MF文庫J

かぐや魔王式! 第6式 (MF文庫J)

著:月見 草平 イラスト:水沢 深森

「私は思うのだが」
「こう、振りかぶって、何も出ないというのがなんともつまらない」
「何もってなんだよ。何が出ればいいんだよ」
「最終的な夢としては、レーザーや闇の波動が出て欲しい」
「定価一本四千円の竹刀に何を期待してるんだよ」
「しかしこれだと、リーチが常識的範囲内から出られないぞ」
「常識的範囲内でいいじゃないか。常識賛成」
「だがせめて赤く明滅するとか、音が出るとかあると楽しそうだ」
「子供のおもちゃかよ」

約1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙は新キャラ、錦織の幼馴染み、弓削満月(みちる)。まさかの腹黒VS腹黒!?と思いきや、ここで男の娘投入……だと……?もう、最近、至るところに男の娘が出て来るな……。

さて、遂にやって来た生徒会選挙。相変わらず生徒会長の存在感があるのか無いのか判らんw
ストーリー進行自体は相変わらずと言うか何と言うか、ユルユルです。結構、ピンチな気がするけど、そう深刻なテンションにならないのはいつも通り。閣下可愛いよ閣下。

六道のコードネーム、サイクロンってのを見ると、『仮面ライダーダブル』を思い出して仕方が無いw

次は「あの人の話」らしいが、一体誰だ?登場済みでメイン張ってないのって生徒会長か?
何気に、もう6冊目か。十分、メディアミックスが射程範囲になってきたな。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A-

MF文庫J

ダブルアクセス (MF文庫J)
著:樋口 司 イラスト:のりたま

「ヒナ」
「なあに?」
「ヒナは、その、あれだ、好きな人とかいないのか?」
「巧くん」
「オレ以外で」
「ヒナが浮気しちゃうか心配なの?」
「……ん?ごめん、質問の意味がわかんねえ」
「安心して。ヒナはウルトラ一途だから。巧くん以外の人に目移りしたりしないよ」

約1ヶ月1週間の積み。MF文庫J。デビューシリーズ『ぴにおん!』を4巻で完結させた樋口さんの新シリーズは最近流行りのMMORPGもの。

父親が残した借金を返済するために、非常にリアルなオンラインRPGのテストプレイヤーのバイトをやっている少年、巧が陰謀に巻き込まれていくというストーリー。
主人公の男1人に対して、ヒロインは3人。MFラブコメテンプレートはテストに出ます。

正直、表紙のタイツに釣られただけだったんだけど、存外楽しめた。巧と妹ヒナの夫婦漫才が面白い。
表紙もこのヒナなんだけど、あんまり本筋には関わってこないんだよなあ。どっちかっつーと1巻の表紙に相応しいのはもう1人のヒロイン、栞ではないかと思う。タイツは正義なので何も文句は無いんだが。ヒナ可愛いよヒナ。

ゲームの世界の筈なのに、迫りくる死の恐怖。侵食される現実。等々、お約束の展開となるわけだが、どう話を持っていくつもりなんだろうなぁ。
今回はまだ、どうやらただのMMORPGではないらしい、ということが判るところまでしか描かれていないが、巧の周りに結構敵が潜んでそうだし、シリアス方向に大きく振れるのかなぁ。
ラブコメ成分減ったら面白くなくなるタイプの作品だと思うし、今回くらいのテンションを保ってほしいけどなぁ。

期待ageでランクは高めにしときます。次は3月。

燃:B 萌:A 笑:B 総:A

MF文庫J,ファミ通文庫,講談社BOX,講談社ノベルス,雑記

今月も1日フライングで24日発売。ブツは、

・かぐや魔王式! 第6式
・Xの魔王 <2>
・鳳凰堂みりあは働かない! <3>
・ゴミ箱から失礼いたします <2>
・ミカヅチ
かぐや魔王式! 第6式 (MF文庫J)Xの魔王 2 (MF文庫J)鳳凰堂みりあは働かない!3 (MF文庫J)ゴミ箱から失礼したします 2 (MF文庫J)ミカヅチ (MF文庫J)

の計5冊。

今、折り込みチラシを見てたら、『竜王女は天に舞う』2巻の表紙に吸引されそうです。
竜王女は天に舞う 2 (MF文庫J)

『姫宮さんの中の人』がコミックガムで連載中……だと……?いつの間に……。つーか、何故『かぐや』の方をやらないんだ……。

来月の新刊で気になるのは2点。まずは『二人ではじめる世界征服』のおかざき登さんの新作『図書館迷宮と断章の姫君』。何か色々な作品が混ざってね?
もう1本は『ギャルゴ!!!!!』の比嘉さんの新作『神明解ろーどぐらす』。
前者は購入決定として、後者は粗筋とイラスト次第だなぁ。
で、やっぱり2巻多過ぎワロタ

『えむえむっ!』は来月、文庫とコミカライズ新刊発売と共に重大発表だそうで。アニメ化くるか……?


2009年下半期ライトノベルサイト杯が終了しました。初めての参加だったので、判らないことも多かったのですが、主催者の平和さんの心優しい応対のお陰もあり、無事投票することが出来ました。有り難うございます。

結果は順当かと。え、こんなんが上位に入んの!?というのは無かったと思います。


FBonlineが更新されてたんだけど、そこでえんため大賞の最終選考まで残った人が連載という形でデビューされてました。
webでデビューってラノベ業界では異例なんじゃね?そうでもないんだろうか。コストが安そうだから、色んなことが出来るのかな。


ネットで拾った噂なんだけど、リクナビの講談社のページに「講談社は2010年、本気でライトノベル分野へと進出します。」と書いてあるらしい。
編集の経験者を募集してるって話も聞いたし、ガチなのかなぁ。単に、講談社ノベルスと講談社BOXのラインナップを強化するってだけのオチなのか……?
これで、越前魔太郎のことでしたとかいうオチだったらずっこけるな。


MF文庫J

Xの魔王 (MF文庫J い 1-6)

著:伊都 工平 イラスト:万国 あゆや

「私は真剣だっただけよ。━━かつてこの土地は荒れ果て、守るものなど何もない場所だった。人々は傷つけられ、身を潜めるような生き方を強いられていた。だから私は人々の盾となる使命を自らに課した」
「でもそれは理想でしかない。限界がある。だから私はある結論に達したのよ」
「結論?」
「攻撃こそ、最大の防御!」

約六ヶ月半週間の積み。MF文庫J。タイトルの「X」は「エクサ」と読みます。『さくらら!』一巻から十ヶ月、伊都さんが復活です。『さくらら!』はまさかの一巻打ち切りなのかなぁ。あれで話終わってると言われれば終わってる気がするけど……。

さて、難解な設定大好き伊都さんの新シリーズは王女カルセオラリアと勇者アティスと魔王ミトラスが織り成す三角関係ファンタジーというキャッチ。粗筋が純粋に面白そうだったので、『さくらら!』は微妙だったけど買っちゃいました。

中盤までは根底にあるのは魔王討伐に向かったまま行方不明になった許嫁の勇者という鬱な背景があるものの、割とライトに進む。
カルセとおバカな魔王の掛け合いが面白かったり、カルセが魔王に種殻(テスタ)を貪られるシーンがエロかったりと、比較的MFらしいノリなんだけど、終盤ががっつり鬱。

ぱっと見、萌えや魔法バトルのオブラートに包まれてるから判り辛いんだけど、ヒロインが死人人形になっちゃうとか、どういうことだよ。あれか、別レーベルから来た人は割とやりたい放題させてもらえるのか。
設定面では『モノケロスの魔杖は穿つ』と『さくらら!』よりも随分と判り易くなったが、LOVEの部分でかなり倒錯的になった印象。上っ面だけ見てると、カルセ可愛いよカルセ、で終了するんだが。

長いこと二巻の発売が告知されなかったから、またもや一巻終了かと思いきや、二月にようやっと二巻が出ます。

燃:B+ 萌:A+ 笑:C+ 総:A-

著者リンク
犯人は夜須礼ありす(2011/12)

さくらら! (MF文庫J)
さくらら! (MF文庫J)

MF文庫J,アニメ

「メリークリスマス!今宵、皆さんに素敵な臓物が訪れますように!」

ある朝、目が覚めるとナツルはハラキリトラに、ハラキリはトラミミと尻尾の生えた女ナツルになっていた。
というわけで前回で本編は丸投げして、最終回は番外編です。どういうことだよw

紅音、雫、水琴もアニマル達と入れ替わっており、ハラキリ達は人間の身体を堪能する。アニマルにしてもヒロインにしても普段と違うリアクションをするので、見ていて楽しい。
セップクはちゃんと眼鏡掛けてた。

シナリオ自体は適当にもほどがあるが、オールスターでのお祭り騒ぎはコメディとしては良かったかな。あ、白の連中出て来てないか。
セップクが「少し頭冷やそうか」って言ってたけど、よく考えたら、なのはどころかフェイトやはやても出てるんだよな。

総評

そういうわけで、『けんぷファー』全十二回でした。ストーリーを投げっぱなしにしたのはともかく、凄く良い映像化だったと思う。
安定した作画に万人受けするキャラデザ、やりたい放題の声優ネタ、内容にマッチした主題歌と大変良い出来だった。変身シーンは折角のクオリティなんだから、もっと使えば良かったと思う。

アニメ効果は大きいようだし、原作を売るという意味においては成功だったのではないか。ただ、アニメが面白かったからといって、やっぱり原作最後まで読もう!とは思わないなぁ。
後番組は『ひだまりスケッチ☆☆☆』

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

JUMP j-BOOKS,MF文庫J,スーパーダッシュ文庫,一迅社文庫アイリス,角川文庫,雑記

買うもの無いなら古本市場の五百円券が無駄になるのも致し方ないかと思っていたんですが、月末の使用期限が近付くと、やっぱり惜しくなってくるワナ。
で、もう一度行ってみました。何とか+百二十円で券を使い切ることに成功。

・嗤う伊右衛門(角川文庫)
・ぬらりひょんの孫 浮世絵町綺譚(JUMP j-BOOKS)
嗤う伊右衛門 (角川文庫)ぬらりひょんの孫 浮世絵町綺譚 (JUMP j BOOKS)

の二冊を購入。『伊右衛門』は結構ボロボロだったんだけど、券を使うんだったら良いかなと。


さて、新刊の話。今月は25日が月曜のため、スーパーダッシュは公式発売日自体が22日に。MFは25日のままだが、土日補正で金曜発売。一昔前のMFなら、この日程で水曜か木曜には出ていた筈。ブツは、

・ザ・ジャグル 汝と共に平和のあらんことをⅠ
・ぱんつぁのーと <3>
・ゼロの使い魔18 <滅亡の精霊石>
・天川天音の否定公式Ⅲ
・まよチキ! <2>
・ごくペン! <2>
・ダブルアクセス
ザ・ジャグル 1―汝と共に平和のあらんことを (ハヤカワ文庫 JA サ 9-1)ゼロの使い魔 18 滅亡の精霊石天川天音の否定公式〈3〉 (MF文庫J)まよチキ!〈2〉 (MF文庫J)ごくペン!〈2〉 (MF文庫J)ダブルアクセス (MF文庫J)
ぱんつぁのーと 3 (集英社スーパーダッシュ文庫 つ 2-3)

と、タイトルを見て気になっていた一迅社文庫アイリスの、

・パティシエは最強の魔術師です。
パティシエは最強の魔術師です。 (一迅社文庫 アイリス い 3-2)

を購入して、計十冊。おっと、一気に積み本が増えやがったぜ……。まぁ、毎月のことだが。

『パティシエ』は二十日発売だったんだけど、完全に存在を忘れてました。少女小説は新刊台に並ばないからなぁ。
一迅社アイリスの折り込みチラシは各作品のジャンルが明記されているところが面白いな。これは良い手法だと思う。普通の人はきっと興味無い作品の粗筋まで読んだりしないだろうから、アイコンっぽくジャンルを明記して興味を抱き易くしてると思われ。

スーパーダッシュは今月は『ベン・トー』の新刊があるためか、先月は『ベン・トー』とセットだった『カンピオーネ!』の宣伝が丸々一ページに。
『ベン・トー』は初回限定栞か何かが付くらしいし、勢い凄いな。
ベン・トー 5 (集英社スーパーダッシュ文庫 あ 9-7)

そう言や、『初恋マジカルブリッツ』って未だにアニメ化発表されないけど、もしかして完結を待ってのことなのか?

『戦う司書』は最終巻が登場。『BOOK10』って巻数のカウントが付いてるんだけど、こんなん今まで付いてたか?多分、アニメ化に際してナンバリングしたんだろうな。『フルメタ』とかもそうだけど、最初からナンバリングすりゃ良いのに……。
ナンバリングしないのは何巻目から読んでも楽しめるって意味らしいけど、本当にそれで売り上げに影響すんのかな。まぁ、続きものと知らずに途中の巻から買っちゃうって可能性はあるか。
戦う司書と世界の力 BOOK10 (集英社スーパーダッシュ文庫 や 1-10)

『魂振』シリーズの北沢さんの新作『一天四海(いってんしかい)のマーガレット』は名作の翻案らしい。それってガガガの跳訳的なこと?最近、ガガガは出してないみたいだけど。

来月の新刊で気になるのはファンタジア文庫『RPG W(・∀・)RLD』の吉村さんとスニーカー文庫『薔薇のマリア』のBUNBUNさんのコンビで送る麻雀ラノベ『アスカ ~餓狼伝~』とHJ文庫『くじびき勇者さま』の清水さんの新作『どらごん・はんたぁ』一巻。
スーパーダッシュに余所から、そこそこ知名度のある人が来るって珍しいんじゃね?

MFの方では『ゼロ使』の新コミカライズの情報が。タイトルは『ゼロの使い魔 シュヴァリエ』で、作画は緋賀ゆかりさん。新しい切り口のコミカライズなのかと思いきや、単純に望月さん版コミカライズの続きだそうで。何で作画担当交代したんだろう。
つーか、こういうことされると、コミックス買わんといかんのか判断に困る……(´・ω・`)
何にせよアニメ四期フラグですよね。

『かのこん』の粗筋で、ちずるさん留年クソ吹いたwwwwwww
なんちゅーヒロインだ。
かのこん〈14〉どきどき☆らぶれっすん (MF文庫J)

『剣の女王と烙印の仔Ⅳ』では表紙からミネルヴァが降板。代わって登場したのはフラン。
同じく『いつも心に剣を④』では今までユユ単独だった表紙にレーレが登場。
奇しくも同じ巻数で表紙に変化が出るというのは面白い。ただ、個人的には三巻までメインヒロイン一人という構成にしたのなら、最後までそれで貫いてほしいです。
剣の女王と烙印の仔〈4〉 (MF文庫J)いつも心に剣を〈4〉 (MF文庫J)

来月の新刊は二巻多過ぎワロタ状態。記載されてるだけでも八冊あるw
これは下手な鉄砲数撃ちゃ当たる方式のMFのレーベルカラーをよく表してるな。

公式サイトでは十二月発売から延期された『ミカヅチ』がラインナップに入ってるんだけど、チラシには記載無し。『銃姫』最終巻も記載されていなかったし、MFは結構ギリでラインナップに押し込んでくる傾向があるな。
新刊予定から消えるのはぐんにょりするけど、現れるのは嬉しいから良いんだけど。

MF文庫J,アニメ

「俺は雫と紅音と美琴を選ぶ!!」

何故アバン無しで始めるんだ……。

さて、雫が沙倉さんの家から拝借してきたヒアブリライオンから、ケンプファーが戦う理由を聞き出すことに。
それは遠い宇宙で争う二つの惑星の代理戦争だった。だが、青と赤のケンプファーが共闘するという想定外の事態が起こり、モデレーターは白のケンプファーを投入。

勝敗はナツルが男として雫達を選ぶか、女として沙倉さんを選ぶかに委ねられた。でも、沙倉さんの言う「私達」って、どの勢力のことなんだ?モデレーターの勝ちって意味なんだろうか。

学校の屋上で白のケンプファーと戦う雫達。変身三連発は燃える。って、白弱ッ!!
そこへ操られたナツルが襲いかかってくるが、自力で洗脳解除。
業を煮やした沙倉さんは遂に自ら打って出て来。原作にもあった剣と銃装備です。

ナツルは沙倉さんの誘惑を振り切り、雫達を選ぶ。最初に雫の名前を呼ぶってことは何だかんだ言ってナツルの中で雫の存在が大きくなってるんじゃねーか。

テンション上がってパワーアップする雫達。何故か衣装が露出度上がって新デザインに。更にアニマル達が駆け付け、巨大な姿を空に投影して、歓喜の歌を合唱
絵面凄ぇwwwwww

戦闘はさくっと終了して、沙倉さん達は撤退。そしてナツルはハーレム王となるのであった(違
何かやけに二期前提の最終回臭い展開をするなぁと思っていたら、次回予告の「NEXT SHOW」が「EXTRA SHOW」になってるーーーーーーーーーーー!!??
え、最後は番外編なの?本編、あんな投げっぱなしで終わりなの?まさか二期あるの
何じゃそりゃ!

燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A

けんぷファー 3 (MFコミックス アライブシリーズ)
けんぷファー 3 (MFコミックス アライブシリーズ)

MF文庫J

桜木メルトの恋禁術 (MF文庫J)

著:森田 季節 イラスト:nino

「━━『恋』という字は『股』に下心があるという意味の、下品で破廉恥でえっちな言葉だったのよっっっ!」
「な、なんだってーっっっ!」

約三ヶ月三週間半の積み。MF文庫J。『原点回帰ウォーカーズ』二巻の発売から四ヶ月。早くも森田さんの第三シリーズが始動。え、『原点回帰ウォーカーズ』、あれで終わりなの!?まさか打ち切りなの!?
MFであのクオリティなら最低三巻はいけると思ったんだが……。

さて、気を取り直して新シリーズです。「恋禁術」は「れんきんじゅつ」と読みます。タイトル上手いなぁ。

主人公の転校生、大和は小学校時代に告白された(と思い込んでいた)少女、二宮さんと再会し、大はしゃぎ。しかし、告白しようとした矢先、恋禁術師を名乗る少女、桜木メルトに妨害されて……というストーリー。

恋に生きる平凡な少年が破天荒なヒロインに振り回される話かと思いきや、大和は大和で結構変人なワナ。
お察しの通り、恋愛禁止と言いながらも、段々お互いに引かれ合っていく大和とメルト。
あれ、何か今一つだな……。『ビター・マイ・スウィート』シリーズといい、『原点回帰ウォーカーズ』といい、MFらしからぬ捻くれた森田さんの作品が好きだったんだが。
あと、『みみっく!』収録の『ウタカイ』とか。
もっと徹底的に恋愛撲滅に動いた方が面白かった気がするなぁ。大和はメルトに惹かれるけど、メルトは全く意識してない、みたいな。

で、本作が発売されたのは〇九年の九月。しかし、二月までに続刊が出る予定は無い。これはどういうことだ?
今一つだったとはいえ、MFでこの内容なら三巻は堅いと思うんだが……。
著者の都合なんだろうか……。つーか、森田さんってまだ三巻までシリーズ続けたことないよなぁ。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B

著者リンク
原点回帰ウォーカーズ <2>(2009/05)
不堕落なルイシュ(2010/06)

ともだち同盟(ハードカバー、2010/06)
不動カリンは一切動ぜず(ハヤカワ文庫JA、2010/09)
お前のご奉仕はその程度か?(GA文庫、2011/07)
エトランゼのすべて(星海社FICTIONS、2011/10)
神聖魔法は漆黒の漆原さん(MF文庫J、2012/01)
落涙戦争(ソフトカバー、2012/03)
ノートより安い恋(yhNOVELS、2012/03)
デキる神になりますん(ファミ通文庫、2012/03)
小説 いまいち萌えない娘(ソフトカバー、2012/09)
魔女の絶対道徳(2012/11)
つきたま ※ぷにぷにしています(ガガガ文庫、2012/12)
ウタカイ(yhNOVELS、2013/01)
どうせ私は狐の子(TOブックスソフトカバー、2013/02)
クラスメイト・コレクション -僕のクラスは生徒がいない-(GA文庫、2013/05)
烈風の魔札使と召喚戦争 <1>(オーバーラップ文庫、2013/08)
不戦無敵の影殺師(ガガガ文庫、2014/03)
アルケミストの終焉創造術(GA文庫、2014/04)
セントレイン戦記1 ~七戦姫と禁忌の魔剣士~(オーバーラップ文庫、2014/11)
封神演戯(ダッシュエックス文庫、2015/05)
伊達エルフ政宗(GA文庫、2016/04)
てらめぐりぶ?(ホワイトブックス、2016/04)
異世界作家生活 女騎士さんと始める ものかきスローライフ(ダッシュエックス文庫、2016/05)
チートな飼い猫のおかげでレベルアップ。 さらに獣人にして、いちゃらぶします。(GAノベル、2016/11)
スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました(GAノベル、2017/01)
赤ペン精霊の神剣ゼミでクラス最強の魔法剣士になれました(レッドライジングブックス、2017/01)
異世界お好み焼きチェーン 大阪のオバチャン、美少女剣士に転生して、お好み焼き布教!(アース・スターノベル、2017/06)
若者の黒魔法離れが深刻ですが、就職してみたら待遇いいし、社長も使い魔もかわいくて最高です!(ダッシュエックス文庫、2017/06)
織田信長という謎の職業が魔法剣士よりチートだったので、王国を作ることにしました(GAノベル、2017/07)
魔王です。女勇者の母親と再婚したので、女勇者が義理の娘になりました。(ガガガブックス、2018/09)
きれいな黒髪の高階さんと(無職)と付き合うことになった(GA文庫、2018/11)
女賢者の明智光秀だが、女勇者の信長がパーティーにいて気まずい(LINE文庫エッジ、2019/10)
昨日、助けていただいた魔導書です(ダッシュエックス文庫、2020/03)
異世界エルフと京大生(星海社FICTIONS、2024/07)

MF文庫J,アニメ

「少しは興奮してくれた……?」

『戦う司書』一時間スペシャルをリアルタイムで視たので録画分。
沙倉さんの暗躍に翻弄される紅音達。その最中、沙倉さんに操られたナツルに押し倒される雫。どう見ても規制入りました。本当に有り難う御座居ました。

しかし規制といっても、地上波とは比べ物にならないくらい見えていました。温泉のシーンも『乃木坂春香』とか見てると、凄い湯気が少なく見えるw

今回のラストで雫は沙倉さんが黒幕であると確信するが……。
残り二回で決着つくのか?

相変わらずアニマル達が半端無く可愛いです。

燃:C 萌:A+ 笑:B- 総:A-

けんぷファー7 (MF文庫J)
けんぷファー7 (MF文庫J)

MF文庫J

三流木萌花は名担当! 2 (MF文庫J た 5-9)

著:田口 一 イラスト:をん

「━━私は、『売れる』本も『売れない』本も、『良い』とされる本も『悪い』とされる本も取り扱い、全国の書店さまに販売していただく。なぜだかわかるか」
「え、ええと……なぜでしょうか……?」
「本の価値を決めるのは私たちではない。読者だからだ」
「━━だからな、華撫(かなで)。お前がどの本を愛読しようと、私は誇りに思うこともなければ、恥に思うこともない。お前が読んだ本の価値は、お前自身にしか決められないのだ」
「じゃあ、わたくしは……恥ずかしがらなくてもよいと……?」
「読んだ本が好きになったのなら、その気持ちに自信を持て」

約二週間半の積み。三ヶ月振りの新刊。表紙は制服の下にスク水を着こんだ萌花さん。本編と全然関係無いイメージイラストだよ!
前巻から思っていたが、ゼッケン付ける位置おかしくねぇか……?

さて第二巻。二巻の原稿を執筆するために、夏休みを利用してカンヅメを敢行する孝一と萌花さん。ここに一巻では殆ど触りだけだった二人のサブヒロイン、風見鶏さんと姫さんを加えてストーリーが展開するのかと思いきや、一気に二人ヒロイン増えたーーーーーーーーーーーーーーーーー!!??

今回は作る話であると同時に、売る話でもある。ということで、ラノベ専門店の娘さん、本谷(もとや)さんと大手取次会社の娘、華撫さんが登場。
そう、売るという部分にかなりウエイトが置かれており、版元と取次と書店の関係性が説明されていたり、売り場面積でどーのこーのといった耳が痛くなるような話までわんさか。
勿論、フィクションなので脚色は入っているだろうが、これは勉強になる。
ただ、配本指令室での配本数決定のシーンはやんちゃ過ぎて腹筋割れるかと思った。途中から『エヴァンゲリオン』じゃねーかw

ラノベ専門店ノベラーズRUNでは十年以上前の作品や一般文芸に進出した作家さんの作品、更に題材になり易いSFや科学の本まで取り揃えられているらしい。

ここで働きてぇええええええええええ

ええええええ!!!!

一巻と同様、章扉には架空のラノベ紹介が。「ぱん×ぶら」が読みた過ぎる件。

いやしかし、これは面白い。ラブコメというオブラートが掛けられているけど、出版業界の流通にスポットを当てる素晴らしい作品だと思う。
正直、二巻でブレーキ踏んだら嫌だなぁと思っていたんだが、ブレーキどころか更にアクセルがかかった感じ。Sランクも夢じゃなくなってきた。

最後は三巻へと続いてます。

燃:B+ 萌:A+ 笑:A 総:A+