著:平坂 読 イラスト:よう太
「うんこ――――ッ!!」
最終巻なのに、この台詞チョイスwwwwww
ほんとは文香のくそどきどきをチョイスしたかったんだが、こっちのインパクトが強すぎて……。
約三ヶ月の積み。半年振りの新刊。平坂さんの新刊としては三ヶ月振り。
表紙はラノベ部全員集合の図。男子部員三人中二人が帯で隠れていて吹いたw
こっそり表紙に『SH@PPLE』が描かれてるんだけど、口絵が二ページ使って完全に『SH@PPLE』でした。あそこまでやって良いのかw
冒頭では竹田がリアにラノベをプレゼントして、フラグを立てるの巻。あるあ…………ねーよwwwwwwwwww
リアの名字アルセイフって、『レギオス』からだと思ってたけど、『空ノ鐘の響く惑星で』ネタがあるくらいだから、案外こちらが元ネタという可能性もあるかもしれん。
相変わらずネタのチョイスが自由だったりマニアックだったり。『ぱられるまりな~ず』とか何割の読者が判るんだよw
見開き挿絵だと思ったら、「ファッキンシット」だったりするし。
で、ただの頭のおかしいラノベかと思いきやそうでもなく、ちゃんと真面目な話もしてるところが凄い。特に文香の告白の下りは上手くネタを繋げていったなと思った。
竹田と美咲の絡みは前巻に引き続き、ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!ってなります。
こんなところで、そんなリアルエピソード要らNEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
終盤に登場した暦のツンデレお母さんはもっと出て来てほしかったな。二巻で登場予定がカットされたそうな。
つーか海に合宿行くとか言っておいて、水着のイラストが一枚も無い……だと……?
加えて、竹田と美咲と文香とリアの四角関係が丸投げ……?
そこはもうちょっと描いてくれても良かったかなぁと思う。
後書きの後にはボーナストラックが。
総評
そういうわけで、『ラノベ部』全三巻でした。ネタ切れによる終了だそうな。まぁ、ラノベ以外のネタも大分入ってたしな。
レーベルの垣根を越えたネタ盛り沢山だったり、頭のおかしいキャラがいっぱいだったり、程良く真面目な話をしたりと良作でした。
よう太さんのイラストもクオリティ高かったし。
もう別にラノベやオタネタに限らず、日常エピソードで良いから続けてほしかったなぁ。今度のシリーズ『僕は友達が少ない』もそういう方向性になるらしいけど。新シリーズが出るのは八月でとっくに出ていたりする。
燃:C 萌:A+ 笑:A 総:A+
僕は友達が少ない (MF文庫J)