MF文庫J

けんぷファー〈6〉 (MF文庫J)

著:築地 俊彦  イラスト:せんむ

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  表紙はナツルと紅音。いつもは総扉は表紙の使い回しなのだが、今回は同じに見えて、違うという構成。せんむさんに余裕があったのかな。

  さて、MF文庫の十八番、いきなり短編集ですよ。前巻で佳境に入った感じだったところに、これか。

  メイド喫茶再びのお約束ドタバタコメディから始まり、各ヒロインにスポットを当てた短編がそれぞれ一本ずつ。見開きイラストがえらい多いな。四回もあったぞ。

  で、紅音可愛いよ紅音。勿論変身前な。

  巻末には臓物アニマルコレクションが付属。粗筋に臓物アニマルも出るよって書いてあったから、てっきり臓物アニマルが主役の短編でも載ってるのかと。


  ところで、築地さんって結婚してたの!?後書きで、いきなり奥さんとか出て来て、ビックリしましたよ。いやしかし、『ポリフォニカ』作家って、既婚者多いな。

燃:C  萌:A  笑:A  総:A

MF文庫J

ゼロの使い魔 16 (16) (MF文庫 J や 1-19)

著:ヤマグチ ノボル イラスト:兎塚 エイジ

「『ちいさいにゃんにゃん、大きいにゃんにゃんに苛められたいにゃん』って言ってごらん」

才人は駄AVの監督か何かかwwww
約二ヶ月四日の積み。『ゼロ使』には珍しく五ヵ月空いている。サブタイトルの「安穏」は「ティータイム」と読みます。

さて、サブタイトルからすると、ちょっと一休みな短編集に見えますが、ガチで本編進行です。
前半は割と平和なんだが、後半、ルイズが才人との二人の城を飛び出したあたりから、一気にハードに。

ルイズを追う才人の前に立ちはだかる元素の四兄弟の下二人ドゥドゥーとジャネット。
戦いの最中、デルフリンガーが砕け散る。ずっと一緒に戦って来た才人の相棒が。共に七万と戦い抜いた戦友が。死んでしまった。
デルフの言葉を思い出していく才人。ヤマグチさん、読者殺す気か!
いやきっと、デルフの本体は剣の柄の部分で、た え た!ってなる筈だ!

そして新たに現れたガリアの担い手。未だ現れぬ神の心臓。大変、盛り上がってまいりました。

次は三月、『タバサの冒険』三巻です。って、とっくに出てるよ!

燃:S 萌:A 笑:B+ 総:S

MF文庫J

ねくろま。∞(インフィニティ) (MF文庫J)
著:平坂 読 イラスト:じろう

「人間は、どこまで行けるのかな?……どこまで行ってしまえるのかな?」
「どこまででも行けますよ。……どこまででも行ってしまえるんだと思います」
「そして━━どれだけでも幸せになれるんですよ、きっと。愛さえ、忘れなければ」

約2日の積み。5ヶ月振りの新刊。でも間に『ラノベ部』が挟まってるので、執筆スピード自体は普通。

さて、名実共に『ねくろま。』最終巻です。タイトルだけ見ると、外伝臭いですが、ちゃんとした本編です。

最後はほぼシリアス無しのお祭り騒ぎ。最後も全裸祭りです。主人公のソリスも弾けてて、最終巻なのに、幼女化した挙句、大衆の面前でO・MO・RA・SHIするというミラクル。
最後の最後まで、いつも通りでした。

総評

そういうわけで、裸ブコメファンタジー、『ねくろま。』7七巻これにて完結。巻を重ねるごとに全裸へのこだわりが酷くなっていって、後半なんか全裸でない挿絵を探すのが難しいというイカれた状態に。
しかし、ラブコメVSシリアスなんて構図を堂々と書ける平坂さんは凄いと思う。
ファンタジー絡みの設定でも呪文詠唱が独特で面白かった。どこかで使い回せば良い思います。

後はじろうさんのイラストがもうちょっとクオリティが高ければなぁ。文章とイラストの両方からエロス攻め出来れば最高だったんだが。
新シリーズの準備もしているそうですが、取り敢えずは『ラノベ部』を書いてほしいな。
燃:B 萌:A 笑:B+ 総:A-

MF文庫J

神様家族Z―仮免天国 (MF文庫J)

著:桑島 由一  イラスト:ヤスダ スズヒト

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  延期すること約三ヶ月。このまま発売中止になったりせんかなと思っていた『神様家族Z』が遂に発売。そんな風にまで思うんなら買うなよと自分でも思うが、シリーズまるごと処理すんのもどーかなー、ヤスダさんのイラストは良いしなーとか考えてしまって、結局買っちゃうんだよなぁ。

  さて、舞台は前作から数年後。一度、この世界を離れた神山一家だが、結局戻ってくることに。神山家以外の人間が成長した姿で登場するのは感慨深いものがあるな。

  ギャグのテンションは一時期の落ち込み具合からすると、大分復活した模様。意味不明展開は相変わらずだったが。後書きで著者自身、「好きな人と受け付けない人が分かれる」って言ってるし。

  つーか、『神様家族』の続きより、『南青山少女ブックセンター』の続きを書いてほしいんですが。

 

燃:C  萌:B  笑:A  総:B

MF文庫J

聖剣の刀鍛冶5 (MF文庫J)

著:三浦
勇雄 イラスト:屡那

 

「俺はお前を救うぞ」

「うん」

 

 約四週間の積み。二ヶ月振りの新刊。帯にはヤマグチさんによる推薦文が。

MFの王道、いきなり不意打ちの短編集、やっぱりキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

 

 短編集と言っても、話は結構進んでおりまして、聖剣の鞘の意味が明らかに。こんなにガンガン話進めて大丈夫なのかなぁ。

 アニメ放映中に終わるわけにはいかんと思うんだが……。『けんぷファー』なんて超ズルズル引っ張ってるんだぜ……?

 

 内容は多少巻き返してきたかなとは思うんだけど、やっぱり爆発力が足りないなぁ。

 

 巻末にはコミカライズの予告漫画が載っています。絵は良さそうです。

 

燃:B 萌:B+ 笑:B- 総:B

MF文庫J

ギャルゴ!!!!!5 (MF文庫J)

著:比嘉 智康 イラスト:河原 恵

「ばあちゃん、その答えは物干し竿だ」

春男かっけー。

約4週間の積み。4ヵ月振りの新刊。最終巻と見せかけて収まらなかったらしく、終わりませんでした。

さて、噂長との戦いは続く。エリアスとも離れ離れになってしまった春男はただ1人で噂長からクラスメイト達を守りながら戦うことに。
そんな中、遂に彼の正体がクラスメイト達にバレてしまう。何か『ウルトラマン』の終盤みたいな展開になってきたな。

クラスメイトの女子に嫌われても、それで彼女達が噂長に狙われることはないと安心する春男がヒーロー過ぎる。
重ぇよ!ラブコメどこいったんだよ!

そして頼もしい仲間ライムとかま子の登場に心が震える。遂に噂長を撃破。だが、まだ地伝は終わっていないし、元の世界にも帰れていない。
次こそいよいよ最終巻か?

燃:A- 萌:A- 笑:B- 総:A-

MF文庫J,コミカライズ

ゼロの使い魔公式アンソロジーコミック 水のルビーの章 (MFコミックス)

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

 あらきかなおさんが描く表紙が素敵。ルイズ可愛いよルイズ。ろりぷに具合が素晴らし過ぎる(ぇ

  しかし、中身はどんどんクオリティが落ちてきている気がするぞ。やっぱ毎月刊行でクオリティを維持するのは無理があるんじゃ……。せめて隔月刊行にして、クオリティアップを図れば良いのに。

  ただ、「うるさい淫魔乳!!」は面白かった。

燃:C  萌:A  笑:B  総:B

MF文庫J,コミカライズ

けんぷファー 2巻 (MFコミックス アライブシリーズ)

作画:橘
由宇 原作:築地 俊彦 キャラクター原案:せんむ

 

「ほら、あれ見て!!すっぽんぽん!!露出狂!!いえHENTAIですよ!!

 

 はいはいアニメ化アニメ化。どう見ても予定調和です。本当に有り難う御座居ました。『聖剣の刀鍛冶』『あそびにいくヨ!』、これとMFで個人的にどうでもいい作品が立て続けに三本アニメ化発表とか嫌がらせ過ぎる……(´・ω・`)

 どうせなら、『ぷいぷい!』か『きゅーきゅーキュート!』をですね……。

 何か一回アニメ化企画立ち上がったけど、立ち消えになったらしい。そのときに上手いこと行ってたら、こんな中途半端なタイミングでやらなくて済んだかと思うと……。

 まぁ、臓物アニマルのキャストがどうなるかは気になるが。

 

 さて、薄めの第二巻です。今回は原作二巻の序盤までを収録。

 

 相変わらず微妙な内容ですが、会長を倒そうとする紅音を止めるナツルは格好良かったです。原作でこんなに格好良かったかなぁ。多分、原作では地の文でぐだぐだ言っているのが読者に丸判りだから、あんまり格好良く感じないんだろうな。

 紅音の方は狂犬っぷりに磨きが掛かっている気がします。

 

 メインキャラより可愛い33ページの超脇役についてkwsk

 橘さんが趣味で描いたとかだろうか。

 

 おまけの描き下ろし漫画ではナツルが自分の裸を見て鼻血を出していたが、彼の場合はケンプファーになったら性欲は減衰するんじゃなかったっけ?

 

 ああああああああああああああああああああああああ、微妙ぉぉおおおぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!!

 三巻で!三巻で見切りをつけよう!

 

燃:B 萌:A- 笑:B- 総:B

MF文庫J,雑記

『まじしゃんず・あかでみい』の折り込みチラシより。

 

『あそびにいくヨ!』アニメ化とか……orz

 流石にもう無いだろうと思ってたら、ご覧の有様だよ!去年からライトノベル、ケモノミミヒロインアニメ化ブームだったから、くるんじゃないかとは言われていたけど、忘れた頃にきやがって……。

 まぁ、MFのアニメ化枠が一つじゃなくなったのが救いか……。

 

『フレンズ×ナイフ』は二巻打ち切りのようです。MFで二巻打ち切りって相当なもんですよ?で、星家さんの新作『蒼月のイリス』が登場。何て言うかもうタイトルがね、アレっていうかね。

 

『乙女革命アヤメの!』は二巻にして早くもガンガンONLINEで外伝コミック配信が決定したそうです。みんな、そんなに百合が好きなんですか。

MF文庫J

ラノベ部〈2〉 (MF文庫J)

著:平坂 読 イラスト:よう太

「……特別すぎて、いまさら恋人になんてなれないよ」

うわぁあああぁあああああああぁぁぁあああぁぁん、竹田あぁぁぁああぁぁああああああああ!!
そこはシリアス要らねぇぇえええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!

約2ヶ月1週間半の積み。4ヵ月振りの新刊。間に『ねくろま。』6巻が挟まっていることを考えると執筆速度は速い。

表紙は文香単独に続き、暦。ぱ ん つ は い て な い
と言うか冗談抜きで、はいてないと見えないような部分まで見えている気がするんですが……。

著者紹介では「俺がライトノベルだ」とか書いてあって吹いた。意味理解らんw
口絵でドクロちゃんのコスプレとかロケットスタート過ぎる。せめて同レーベル内にしとけば良いのにw

今回は新キャラ、アメリカからの留学生リア・アルセイフが登場。アルセイフは『空ノ鐘の響く惑星で』のフェリオ・アルセイフからですね、分かります。いや、ほんとは『鋼殻のレギオス』のレイフォンからだろうけど。

ネタのチョイスが相変わらずマニアックで素敵。同レーベル作品とはいえ、『フレンズ×ナイフ』とか『ぴにおん!』とか『魔界ヨメ!』とか「性剣の刀鍛冶」とか『ビター・マイ・スウィート』とか。
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』は多方面でネタにされ過ぎw

『BLEACH』で新設定が出たときに使われる「なん……だと……!?」は是非使ってみたいです。
そして本棚を3重構造にすると仕切り板が重さに負けるという話を読んでガクブルです。

というわけで、ラノベ厨には堪らない『ラノベ部』2巻でした。次は『ねくろま。∞』が4月だっけ?

燃:C 萌:A+ 笑:A 総:A+