイとんに追いつこうと懸命なだけだよ。レイとんはずっとかっこいいよ」

約1ヶ月4週間の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙でメイシェンが優遇されるのって初めてじゃないか?
いやしかし、このタイミングで優遇されるということは、もう今回の内容でアレがナニするのは火を見るより明らかなわけで……。

冒頭の挿絵でフェリが抱えているくまたんのぬいぐるみがとても可愛い件。

さて、ツェルニでもグレンダンでも、事態は少しずつ進行している。その中で、それぞれの意識も少しずつ変わっていて……。
この重い空気の中、恋話とか出て来ても、どうしてもシリアス成分が多くなって、アレだな……。

で、メイシェンの決死の告白です。こういう展開があると、ああ、本当に終わりに向かってるんだなぁという気がするな。
レイフォンは、自分なんかはメイシェンに相応しくないと言うが、どないせーっちゅーねん。
相手に合わせて、メイシェンがダウングレードすりゃ良いのか?メイシェンからしたら、そんな断り方されても納得出来んと思うのだが。

何にせよ、はっきりと言えることは、今後メイシェンの空気化が益々進むということですね(ぉ
次は『クライング・オータム』。

燃:B 萌:A 笑:C+ 総:A-

シリーズリンク
鋼殻のレギオス16 スプリング・バースト(2010/11)
鋼殻のレギオス18 クライング・オータム(2011/08)

アニメ,富士見ミステリー文庫,角川ビーンズ文庫,角川文庫

「誰も私を裁けまい!誰も、誰もだ!!」

『愚者を代弁せよ』編クライマックス。開始直後の回想シーンでは、回想の中にヴィクトリカも登場。過去の人物だけのシーンが長時間続くのを嫌ってのことか?

久城はブライアン・ロスコーと接触。彼の意味深な言葉に、これからの不安が高まっていく。
話に連続性が出て来たな。

燃:C 萌:A- 笑:B 総:A-

エピソードリンク
第14話「意地悪フリルは屁こきいもりを糾弾する」
第16話「落下させるマリアは蠅の頭をもつ」

GOSICK IV-ゴシック・愚者を代弁せよ- (角川文庫)
GOSICK IV-ゴシック・愚者を代弁せよ- (角川文庫)

富士見ファンタジア文庫

フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (富士見ファンタジア文庫)
著:賀東 招二 イラスト:四季 童子

「状況は厳しいわ。作戦は困難だし、危機は重大だし、時間もたぶん足りなくなる。でも、実はもっとひどい、とにかく最悪の話があるの。なんだかわかる?」
「?」
「さあ……」
「あんたたちが世界を救うってことよ」

約9ヶ月4週間の積み。2年5ヶ月振りの新刊。出る出る詐欺を繰り返し、どうせ出ないんだろ?と高を括っていたら、上下巻分冊で2ヶ月連続刊行が発表され、そのままトントン拍子で発売されました。
ドラマガに序章が先行掲載されたから、まだ暫くは引っ張ると思ったんだがなぁ。っつっても1年以上延期しているわけだが。

上巻である今回は最終決戦前夜といった感じで。やっぱりクルツ生きてんじゃねーかw

前に賀東さんがインタビューで顔出てない奴は殺しても良いか、みたいなこと言ってたから油断してたら、エド・サックス中尉がさくっと死んで、びっくりした。
メインキャラじゃなきゃ良いかって基準なのか。

あれ、後書きは?
次は2010年8月。

燃:B+ 萌:B+ 笑:C+ 総:A-

シリーズリンク
フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下)(2010/08)