MF文庫J

えむえむっ!4 (MF文庫J)

著:松野 秋鳴  イラスト:QP:flapper

 

「いいか、俺はいまからすごく当たり前のことを言うぞ!?パンツは食べられませんっ!」

「大丈夫、太郎ちゃんなら食べられるよ」

「食べられねえよ!なにその『わたし信じてるから……』みたいなまなざしは!そんな目で見つめられてもパンツは食べませんから!」

「熱いお湯にさっと通して食べたらおいしいと思うよ」

「しゃぶしゃぶみたいに!?

「お野菜を包んで食べるの」

「わお、健康的っ!――ってバカか!」

 

          (最高の誉め言葉)

 

  過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。


  さて、これまでの表紙は石動先輩と嵐子、あと帯の下に太郎という構成だったが、今回は何とお姉ちゃんのターン!!太郎も初めて、帯に隠れない場所に登場だ!

  しかもカバー裏でもお姉ちゃんのターン!!こんな装丁をやってもらえるとは、これはもうアニメ化の前兆としか!<超希望的観測

  このまま本編も、ずっとお姉ちゃんのターン!かと思いきや、本編はいつも通りでした。いつも通りと言っても変態度の加速具合が半端じゃねぇ。最早『いぬかみっ!』でも太刀打ち出来ないんではないだろうか。巻を重ねる毎に太郎だけではなく、脇役の変態度合いも酷くなってきている。

  どうやら石動先輩と嵐子のターンが交互に来るようだが、今巻は石動先輩のターン。これは良いツンデレだ。出番が少ないものの、嵐子もしっかりアピールしてます。つーかピンナップの破壊力に、ああもう僕はどうしたら良いのかと!

  だが、やはりロケットスタートの役目を担っているお姉ちゃんも強い。一冊丸ごとお姉ちゃんのターン来ねぇかな……。つーかお姉ちゃん特製目覚ましが欲しい。

  やっぱり今回もあったパロディヒロインシリーズは、『Air』の観鈴です。多分。店長が無理矢理学園祭にやってきてまで、このネタをやるってことは今後も続くんですねw

  そんな感じで四巻でした。ここまで来たら、もう打ち切りの心配は無いだろう。

 

燃:A  萌:S  笑:S  総:S

MF文庫J,コミカライズ

ぷいぷい 3 (MFコミックス アライブシリーズ)

作画:なもり 原作:夏

 

「座堂のメイド姿……確かに良いかもしれないな……」

 

 何て爽やかな顔でw

 

 さて、コミカライズ第三弾にして完結巻。このタイミングで終わるってことはアニメ化の望みは消えたか……。

 

 もうストーリーにどうこう言う作品じゃないよね。シエラ可愛いよシエラ。それが全て。ブルマとスク水が拝めて満足です。

 

総評

 そういうわけで、絵師直々のコミカライズ全三巻でした。いやもうシエラ可愛いよシエラとしか言いようがない。

 

燃:C 萌:A+ 笑:B 総:B

ぷいぷい! (MF文庫J)

MF文庫J

らぶジェネ!〈2〉 (MF文庫J)

著:本田 透 イラスト:鶴崎 貴大

 

「か、か、かわいいとか……言うな……ばか」

 

 約一週間の積み。四ヵ月振りの新刊。表紙は竜宮さん。

 

 内容はもうベッタベタにMF文庫Jテイスト。後は本田さんのカラーがちょこちょこ垣間見える感じか。

 

 と言うか、男の子の筈のシュルトリッヒが一番可愛いのはどういうことなんだw

 シュ~ちゃん可愛いよシュ~ちゃん。

 

 一巻に比べて、やや減速したような気はするが、イラストが良いので三巻までは。

 

燃:C 萌:A 笑:B 総:B

 

MF文庫J

かぐや魔王(まお)式!〈第3式〉 (MF文庫J)

著:月見 草平 イラスト:水沢 深森

「あの……、窓を開けたら強風で、ブラウスが……飛んで」
「どんだけイタズラな風だよ!」

約5日の積み。3ヶ月振りの新刊。表紙は順当にあいふぉん。今回ははいてない構図ではありません。あいふぉん可愛いよあいふぉん。
今回も帯の裏は3コマ漫画。しかも口絵へ続いています。これ、帯無しのやつ買ったら残念なことになるんじゃ……。

さて、ライバルキャラ生徒会の美紀と舞が登場。更に錦織の妹、梢も登場し、これでしばらくは表紙のキャラに困りませんね。
と思っていたら、ちゃっかり次巻で再び閣下登場とかなりそうで怖い。いや、きっと次の表紙は生徒会長の筈!

前回、閣下は秘密基地での服装を旧スクと定めたわけだが、その場限りのネタだと思っていたら、今回もちゃんと着てらっしゃいました。その所為で風邪ひいてたけど。

何だかんだで閣下可愛いよ閣下。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

MF文庫J

魔女ルミカの赤い糸〈2〉緋色の花嫁 (MF文庫J)

著:田口   イラスト:カズオキ

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  総扉では、またしても全裸ニーソ(矛盾言葉)ですよ。

  こっちは『クダン』とは異なり、伸ばす方向性を間違わなかった模様。着実に変態性がアップしています。

  主人公の琴也はヒロイン達の身体中を舐め回したり、セーラー服を着ている姿を見られる快感に目覚めたりと自由な振る舞いを見せる。

  取り敢えず、とにかくエロい。よく読むと、とんでもないとこまで舐めてるんじゃ……。

  で、一巻でも存在意義が判らなかった双子の幼女は今回も出て来ただけ。これはもう三巻で舐め回すしか!(ぇ

  そして後書きで担当さんのスケベ具合について、イニシャルトークで書いといて、最後の謝辞でちゃっかり名前を書いている著者は外道w


  そんな感じで二巻でした。魔法バトルは伸ばさなくていいので、ひたすらエロさんに特化するべきだと思います。

燃:B  萌:A  笑:B  総:B

MF文庫J

クダンの話をしましょうか〈2〉 (MF文庫J)

著:内山 靖二郎
 イラスト:朝未

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

 『渚フォルテッシモ』みたいに二巻で、ぐっと面白くなるかもしれんと期待したが、無駄でした。浮きもせず、沈みもせず。

  本作にも見開き挿絵が見受けられたが、担当さんの意向なんだろうか。

  内容に関しては、ボケのセンスを伸ばした方が良いと思うんだけどなぁ。切り捨て。

燃:C  萌:B  笑:C  総:B

MF文庫J

けんぷファー〈6〉 (MF文庫J)

著:築地 俊彦  イラスト:せんむ

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  表紙はナツルと紅音。いつもは総扉は表紙の使い回しなのだが、今回は同じに見えて、違うという構成。せんむさんに余裕があったのかな。

  さて、MF文庫の十八番、いきなり短編集ですよ。前巻で佳境に入った感じだったところに、これか。

  メイド喫茶再びのお約束ドタバタコメディから始まり、各ヒロインにスポットを当てた短編がそれぞれ一本ずつ。見開きイラストがえらい多いな。四回もあったぞ。

  で、紅音可愛いよ紅音。勿論変身前な。

  巻末には臓物アニマルコレクションが付属。粗筋に臓物アニマルも出るよって書いてあったから、てっきり臓物アニマルが主役の短編でも載ってるのかと。


  ところで、築地さんって結婚してたの!?後書きで、いきなり奥さんとか出て来て、ビックリしましたよ。いやしかし、『ポリフォニカ』作家って、既婚者多いな。

燃:C  萌:A  笑:A  総:A

MF文庫J

ゼロの使い魔 16 (16) (MF文庫 J や 1-19)

著:ヤマグチ ノボル イラスト:兎塚 エイジ

「『ちいさいにゃんにゃん、大きいにゃんにゃんに苛められたいにゃん』って言ってごらん」

才人は駄AVの監督か何かかwwww
約二ヶ月四日の積み。『ゼロ使』には珍しく五ヵ月空いている。サブタイトルの「安穏」は「ティータイム」と読みます。

さて、サブタイトルからすると、ちょっと一休みな短編集に見えますが、ガチで本編進行です。
前半は割と平和なんだが、後半、ルイズが才人との二人の城を飛び出したあたりから、一気にハードに。

ルイズを追う才人の前に立ちはだかる元素の四兄弟の下二人ドゥドゥーとジャネット。
戦いの最中、デルフリンガーが砕け散る。ずっと一緒に戦って来た才人の相棒が。共に七万と戦い抜いた戦友が。死んでしまった。
デルフの言葉を思い出していく才人。ヤマグチさん、読者殺す気か!
いやきっと、デルフの本体は剣の柄の部分で、た え た!ってなる筈だ!

そして新たに現れたガリアの担い手。未だ現れぬ神の心臓。大変、盛り上がってまいりました。

次は三月、『タバサの冒険』三巻です。って、とっくに出てるよ!

燃:S 萌:A 笑:B+ 総:S

MF文庫J

ねくろま。∞(インフィニティ) (MF文庫J)
著:平坂 読 イラスト:じろう

「人間は、どこまで行けるのかな?……どこまで行ってしまえるのかな?」
「どこまででも行けますよ。……どこまででも行ってしまえるんだと思います」
「そして━━どれだけでも幸せになれるんですよ、きっと。愛さえ、忘れなければ」

約2日の積み。5ヶ月振りの新刊。でも間に『ラノベ部』が挟まってるので、執筆スピード自体は普通。

さて、名実共に『ねくろま。』最終巻です。タイトルだけ見ると、外伝臭いですが、ちゃんとした本編です。

最後はほぼシリアス無しのお祭り騒ぎ。最後も全裸祭りです。主人公のソリスも弾けてて、最終巻なのに、幼女化した挙句、大衆の面前でO・MO・RA・SHIするというミラクル。
最後の最後まで、いつも通りでした。

総評

そういうわけで、裸ブコメファンタジー、『ねくろま。』7七巻これにて完結。巻を重ねるごとに全裸へのこだわりが酷くなっていって、後半なんか全裸でない挿絵を探すのが難しいというイカれた状態に。
しかし、ラブコメVSシリアスなんて構図を堂々と書ける平坂さんは凄いと思う。
ファンタジー絡みの設定でも呪文詠唱が独特で面白かった。どこかで使い回せば良い思います。

後はじろうさんのイラストがもうちょっとクオリティが高ければなぁ。文章とイラストの両方からエロス攻め出来れば最高だったんだが。
新シリーズの準備もしているそうですが、取り敢えずは『ラノベ部』を書いてほしいな。
燃:B 萌:A 笑:B+ 総:A-

MF文庫J

神様家族Z―仮免天国 (MF文庫J)

著:桑島 由一  イラスト:ヤスダ スズヒト

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  延期すること約三ヶ月。このまま発売中止になったりせんかなと思っていた『神様家族Z』が遂に発売。そんな風にまで思うんなら買うなよと自分でも思うが、シリーズまるごと処理すんのもどーかなー、ヤスダさんのイラストは良いしなーとか考えてしまって、結局買っちゃうんだよなぁ。

  さて、舞台は前作から数年後。一度、この世界を離れた神山一家だが、結局戻ってくることに。神山家以外の人間が成長した姿で登場するのは感慨深いものがあるな。

  ギャグのテンションは一時期の落ち込み具合からすると、大分復活した模様。意味不明展開は相変わらずだったが。後書きで著者自身、「好きな人と受け付けない人が分かれる」って言ってるし。

  つーか、『神様家族』の続きより、『南青山少女ブックセンター』の続きを書いてほしいんですが。

 

燃:C  萌:B  笑:A  総:B