ガガガ文庫,コミカライズ

俺、ツインテールになります。Π(1) (ビッグガンガンコミックス)

原作:水沢 夢 キャラクター原案:春日 歩 漫画:柚木 涼太

「そのツインテールを親指と人差し指で軽く摘んで、俺の頬をぺちぺち叩いてくれぬか…!!」

2014年12月の新刊。
ガガガ文庫の人気シリーズのコミカライズが登場。掲載誌はビッグガンガン。
作画の柚木さんはガンガンノベルズ『おらくる☆ヒミコさん』のコミカライズを描いていた人か。

タイトルに付いている「π」は恐らくツインテールの形を意味していると思われる。本編コミカライズなのに原作とタイトルが違うって珍しいんじゃね?

というわけで本編コミカライズなんだけどアニメとは異なり、愛香とトゥアールのコントがしっかり原作再現されていて、やたらバイオレンス。
でも愛香可愛いんだよなぁ。

情報量が原作とアニメの丁度中間点くらいにあるので、それぞれに足りない部分を上手いこと補っている。

燃:A- 萌:A 笑:A 総:A

シリーズリンク
俺、ツインテールになります。π <2>(2015/08)

原作リンク
俺、ツインテールになります。(ガガガ文庫、2012/06)

作画リンク
おらくる☆ヒミコさん <1>(2011/02)

ガガガ文庫

俺、ツインテールになります。8 イラスト集付き限定特装版 (ガガガ文庫)
著:水沢 夢 イラスト:春日 歩

ほら、あたし以外にいるはずないじゃない。あいつの側にずっといられる女なんて。
あいつの側で……ずっと、あいつが望むツインテールでいられる女なんてさ。

2014年12月の新刊。約4日の積み。
限定版の表紙は特典のイラスト集でもテーマとされているイフイラスト。愛香の幼馴染みが総二じゃなくてソーラだったら……というアレ。
通常版はテイルイエローアブソリュートチェインで、こちらは総扉で拝むことが出来る。
巻頭には遂に、これまでの粗筋とアルティメギル組織図が用意された。ジャンプコミックスみたいな雰囲気になっとるw

さて、順当な流れで今回はテイルブルーのパワーアップ回。
粘着ストーカー気質のイースナの加入で、ただでさえ激減していた総二の安寧だけど、遂に彼の自室には慧理那専用の犬小屋が設置されるまでに。
凄いな、このシリーズ、失速するどころか益々酷くなってきてやがるぜ……。

正体バレの危険を回避するため、一時的に変身を封印する愛香。代わりにテイルギアを纏うのは誰あろう、桜川先生であった。アナザーテイルブルーとか木野さん!と言わざるを得ない。

いよいよ恋香さんが本性を現し始めた。既に今回だけで愛香に大ダメージを与えていたけど、どうやらまだ終わりじゃなさそうなんだよな。
そう、僕達は知っている。数ある属性の中で、未だ取り上げられていない禁断の属性、「寝取られ」という属性を……。

いやしかし、総二と愛香の幼馴染みとしての関係性とアルティメギル側のティラノギルディとトリケラトップギルディとの関係性を上手い具合に重ねて、ドラマを盛り上げてるんだよなぁ。
これまでの積み重ねもしっかり効いてきてるし。

そして誕生するテイルブルーの最強形態エターナルチェイン。全身に7つの属性力変換機構を備え、属性玉の装填無しに能力を発動させることが可能。仮面ライダーフォーゼコズミックステイツを思い出したのは俺だけじゃない筈。
案の定、進化装備は胸パッドでしたね。正式名称は判らず仕舞いだったが……。

やっぱり生きていたスワンギルディ。ここで遂に新たな五大修練ナニイー・テモス・ヴェイルが登場。意外にもオタ方面と関係無い内容だったな。

今回、唯乃は大人しかったけど、密かに総二のお母さんと接触してるんだよな。果たして、この出会いがどう繋がってくるか……。

特装版の特典であるイラスト集はなかなかどうして良い出来で。『俺ガイル』の特装版でも似たようなのあったよな。
内容としては春日さん描き下ろしによるイフシチュエーションイラスト、文庫未収録イラスト、キャラクター紹介、ゲストイラストといった感じ。
うーむ、実にけしからん。もっとやりたまえ。

燃:A+ 萌:A+ 笑:A 総:S-

シリーズリンク
俺、ツインテールになります。 <7>(2014/09)
俺、ツインテールになります。 <9>(2015/04)

アニメ,ガガガ文庫

「多くの人たちに支えられて、今日の俺のツインテールがある!俺のツインテールは━━━━絆だ!!」

愛香からはツインテールの基本を、慧理那と桜川先生からはツインテールのバリエーションを教わるソーラ=総二。
これがちゃんとこの後のパワーアップへと繋がっているのが心憎い。

進化したアラクネギルディはその能力で街中の男性をツインテールの男の娘に変えていく。流石、最終回の敵、能力がメチャクチャだw

圧倒的なアラクネギルディの力の前に成す術が無いブルーとイエロー。遅れて駆けつけたレッドも不調により苦戦
もう駄目かと思われたそのとき、総二の心に内なるツインテールが語りかけてくる。ツインテールの声、池田秀一さんっておかしいだろwwwww
エンドクレジット「ツインテール 池田秀一」じゃねーわw誰だよ、キャスティングした奴w

ただ、シーンとしては凄いアツいところで。共に戦おうとかな。BGMが良い具合に盛り上げてくれる。相変わらず『プリキュア』の曲に聞こえるがw

挿入歌と共にレッド完全復活。この曲のままパワーアップかと思いきや、それはそれで別BGMに。
そして進化装備(エヴォルブアームズ)プログレスバレッターにより、レッドは新たな姿ライザーチェインとフォーラーチェインへと進化を遂げる。
必殺技ライジングブレイザーがグランドブレイザーの正等進化系の技で格好良過ぎるぜ……。

アルティメギルは裏切り者討伐のため、一時撤退することに。フェニックスギルディがシルエットだけ登場。凄ぇ強そうw

総評

そんなわけで、地球はツインテールの星なガガガ文庫原作『俺、ツインテールになります。』全12話、これにて終了。

中盤がご終了あそばされてるほどに駄目だったけど、最初と最後は神レベルの出来だったという何ともアンバランスな作品。結局、最初と最後にクオリティをつぎ込んだ結果の中盤だったのだろうか。
これで1月から始まる『新妹魔王の契約者』のクオリティがクソ高かったら絶対に許さない。

何といってもヒーローものを意識した画面作りが良かった。OPサビの構成とかグランドブレイザーのバンクとかな。
特撮やロボットものに興味無い人は何のこっちゃ理解らんだろうけど。

2期はどうなんだろうなぁ。中盤の低クオリティが足枷になりそうだけど……うーん。個人的にはやってほしいけどな。

燃:A+ 萌:A+ 笑:A 総:S-

エピソードリンク
第11話「レッド絶体絶命」

アニメ,ガガガ文庫

「俺がツインテールを裏切ったんだ━━━━!!」

おお、作画が回復したぞ!これまでが酷過ぎた所為で超ハイクオリティに見えるw
さて、女体化してしまった総二はツインテールにまつわる苦労を知ることに。原作では、もっと丁寧にやってるんだけど、流石に地味な展開だからかアニメでは結構カットされてましたね。
あれ、不調ではあるけど、そこまで絶体絶命感無かったな……。

そんなときに現れたのはワームギルディ。声はかないみかさんなので可愛いが、可愛いのかグロいのかよく分からないデザインが……。

スパイダギルディは修練を追え、アラクネギルディへと進化を遂げる。男の娘の棒(アメノムラクモ)、改めて見るとやっぱり酷いなw

このパワーアップってアニメ版の最後の敵としての格を高めるための演出なのかしら。だとしたらGJと言わざるを得ない。

燃:A- 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第10話「なぜだ!?俺、絶不調」
・最終話「ツインテールよ永遠に」

アニメ,ガガガ文庫

「私の脳内の無限情報サーキットにエンタングルメント!」

何故いきなり『勇者王ガオガイガー』と『ゼーガペイン』なのか。
原作4巻突入ということで、総二が不調に。そんな折、現れたのは男の娘属性を持つスパイダギルディ。

原作では若い頃スパイダで、修練を経てアラクネギルディとなっていたけど、その辺どうなるんだろうか。
作画は多少マシにはなったけど、うーん……。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A-

エピソードリンク
第9話「打ち破れ!!暗黒幻夢」
第11話「レッド絶体絶命」

アニメ,ガガガ文庫

「余計なことは言わんで良い!オカンか貴様!?」

サブタイの「暗黒幻夢」は「カオシック・インフィニット」と読みます。
さて、原作では暫く善砂闇子の正体に気付いていたのは総二だけだったけど、アニメでは早速情報を共有する展開に。

ケルベロスギルディが先に退場してしまった所為で、やはりフュージョニックバスター発動シーンも微妙な具合になってしまった。
ダークグラスパーが持っていた属性玉がたまたまこちらへ飛んで来て入手って、おま……。
それにレッドはツインテール以外の属性は基本使わないって言ってたのに、その理由付けもカットとかまぢ。
挿入歌を流す演出は素晴らしいのだが。

まぁ、シナリオの構成よりも作画が問題なのだが……。流石にブルーの股間を間違えて肌色に塗ってまうのはアカンやろ……。

それにカオシック・インフィニットに捕らわれたブルーとイエローのシーンが何故か声だけで意味不明な背景オンリーのカットになっていたのが謎。適当な絵さえ用意出来なかったのだろうか……。

次回予告に唐突にアニメオリジナルで総二がストロベリーツインと呼んでいたモブ美少女がキャストくぎゅで登場したんだけど、どういう演出なのかしら。

燃:C+ 萌:A- 笑:B+ 総:A-

エピソードリンク
第8話「慧理那、はじめての…」
第10話「なぜだ!?俺、絶不調」

MF文庫J,ガガガ文庫,ゲーム,コミカライズ,スーパーダッシュ文庫,ダッシュエックス文庫,ファミ通文庫,メディアワークス文庫,富士見ファンタジア文庫,講談社ラノベ文庫

おかしい、さほど溜めたつもりはなかったのに……。ラノベは、

・ソードアート・オンライン プログレッシブ <003>
・ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインⅠ -スクワッドジャム-
・アルケミストの終焉創造術 <3>
・異界神姫とに再契約Ⅰ 暴風再愛
・俺、ツインテールになります。 <8>(イラスト集付き限定特装版)
・天網炎上カグツチ <2>
・棺姫のチャイカⅩⅠ
・デート・ア・ライブ アンコール <3>
・冴えない彼女の育てかた <7>
・ぼくのゆうしゃ <6>
・俺と彼女が下僕で奴隷で主従契約 <4>
・女の子に夢を見てはいけません! <2>
・緋弾のアリアⅩⅨ 小舞曲を御一緒に
・焦焔の街の英雄少女 <3>
・虚構戦役の戦導師 英雄部隊覚醒
・吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる③
・銃皇無尽のファフニールⅦ ブラック・ネメシス

の計17冊。
ちなみにスニーカー文庫は土曜入荷ということで年明けに回します。

GA文庫では『落第騎士の英雄譚』のヒロイン、ステラにスポットを当てたコミックアンソロジーが登場。
おいおい、まだアニメ化も発表されてないのにアンソロ、しかも特定のキャラに絞ったものとか仕掛けるの早過ぎだろ……。
アニメ化するのは判り切ってるけどさ……。

『ニャル子』は『這いよれ!ニャル子さんF』ってタイトルで完結編OVAが出るらしいですね。

ガガガ文庫では『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』のコミカライズがコミックガーデンで連載中なんだけど、タイトルが『下ネタという概念が存在しない退屈な世界 マン●篇』とか終わっとるwwwwwwww

ファンタジア文庫では『ハイスクールD×D』アニメ3期のタイトルが『ハイスクールD×D BorN』に決定で4月放送開始。「B」は「Bust」だと思うけど「N」って何だ?
『空戦魔導士候補生の教官』アニメは春開始。

このライトノベルがすごい!2015で知ったんだけど『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』って1巻発売前に投票でカバーイラストを決めてたのか。そんなのドラマガに乗ってったっけ……?

スーパーダッシュ文庫では『後宮楽園球場』がダッシュエックス文庫の装丁に置き換えられていた。帯もこのライトノベルがすごい!ランクイン仕様に。
これは編集部の掌返しで続刊ワンチャンあるで!

MF文庫Jでは『緋弾のアリアAA』がアニメ化決定。やっぱりそうきたか。ラノベのスピンオフコミカライズがアニメ化するのって電撃文庫『とある科学の超電磁砲』に続いて2作目かな?

『Re:ゼロから始める異世界生活』は短編集が刊行されたけど、そのタイトルが『Re:ゼロから始める異世界生活 短編集1』って、おま、センスゼロのタイトルだな……。

ボーダーは、

・時槻風乃と黒い童話の夜 第3集
・ビブリア古書堂の事件手帖6 ~栞子さんと巡るさだめ~
・失恋探偵の調査ノート

の計3冊。
コミカライズは、

・ソードアート・オンライン プログレッシブ <003>
・冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム <3>
・俺、ツインテールになります。π <1>
・緋弾のアリア <ⅩⅠ>
・棺姫のチャイカ <Ⅴ>
・デート・ア・ライブ 十香デッドエンド <03>
・ポケットモンスターSPECIAL <52>

の計7冊。
漫画は、

・トクサツガガガ <1>
・ONE PIECE 巻七十六 〝構わず進め〟

の計2冊。


『デジモンアドベンチャー』の新作タイトルが『デジモンアドベンチャーtri.』に決まったそうで。3期みたいなタイトルだなと思ったけど、よく考えたら正しく3期だったw
タイトルロゴやキャラデザが大きく変わってるんだけど、どんな雰囲気になるんだろうな……。
そもそもテレビアニメであるかどうかすら確定してないんだけど、『ワールドトリガー』の後番なのかしら。

アニメ,ガガガ文庫

「ツインテールが俺の文学だ!!」

ちょっと何言ってるのか理解んないですね。
さて、初めてエロ本を買うことになった慧理那の護衛を依頼された総二は、その道中で偶然オウルギルディと接敵することに。
1話以来のグランドブレイザーバンクだけど、やっぱりクソ格好良いな。毎回使ってくれてもいいくらいなんだが。

慧理那に無理矢理縁談をさせようとするお母さんに講義する総二。格好良いこと言ってる筈なのに、すぐ話がツインテールにフォーカスするから頭おかしい会話にしか聞こえんな……。

イースナが過去に撮影した写真という形で、初代テイルブルーの姿が明らかに。といってもトゥアールがツインテール属性を失っているため、髪型はストレートロングなんだけども。
そうか、本来のテイルブルーのデザインって、ああいう感じだったのか。これって原作では未出なんじゃね?

燃:A+ 萌:A 笑:A- 総:A

エピソードリンク
第7話「熱烈見参!!暗黒眼鏡女子」
第9話「打ち破れ!!暗黒幻夢」

ガガガ文庫,コミカライズ

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic 4 (サンデーGXコミックス)
原作:渡 航 作画:伊緒 直道 キャラクター原案:ぽんかん⑧

(負けは認めるまで負けじゃない。
俺の背後に立つ男は最後まで、きっと負けも間違いも認めない。
なら、一番勝利に近い男だろう。
全部断たれて望みがゼロになっても、何物にも拠らず己の純粋な意志だけを寄る辺として立ち続けるなら。
なら、それをして夢と呼ぶのだろう)
「しねぇなぁ…」
「ああ、しない」
「負ける気が、しない!」

KAKKEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
2014年11月の新刊。
表紙はめぼしいキャラが出きったためか、ゆきのんと結衣に。帯の下には八幡も。

今回はアニメではカットされた材木座メインのエピソードと、原作収録順的にまだ回ってこない筈の柔道部編を時系列通りに並べ直して収録。
材木座編は個人的に好きなエピソードだったので嬉しい限り。演出がいちいち格好良いから困る。

柔道部編では、いろはが登場。原作では、最初から八幡が彼女の本性を疑ってかかっているので、可愛いキャラというイメージは無いんだけど、漫画で見たら、あーこれは可愛いですわw

勿論、ゆきのんは全編通して可愛い。
柔道部編は伊緒さんの意見で入れたらしいけど、どこまでやるつもりなんだろうか。少なくともアニメ2期が終わるまでは安泰だと思うが。

燃:A 萌:A+ 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic <03>(2014/05)
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic <05>(2015/05)

アニメ,ガガガ文庫

「女だったのか!あまりに平らだったのでアイロン台にテイルギアが乗せてあるのかと思ったぞ」

酷ぇwwwwww
サブタイは「ねつれつデビュー!!ダークグラスパー」と読みます。こういうメチャクチャな読み方、嫌いじゃないわ!

さて、ツインテイルズの前に現れたアルティメギルの処刑人ダークグラスパー。その正体はトゥアールに憧れていた少女イースナ。
自分達と同じ人間と戦うことになるかもしれないと懸念する総二達だったが……。

ダークグラスパーの相棒メガ・ネのデザイン、格好良過ぎワロリン
原作の時点で格好良い外見とは言われていたけど、アニメで見ると更に格好良いな。声聞くとずっこけるがw

テイルブルーの属性力変換機構、学校水着属性は使うと自分自身がスク水姿になるのか。原作で、そんなこと書いてたっけ?アニメならではの演出かしら。

尺調整のためか、原作ではツインテイルズと戦って敗れたケルベロスギルディだけど、アニメではダークグラスパーとの戦いで消滅。うーん、これではフュージョニックバスター登場がちゃんと盛り上がるか心配だな……。

燃:A- 萌:A 笑:A- 総:A

エピソードリンク
第6話「完全解放!!テイルイエロー」
第8話「慧理那、はじめての…」