【ラノベ】回復術士のやり直し ~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~【1巻/感想/ネタバレ】
著:月夜 涙(つきよ・るい) イラスト:しおこんぶ
俺の人生を壊した女を壊して便利な奴隷にすることができた。
空気が旨い。
体が軽い。
素晴らしい!これが復讐を達成するという感触か!
今、この瞬間、俺は世界一幸福な男だ!
スニーカー文庫2017年7月刊行物。約2日の積み。アニメを視て、まんまと買わされてしまいました。アニメは最終話まで視終わっているが、感想は書くだけで書いてストックしている。
現在は削除されているらしいが、元々はなろう発だそうで。
まさかアニメ化に合わせて3巻までが描き下ろし特製カバーになっているとは思わなんだ。あのアクの強い表紙が魅力なんじゃないのかな。1巻刊行当初、印象的な表紙だと思った憶えがある。
今巻はフレイアがお上品に微笑んでいる姿となっている。カバー裏は差分でビキニ姿。
マイルドな表紙にすることで中高生が買い易くする狙いなんかな。
さて、世界に10人しかいない勇者の1人として目覚めた回復術士の少年ケヤル。同じ勇者である仲間達と共に魔王討伐の旅に出るが、他の勇者に比べて有用性の薄い【癒】の勇者は蔑まれて……。
拙者、2週目の世界という設定大好き侍。主人公自身が周回を仕掛けた張本人という作品は触れた記憶が無いが……。
ケヤルは【回復(ヒール)】の可能性をに気付き様々な応用方法を会得していくが、ある程度制約が設けられており、何でもかんでも出来るというわけではないのだが良いバランス感。
アニメではモブをバンバン即死させているように見えたけど、【改悪(ヒール)】はМP消費が激しいから連発は出来ないという制約がちゃんとある。
あくまでも回復だから人体は本能的に受け入れてしまうという理由付けがあるのも私好みですわ。
思っていた以上にゲーム的設定がある世界観だったんだな。クラスだのレベルだの技能だの上限解放だの……。
ってかアニメではそういうゲーム的要素をばっさりカットしてたのか。エロスとバイオレンスに注力した作りは正解だったね。
アニメがどういう形で原作の情報の取捨選択をしているのか確認しながら読むのも面白い。
何でケヤルガとセツナがエロいことをすると強くなれるのかもちゃんと説明されていてホッとした。ってかアニメでもそこの説明はカットしちゃいかんでしょw
規制されている部分で説明してたんだろうか……。
サービスシーンは思っていたほど多くはなかった印象。どちらかというとケヤル/ケヤルガが壊れていく様をちゃんと挿絵で描写していたのが主人公にきっちりスポットを当てますと宣言しているようで良かった。
フレアを壊すシーンはめっちゃハッスルしてるやん……。アニメでは確か両手の指を折るだけで終わってたよね?まさか原作は両足の指も含めてとは……。
ケヤルもフレアも14歳というのが俄に信じられんのだが……。ケヤルはまだしもフレアは14歳のおっぱいじゃないでしょ……。
フレイアの中にフレアの記憶は残っているとのこと。ケヤルガはいずれ後戻り出来なくなった頃に記憶を戻すのも悪くないと思っているが、本当にそんな日は来るのか……。
世界に10人しかいないと言われる勇者。誰かが死ねば新しい勇者が誕生するらしいが、どうにも胡散臭いよなぁ。便宜上、勇者と呼ばれているだけで、もっと禍々しい何かなんじゃないかという気がする。
今巻で登場しているのは4人だけだが、残りの6人もその内登場するのかしら。
そんなわけで『回復術士のやり直し』でした。アニメ視聴後で頭にスッと入ってきやすい状態とはいえ、痛快な復讐劇が楽しめた。ケヤルガとその仲間達が強くなっていく姿も気持ち良いポイントですね。
次は2017年12月に2巻、2018年4月に3巻、2018年9月に4巻、2019年2月に5巻と『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』1巻、7月にこちらの6巻と『暗殺者』2巻、11月に『暗殺者』3巻、12月にこちらの7巻、2020年4月に『暗殺者』4巻、7月にこちらの8巻、9月に『暗殺者』5巻、2021年1月にこちらの9巻、3月に『暗殺者』6巻。
燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・回復術士のやり直し2 ~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~(2017/12)
アニメリンク
・回復術士のやり直し 第一話「回復術士は、やり直す!」
著者リンク
・世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する(2019/02)
・捨てられエルフさんは世界で一番強くて可愛い!(2024/06)
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