【映画感想】仮面ライダー１号

「生きて、生きて、生き抜け。ライダーはいつも、君たちとともにいる」

概要

スーパーヒーローイヤープロジェクト第１弾。
今年の春映画は仮面ライダー45周年記念作品。従来のヒーロー大集合映画からは大きく舵を切り、藤岡弘、さん単独主演となるレジェンドヒーロー映画となっている。
戦隊は一切登場せず。

ヒーロー集合系をやめると、どうしてもスケールダウンしたという印象になってしまうから、そこを上手くカモフラージュした印象。
金田監督と井上脚本。脚本には藤岡さんががっつり絡んでいるそうな。

来場者特典のカードが入っているビニールパックには『仮面ライダーアマゾンズ』の特別映像（２分程度）が見られるＱＲコードが付いている。
特別映像といっても、ただのＣＭだけども。

朝一の回を予約したら１号との握手会付きでした。興味無かったので、上映後、即撤収しましたが何か。
チケットに「キュアップ・ラパパ！」とか書いてあって草。子供向け映画のチケットにだけ書かれているのだろうか……。

いきなりタイで飯を食う本郷猛のシーンから始まるので、子供置いてけぼり過ぎだろｗ
これ、わざわざ海外へロケに行ったのかしら。

45年の時を経て、新たな姿となった１号。めっちゃマッチョになっとる。仮面ライダーでは、なかなかお目にかからないシルエットだな。

時系列としては眼魔世界突入編に入る前くらいかな。アランやグレイトフル魂は登場せず。

しれっと闘魂ロビン魂が初登場。何故このタイミングで出て来たのかｗ
ってかテレビシリーズで全ての闘魂ゴーストチェンジ出せるのかしら……。

それ以外の通常のゴーストチェンジは一切出番無し。だから、こういうときでもないとベートーベン出せないだろ！何回言わせるんだ、いい加減にしろ！

アカリのはいてるタイトスカートが気になって仕方が無い（ぉ

亡きおやっさんの孫娘であり、本作のヒロイン。猛にとっては娘のような存在なんだけど、２人きりになるシーンでは絵面がちょっと犯罪的だから困る。

ショッカーから離反したウルガ、イーグラ、バッファルが立ち上げた新組織。てっきりいつも通り、ショッカーがパワーアップしたって設定なんだとばかり思ってたわ。
１号と同じく現代のテイストに合わせてリファインされている感じ。人間態が妙にスタイリッシュ。

イーグラを演じるのはお馴染み長澤奈央さん。出過ぎだろｗｗｗｗ
ノバショッカーの幹部の中で１人だけ怪人態が無く、最後まで生身で戦っている。何でだよｗ

ネットムービーで登場した平成２期のレジェンド魂が短いながらも全て登場。どうも当時のBGMまで流れていたっぽい。ほんの短い時間だが。
レジェンド眼魂は唐突な登場で何故タケル達がそれ等を持っているかの説明は一切無かった。

ただ、地獄大使にアレクサンダー眼魔眼魂を渡した謎の眼魔が謎のまま終わったので、恐らくネットムービー最終章と繋がるんだと思われる。
影になっていて、ほぼ姿は判らなかったが、眼魔ウルティマだったような……。

おやっさんの遺した新型マシン。１号と合わさって存在感が尋常じゃない。これ、スタント無しで全部、藤岡さんが運転していたんだろうか……。
ノーヘルは大丈夫なんだろうか。テレビシリーズではちゃんと被っているイメージだが……。

地獄大使と共闘することになろうとは……。予想外過ぎる。しかし、良きライバルといった感じの描写でアツかったと思う。

大体、最近のライダー映画ってラストバトルでは、ＣＧで作られたアホみたいにデカいスケールの敵と戦うイメージだったけど、今回は一味違いましたね。

そんな具合で完全新生した１号が活躍する『仮面ライダー１号』でした。ヒーロー大集合をやめて、この路線にいくのもアリだなと思える良作でした。
元々、『ゴースト』が生命の大切さをテーマにしているところに、本郷猛が生命とは何かを問うということで、上手く絡んだよな。

ただ大人目線の感じ方であり、上映中、子供達の飽きた気配が凄く伝わってきたので、路線継続は厳しいだろうとなとも思う。来年はしれっとヒーロー大集合系に戻りそう。
ゴーストの映画限定魂も無かったから、ホントに子供に対する訴求力無ぇｗ
今年の春映画には石ノ森魂が出る。そう思っていた時期が俺にもありました。

井上脚本だというのは終わってから知ったんだけど、成程と納得出来る内容だったかなと。設定の整合性とかを気にしなくて良い場合だと普通に面白いんだよなぁ。
ただ、戦闘シーンがブツっと切れて、次のカットに変わるところはちょっと戸惑ったかな。いや、脚本が悪いとは限らんのだけど。

本郷猛、最後の変身とか言いながら３年くらいしたら、また出るんだろ？と思っていたけど、そもそも今回の映画でも別に最後ではなかったでござる。

次は５、６月くらいに戦隊の映画でもあるかと思ったけど、普通に夏映画の告知しかありませんでしたね。

燃：A+　萌：A-　笑：A-　総：A+

2016年3月26日映画,特撮

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