MF文庫J

ゴミ箱から失礼いたします (MF文庫J)

著:岩波 零(りょう) イラスト:異識(いしき)

「ま、別にいいじゃない。諦めてゴミ箱に入ったまま一生を終えれば」
「昨夜身内にも似たような台詞を吐かれましたが、絶対に嫌です」

約一ヶ月二週間の積み。MF文庫J第5回新人賞優秀賞受賞作。なんちゅータイトルやねん、と思って購入。
表紙に主人公が居ます。帯があっても辛うじて見えてます。髪の毛が。

主人公、萌太(もえた)はある日ゴミ箱に入ったまま抜けられなくなってしまう。妖怪ゴミ箱男の誕生である。何だこれ。
脱力系ギャグの塊みたいな。ガガガ文庫の『邪神大沼』に通ずるものがある。最後まで読んでも結局何なのかよく理解らない。しょうもなくて笑ってしまうパターン。
ただ、『邪神大沼』に殆どLOVEが無いのに対し、流石MF文庫J。LOVEはちゃんとある。

正直、中身があるか無いかで言えば、全く無い。しかし、そういう部分を楽しむ作品ではないと思うんだ。というか、この内容で文庫一冊分やりきったことが凄いと思うw

次は二月だっけ。一応続投。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B+

シリーズリンク
ゴミ箱から失礼いたします <2>(2010/02)

第5回MF文庫Jライトノベル新人賞リンク
まよチキ!(最優秀賞、2009/11)
ごくペン!(審査員特別賞、2009/10)
竜王女は天に舞う One-seventh Dragon Princess(佳作、2009/11)

MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞リンク
喰 -kuu-(第6回、2010/11)
Tとパンツとイイ話(第7回、2011/10)
失敗禁止! 彼女のヒミツはもらさない!(第8回、2012/10)

MF文庫J

機巧少女は傷つかない〈1〉 Facing
著:海冬 レイジ イラスト:るろお

「夜々(やや)……」
「はい、雷真(らいしん)」
「俺の胸中に渦巻いている、このどす黒い感情は一体何だ?」
「……劣情?」
「怒りだ!何でおまえは毎度毎度、ひとさまの誤解を招くようなことを言うんだよ!」
「だって……っ!あの女が、いやらしい目で雷真を見るから……っ!」
「イヤな目でひとを見てるのはおまえだ!」

約一ヶ月二週間の積み。MF文庫Jにファンタジア文庫『幻想譚グリモアリス』でお馴染みの海冬さんが殴り込みです。タイトルの「機巧少女」は「マシンドール」と読みます。
買おうかどうしようか迷ったんですが、文庫一巻刊行と同時にイメージCD企画を発表したりするってことはよっぽと編集部としては自信があるようで、ならばと思い購入。

帯には「少女と魔術が共鳴するとき、『夜会』の幕が上がる――!!」って書いてあるんだけど、『禁書目録』みたいだなw

イラストは『ムシウタ』でお馴染み、るろおさん。ファンタジア文庫『白夢』に続いて、またもや登場。『ムシウタ』の仕事が減ったからかな。
総扉は表紙の差分変化になっています。舞台は二十世紀初頭の英国。日本からの留学生、雷真がパートナーの自動人形(オートマトン)、夜々と共に人形使いのトップ、魔王(ワイズマン)を決める戦い、通称夜会への参加権利を得るため奮闘する。

いつも心に剣を』や『剣の女王と烙印の仔』あたりまでは他レーベルからの作家さんにはファンタジーを書いてもらっていたMFですが、最近は結構他レーベルからの人でも、ジャンルに拘らず書いてもらっているようで、ファンタジー世界が舞台じゃありません。
他で言うと、『くノ一見参!』や『焔のシグナティス』あたりがそうか。

要するに学園バトルものなんですが、雰囲気が結構電撃っぽい気がする。漢字にがっつり片仮名のルビを振ってくるあたりとか。
設定も結構考えられていそうで、今後どんな自動人形が出て来るのか楽しみ。

とか何とか、バトル要素絡みの話はともかく、雷真大好きな夜々

可愛いよ夜々!!一歩間違えばヤンデレだけど、これは可愛い。ちょっとでも雷真の側に女の気配があると暴走しだすところが面白い。
和ゴス(?)な衣装が、これまたツボなんだよなぁ。目次のデフォルメイラストも可愛い。
タイトルの「傷つかない」って、どんなに雷真にそっけなくされても傷つかないって意味ですよね(ぇ

もう一人のヒロイン、シャルは殆ど『グリモアリス』のアコニットさんです。

そして、コミケで先行販売されたイメージCD。どこまで企画が進んでいるのか知らんけど、コミカライズくらいまではいってほしいなぁ。
映像映えしそうだからアニメまで行けると良いなぁ。今なら、先に『えむえむっ!』と『緋弾のアリア』がくるだろうけど。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
機巧少女は傷つかない2 Facing “Sword Angel”(2010/03)

コミカライズリンク
機巧少女は傷つかない <1> CD(Side-B)付き特装版(2010/11)
ジーンメタリカ -機巧少女は傷つかない Re:Acta- <1>(2013/09)

アニメリンク
機巧少女は傷つかない 第1話「Facing “Cannibal Candy” I」

著者リンク
も女会の不適切な日常 <1>(ファミ通文庫、2012/03)

イラストリンク
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる(GA文庫、2011/02)

花咲けるエリアルフォース(ガガガ文庫、2011/02)
薔薇十字叢書 ヴァルプルギスの火祭(講談社ラノベ文庫、2015/11)
パパ!パパ!好き!好き!超超愛してる(ファンタジア文庫、2018/07)

MF文庫J

鳳凰堂みりあは働かない! 2 (MF文庫J)

著:石川 ユウヤ イラスト:シロガネ ヒナ

「おまえら!ちゃんと、おかねは持ってないな!?」
「イエス、無一文!」
「よし。それでこそニートを目指すものだ。この勝負━━」
「先に働いたほうが負ける!」

約一ヶ月二週間の積み。三ヶ月の積み。表紙はメインヒロインみりあに続き、黒蓮寺燐子。
口絵ではブルマとか白い粉とか「おまえはすでに働いている」とかwktkせざるを得ない要素がたんまり。白い粉とかアカン過ぎるw

今回は連作短編形式。早くも四人目のヒロイン投入とはいかがなものかと思いつつもナイスブルマと言わざるを得ない。

正直、全然期待してなかったんだけど、とにかくニートへこじつけようとする姿勢が面白くなってきた。
hATarakanai、略してATフィールドとか、物体としてのニートとか。しかも、ただ単語を言うだけじゃなくて、一応無茶理論を展開してるのがアホ過ぎる。特に物体としてのニートの理論が。石川さん、頭おかしいw

当然ラブコメも、ちゃきちゃきと進んでます。
次は二月だっけか。これは続きが楽しみになってきたかもしれん。

燃:C 萌:A 笑:A 総:B+

MF文庫J

まよチキ! (MF文庫J)
著:あさの ハジメ イラスト:菊池 政治

『頑張ってね。私は今手が離せないの』
「なんだよ。漫画喫茶でなんかあったのか?」
『ええ。とても深刻な事態よ。今、ジョ×ノの体に入ったナラ×チャが大変なことに……』
「とりあえずジョ×ョを読むのをやめろ!」

MF文庫J〇九年十一月の新刊。第5回新人賞受賞作最優秀賞受賞作品。最初はスルーしたんだけど、某書評サイトの感想を読んだら気になったので購入。
応募時は「迷える執事とチキンな俺と」という副題が付いていた筈。
イラストはファンタジア文庫『クジラのソラ』でお馴染みの菊池さん。

表紙はヒロイン、男装執事のスバル。ちょっとだけ服が脱げ掛けているだけの構図かと思いきや、帯を外すと、ぱ ん つ は い て な い
いや、ぱんつどころか下半身何もつけてねぇや!前貼りしてますとか言われたら知らんけど。

口絵の人物紹介では主人公一人に対し、女の子三人。くどいようですが、男性主人公一人に対し、ヒロインは三人。これぞMFラブコメテンプレート。テストに出ます。

主人公、近次郎は偶然、クラスメイトのお嬢様、涼月奏に使える執事スバルが女の子であることを知ってしまう。スバルは高校三年間の間に女であることがバレたら、執事を止めさせられてしまうので、近次郎は監視されることに。それと同時に彼の女性恐怖症克服プログラムがスタートする。

ごくごく普通のラブコメなんだが、三人のヒロイン、スバル、涼月、妹の紅羽(くれは)は三人ともが近次郎に想いを寄せているわけではなく、片想いの矢印があっちゃこっちゃに飛んでいる状態。
主人公を中心とした四角関係じゃないだけで何だか新鮮に感じる俺は完全にMF黄金パターンに調教されていると思う。

うーん、面白いような面白くないような……。ギャグはスベっているときもあり、面白いときもあり。
さくっと読めるという意味では優秀。ただ、がっつり楽しめるかというと全然そんなことはない。
ただ、涼月が近次郎に対してデレれば、ワンランクアップくらいは期待出来る……筈。

あとはイラストがなぁ。背景白過ぎ。よく見たら口絵もパソコン上の処理で誤魔化しているように見える。素人だから判らんけど。
背景は描かなくても、せめて何かこうエフェクト的なものをですね……。
一迅社文庫『えでぃっと!』を読んだあとだとあんまりズケズケ言えないけど。

次は今月、つまり一月。取り敢えず続投で。

燃:C+ 萌:B+ 笑:B 総:B+

シリーズリンク
まよチキ! <2>(2010/01)

アニメリンク
まよチキ! 第1話「エンド・オブ・アース」

著者リンク
桃音しおんのラノベ日記1 11歳の創作活動(講談社ラノベ文庫、2013/08)
学年トップのお嬢様が1年で偏差値を40下げてギャルになっていた話(講談社ラノベ文庫、2015/12)
編集さんとJK作家の正しいつきあい方(ファンタジア文庫、2017/03)

イラストリンク
巡ル結魂者 <1>(講談社ラノベ文庫、2013/09)
今すぐ辞めたいアルスマギカ(ファンタジア文庫、2014/10)

第5回MF文庫Jライトノベル新人賞リンク
ごくペン!(審査員特別賞、2009/10)
ゴミ箱から失礼いたします(優秀賞、2009/11)
竜王女は天に舞う One-seventh Dragon Princess(佳作、2009/11)

MF文庫J

僕は友達が少ない 2 (MF文庫J)

著:平坂 読 イラスト:ブリキ

「では先輩。ためしに理科と性行為でもしてみましょうか」
「ぶっ」
「な、なななななにを言っているのだ貴様は!破廉恥な!」
「いえ、友達作りに役立つかと思いまして」
「それは友達作りじゃなくて、子作りの行為よ!」
「上手いこと言ったつもりか!」

約一ヶ月二週間の積み。三ヶ月振りの新刊。表紙は星奈だけと見せかけて、帯を外すと小鷹も居ます。帯に隠れているとはいえ、MFの表紙に男が出るのは珍しい。

今回は前回少ししか登場しなかった、理科、マリア先生、小鷹の妹の小鳩が加入し、更に賑やかに。あれ、小鷹以外、みんな美少女じゃん……。幸村もこの際美少女というカテゴリーで良いとして、隣人部って実はかなりのリア充空間なんじゃ……。
小鳩可愛いよ小鳩。

目次をぼんやり見ていると、「リレー小説」があって吹いた。明らかに『ラノベ部』である「ブンゲー部」っていう小説の影響で小鷹がやってみようと提案する。何というやりたい放題。
小鷹はリレー小説がリア充っぽくて楽しそうだったと語るが、それは美少女が居るからだろうーが!!勘違いしないで!リレー小説だけではどうにもならないよ!まぁ、友達が居るという実感は湧くかもしれんが。

美少女が増えると当然ラブコメがやり易くなるわけで、そういう意味では前巻より面白くなったかなという印象。ただ、やっぱり『ラノベ部』の面白さをひきずっている俺が居ます。
ブリキさんのイラストってムラがあると思うのは俺だけ?

ネタは相変わらず全方面から引っ張って来てるなぁ。でも、MFからタイトルから取ってきているものが多い。まさかミツルギファイヤー文庫が出て来るとはな……。

そして、女性陣、みんな「ウ〇コ」って言い過ぎだと思うんだw

後書きでは今回、夜空と星奈がはいてないって書いてあって吹いた。確かに全編通して、はいてませんw

燃:C 萌:A 笑:A- 総:A-

MF文庫J

銃姫 11 (MF文庫 J た) (MF文庫J)
著:高殿 円 イラスト:エナミ カツミ

「きみに、伝えたいことがあるんだ」

約一週間半の積み。十巻と同時発売の完結巻。表紙はセドリックとアンブローシアとエルウィング。正直、間が空き過ぎていて、相当モチベーション下がってたんだけど、表紙にセドリックが居るのを見た途端、購入意欲が跳ね上がりました。最後の最後で表紙に出してもらえるとはなぁ。

著者紹介で三角関係と見せかけて、やりたい放題やった書いてあって吹いた。確かに、三角関係のラブコメっぽかったのって序盤だけだったよなw
口絵のピンナップはやっぱり十巻と繋がる仕様でした。辛うじて全員誰か判るという状態。

さあ、全ての謎が明かされる最終巻。セドリックは世界かアンブローシアか、という究極の選択を強いられる。

アンブローシアを選んだために、世界の半分以上が水没し、世界は大きく様変わりした。どうも現実世界の世界地図に近づいたようだが。
後書きでは、すこぶる平和な幕引きって言ってたけど、どこがやねん!!カタストロフやったやん!モブ死にまくってるやん!!
そりゃ子供まで作って平和に暮らしてるセドリックとアンブローシアは平和だろうけどさぁ!
大海嘯に呑み込まれた人達はたまったもんじゃないよなぁw

総評

というわけで、「心よ、届け。弾丸のように」、ファンタジー群像劇『銃姫』全十一巻、これにて完結。終盤に差し掛かったあたりから、複数シリーズ同時進行と出産の影響で、終わる終わる詐欺状態になりつつも、無事完結出来たことをまずは祝いたい。

ただ、やっぱり間が空くとモチベーションが下がっちゃうんだよなぁ。特に群像劇となると多数の登場人物の把握が結構重要になってくると思うんだけど、それを忘れちゃうわけですよ。

まぁ、銃姫の正体が判ってすっきりしたので今は満足です。
コミカライズ第二弾って、もう始まってるのかな。

燃:B+ 萌:C+ 笑:C+ 総:A-

MF文庫J

オウガにズームUP! 4 (MF文庫J ほ 1-7)
著:穂史賀 雅也 イラスト:シコルスキー

「馬鹿め。偶然?そんな偶然があるか。向こうの世界から自力で夜の世界に来た人間などいない。それは奇跡と言うんだ。もしくは運命と言う」

約一週間の積み。四ヶ月振りの新刊。打ち切り完結でござる。

嫌ぁぁああああぁあああぁあぁあああああああAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!
これから!これから面白くなってくると思ったのに!!何でやねん!四巻発売決定した時点で、第一打ち切りポイント突破したぜ!って思ったのに!まぁ、同レーベル『魔女ルミカの赤い糸』も四巻でばっさり終わったけどさ。

表紙はセーラー服+スク水のククル。セーラー服が無ければ、もっと良い表紙だったと思うんだ。
同時発売だった『三流木萌花は名担当!』二巻とセットで、まさかのダブルスク水攻撃です。
ちなみにイメージイラストです。

口絵は四ページしかりません。しかし、見開きで描かれているクルル成長バージョンがエロいの満足しました。シコルスキーさんのイラストはたまにやたらツボにハマるのがあるから困る。
カンピオーネ!』と『くれは×リミテッド!』で忙しいのか。って、全部、タイトルの最後にエクスクラメーションマーク付いてるなw

『37度1分の発熱』

ククルがオウガ族特有の病気で金髪になった上、スタイル抜群の美少女に進化する話。
風邪をひくまでは、ククルを放ったらかして自室で美少女ゲーム三昧。それが穂史賀さんクオリティ。

『だってほら夏休みだから』

道端でニンジャを拾うって発想が理解らない……!
ユージは登場せず、彼のクラスメイト、勇魚(いさな)が主人公。こういう淡い恋愛エピソードがもっと読みたかったんですよ、俺は!

『Exchange』

宮内さん、勇気を出して告白するの巻。ダメ山手線ゲームが切な過ぎるw

ユージは実はラノベ主人公の中でもかなり上位のリア充なんではないかと思う。
宮内さん、可哀想に。打ち切りでなければ、もっと掘り下げてもらえただろうに……(´・ω・`)

『星のない空の下』

理科部合宿に来ていた筈なのに、気付いたら夜の国に居たぜ!シノビ族に攫われたククルを助けに行くぜ!何か最後にいきなり日下部さんに告白されちゃったぜ!という話。
話の畳み方がパワープレイ過ぎるw
バッターボックスに入ってから、バットを持っていないのに気付いて、拳で球を打ち返そうとするくらいの無茶展開だった。挿絵に出してもらえない日下部さんが宮内さん以上に不憫。と言うか既刊を見返さんと顔が思い出せんかった。

『明日への階段』

「愛してる」って、そんなさくっと言える言葉ではないと思うんだ。一応、ユージがククルを選んで終了。
宮内さんに対する答えは結局判らないまま。せめて、後五十ページあればなぁ。

総評

というわけで、穂史賀さんの第二シリーズ『オウガにズームUP!』全四巻でした。最初からクラスメイト全員のデータが設定されていて、アンケート葉書で目立つキャラを選ぶ企画は『ネギま』のパクリじゃんと言われようと、俺は好きでした。

また、デビューシリーズ『暗闇にヤギを探して』の頃からあった独特のテンションとストーリーテリングも健在で良かった。
何て言うのかな、一風変わった恋愛ものというか。お茶漬け感覚でさらさらっと読めるのが良かったんですよ。

こんなに打ち切りが悔しいのは久し振りなんだぜ。くっそぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおぉおおおおおおおおおお!!!!
『神様のお気に入り』みたいに復活せんもんだろうか。だって、二階堂と上村先生がどうなったか超気になるじゃん!!

燃:C 萌:A+ 笑:B 総:B+

暗闇にヤギを探して (MF文庫J)
暗闇にヤギを探して (MF文庫J)

MF文庫J

緋弾のアリアIV (MF文庫J)

著:赤松 中学 イラスト:こぶいち

「パットは、ファッション!パットは、おしゃれ!パッ!ト!は!無罪!」

約四ヶ月一週間半の積み。五ヶ月振りの新刊。サブタイトルの「緋弾」は「スカーレット」と読みます。
表紙はキンジの兄キンイチの女装モード、カナ。まさかのタイツ要員。立ち姿がかっけーです。
キャラ紹介を見てると、当分は表紙要員に困ることはなさそう。

さて、三巻から地続きで始まる第四巻。アリアを殺すと宣言した兄に背き、対峙するキンジ。
というのはさておき、今回の肝はアリアと白雪のバニーガールだと思うんだ。こぶいちさん、良い仕事するなぁ。

で、遂に作中で登場する「緋弾のアリア」という単語。覚醒したアリアはとんでもないチート性能を発揮していたが一体……?
また、ヒステリアモードのキンジも大概チート。銃弾を噛んで受け止めるとかどんだけw
そしてキンジ達の前に姿を現すイ・ウーの潜水艦。その中から現れたイ・ウーの頂点『教授(プロフェシオン)』はアリアの曽祖父シャーロック・ホームズⅠ世だった!
って、また引っ張ったーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!??
もうええわ!何で毎回次へ引っ張んねん!

次は十二月。つまり、とっくに出てるんだぜ。

燃:B 萌:A+ 笑:B- 総:A-

MF文庫J

銃姫 10 (MF文庫J た 4-10)

著:高殿 円 イラスト:エナミ カツミ

誰もが、そのときの自分を映す鏡だった。会う人会うひと、誰もがただ一人として同じ生まれでも血縁でも幼なじみでもなかったけれど、どこか僕に似ていて、僕の内面を映し出し、僕を傷つけ、僕を救った。
そして、その喜びの一歩、苦節の一歩をつなぎ合わせて、僕はここまで来た。

約一週間の積み。一年九ヶ月振りの新刊。間空き過ぎて内容全然憶えてないんだぜ。
二冊同時刊行で遂に完結です。同時刊行は高殿さんの意向だそうで。
表紙はウェディングドレス姿のアンブローシア。前巻がエルウィングだったから、そりゃそうだろうな。
MF文庫Jの装丁が変わってからは背表紙のタイトルと著者名の間に細い白線がひかれるようになったが、『銃姫』にだけは付いていない。これは既刊と並べたときのことを考慮してるんだろうか。『パラケルススの娘』もチェックしてみよう。
口絵のピンナップは最終巻と繋がるのかな。

内容を忘れているとは言っても、読んでいる間にある程度は思い出してきました。最終章ということで否応なく盛り上がっちゃう。
セドリックが父から母親の話を聞くシーンは良いシーン。

で、明かされそうで明かされない銃姫の真実。最終巻まで焦らすか……。くそう、すぐ続きが読みたいぜ!って最終巻に飛び付くほど読みたいかと訊かれれば、そうでもないという中途半端な状態。まぁ、二月に『白ポリ』が出るなら、それまでには読むことになるんだけどさ。

山奥の村で一時の幸せを噛みしめるセドリックとアンブローシア。だが、残酷な運命がようやく再会出来た二人を再び引き離す……というところまで。泣いても笑っても、次でラスト。果たしてハッピーエンドは迎えられるのか?

燃:B 萌:B- 笑:C 総:A-

パラケルススの娘 9 メフィストフェレスは踊る (MF文庫J)
パラケルススの娘 9 メフィストフェレスは踊る (MF文庫J)

MF文庫J,アニメ

「あたしが信じるあたしを信じろってアニキも言ってました」

何という天元突破w
このとき、セップクが見ていた本って、この作品の設定書か何かだよな。

勢いで紅音とデートすることになったナツル。テンションアゲアゲの紅音だったが、当然のように雫、水琴も現れるのだった。更に沙倉さんまでも。
というわけで、水着回です。沙倉さんの男ナツルに対する態度が淡白過ぎて泣ける。
紅音は眼鏡を外しても見えてるんだろうか。

そんな中、白のケンプファーの襲撃があったり、沙倉さんが悪女モードになったりと話が進み始めました。と言っても、もう後三回しかないんだよな。時間経つの早ぇー。

ところで風呂上りのアニマル達が可愛過ぎるんですが。チッソクがタオルを胸元で巻いていて吹いた。でもカンデンは全開にしてる不思議w

次は二週間後。

燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A

けんぷファー〈6〉 (MF文庫J)
けんぷファー〈6〉 (MF文庫J)