角川文庫

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著:京極 夏彦

「斬るなら私の方だったよ」

2018年2月の新刊。約2年2ヶ月1週間の積み。2年1ヶ月振りの新刊。解説を見ると『旧談』は別シリーズ扱いのようにも思えるんだが、ここでは同シリーズとして扱います。だってタイトルだけ見たら、どう考えてもシリーズものだもんなぁ。

新潮文庫

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著:有川 浩

編集者にとって一番大切な仕事は物語に寄り添うことだ。
物語に寄り添い、登場人物に寄り添い、物語が望む結末を探す。
編集者は作家の示す世界において、そのための探訪者であらねばならないのだ。

新潮文庫2013年9月の新刊。約6年7ヶ月1週間の積み。『新潮文庫版 キケン』からは3ヶ月振り。
演劇集団キャラメルボックスとのコラボ作品……らしい。僅か7行の粗筋から小説と舞台、2つの物語が生み出され、こちらはその小説の方。更に有川さんが舞台の方を見て得た着想で、もう1回小説化したパラレル版も収録、というクッソややこしい構成。

新潮文庫

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著:有川 浩 イラスト:徒花 スクモ

━━限界までやっとけよ。祭の主役でいられるうちに。

新潮文庫2013年6月の新刊。約6年9ヶ月3週間の積み。詰み過ぎて埃っぽくなってたわw
『文庫版 レインツリーの国』からは4年振り。
イラストの徒花さんとは『図書館戦争』以来、2度目のタッグかな?

ハードカバー

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著:野﨑 まど

「……仕事ってそんな簡単なものではないと思うけど」
「簡単さ。余計なものさえ入り込まなければな」
「余計なものってなに」
「〝人間〟だよ」

講談社ハードカバー2020年4月の新刊。約2日の積み。メフィストで連載されたSF小説が単行本化。
店頭で実物を見るまでハードカバーだと知らなった、どうも俺です。文庫じゃないとは判っていたが、ソフトカバーだとばかり……。

「今日も働く、人類へ」というちょっと煽りっぽい帯も合わさって表紙の不気味さが著しい。ずっと眺めていたら精神に変調を来たしそう。

集英社文庫

文庫版 書楼弔堂 破曉 (集英社文庫)

著:京極 夏彦

「文字と云う呪符を読み、言葉と云う呪文を誦むことで、読んだ人の裡(なか)に、読んだ人だけの現世が、幽霊として立ち上がるのでございますよ。正に、眼前に現れましょうよ。それが━━本でございまするな」

2016年12月の新刊。約3年2ヶ月3週間半の積み。『文庫版 虚言少年』からは2年3ヶ月振り。
タイトルは「しょろうとむらいどう」と読みます。

新潮文庫

白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)

著:小野 不由美 イラスト:山田 章博

━━過去が現在を作る。
ならば、いまが未来を作るのだ━━たとえ繋がりは見えなくても。

負けない逃げない諦めない。

2019年11月の新刊。約5日の積み。三巻と同時刊行。
表紙は阿選。確かに物語上、重要な役割を持っている順に4人を抽出すると、そうなるのかもしれんけど、最後の1冊の表紙がこいつとは……。

新潮文庫

白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)

著:小野 不由美 イラスト:山田 章博

誰かに、生き延びろ、と命じられている気がした。

2019年11月の新刊。約3日の積み。連続刊行で物語は一気にクライマックスへ。
表紙は李斎。泰麒と驍宗は別格として、次に主役級の存在といえば、この人か。何とか報われてほしいものであるが……。