【ラノベ】ロクでなし魔術講師と禁忌教典 20巻【感想/ネタバレ】
著:羊 太郎 イラスト:三嶋 くろね
「さて、天の智慧研究会……貴方達、何を余裕ぶっているのかしら?まだ、わからないの?今、追い詰めているのは、貴方達じゃないわ。帝国軍(わたしたち)よ?」
2022年2月の新刊。約5日の積み。4ヶ月振りの新刊。本編進行は8ヶ月振り。
表紙はイヴとアルベルト。これは美男美女の取り合わせで絵になるわね。
さて、グレンとシスティーナが遥かなる過去へと跳んだその頃、フェジテでは天の智慧研究会の大規模侵攻を食い止めるべく、様々な人達が奮闘していた……ということで今回は殆どグレンの出番は無しで、脇役達の活躍が描かれていく。
開幕早々リィエルがエリエーテに四肢を斬り飛ばされるという衝撃の展開で心を折られそうになるぜ……。圧倒的強者の前に立ったことによる敗北のイメージかと思いきや、ガチガチのガチで切断されてて泣いちゃった。まぁ魔術的治療で繋がるんだけども。
フェジテの各地で必死にあがく人々の中には懐かしい面々も。すっかり忘れてしまった人もいるのだが、彼等って『追想日誌』のゲストキャラ達だよな。ユミスさんが挿絵に登場したのは嬉しかったですね。想像していたイメージとは違ったけども……。
グレンが繋いだ縁が巡り巡って、こうして力になる展開は王道でアツいじゃない。
行方不明になっていたルナがここで再登場。したものの今回もまたパウエルにボッコボコにされるのであった。せめて一矢報いてほしいところだけど、パウエルはアルベルトが倒しそうなんだよな。アルベルトをフォローする役が与えられるのかしら。
ハーレイ先生、外道魔術師を瞬殺とかクッソ強いやんけ……。この人、どこまで株を上げるんや……。オーウェル教授はまぁ大体いつも通り。
ツェスト男爵だけ戦ってるシーン無かったんじゃない?次巻に持ち越しか、場の雰囲気にそぐわずカットされたのか……w
それぞれ強敵と対峙したイヴ、アルベルト、リィエル。このまま決着まで持ち込めるだろうか……。絶望的な戦力差は大分縮まってきたとは思うが……。
そういえば長らく続いていたコミカライズ、遂に完結したんですね。
次は2022年3月に『古き掟の魔法騎士』Ⅳ巻。
燃:A+ 萌:A 笑:A 総:A+
シリーズリンク
・ロクでなし魔術講師と禁忌教典 19巻(2021/06)
・ロクでなし魔術講師と追想日誌 9巻(2021/10)
・ロクでなし魔術講師と禁忌教典 21巻(2022/06)
著者リンク
・古き掟の魔法騎士Ⅲ(2021/10)
・古き掟の魔法騎士Ⅳ(2022/03)
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