鮎原夜波はよく濡れる
著:水瀬 葉月 イラスト:白井 鋭利
「……まじありえん」
電撃文庫2013年9月の新刊。約5日の積み。『C^3 -シーキューブ-ⅩⅦ episode CLOSE/the last part』からは3ヶ月振り。新作始動早ぇな。
タイトルの「鮎原夜波」は「あゆはらよなみ」と読みます。
かつて水の事故で妹を亡くして以来、水が苦手になってしまった主人公、渚野陽平はある日、ひょんなことから並行世界の存在を知ることになる。
そこには水の力を使い、この世界を守るために戦う少女達が居て……というお話。
全編を通して、とにかく水を使ったギミックだらけ。右を見ても水、左を見ても水。武装も敵も水、水、水。
『藍坂素敵』のときみたいに、中盤辺りからグロ描写がハッスルするのかと思いきや、どうしたことか、最後まで普通のバトルものでした。アルェー?
醜く水膨れした溺死体とか出て来ると思ってたのに……。
とはいえ、文体自体はあまり変わっていない。若干クセがあるかなー。
タイトルがいやらしい感じなのに、イラストが全然エロくないなーと思っていたけど、なかなかどうして、夜波が可愛いじゃないですか。
無表情で若者言葉を棒読みするのが可愛い。早見沙織さんとかに演ってほしい。
どうやら陽平の妹と夜波のお母さんは敵側、ヴォジャノーイの方に居そうだけど、さて……?
思いっきり、次巻へ引っ張ってんじゃねーか。
そんな具合で新シリーズです。映像化したら映えそうな気はする。濡れ透け過ぎて、規制の光が入りまくりんぐになるかもしれんがw
燃:B+ 萌:A 笑:B 総:A
著者リンク
・C^3 -シーキューブ-(2007/09)
・C^3 -シーキューブ-ⅩⅦ episode CLOSE/the last part(2013/06)
・藍坂素敵な症候群(2010/01)
・課外活動サバイバルメソッド(2015/01)
イラストリンク
・-異能-(MF文庫J、2020/01)
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