MF文庫J

僕は友達が少ない (MF文庫J)
著:平坂 読 イラスト:ブリキ

「同世代の人間が充実した青春を送っているのを見るとわけもなくムカムカしてこないか」

約二ヶ月一週間の積み。MF文庫J。平坂さんの五番目のシリーズ。『ラノベ部』最終巻とセットで連続刊行だったのね。

さて、新シリーズは友達の少ない者同士が隣人部と言う部活に集って友達を増やそうという、残念系青春ラブコメディ。
MFなのに、表紙に男が居る……だと……?
イラストは電撃文庫『電波女と青春男』でお馴染みのブリキさん。

『ラノベ部』の後書きでも言っていた通り、『ラノベ部』よりも扱っているネタの範囲が広がっているが基本的にノリは同じの連作短編集。
プロローグではダブルヒロインがいきなりゲロを吐くという、やんちゃなロケットスタート。

『ラノベ部』では普通に実際にあるゲームやアニメやラノベのタイトルが出ていたが、こちらでは全てちょっと変えてある。何でだろう。そういう部分で共感を得るべき作品ではないからかなぁ。

友達が少ないとか言うけど、何だかんだで隣人部ってリア充空間な気がするなぁ。特にプールの話とか。星奈(せな)可愛いよ星奈。

そして一番印象的だったのが『聖剣の刀鍛冶』レイプ。「濡れそぼったいけないヴァルニバルとか喧嘩売ってるとしか思えねぇw
何なの、レーベル全体でアニメ化作品をイジっていこうみたいな風潮でもあるの?
あと、「淫乱カレイドスコープ」って、どう考えても『銀盤カレイドスコープ』のことですよね。

つーわけで、新シリーズ一巻目でした。扱っている内容にしてもイラストにしても『ラノベ部』の方が好みなんだけど、まあ取り敢えずは続投で。
次は十一月。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:B+

シリーズリンク
僕は友達が少ない②(2009/11)

アンソロジーリンク
僕は友達が少ない ゆにばーす(2011/11)

コミカライズリンク
僕は友達が少ない <1>(2010/07)
僕は友達が少ない+ <1>(2011/10)

僕は友達が少ない はがない日和(2013/03)
僕は友達が少ない 公式アンソロジーコミック(2011/10)

アニメリンク
僕は友達が少ない 第1話「僕達は友達が出来ない(´・ω・`)」

著者リンク
ラノベ部 <3>(2009/07)
妹さえいればいい。(ガガガ文庫、2015/03)
〆切前には百合が捗る(GA文庫、2020/12)
変人のサラダボウル(ガガガ文庫、2021/10)

イラストリンク
魔界探偵 冥王星O ウォーキングのW(電撃文庫、2010/04)
トカゲの王Ⅰ -SDC、覚醒-(電撃文庫、2011/07)

MF文庫J

IS〈インフィニット・ストラトス〉2 (MF文庫 J ゆ 1-2) (MF文庫J)

著:弓弦 イズル イラスト:okiura

「お、お前は私の嫁にする!決定事項だ!異論は認めん!」

約二ヶ月一週間の積み。三ヶ月振りの新刊。表紙は一巻の箒に続いて、セシリア。やはりISを部分展開しています。作品の内容を適切に表現した良い表紙だと思います。
総扉は差分変化で、セシリアのタイツと靴がキャストオフ。着てるもの全てとかスカートとかがキャストオフするのは時々見るけど、タイツがキャストオフするのは凄く珍しい気がする。
今回は分厚く、MFの限界点、約320ページです。ベテラン以外がこのページ数を出してくるのはそうそう無いんじゃないかな。

わるぷるキス!』を読んだときに女子だらけの学園に男が一人って『戦嬢の交響曲』じゃんって書いたけど、これもそのパターンだったな。すっかり忘れてたが。

口絵のショート漫画では箒可愛いよ箒。

さて、二巻。プロローグで出て来た妹ちゃんが可愛い件。シリーズが長期化すれば再登場しそうだ。
三人のヒロインのキャラ立てをちゃんとやってくれるのかと思いきや、新たに転校生が二人やって来るという、まさかの展開。
でも、片方が男だったので安心していたら、どう見ても男装美少女です。本当に有り難う御座居ました。
どんだけヒロイン増えんねん!もうええわ!しかも何か先生のフラグまで立ったみたいだしな!
後書きによると、今後はゲストヒロインが登場することはあってもレギュラーヒロインが増えることはないみたいなことが書いてあるが……。

ISの設定は読んでいて結構ワクワクするので、是非そちらにウェイトを置いてほしいところなのだが。
ところで、女子は制服の下にISスーツを着ている者が多いそうな。ってことは一巻の表紙の箒のスカートの中から見えているのはぱんつでもブルマでもなく、ISスーツなのか。

一夏の語り口が平常時は結構軽く、それが嫌いな人も居るかなぁ。軽過ぎるという印象が。つーか、まさかの『聖剣の刀鍛冶』ネタで吹いた。

一巻は重版かかったらしいので、三巻打ち切りの可能性は消えたかな。
次は十一月。

燃:B+ 萌:A- 笑:B+ 総:B+

戦嬢の交響曲1 (ファミ通文庫)
戦嬢の交響曲1 (ファミ通文庫)

MF文庫J

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈7〉 (MF文庫J)

著:三浦 勇雄 イラスト:屡那

「やるよ。私は」
「すべてを、救う」

約一ヶ月一週間半の積み。三ヶ月振りの新刊。表紙はアリアの服を着たセシリー。違和感が物凄い。

さて、前巻のラストを絶望したセシリーの挿絵で引っ張っといて、今巻のプロローグで勇気を奮い立たせた彼女の挿絵を同じ構図で描くという演出が素敵。

でも内容は特になぁ。今更、口絵でセシリーの下乳アピールなんぞされても、もう俺は惑わされない!<何なんだ
もっと中二全開な設定があった方が好きなんだけどなぁ。

前巻とセットで上下巻構成、次巻からは新章突入だそうな。もう切り捨てるけどな。
後書きではサイン会で、おっぱいマウスパッドを貰った話が。そうか、読むの止めたら、もうこの奇蹟のおっぱいマウスパッドリレーを見ることも出来なくなるのか……。

燃:C 萌:B 笑:C+ 総:B

MF文庫J

荒瀬はるか、容赦なし! (MF文庫 J く 2-6) (MF文庫J)

著:熊谷 雅人 イラスト:魚

「なんでぼくを盾にしたんだよ!」
「だって、熱いじゃないですか、火」
「それに、安全な場所で符を取り出して、術式を発動させる必要がありました。だから、竜弥君の後ろに隠れたのです」
「ぼくは焼け死ぬところだったんだぞ!」
「死んでないじゃないですか」
「あ、でも怪我してますよ」
「知ってるよ。かなり、痛いからな」
「血がつくといけないので、近づかないでください」
「お前さ、もっと他に言うことないのかよ」
「頑張れ」

約三ヶ月半週間の積み。MF文庫J。『ネクラ少女は黒魔法で恋をする』の完結から、もう何年経ったか判らんが、遂に熊谷さんが復活です。なら、買うしかないじゃないか!
イラストはHJ文庫の『たま◇なま』やスーパーダッシュ文庫の『ぱんつぁのーと』でお馴染みの魚さん。

2009年7月のMFの新シリーズ四本の内、本作、『天川天音の否定公式』、『焔のシグナティス』の実に三作が学園異能バトル風味です。これは下手な鉄砲数撃ちゃ当たる戦法なんだろうか。
『天川天音』と並んで、こちらもガチガチの『シャナ』テンプレートかと思いきや、そうでもなかった。
というか、大枠としては退魔ものなので学園異能バトルといより学園伝奇か。

主人公の竜弥は退魔の家系なのだが落ち零れで、高校入学のときに優秀な退魔師の少女、荒瀬はるかと出会ったことで、物語が動き出すといった感じ。
一応、ダブルヒロイン制なのか、幽霊少女なんかも出て来ます。

要素だけ抜き出すと、売れ線ジャストミートな感じなんだけど、おいおい、MFなのにLOVE寄せが全然無いってどういうことだよ!
はるかはただ冷たいだけで、ツンツンって感じじゃないし、幽霊少女、幽実香(ゆみか)にもそういう気配無いし……。
竜弥を溺愛するお姉ちゃんなんかも登場するんだが、全くエロ方向へ進まない。それが熊谷さんクオリティ。
いや、エロが無いのは別に構わんのだが、それならそれで何かしら他の売りが無いことには……。

じゃあ、バトルに特化してるのかと言えば、全然そんなこともないという、どっちつかず状態。アルェー?

これは三巻打ち切りフラグではなかろーか。
次は十一月だけど、もう買わないかなぁ。口絵に吸引される可能性はあるが。

燃:C+ 萌:B+ 笑:B 総:B

ネクラ少女は黒魔法で恋をする (MF文庫J)
ネクラ少女は黒魔法で恋をする (MF文庫J)

MF文庫J

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) 6 (MF文庫J)

著:三浦 勇雄 イラスト:屡那

「ルーク、あなたは私を救ってくれると言ったけれど」
「私はただ守られるだけの女ではないよ」

約四ヶ月の積み。三ヶ月振りの新刊。もう切る気満々なので殆ど流し読み状態。
概ねいつも通りの内容だったけど、最後のイラストを交えた次巻への引き方は上手い演出だと思った。

そう言や、男の魔剣って居ないのかな。

後書きによると、表紙のセシリー全裸案があるそうな。おっぱい大好き三浦さんなら喜んでOK出しそうだぜ……!

次は九月だから、とっくに出てるんだぜ。

燃:C 萌:B 笑:C+ 総:B

MF文庫J

ゼロの使い魔 17 黎明の修道女〈スール〉 (MF文庫J)

著:ヤマグチ ノボル イラスト:兎塚 エイジ

「誰も認めてくれなくたって、わたしがあんたを認めてあげるわ。ルイズ・フランソワーズ」

約四ヶ月の積み。四ヶ月振りの新刊。間に『タバサの冒険』も挟まってるし、執筆速度速いな。サブタイトルの「修道女」は「スール」と読みます。

さて、最愛の少女と一番の戦友をほぼ同時に失い絶望のドン底に沈む才人。ああ、思い出しただけで泣きそうになってきたぜ……。
デルフは残骸すら残っていなかったらしいが、それがかえって復活フラグと思えなくもない。

一方、傷心の旅に出たルイズは巡り巡って貴族の隠し子達が集められる修道院に身を寄せることに。ここで、前回のラストで登場した新たなる虚無の担い手ジョゼットと出会うことに。どこで接点出来るのかなと思ったら、ここか。

タバサの双子の妹はちょっと後付け設定感が強いかな。つーか、またタバサに悲劇が降りかかるのかよ。

絶体絶命のピンチに陥った才人の前にルイズが現れるのはご都合主義と言ってしまえば、それまでだが、やはりアツいな。
新たなる虚無魔法も習得し、パワーアップktkr
あとはデルフの復活だけですよ。

後書きによると、まだまだ続くそうな。確かに終わり見えんもんな……。
そろそろアニメ四期と言われても驚かないぞw

燃:A+ 萌:A- 笑:B+ 総:A+

MF文庫J,雑記,電撃文庫

ファッキンTOEICを受けに西院まで行ってきました。ファッキンTOEIC自体はどうでも良くて、帰りに寄った本屋の話です。
京都ファミリーとかいう建物に入ってる書店を覗いたんだが、ラノベの品揃えがぐんにょりでした。だって、MFが『ゼロ使』しかないんだぜ……。売り場面積デカイのに、あまりにあまりな品揃えにウ〇コと言わざるを得ない。

続いて、駅前のあおい書房。売り場面積に相応しい品揃えといった感じだった。アニメ放映中の『アスラクライン』を棚差しにして、アニメ放映前の『れでぃ×ばと!』を平積みにしているのはどうかと思ったが。
ここで、『アスラクライン』新装カバー版三巻を購入。これだけ新装カバーになってた。

アスラクライン〈3〉 (電撃文庫)

あおい書房のほぼ向かい側にもサン書房っていう小さい書店があって、よくこの距離潰れんなと思いつつ、中入ったら、ラノベの品揃え良すぎワロタ状態だったw
何か、平台が拡充されてんの。お買い上げ先着何名様にカードプレゼントとか、ラノベ関係のチラシをやたら配布してたり、○○発売中と手書きの煽りがいっぱいあったり。
美少女文庫までタイトル書いてアピールしなくていーよw
つーか、ラノベコーナーから自然に成コミコーナーにフェイズシフトする商品配置に吹いたw

上手いこと、客の住み分けがされてるわけね。つーか、この近辺の会社に就職出来たら最強だったんじゃね?

電車から降りた後は、TSUTAYAに寄った。相変わらず、棚差し本からは全て帯撤去というファッキンな商品陳列。
いや、別にここで買わないから良いんだが。
見たかったのは角川つばさ文庫版『少年陰陽師』。全体的に加筆修正が入っており、イラストも差し替えで描き下ろしが入っているよう。後書きも書き下ろしでファン魂をくすぐる仕様になっていた。でも、そんなん集めるほどのファンでもないしなぁ。
つーか続刊出るみたいだし、買ってたらキリが無い気がする。
少年陰陽師 異邦の影を探しだせ (角川つばさ文庫)

え、TOEICの結果?こまけぇこたぁ良いんだよ!



さて、装丁の変わったMF文庫J。具体的にどの辺が変わったのか検証したいと思います。

基本カラーが緑から白に。折り返しや裏表紙などが。

背表紙

ここだけは緑のまま。旧版と一緒に並べたい人に優しいデザイン。ただ、よく見ると変わった部分があって、タイトルと著者名の間に薄く白線が入っている。そんなん無くても、タイトルと著者名の区別くらいつくと思うが……。

カバー下

黄緑一色から真っ白に。

表紙折り返し

著者近影が付きました。実は著者近影が乗ってるのって電撃くらいなんだよな。細かいところ凝ってきたな。

モノクロ扉

デザインが変わりました。

奥付

ファンレター・感想お待ちしていますのページが無くなり、奥付にまとめられた。また、QRコードが載せられており、ここにアンケートを送れと書いてある。つまり、アンケート葉書を廃止したということか?

まぁ、結構コスト掛かるだろうし、ちゃんと送ってる俺の方が少数派だろうしなぁ。それなら、圧倒的にコストの抑えられる電子媒体の方が良いというわけか。俺は通信料掛かるのが嫌だから葉書の方が良いけどな。

紙くず

最近、MFを読む度に気になっていた紙くず。印刷時に挟まるんだろうけど、それが『かぐや魔王式』五巻と『天川天音』二巻を読んだときには全く無かった気がする。

全体として

どうしてこうなった!って部分は無いので、まあ納得か。偉そうに言うと、著者近影を用意したところを評価したいです。

MF文庫J

天川天音の否定公式 II (MF文庫J)

著:葉村 哲 イラスト:ほんたに かなえ

「勇気ある少女よ、勇気なき少女よ!
今はただ、その胸に抱いた恋心の向かうままに、
甘き日々を過ごしたまえ!
いつか来る終焉を待ちながら!」

約三日の積み。三ヶ月振りの新刊。表紙は瑛子。おっぱいより黒タイツに目が行くのは俺だけではない筈だ。
口絵はまた四ページしかありません。何故口絵に瑛子が居ないんだ……。

今回はネコミミ少女と言うか、雪道がかつて拾った猫そのもの、シロコが新たなヒロインとして来襲。正直、天音と瑛子だけでお腹いっぱいだと思うのですよ。
つーかネコミミ瑛子かわぇえぇええぇええぇぇええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!
しかも、二巻でいきなりテコ入れ水着回でサービスサービス。スク水がスルーされたのが残念ですが。
もうね、『否定領域』とかどうでも良くね?と思ってしまうのも仕方ないと思うんだ。

と言うか、真面目設定部分が今一つよく判んないんだよなぁ。結局、シロコはどうやって人間の姿をとれるようになったのさ。俺がちゃんと読んでないだけなのか……。

シロコに関しては一巻に伏線が張ってあったわけだが、多分、瑛子の家の客人もいずれ打ち切りを食らわなければ出て来るんだろうなぁ。
後書きによると、割合好評だそうな。雰囲気からすると、『緋弾のアリア』のブーストに続きそうな気配はあるんだけどな。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A-

緋弾のアリア (MF文庫J)
緋弾のアリア (MF文庫J)

MF文庫J

かぐや魔王式! 第5式 (MF文庫J)

著:月見 草平 イラスト:水沢 深森

「星は好きなのだ。というのも、実は私はあそこから来たかもしれないのだからな」
「ああ、輝夜なだけにか?」
「そうだ」
「そっか。閣下は魔王じゃなくて宇宙人だったんだな」
「そういうことだ」

まさかこれ、伏線じゃないだろうな……。

約三日の積み。三ヶ月振りの新刊。表紙は錦織の妹、梢。じゃあ、なおのこと、前巻の表紙は生徒会長とかで良かったじゃん!統一性……(´・ω・`)

さて、MF伝家の宝刀、いきなり短編集。六道、あいふぉん、梢、閣下それぞれにスポットを当てたエピソードで構成されている。
基本的にどのエピソードも普段の錦織とヒロインの絡みを膨らませた感じなので、いつも通りと言えばいつも通り。

ただ、閣下のエピソードにおける錦織の格好良さと閣下の可愛さには特筆すべきものがあるな。閣下可愛いよ閣下。

そういうわけで、第5式でした。次からは新展開にでもなるんだろうか。

燃:B 萌:A 笑:B+ 総:A

MF文庫J

わるぷるキス! (MF文庫J)

著:内山 靖二郎 イラスト:ニリツ

「きみきみっ、素敵だねっ!」

約二ヶ月の積み。MF文庫J。どうやら『もふもふっ 珠枝さま!』は三巻打ち切りになったようですね。復活したのに、また打ち切りとか……orz

タイトルは「ワルプルギス」に引っ掛けたもの。発売告知時点では「わるぷる!」で、この時点で面白い固有名詞をMFカラーっぽいタイトルに仕上げてきたなぁと思っていたんだが、元ネタを上手く活かしているのは正式タイトルの方だろうな。

表紙は正ヒロイン、夏花のみ。総扉はMF大好き差分変化となっている。
口絵は残念なことに四ページしかありません(´・ω・`)
電撃はあんまりフォーマットよりも少ないってことは無い気がするが……。

さて、内山さんの第四シリーズは魔女と呼ばれる女性しか魔法を使えない世界を舞台とし、魔女が隔離されている街セイラムで、自分の左手に宿った魔女狩りの武器を外せるかもしれないワルプルギスの夜の秘密を探るため、魔女ばっかりの学園に転校してきた主人公、優人が活躍する物語。

はいはい、ハーレム学園ハーレム学園w
もう、この時点で今後わんさかヒロイン格が増えそうな気配がする。今回は導入ということもあり、殆ど正ヒロイン夏花との関係だけに絞られているので、女の子出し過ぎでぶれているってことはないかなぁ。同レーベルの『IS』なんかは一気に三人だったしな。

夏花の口癖「きみきみ」は結構好きかも。

案の定と言うか何と言うか、優人と夏花は幼い頃に出会っていたりするわけだが、それならそれで優人視点での幼馴染みの女の子の名前はもっと早いとこ出しとけよ……。その方が伏線として活かせると思うんだが。
いきなり名前思い出した、夏花やんって言われても。

次は十一月ですが、イラストもぱっとしないし、内容も完全なMFパターンだし、あまり続きを読みたいとは思わないなぁ。切りで。

どうでも良いが、巻末の宣伝で『渚フォルテッシモ』が既刊三巻までになっていたのはただのミスなんだろうか……。
それと、何故か同日発売の『ぷりぷり!!』のアンケート葉書が挟まっていました。店頭で入れ替わったのか、印刷段階でのミスなのか。

燃:B 萌:B+ 笑:C+ 総:B

イラストリンク
誰が為にケモノは生きたいといった(ファンタジア文庫、2018/02)

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