ファミ通文庫


著:野村 美月  イラスト:竹岡 美穂

  過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

『文学少女』第六弾は番外編ということで、ずっと学校の制服しか着ていなかった遠子先輩が白いワンピースを着用。その格好で水浴びしているという構図の表紙の破壊力が高過ぎるんですが。遠子先輩可愛いよ遠子先輩。最早ズルい。

  琴吹さんの出番が無い上に、心葉が殆ど遠子先輩と二人っきりで、これまた先輩が可愛過ぎるんですが。ホンマに今回はズルかった。

  今回は作家になった心葉が過去を振り返るという構成をとっている。


  つーか殆ど本編じゃん。最終巻への伏線張ってあるし、後書きでも刊行順に読んでほしいって言ってるし。

  そして、次はいよいよ最終巻。


燃:C  萌:S  笑:B  総:A

ファミ通文庫

まかでみ・らでぃかる6 宇宙人なんですけど。 (ファミ通文庫)

著:榊 一郎  イラスト:BLADE

 第一部は終了しても、『らでぃかる』は続く。ちょいちょい『えくすぺりめんと』への伏線が。ゲストキャラの圭子と敏明は『えくすぺりめんと』でレギュラーになったりするのだろうか。

  で、久し振りにイカレた『まかでみ』のノリを味わえた気がする。『仮面ライダー響鬼』の三十之巻以降の話とか。打ち切りより悲しい事態というネタ振りの時点で言うと思ったw

  今回はFBSPvol.1に掲載された『フードファイターなんですけど。』を始めとする三本を収録。やはり今回も良い御説教でした。

 

燃:B  萌:B  笑:A  総:A

ドラマ,電撃文庫

「もし運命が変わってしまったら、僕達大変なことになるよ!!

 

 今回のゲストキャラ、マコトは電王に続きゼロノスです。よく考えたら、『響鬼』の桐矢でもあるわけだな。

 

 さて、モモは父親の暴力で死ぬ筈だった少女トイロの運命を、マコトに彼女の危機を伝えることで変えてしまう。

 すぐさま現れた死神達によって、モモは拘束される。意外と盛り上がってきて、次回が楽しみな俺が居る。何か、次回予告でテンション上がっちゃうんだよなぁ。

 

燃:C 萌:B+ 笑:C 総:B

アニメ

「俺達はロボット乗りなんだよな」

 

 ケーブルテレビのチャンネルNECOで第二期が放送スタート。何でわざわざ一期の後にすぐ始めなかったんだろう。まさか『スパロボK』の発売に合わせたのか?

 

 さて、タイトルは変わってもサブタイトルのカウントは前期から引き続きな第二部スタートです。OPはカット。

 今回は蘇生間近の静流さんの回想からスタート。基本的には総集編なんだが、時折、既存のカットに全裸でおっぱいぷるんぷるんな静流さんが割り込んでくる。ここまであからさまだと返ってアレですね。

 

 後半は一期終盤、杏奈が出て行った後のダンナーベースの様子が描かれる。

 

 退院した光司がゴオをぶっ飛ばすシーンの熱血っぷりは異常。檜山ボイスアツいなぁ。

 擬態獣の大量発生という非常事態に記憶を取り戻したばかりのミラがオクサーで出撃。

 葵博士は新たな機体の投入を決意する。一体はゴーオクサーとして、もう一体はなんだっけ?Gガンナーの改良機か?

 

 ゴオはミラと共に戦いながら、杏奈の帰還を願う。だが、肝心の杏奈はゴーダンナーの本当の力を目の当たりにし、驚愕していたのだった。

 

 一期のラストへと繋げる終わり方は上手いと思います。そう言えば、そんなとこで終わってたなぁってのが思い出せる。

 

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A

コミカライズ,創元推理文庫

春期限定いちごタルト事件 前 (Gファンタジーコミックス)

原作:米澤 穂信 作画:饅頭屋 餡子

 

「あ…その…場を繋ごうと思って……」

 

 小山内さん可愛いよ小山内さん。

 

 はいはい、原作切ったのにコミカライズ買った俺の負け。だって、まいじゃー推進委員会がやたらと推すんだもの。

 Gファンタジーコミックスで去年の三月頃に出たもの。

 

 小市民を目指す小鳩君と小山内さんが日常の謎に挑まざるを得なくなる青春ミステリ。

 とかまぁ、そんな前置きはともかく、小山内さんが可愛いんですよ!セーラー服+カーディガンとか私服のロングスカートとかツボ過ぎる……。

 

 そういうわけで下巻注文中。

 

燃:C 萌:A+ 笑:B- 総:A

角川スニーカー文庫

ダンタリアンの書架2 (角川スニーカー文庫)
著:三雲 岳斗 イラスト:Gユウスケ(グリーンウッド)

「当然の報いなのです。あいつらは、私のお気に入りに傷をつけたのですから」

ああもうダリアン可愛いよダリアン!
2009年1月の新刊。約2ヶ月3週間半の積み。隔月刊行。今回もザスニ掲載順と異なる順番で収録。

取り敢えずダリアンがとても可愛いので、ある程度話が詰まんなくても許せるわけだが、これはじっくり読めば読むほど味が出るタイプの作品と見た。

時々挿入される断章ってもしかして、ヒューイの祖父のウェズリーが主人公なのか?
何だか『世にも奇妙な物語』っぽいテイストと言うか。

そしてダリアンの声が何だか水橋かおりさんボイスに変換されるようになってきました。
ああ、ダリアンにツンツンされたい。

燃:B 萌:A+ 笑:B 総:B+

シリーズリンク
ダンタリアンの書架 <3>(2009/05)

MF文庫J

いつも心に剣を 1 (1) (MF文庫 J し 5-1)

著:十文字 青 イラスト:kaya8(かやはち)

「絶対?必ず?保証できる?保証して。約束しなさいよ。誓いなさい」

約一ヶ月の積み。『薔薇のマリア』で御馴染みの十文字さんがMF文庫Jに殴り込み。やっぱり余所から来た作家には続刊前提のファンタジーを書かすのね。
帯にはこの本の一週間後くらいに出る『薔薇マリ』の最新刊の宣伝が載っている。他社なのに凄いな……。
アンケート葉書には『薔薇マリ』を読んでいるかという質問があるけど、作家を他レーベルから引っ張ってくるときの資料にでもするつもりなんだろうか。

さて、十文字さんのファンタジーということで、『薔薇マリ』みたいに阿呆みたいな設定量をちょっと期待していたんですが、全然そんなことなかった。
まだ序章ってこともあるんだろうけど、主人公レーレとヒロイン、ユユの絆がメイン。

『薔薇マリ』にしても『ANGEL+DIVE』にしてもスロースタートなところがあるので、三巻くらいまでは様子見だろうなぁ。

ところで、MF文庫Jって一律609円なんだな。ラノベ買うときにいちいち値段なんぞ見ないから高殿円さんの日記見るまで知らんかった。だから極端に分厚い本も薄い本も無いのね。
上限は320ページらしい。

燃:B  萌:B+ 笑:C+ 総:B+

著者リンク
ぷりるん。 ~特殊相対性幸福論序説~(一迅社文庫、2009/07)
純潔ブルースプリング(ソフトカバー、2009/08)
ばけてろ 成仏って、したほうがいいですよね?(角川スニーカー文庫、2009/10)
ぼくのうた(幻狼ファンタジアノベルズ、2010/07)
黒のストライカ(MF文庫J、2010/10)

メガクルイデア(幻狼ファンタジアノベルズ、2011/01)
全滅なう(一迅社文庫、2011/08)
聖断罪ドロシー01 絶対魔王少女は従わない(スニーカー文庫、2012/08)
一年十組の奮闘 ~クラスメイトの清浄院さんが九組に奪われたので僕たちはクラス闘争を決意しました~(MF文庫J、2012/08)

特撮

「自分の居場所もきちんと守りなさいよ」

 

 アギトに変身した翔一を見て、思わず逃げ出してしまう真魚。そのことにショックを受けた翔一は美杉家を出ていってしまう。

 

 真魚は美杉先生から翔一が記憶喪失で発見されたときのことを再び聞いてみることに。

 彼は浜辺に服を着たまま、打ち上げられていたらしい。ポケットには封筒が入っていたが、その中身は既に無かったとか。翔一って名前は封筒に書かれていた名前なんだっけ?

 

 真魚の説得により、あっさりと戻ってくる翔一。そこは二話くらい引っ張れよw

 

 で、超能力者の存在について美杉先生に尋ねに来た氷川と遭遇する翔一。初対面の人にしょうもないダジャレ言うとかw

 しかもそれを丁寧に解説する真魚。

 

 その頃、トータスロードがまた人を襲い始めていた。早速出撃する翔一だったが、せめて水道は止めて行けw

 

 バイクに乗ったまま変身すると、バイクもマシントルネイダーへと変化。

 G3も駆け付け、トータスロード・テストゥード・オケアヌスとテストゥード・テレストリスと戦闘開始。

 見た目は変わらないが、G3システムは強化されたらしく、スコーピオンでテレストリスを撃破。

 オケアヌスの方はまたもやライダーキックを甲羅で弾き返すが、今度は威力を殺しきれず死亡。前回より気合いの入ったライダーキックだったんだろうか。

 

 そしてオーパーツの遺伝子モデルから赤ん坊が誕生した……のか?今一つ、この辺の流れが理解出来なかった。赤ん坊の手の甲には何やら紋章のようなものがあったみたいだが……。

 

 どうでも良いが、ブレザーは良いものだ。

 

燃:A 萌:B+ 笑:B+ 総:A

アニメ,電撃文庫

「古傷があるので深く追求しないでほしいかも……」

 

 ああああああああああああああああ、録画ミスったぁぁあああぁぁあぁぁああぁぁあああああ!!最後の最後で!ファック!!

 前回が放送休止だった分、最終話とセットで一挙二話放送だったわけですよ。でもデジタル番組ガイドでがご丁寧に二本に分かれていて、それに気付かず、最終話の方だけ予約していたっていう。ファック過ぎる……。

 

 さて、上条は氷華を友達だと強く断言するが、それでも彼女は自分が化け物だという考えに囚われたまま。

 

 上条達の前から撤退したシェリーとゴーレム。今度の標的はインデックスに。

 

 スペルインターセプトでゴーレムに対抗するインデックスだったが、ゴーレムの制御が自動制御に切り換えられたため、術式に割り込むことが不可能になり、ピンチ。

 そこへジャストタイミングで上条が現れて続く。

 おお、インデックスがヒロインっぽい!

 

 今回、絵コンテが米たにヨシトモさんでびっくりした。こんなとこで何やってるんすか。

 

燃:A 萌:A 笑:B- 総:A

ファミ通文庫

トゥインクル☆スターシップ15 Twinkle Twinkle Little Star...... (ファミ通文庫)

著:庄司   イラスト:まりも

「あなたが結婚しないと、あたしも結婚できないんだよ?」


 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  足掛け六年。遂に完結。

  表紙は順当にセイジとミヅキとミズホちゃん。ミヅキは三回目、ミズホちゃんは二回目だっけか?にしてもミズホちゃんってカラー絵に出る度に髪の毛の色変わってないか?

  全十五巻を並べたら、大変美しい。


  目次のマスコットキャラはミズホちゃん。これは初めてかな。ピンナップは、きわどいディジー。ディジー可愛いよディジー。って、ディジー、ピンナップ当番回多くないか?気のせい?

  キャラ紹介は思い出の写真風。構成が秀逸過ぎる。

  本編は、まずドッキリ☆ハプニングよ、もう一度。一巻でのセイジとミヅキの出会いはドッキリ☆ハプニングからだった。それを最終巻でもう一度やるとは……。何と感慨深い……。

  で、間が五ヶ月空いているので、もう設定周りは何が何だか理解りません。思ってたよりも時間移動をしていた人が多かったってのは判った。ユズリハの両親やキリーは十数年過去へ。最後の最後で安っぽい悪役になったユアンは数十年過去へ。明言されてないけど、アイザック師がユアンやったんやろうなぁ。

  一番気になるイェシァーダさんの正体ですが、やはりディジーでした。エピローグで遂に、イェシァーダさんの姿が挿絵に登場。ここで見せるために、今まで一度も挿絵に出て来なかったのか!鳥肌立ちましたよ。セイジにとってのメインヒロインはミヅキやったけど、『トゥインクル☆スターシップ』という作品においてのメインヒロインはディジーやったんやな。

  そういうわけで、セイジが最後に選んだのはミヅキでした。

  ミズホはちゃんと振られたけど、セーラ、マリー、ユッカ、ユズリハ達は、なぁなぁのまま終了。つーか十巻過ぎたあたりから、殆どラブコメは無かった気がするぞ。

  でもエピローグで、二人の娘ヒナギクが新たな移民実習船トゥインクルトゥインクル☆(リトルスター)号に乗り込むシーンは感動した。こうして想いは受け継がれていくんだな。

  彼女が出会った指揮官候補生って誰の子供なんやろ?マリーあたりかな。

  結局船医のマーサとアンドロイドのパープルハートはイラストに登場せず。と言うか名前が出て来たかすら怪しい。

  そんな感じで『トゥインクル☆スターシップ』でした。何だかんだで無事完結出来て、ほっとしました。

  次回作は『トゥインクル』と世界観を共有する話で御願いします。つーかヒナギクが主人公で。

 

燃:A  萌:A  笑:C   総:S