「プリキュアの力は私達の胸の中にあります。その力は━━無限！限界なんてありません！」

いよいよ最終回。ダイジャーグと化したダークヘッドに立ち向かうプリキュア達。

ラストということに加えて、作監にキャラデザ斎藤さんが始めて登板し、クオリティがエッグいのよ。みんなの表情が印象的でしたねぇ。
立ち方もいちいち格好良い。

ソラシド市へと向かったダイジャーグ。後を追うスカイ達だったが変身が解けてしまう。明確な理由は語られなかったが、どうやら力を使い過ぎた様子。

ここから生身での登場、流れ出す挿入歌『Daybreak song』といやぁ最終決戦らしい締めでとても良かったですねぇ。素面名乗りでもするのかと思ったわｗ
今まで出会ってきた人々が映るの良いね。台詞回しもいちいち格好良くてなぁ。

５人で放った最終回オリジナル技、ヒーローガールでかいパンチって言ってた？
ダイジャーグ、めっちゃさらっとやられたな……。もうちょっと断末魔を残して消えるくらいはやってほしかったかな……。

Ｂパートは丸々エピローグでボリュームたっぷり。アンダーグ帝国の幹部達はカイゼリンの元で働く様子。収まるべきところに収まって良かった良かった。

赤ちゃんだからと言い訳するエルさん可愛いな……。なんならちょっとえっちまである。

ソラ、ツバサ、エルさんはスカイランドへ帰ることに。あ～やっぱりそうなるか。ましろ泣かないで……(´；ω；`)

ソラがましろと手を繋いだ回数142回ってソラが言うと冗談に聞こえなくて怖ぇよｗ

感動的なお別れ、ましろが絵本に描くと決めたひろがるスカイ！プリキュアの物語……としんみりするのかと思いきや、翌日平然と遊びにくる３人なのであった。ｽﾞｺｰ
いや、これでいいんや。寂しいお別れなんて必要無いんや！

最後はこれまでを振り返る映像と共に『ヒロガリズム』で〆。だから〆に聴く『ヒロガリズム』の気持ち良さは異常だとあれほど。
そして危機に陥った女の子を助けたヒーローがキュアスカイと名乗るシーンで幕引き。ラストきもち～～～～～～～～!!

あ、今年は次作の主人公が先行登場する展開やめたのね。最後に引き継ぎシーンがあるだけでした。

総評

そんな具合でプリキュアレジェンド20周年記念作品『ひろがるスカイ！プリキュア』全50話でした。まずはトラブル無く50話の放送を走り切れたことに感謝したいね。４クールをフルに放送出来たのは『スタプリ』以来だからめちゃくちゃ久し振りなのよね。

毎年魅力的なキャラが出て来るのは最早言うまでもないことだけど、今年は特にBGMと超絶シンクロした変身バンクが良かったですよねぇ。
男子や新成人、赤ちゃんという個性つよつよのメンバー構成も目を惹いた。

ストーリーとしてはやはり縦糸のあまりの細さが気になってしまうよなぁ。折角、異世界出身の主人公という特異な立ち位置を用意していたのに。
意図的な構成とはいえ、個人回も薄めだったのはいかがなものかと。その割に急にバッタモンダーの密度が上がったりしたましろ回等、バランスの悪さももにょる。
20周年企画で凄過ぎる弾が次々と放たれた分、テレビシリーズのアニバーサリー感が弱かったかなと。

一方、５人のプリキュア登場タイミングをバラけさせた構成は年に数回しかないプリキュアの初変身をひとつひとつ丁寧に描けていてとても良かった。バタフライは登場直前まで隠しておいてほしかったけどなｗ

20周年イヤーもいよいよクライマックスか……としんみりしているところにまさかの『ドキプリ』ノベライズが2024年刊行決定。
メインライターの山口さんがテレビシリーズのその後を描いてくれるそうで楽しみ。
まさかノベライズシリーズが今更再動するとは……オッタマゲーションじゃん。

燃：A+　萌：A+　笑：Ａ　総：Ｓ

エピソードリンク
・第49話「キュアスカイと最強の力」

配信リンク
・ひろがるスカイ！プリキュア 感謝祭 プレミアム公演

コミカライズリンク
・プリキュアコレクション ひろがるスカイ！プリキュア 特装版

シリーズリンク
・わんだふるぷりきゅあ！　第１話「はじまりは『わんだふる！』」

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[バンダイ] ひろがるスカイ! プリキュア 変身スカイミラージュ