著:弓弦 イズル イラスト:okiura
「えええっ!あ、あの隊長に、好きな……男!?」
「私は織斑教官を本気で好きなのだとばかり……!」
「そうだろう、そうだろう。私もそう思っていた。しかし、だな、あの隊長が、あの、隊長がだぞ?『お、男の気を引くにはどうしたらいい……?』と言ったんだ!」
「「「きゃぁああ~っ!」」」
「だから私は真摯に教えた!日本では気に入った相手を『自分の嫁にする』という風習があるということを!」
「さすが副隊長!日本に詳しい!」
「当然だ。私は伊達や酔狂で日本の少女漫画を愛読しているわけではない!」
「か、かっこいい……!」
「そんなかっこいい副隊長が好きです!」
「でも、可愛くなった隊長はもっと好きです!」
何なんだw
約二週間半の積み。一ヶ月の延期を経て、四ヶ月振りの新刊。表紙は順当に鈴。相変わらず格好良い表紙だ。本編で殆ど活躍どころないけど。
帯を外すと、当然のようにぱんつが見えますが、格好良さの方に目が行って最初気付かんかった。
今巻からモノクロページにキャラクター紹介が付きました。
さあ、夏×海×バトル!ということで、水着回です。口絵ではヒロイン勢の水着姿が眩しい。はいはい、スク水に期待した俺の負け。って言うか、スク水は色物じゃないやい!
前半は水着と箒以外のヒロインとのベッタベタなラブコメ展開で、各ヒロインを満遍なく目立たせる展開かと思いきや、後半で箒の専用機『紅椿(あかつばき)』が登場し、全部持っていかれましたw
戦闘要員としてもヒロインとしても活躍とはズルイな。流石幼馴染みといったところか
でも人気があるのはセシリアだそうで。何でだろう。
ISが開発されたことにより、世間には一気に女尊男卑の風潮が浸透したんだとか。一夏は特殊な環境とスペックの高さでモテモテだけど、低スペック男子にとっては生き難そうな世の中だぜ……。
今回は箒の姉で、ISの開発者でもある束(たばね)お姉さんが本格的に登場したけど、何かラスボス気配を漂わせ始めたな……。
一夏の専用機、『白式』にもまだまだ秘密がありそうだし、これは話を広げにかかってきたか。
ところで、一夏のクラスメイトの名も無き、のほほんさんが気になります。出番増えねぇかなぁ。
次は夏休み後半戦、ヒロイン視点で綴られるそうです。それはつまり短編集ということか?
表紙はシャルかなぁ。
ランクは期待ageでワンランクアップにしときます。
燃:B+ 萌:A- 笑:B+ 総:A-