映画 プリキュアミラクルユニバース【感想】

「私達、人生にチャオってわけ~!?」

えれなさん、怖い事めっちゃ軽く言うやん。

概要

2019年3月公開。
ついこの間『オールスターズメモリーズ』5億点とか言っていたような気がするのに、もう次の映画が始まってしまった……。

またT・ジョイ京都の上映時間が微妙で困る。レイトショー終わってから地下鉄の終電に間に合うかがめっちゃ際どい……。やむなく19:15スタートの回をチョイス。まぁ、この時間帯でもそんなに親子連れは多くなかったのだが。

さて、『ドリームスターズ』『スーパースターズ』に続く直近3世代春映画第3弾。もう1年くらい「スターズ」タイトルで来るかと思ったが、ちょっと変えてきましたね。これは現行のタイトルに「スター」が入っているからと思われ。
『スタプリ』のタイトルが全然違ったら、普通に「ミラクルスターズ」だったのではなかろうか。

秋にオールスターズをやったので、春は『はぐプリ』真の完結編という可能性も少しだけ考えていたが、そんなことはなかったんだぜ。

スタッフ

監督は『プリアラ』の貝澤監督ということで、『プリアラ』メンバーの扱いはお手の物であろう。
脚本はオールスター系ではお馴染み村山さん。って、村山さんは『スタプリ』のメインライターでもあるのに、こっちまでやってる余裕があるのか……。

総作監は松浦仁美さん。こちらも手堅い人選って感じ。

OP

既にCDで聴いていたからめっちゃ楽しみにしていたのに、流れるのワンフレーズだけなのかよ!そんな使い方ってある?だからEDの方がフィーチャーされていたのか……。
しかしメロディと共に歴代メンバーが全員映るカットは壮観。へ~、こういう形でレジェンドを出すのアリなんだ……。

導入

天体観測を楽しむひかる達。そんな彼女達は突如、不思議なゲートに吸い込まれて……。その先に広がっていたのは別の宇宙、ミラクル惑星だった。キラキラ☆プリキュアアラモードチーム、HUGっと!プリキュアチームも次々とやって来る。

導入がパワープレイ過ぎるだろw
みんな、宇宙に来てしまったことについて秒で順応しているのが凄い。少しは慌てろw

正直、えれなさんの腰つきが妙にエロくて気になってしまいますわ……。あの角度、いかんでしょ……。

時系列

『スタプリ』は素直に全員集合後なんだが、『プリアラ』と『はぐプリ』の時系列が判らない。最終決戦直後、お別れ以前といった感じなのかな。
今回、日常系の会話がほぼほぼ無かったので、その辺がいつも以上に判らない。

ミラクル惑星

惑星とは言っているけど、太陽系のような括りで様々な星がある。その中には全宇宙で唯一ミラクルライトを作れる工場が。
ミラクルライトが実は工業製品だったという衝撃の事実。工場の中には歴代のライトの展示も。どれがどの映画のやつかパッと見では判んねぇな……。

キラキラ☆プリキュアアラモードチーム

何といってもキュアラモードデコレーションのBGMの格好良さなんだよなぁ。『はぐプリ』チームより人数が多いので、変身バンクの省略具合が凄いのが惜しい。もっとじっくりねっとり見せてくれても良いのになぁ。

映る度に変なポーズで絡んでるゆかりさんとあきらさん何なの……。監督がギャグなのかマジなのかさっぱり理解らんw
あきらさんの3年連続壁ドン記録は達成出来なかったか。

昨年の『はぐプリ』テレビシリーズのオールスター回でもそうだったけど、こういう時に長老がしっかり呼ばれるのがよく理解らない。長老って『プリアラ』の明確な妖精枠なのか……。一歩引いた立ち位置という印象なんだけれども。

HUGっと!プリキュアチーム

『プリアラ』も『はぐプリ』も個人技を使った即興の合体攻撃が燃えましたね。めっちゃアツかった。

事前の宣伝映像でえみるがルールーに抱きついているシーンがあったが、別に感動の再会というわけではなかった件。いや、さっくり再会されても困るが……。

はなの雲をポンポンに見立てた応援、めっちゃ可愛かったな……。そういうとこやぞ……。

スター☆トゥインクルプリキュアチーム

流石に現行世代というだけあって変身バンクが長い。歌もフルコーラスで聴けて嬉しい。やっぱりデカいスクリーンで見る変身バンクは良きものよ。

脚本が本編のメインライターなので、特にキャラ振れのようなものは無し。ひかるが一見エキセントリックなキャラに見えて、そうでもない真面目な女の子という印象なのはそもそもそういうキャラなんだな。

先輩達の活躍にテンションが上がってしまって空回りしちゃう展開はお約束か。

ミラクルライトを振ろう

要所要所で今がライトの振り時やぞってのがキャラの台詞だけじゃなくて、画面の見せ方でも説明されているのが面白い。
とにもかくにも振れってプッシュしないと大人しい子は振ってくれないかもしれないしなぁ。

凄い軽いノリでライトを振ってプリキュアを呼ぼうって言い出してビビる。しかも振ったら本当にワープゲートが開いてレジェンド達の姿が……。

ピトン

ミラクルライトの見習い職人。今回のゲスト主役枠。立ち位置的には『NS2』のグレルとエンエンが近いか。
プリキュア達との交流を通して、ミラクルライトに必要なものが何かに気付いていく。彼のドラマがちょっとウエイトを締め過ぎちゃってたかな……?

大統領

ミラクル惑星で一番偉い人。演じるのは爆笑問題の田中さんだったが、特に違和感は無かった。さほど目立つ役でなかったというのもあるが……。

他にもゲスト芸人枠としてゴー☆ジャスさんと脳みそ夫さんが警備隊員として出演しているんだが、パンフレットに名前が載っていなくて可哀想……(´;ω;`)
ゴー☆ジャスさんはしれっと持ちネタを仕込んでいたので辛うじて判ったが、脳みそ夫さんは何処で喋ってたのか……。

分断

別のチームの人達と一緒になるという恒例のアレ。誰が言い出したか知らんが、キラパティのパティシエ服をララに着せた人、300階級特進くらいの偉業でしょ。めっちゃ可愛いんだが……。
自然に混ざり過ぎて『プリアラ』のキャラみたいになってるw

火山の星の暑さにまいるえみるが可愛い。確かのあの私服、タイツもあるからめっちゃ暑そうだもんな……。しかしスカートをばっさばっさするのはえっちだからやめた方が良いと思います。

ここでルールーの冷却機能が大活躍。ルールーに冷却されたいだけの人生だった……。ハリーは何故わざわざ人間態になって抱きつこうとしたのか……。
何か今回、ハリーが妙にお間抜けな役回りになってたよな……。何故なのか。

ヤンゴ

警備隊員にして、その正体は宇宙大魔王。何だそのドストレートなネーミングは……。究極大サタンを思い出したぞw

超獣化後はトラウーマのような巨大なCGのバケモノに。プリキュア側も何カットかCGになってましたね。
唐突にCGになったり戻ったりするから違和感が凄い……。

地球への影響

広がる闇はやがて地球でも確認出来るレベルの事態に。この危機を察知したレジェンド達。平然となぎさ、ほのか、はるはる、みらいには台詞まで。
おのれ内藤P!また貴様の仕業かぁ!!これでまた『まほプリ』映画連続出演記録が更新されてしまったな……。7作連チャン……流石に秋は無理でしょ……。

スターカラーペン ~ミラクルユニバースver.~

フィニッシュで登場。近年の流れだと前売り券等に付属する印象があったが、今回は一般販売なのね。

レジェンド認定

見事プリキュアと認められ、もこもこのマントを進呈されたスター達。やだ、意外とプリキュアのコスチュームと合ってるな……。

ED

宣伝でもガンガン流れている『プリキュア!カナYELL☆ミラクル』。やはりEDで聴くとめっちゃ気持ち良い曲であった。
EDの間もスター達が一緒に踊ろうと呼びかけてくるのが面白い。ただちびっこ達には届いたようだけど、保護者の皆さんは理解出来なかったようで、立ち上がろうとするちびっこが押し留められていたぞw

春映画のEDがCGダンスになるのは3年振りだから、かなり久し振りに感じる。

エピローグ

最後は恒例のみんなでワイワイ。華やかで良いですねぇ。
ラストカット、しれっとピーちゃんとかミギリン/ヒダリン等のレジェンドキャラが映っていてビビる。

ミギリンとヒダリンは初めてミラクルライトが登場した映画のゲストキャラだから納得出来るが、何でピーちゃんいたんだよw
他にも色々いたと思うのだが、一瞬過ぎて判らんかったわ……。

パンフレット

こちらでも歴代のミラクルライトの紹介が。オールスターズドレスアップキーが亜種としてちゃんと紹介されているのが嬉しい。

『キュアぱず』の広告はやはり半ページ。しかしながら期間限定ログボの事など記載されている。

まとめ

そんなわけで良くも悪くも春映画といった仕上がりでした。全体的に作画リソースを抑えようという作りになっていた印象。

ただ、そうであるなら後半の変身シーンは新規作画にしなくても、もう一度バンクを流せば良かったのではと思わないでもない。
ってか、それぞれ1回しか使われなかった変身バンクにしたって、もっと長尺で流してくれれば俺達も嬉しいのだが……。

ミラクルライトをテーマに据えている時点で「応援」という要素は切り離せくなっちゃうわけだが、そうなると今回の内容は昨年の『はぐプリ』メインの時にやっておいた方が良かったのでは……という気もする。
折角、別の宇宙に来たんだから、もっとファンタジーな絵を見せてくれても良かったかも。

今回みたいに事前告知の無かったレジェンドをさくっと出されてしまうと、今後油断がならないよなぁ。いつレジェンドが来るのかとDOKIDOKIしちゃうじゃない。

次の映画は勿論、秋に『スタプリ』単独。昨年の秋映画はあくまでも15周年記念特別版であって、秋は基本単独映画という路線は継続のようですね。
「宇宙に届けよう☆わたしたちの歌」みたいなことが書いてあったが、あれがそのままサブタイってわけじゃないよね?しかし歌がキーになっているのだとすると、めっちゃ楽しそうじゃない?

来年の春は路線継続かな?直近3世代方式で3年やったし、また何か手を変えてくるかもしれん。久し振りにエコーを出しても良いのよ。

燃:A+ 萌:A+ 笑:A 総:S-

アニメリンク
スター☆トゥインクルプリキュア 第6話「闇のイマジネーション!?ダークペン出現!」

CDリンク
映画 プリキュアミラクルユニバース 主題歌シングル(2019/03)

映画リンク
映画 プリキュアスーパースターズ!(2018/03)
映画 HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ(2018/10)
映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて(2019/10)
映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日(2020/10)

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Posted by お亀納豆