角川スニーカー文庫

ミスマルカ興国物語 II (角川スニーカー文庫)

著:林 トモアキ イラスト:ともぞ

「やあみんな、待たせたな!私の名前はゼンラーマン!この惑星(ほし)に真の自由を伝えるため、ゼンラー星からやってきた自由の騎士だ!!」
「ひっ……」
そう。たった今まで沙耶香がマヒロだと思っていた少年はしかし!今やマヒロ王子を超越せし者、自由の騎士(フリーダム・ナイト)、ゼンラーマンだったのだ!!
「ひぃいっ……!」
「ゼンラ~マ~ン♪夏も冬もなく~♪マッパで駆け抜ける~♪風邪を引くなよ人は言う~♪全っ(Z)!然っ(Z)!平気さっ!!ゼンラ~マ~ン♪とうっ!!」
ゼンラーマンは跳躍、そして少女の眼前に降り立った。

そこに!

モザイクなどあろうはずもない━━ッ!!

あれが噂のゼンラーマンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
約一年二週間の積み。この巻から林さんの作品は初版を押さえてます。って、一年も積んでたのかこれ……。
一巻を読んだときに次を読むのはいつになることやらって書いたけど、予想外に早く読めました。一ヶ月も経ってないじゃん。

表紙は新キャラ、グランマーセナル帝国の第二皇女ユリカと帝国将軍長谷部沙耶香。取り敢えずユリカの身体の線が浮き出る衣装がエロいです。
地図は前回より、やや記載されている範囲が広がったが、極東がモロに日本の形をしていて吹いた。ミスマルカの西には神殿教団あるしな。その神殿教団の布教するマリア教の「マリア」って聖四天マリアクレセルの「マリア」か?

長谷部家には初代聖魔王と共に戦った勇者を輩出したこともあるそうな。これは翔希のことだよな?
また、人魔平等を謳ったスズラン条約や文献の中に歴史上の人物の名前が出ていることから、やはり未来の出来事で、特に世界を移動したというわけではないようだ。
つーか極東には東京あるらしいですよ

今回はマヒロは単身、帝国に乗り込み、ゼンラーマンやらの何やかんやでユリカと接触し、大陸統一へと一歩近づいた印象。だが、それと同時に自分の力の及ばなさを思い知りもする。
最終的には大陸をまとめ上げて、魔王を倒すことになるのかな?

そういうわけで二巻でした。冷静に思い返したら、サービスシーン全く無かったw
ゼンラーマンがサービスですね、分かります。後書きで、いきなりメディアミックスの道を閉ざしたって言ってるけど、コミカライズ決まったなw
これはもうアニメでゼンラーマンをやるしか!加えて、挿入歌も作ってもらうしか!

燃:A- 萌:B+ 笑:A+ 総:A+

角川スニーカー文庫

繰り世界のエトランジェ〈第2幕〉偽りのガジェット (角川スニーカー文庫)

著:赤月   イラスト:武藤 此史  キャラクター原案:甘福
あまね

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  あれ、何か甘福さんの絵変わった?と思ったら、絵師自体が変わってるー!?『オオカミは懐かない!?』や『きゅーきゅーキュート!』の武藤さんですよ。甘福さんに一体何があったんだ……。


  さて、一巻の鬼のような引きの所為で、買う羽目になった二巻です。表紙は新キャラ、闇宮礫。保護者的ポジションで、語尾に「であります」と付く。え、それ何てヴィルヘルミナ?

  つーか表紙の人選おかしくね?順当にいけば、冥なんじゃ……。

  で、次々と出てくる、いかにもな設定。十三葬家や四種の『極限』、十三体の鬼。ベッタベタですが、まぁ、そういう方が僕は好きですよ。と言うか、前巻より大分理解り易くなった気がする。

  それから冥の性格がえらい変わってる気が……。いや、可愛くなってるから良いんだけど。

  そして、またしてもえげつない引き。あまりの絶望展開に戦慄した。着地点が見えない……。なら最後まで読むしかないじゃないか!

燃:B  萌:B  笑:C  総:B

角川スニーカー文庫

レンズと悪魔〈6〉魔神応報 (角川スニーカー文庫)

著:六塚   イラスト:カズアキ

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  相変わらず、面白味の無い表紙である。

  さて、今巻で第一部完結。激闘の末、強敵バルヒーヨと、その魔神ネア・ネアを倒したエルバ達。これで、ようやく残る魔神の数は半分。半分っつっても、その内三体は味方なわけだが。今後どうなるのかと思っていたら、どうやら八眼争覇が何度も行われているのには、エルバ達が考えている以上の理由があるようだ。ブルティエールに集い始める過去の八眼争覇の勝者達。これは面白くなってきやがった!

  一方、妹と弟を殺されたフィールディング警部は何処へ向かうのか。彼一人だけ、他のキャラに比べて、格段に絶望具合が酷いんですが……。

  そして魔王ブラナの元に戻ったアギとネアの円盤。これはもう、復活フラグとしか……!つーか、今ふと思いついたんだが、まさか八眼争覇の勝者を八人集めて、決勝戦をやろうってんじゃないだろうな?

燃:A  萌:B  笑:C  総:A

角川スニーカー文庫

デビルズ・ダイス―1の目 神はサイコロを振らない (角川スニーカー文庫)

著:いとう のぶき  イラスト:佐嶋 真実

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  11回スニーカー大賞奨励賞受賞作家のデビュー作。もしかしてスニーカーって受賞作品≠デビュー作の率が高い?

  購入理由ですが、粗筋に惹かれました。主人公の才は、あらゆる数字を透視出来る悪魔のサイコロ、デビルズ・ダイスを手に入れる。彼はデビルズ・ダイスの力を使って次々と悪事に手を染めていく、というもの。ちょ、これ何て『DEATH NOTE』?という感じで気になったので、購入。

  摩訶不思議な便利アイテムを手に入れて、という下りは一緒だが、内容はそんなに類似していないか。『DEATH NOTE』の月が最初は正義のためと言って行動していたのに対し、才は最初から私利私欲全開です。著者曰く、プロローグである今巻で、既に姉と親友を殺しかけています。

  そんな才がどこまで堕ちるのか、そこが楽しみですな。つーわけで、続投します。

燃:A  萌:C  笑:B  総:A

角川スニーカー文庫

薔薇のマリア〈9〉さよならの行き着く場所 (角川スニーカー文庫)

著:十文字   イラスト:BUNBUN

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  まさかの二ヶ月連続刊行なのに、『Ⅷ』も『Ⅸ』も四百ページ越えなんですが。これが十文字さんの本気か……!そりゃ前巻のあの終わり方で、半年も引っ張ったら怒るけど、ここまでのボリュームとは……。『紅』の片山さんは十文字さんを見習うべき。

  まず気になるのはキャラ紹介でベティの説明が「魅惑の胸元」になっていたこと。前までは「疑惑の胸元」だったのに……。誤植だったら笑うな。


  さて、夢の世界より帰還したアジアンだったが、そこで彼を待っていた現実は残酷なものだった。ルヴィー・ブルームに囚われた《昼飯時》のメンバー達。この危機にZOOの面々だけでなく、何と《S*K》飛燕と荊王までもが参戦。まさか彼等が絡んでくるとは。味方なら非常に心強い。

  ルヴィー・ブルームはアジアンの大切な人達を人質にへの参加を要求してきた。ちょ、何というジャンプ展開www

  第一勝負に《昼飯時》のメンバー、ローガンが出て来た時点でジャンプみたいな生易しい展開は有り得なさそうな感じだが。

 

  にしても、今回は妙にLOVE寄せが多かったなぁ。そこに入っていないカタリマジカワイソス

  どうでも良いけど、この世界に箱ティッシュって残ってるのかよ!


燃:A  萌:A  笑:A  総:A

アニメ,角川スニーカー文庫

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン(2)無垢なる歪み (角川スニーカー文庫)

原作:矢立
肇/富野 由悠季 著:木村

イラスト:海老川
兼武/柳瀬 敬之/羽音 たらく

 

「……きっと彼は……」

「……神にでもなったのさ……」

 

 約一週間半の積み。隔月刊行ということに今更気付いた。本編が終了して、案の定モチベーションが下がりました。

表紙は一巻の刹那&ブシドーに続き、アレルヤとマリー。

 

 今回は#07から#10までの内容を収録。進行遅ッ!このペースだと全四巻くらいになりそうだな。

 

 イノベイターは基本的には中性という説明が。女性体として造られたアニューは特例だったらしい。じゃあ、精神的には中性で身体の性差によって、どっちよりかが決まってるって感じなのかな。まさかどっちもあったり無かったりするんだろうか<何の話だ

 

 ジェジャン中佐には病弱な妹が居たらしい。まさか劇場版で登場したりするんだろうか。アンドレイもノベライズで名前が先行登場してたしなぁ。

 

 ネーナとサーシェスとの接触シーンでは殴られただけでは済まず、エロいことをされたのではないかと思わせる記述が。サーシェスってあんまり女に興味ありそうな感じしないけどなぁ。

 

 今回気になったところはこれくらいかな。ああ、マネキン大佐が三十代後半ってのにちょっとびっくりしたかな。

 

燃:A 萌:B+ 笑:B 総:A

ゲーム,角川スニーカー文庫,雑記

『ミスマルカ興国物語』が少年エースでコミカライズ決定。これはもうアニメ化フラグとしか!

 近年のスニーカー文庫でコミカライズしたのにアニメ化してない作品ってないんじゃね?って、今この文章書いてるときに『神様ゲーム』がまだなことに気付いた。

 

 まぁ、どうせアニメ化キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!ZEXCS制作→(´・ω・`)って流れになるんだろうけど。

 

ミスマルカ興国物語〈1〉 (角川スニーカー文庫)

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『ポケモン金銀』がDS移植だそうですね。『ハートゴールド』と『ソウルシルバー』。無駄にかっけぇw

 このタイミングで移植を出してくる意味ってなんなんだろう。何やらDSiにはゲームボーイのカートリッジスロットが無いらしいし、DSの『ポケモン』だけで全種類そろえられるようになるとかだろうか。

角川スニーカー文庫

薔薇のマリア 11.灰被りのルーシー (角川スニーカー文庫)

著:十文字
青 イラスト:BUNBUN

 

「マリア!キミに伝えたい!この愛を!キミの胸に届いて響き渡っているはずだヨ、この愛の旋律は!」

「マリア、ああ、マリア!真実の愛ゆえに、恥じることなく、声をかぎりに叫ぼう!ボクはマリア、キミが欲しい!キミのすべてをボクのものにしたい!それが愛!究極の愛!極限愛(ラヴ・マックス)……!」

 

 7Sゲイム編が終わって、マリアとアジアンの関係が多少なりとも変化するかと思ったけど、ビックリするくらいいつも通りだったw

 

 約一週間二日の積み。え、隔月刊行なの?全然気付かんかった……。本編は九ヵ月振り。

 新しい山を迎えたということで、ナンバリングがギリシャ数字からアラビア数字になりました。まぁ、ストーリー的な意味合いがあるならいいか。シリーズを並べたときに不細工だから、それやるくらいならタイトルごと変えてほしかったかな。

 

 さて、ZOOに新しいメンバー、ルーシーが加わりました。今回は彼がエルデンで自分のやりたいことを見付けていくまでが彼の視点で描かれる。

 そう、彼なのです。OTOKOYO!超紛らわしい!

 

 主人公の筈のマリアはルーシーの先輩という立場で登場。案の定、女の子と勘違いされるわけだが、そら寝起きがあんな可愛かったら間違えられるわ。つーかホントは女だろ!いい加減白状しろよ!

 

 そんなマリアは7Sゲイムを乗り越えて、少し成長したようで、髪型がちょっと変わったり、トマトクンやピンパーネルに稽古をつけてもらったりしている姿が見られる。

 

 結局、粗筋に書いてあったルーシーに秘められた衝撃の真実が判らないまま終わるのかと思ったら、最後の最後で、どうやらSIXの息子らしいことが判る。えええええええええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!

 アイツの存在なんて、すっかり忘れてたよ。だから戦闘中に思考がファンキーになってたのね。

 

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A

アニメ,角川スニーカー文庫

涼宮ハルヒの憂鬱 3 限定版 [DVD]

「彼女に願われたからという、ただそれだけの理由でここに居るんです」

 

 朝倉さんが住んでいたというマンションに突撃するハルヒとキョンだったが、これといった収穫は特に無し。

 その帰り道、ハルヒはキョンに自分の行動原理の一端を話す。

 

 その後、帰宅しようとしていたキョンの前に現れる古泉。ここからずっと古泉のターンということで、油断すると妊娠します<しません

 

 ということで、次回いよいよ『憂鬱』編クライマックス。

 

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

角川スニーカー文庫

レンズと悪魔 X魔神狂咲 (角川スニーカー文庫)

著:六塚
光 イラスト:カズアキ

 

「秋の風ってのはイヤなもんだ……これのせいで、よくヘンリエッタが風邪を引いたんだよ……」

 

 約一ヶ月五日の積み。四ヵ月振りの新刊。表紙には珍しくルナが居らず、代わりにテッキとサクラが。状況が状況なので、かなり鬱な表紙となっております。

 サブタイトルはこれまでの流れからすると、「きょうしょう」って読むのかと思ったんだが、「くるいざき」と素直に読むそうな。

 

 サクラが闇照の魔神と契約しただけでも厄介な事態なのに、鬼神の円盤の契約者達が次々と襲いかかってくる。

 

 そんな中、サクラと激突したテッキはフルボッコにされ、重症を負ってしまう。

 それだけならまだしも、サクラを殺したくないエルバと最早殺すしかないと主張するカエデは袂を分かち、《八眼争覇》は加速していく。

 

 何という鬱展開か。一応、次巻で《八眼争覇》は決着するそうな。でも完結にはあらず。最近、毎回後書きでまだ終わらない発言してね?

 

燃:B+ 萌:B+ 笑:B 総:A