【特撮】王様戦隊キングオージャー　第32話「遭遇！キョウリュウ！」【感想／ネタバレ】

「俺はキングになる男……この星のみんなを守るために！」

ブレイブだぜ!!

ダグデドによって見知らぬ土地に跳ばされてしまった王様戦隊。そこはデーボス軍と呼ばれる悪によって支配されてしまっていた。
しかしそんな悪に立ち向かう戦隊がこの世界にも……。

ということで10周年イヤーとなる『獣電戦隊キョウリュウジャー』とのコラボ編に突入です。
監督は『キョウリュウジャー』のパイロットを務めた坂本監督、脚本はこういうスペシャル回では名前をよく見る金子香緒里さん。たかみなさんは監修という形でクレジット。キャラのセリフをチェックしているらしい。

そもそも大森さんが今年のメインＰなのって意図的に『キョウリュウジャー』10周年イヤーに当ててきたってことなのかなぁ。で、キングオージャーと絡めて何かやりなさいって指示が下りてるんだろうか。

この世界では２年前にダグデドが新たなデーボス軍を連れて出現。デーボス軍は人々からブレイブを奪い、支配体制を敷いた。
２年前の時点でキングとウッチーはダグデドを倒すため宇宙へ。この２人は声のみの出演。次回出て来るんじゃないかと思っていたが、どうもそういう気配は無さそうか。惜しいな……。
ちゃんとプレズオンで宇宙へ向かってるの『キョウリュウジャー』への解像度が高い。

次々といつものロケ場所が出て来て、キングオージャーが地元に来たぞ感が凄いｗ
テレビ誌の連載で最近ロケが多いって言ってたの、このエピソードを撮ってたからだったのね。

王様戦隊が出会った戦士達。

・イアン・ヨークランド／キョウリュウブラック
・有働ノブハル／キョウリュウブルー
・立風館ソウジ／キョウリュウグリーン
・アミィ結月／キョウリュウピンク

の４人が登場。アミィ役の今野鮎莉さん、引退してたのによう出てくれたな……感謝しかない。ちょっと出番が少なめのように感じたのはスケジュールに配慮してのことなのかな。

加えて未来からやって来たやがてキングになると豪語する青年プリンス。キョウリュウジャーのキングに対してのプリンスという配置は面白い。
プリンスの師匠がソウジなの、時間の経過を感じさせて感慨深いわぁ……。

キングオージャーはシュゴッドとのリンクが切れているため変身不能。そんな中、唯一変身出来ちゃうギラ。またレインボージュルリラ＝シュゴッドソウル説が補強されてしまった……。
キョウリュウジャーはブレイブを奪われた上に獣電竜が捕まっているため変身不能。というわけで生身アクションの満足度が死ぬほど高い……(´；ω；`)

キョウリュウジャーになる条件は獣電竜を倒して認められること。プリンスはシュゴッドの力を持つクワガタオージャーを倒すことで条件を満たすことに。
獣電池はシュゴッドの力とのハイブリッドか。

キングガブリカリバーで挟撃の勇者キングキョウリュウレッドに変身するプリンス。挟撃……？ちゃんと変身ダンスがあったの満足度高い。
キョウリュウレッドカーニバルのスーツにキングオージャーのアーマーを被せてるのか。発表当初、何でキングオージャーと共通のデザインなんだろうと思ったが、ヤンマが壊れたガブリカリバーをキングガブリカリバーに改修したからだったんだな。しっかり理由付けがされてるのきもち～～～～～！！！！

キャンデリラとラッキューロもしっかり登場。ほんときめ細かいわ……。
今回の敵はかつてのデーボス軍の幹部の要素を併せ持ったデーボ・センキング。幹部達の顔があちこちに配置されている禍々しいデザインなんだが、ノリが結構軽めであんまり怖くはないね。
何がビックリするって獰猛の戦騎Ｄまでフォローしていたのがビックリするわ。

デーボス軍のトップは兜武神（かぶとぶじん）デーボス。蝶絶神デーボスとは全く別の存在なのかな。並行世界のデーボス軍みたいな？

地球にある壁画を調査するイアン。考古学者の設定をきっちり活かしてくるのすんごい……。
その壁画から明らかになったのはチキューに暮らす人々はかつて地球から移り住んできた存在であるということ。

普通こういう特別編って本編進行はストップするのが当たり前だと思うんだけど、『キングオージャー』の縦糸がゴリゴリ進むの構成が巧み過ぎてキモ……。
しかもキョウリュウジャーに元からあった設定が緻密に組み込まれているのほんと良い意味で気持ち悪い。

次回はコラボ回後編ってことだろうか。そこから『キョウリュウジャー』のＶシネクスト発表と読んでいるが、どうかしら……。

燃：A+　萌：Ａ　笑：Ａ　総：Ｓ

エピソードリンク
・第31話「二千年の愛」
・第33話「シューゴー！キングとキョウリュウ!!」

配信リンク
・王様戦隊キングオージャー　第32話「遭遇！キョウリュウ！」オーディオコメンタリーバージョン